三隅炎雄
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島耕二『緑の小筺』47。山奥に住む少年が滝に流した木彫りの小筺が、長い時間をかけて川を下り、大海へ流れ出て、家を出たきりの少年の父を連れて戻ってくるまでを叙情的音楽映画として描く。中間部は川を流れる小筺が主人公、流れ行く小筺の映像と音楽のみの場面がほとんどを占めるという、大胆極まりない試みの映画である。島監督戦前の代表作『風の又三郎』からの流れにあるおとぎ話的な児童映画で、大自然と人間の交感、神秘的な結びつきを描いて、これは詩的で大変美しい映画であった。敗戦からわずかで、このような実験的映画が作られていたことに驚かされる。
これは大きなスクリーンで体験したら素晴らしいのではないかと思う。
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子どもが小さい時歌った歌、録音しておくといいですよ。
soundcloud.com/rokudait/8jv...
泥棒、犯人
my son singing
soundcloud.com
べらぼう40話。ここにきて高岡早紀が重要な役どころになってきて。凄みのある展開で
アバズレたちが空き地で芝居をする場面、後ろに中川信夫『地獄』近日上映の看板在り。ちなみに『地獄』公開は1960年7月30日。この映画は同年8月19日公開。
最後の病院場面、ハッピーエンドのはずが、ほとんど悪夢の中に出てくる風景、シュルーレアリズム絵画めいてなにやら禍々しく、この映画監督の持つ歪な空間感覚を意図せずにじませたかたちで面白い。
途中文太、ギター弾いて一曲キザに歌っていた.
曲谷守平『女獣』60。現金輸送車襲撃事件解明のため、ギャングの下部組織であるアバズレ・グループに潜入する婦人警官が松浦波路。アバズレ仲間で一目置かれるトレンチコートの女が小畠絹子。小畠もまたある目的を持って組織潜入していた。 意外にお金をかけた映画。岩武仙史のセット美術と平野好美の撮影を得て、曲谷守平が思い切った空間造形の個性的な犯罪映画を作り上げている。無駄のない語りで、編集も切れ味が良い。見応えがある。惜しいのは、せっかく女性中心の犯罪映画として積み上げてきたのに、最後のアクションを菅原文太に完全に譲ってしまうところで、ここだけは昔の様式。
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拙訳書『彼女の最初のパレスチナ人』(小学館)の見本書が到着!(予約開始済)
shogakukan.co.jp/books/09356756
カナダ都市部在住でパレスチナや中東にルーツを持つ登場人物たちの9つの物語。移民/難民、その子孫をとりまく状況、喜怒哀楽とパレスチナへの思いを描いたフィクションの短篇集。安田菜津紀さんご推薦です!
島耕二『女めくら物語』65。原作舟橋聖一。主演若尾文子・宇津井健。花柳界を仕事場とする按摩の若尾は、階段途中の稲荷神社脇で、心優しい実業家宇津井健に手を差し伸べられる。宇津井は金策で精神的に追い詰められた生身のいち青年実業家なのだが、同時に、お稲荷様が悪戯で若尾に引き合わせた性的なまぼろし、生と死の間を行き来する、突如現れては突如消えるひとつの謎、追い求める信仰のようなものでもある。宇津井の、輪郭がくっきりしているようでぼやけているこの在りようが面白い。幻想映画のようで幻想映画でない、あわいの面白さがある。
これはなかなかの秀作だと思う。
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自維国合作のゲリマンダーを画策してるんじゃないかと言う話がTwitterで出てきてる。

もう本当にうかうかしてると、トランプ政権みたいになっちゃうよ。
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定数削減は、政党や政治家の身を切る改革ではない。それで切られるのは少数の意見をもつ有権者だ。
父ちゃんも良かったけれど、やっぱ母ちゃんが良かったね
『ワン・バトル・アフター・アナザー』、とっても面白かった。長尺だけど、あっという間だったな。最高じゃない?
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【訃報】村山富市元首相が死去した。101歳
www.asahi.com/skh/20251017...
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Rest in peace to the great Ace Frehley, whose incredibly influential work with KISS was many a horror fan’s gateway to the dark, strange and theatrical. We send our condolences to the entire KISS Army, as well as to Space Ace’s family and friends in this galaxy and beyond.
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IVCから11月28日にDVD・BDが発売されるバーブラ・ストライサンド監督・主演『愛のイエントル』HDマスター版の解説を執筆しました。『デッドプール2』や『ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家』など、近年言及される機会が増えてきていたこともあり、待望の新規ソフト化です。 ivc-tokyo.co.jp/ivc/%e6%84%9...
愛のイエントル バーブラ・ストライサンド – IVC|株式会社アイ・ヴィー・シー
ivc-tokyo.co.jp
松林宗恵『東京のえくぼ』52。単独監督としてのデビュー作。F.キャプラかH.コスターみたい、なんか似たような話見たことあるような....監督インタビューで映画体験の出発点『オペラ・ハット』だそうで、あ、それか。クーパーのチューバが上原謙のホルンになってて。小国英雄がすぐには気づかないよう上手にアレンジしていて舌を巻く。流石。クーパーやJ.スチュアートの喜劇が好きな人は気にいるはず。上原謙、まんまその感じ。ヒロイン丹阿弥谷津子の父、工場労働者の金語楼が良い味。変顔なし。子役の顔の揃え方も楽しい。洒落た映画です。
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80年代の渋谷で思い出すのは、終電のがしてドーナツ屋で始発待って朝のスクランブル交差点を渡りながら見る「世界日報」の看板。

それとドラマの舞台がストリップ劇場なんだが、劇団員も芸人も飲むと脱ぎだす人がよくいたの思い出す。盛り上げるサービスのつもりっぽい。本人が一番楽しそうなんだけど。

昔は編集者も漫画家連れての飲み会で脱ぎだす人がいた。やはりサービスのつもりだったんだろうか。いらない、本当にいらない。楽しいのはお前だけだ。
今はもう、そういう人もいなくなってると思うけど。
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1984年の渋谷を舞台にしたドラマを見た。やたらピンクやブルーのネオンが光ってるの、令和のイラストレーターが描くPOPな80年代ぽい。
町はもっと薄暗くゴミだらけで、ガムとプルトップと吸い殻が道路に果てしなく貼りついてたような記憶。

小劇場ブームの84年の渋谷で毎日のように劇団員と飲んでた。私はただの一般人だが、人手も金もない旗揚げしたての小劇団ではチラシを配ったり雑用を手伝ったら出入り自由で遊んでもらえた。

その後、売れっ子になった人もいれば病んで消えた人もいる。
あの頃のことを漫画にしようかと思ったこともあるが、あれこれやらかしてた自分の恥ずかしさに未だに悶絶してしまって難しい。