Atsushi KUMAKI
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Atsushi KUMAKI
@anteros.bsky.social
音声詩、企業小説、警察小説、ガジェット、最近はバンド・デシネばかり読んでる。
X : @anteros
『Ange Leca』読了。1910年のパリの大洪水が舞台。実際に起こったこととは恥ずかしながら知らなかった。そこで起こったバラバラ殺人事件を記者が刑事とともに解明するという話。
ちょっと気になったのは主人公が記者であるということで、よく考えるとバンド・デシネのミステリーものでは記者が主人公であることが多い。先日読んだ『Le Gang des pinardiers』もそうだし、『Ric Hochet』もそうだった。今後気にしながらいろいろ読んでみよう。
November 10, 2025 at 12:33 PM
『Un océan d'amour』読了。ちょっと前のものだがレビューサイトで満点だったので買ってみた。セリフがないサイレント。表紙がイワシ缶になっている。船乗りが難破したり海賊に襲われたりして帰れなくなったのを奥さんが世界中駆け回って探して…、という話。
サイレントなのでページをめくるのが必然的に早くなるのだが、それに合わせたようにスピード感、緊迫感があって満点に偽りなしといった感じがした。
November 10, 2025 at 12:25 PM
『Le Polar』読了。おそらくTokyo BDフェスティバルでモルヴァンさんが批判していた「ウィキペディア風バンド・デシネ」というものだろう。特定のテーマについてわりとまとまった知識が得られるものというか。で、ミステリーについて。Franck Thilliezの序文。
その中で日本についての紹介もあるのだが、翻訳の関係か小説よりも圧倒的にマンガに紙幅が費やされていて、マンガにおけるdétective(探偵/刑事)としてなぜか池上遼一が多いのと、両津勘吉があるのが驚いた。カイジもいる。ともかく警察小説について本を書いているのだがミステリーについての知識が全くなかったので勉強になった。
November 10, 2025 at 10:47 AM
全然にてない竹内結子と貫地谷しほり。
November 9, 2025 at 6:35 AM
『Buglands』読了。これは英語からの翻訳だろうか。巨大な虫がいる世界。いろんな人が行方不明になる謎を探ろうとする女性の話。正直最後びっくりした。
一つ気になったのは砂漠とか荒野という舞台について。この作品自体はそのようにはみなされないだろうが、これはおそらくウエスタンを考えるうえで重要なのだと思う。なぜ砂漠とか荒野がバンド・デシネで好んで描かれるのか。これは狭義のバンド・デシネに含まれないだろうが。
November 8, 2025 at 3:38 PM
『Au-delà de Neptune』読了。木星を超えて、という感じだろうか。どうやらイタリア語からの翻訳らしい。見まごうことなきSF。新たな惑星や資源を探査している女性の話。あんまり話は把握してないが絵柄は水彩を基調にしていて特徴的。
November 8, 2025 at 2:19 PM
届いた。分厚い。古めの作品をウィキペディアで調べるとだいたい参考文献で出てくるもの。
November 8, 2025 at 2:05 PM
車関係のバンド・デシネがあまりにもつらいので、メゾン・プティ・ルナール @m_petitrenard さんからお送りいただいた『DROME』を読了。いや素晴らしい。お店では残り一冊だったので間に合ってよかった。同じ作者の『Hedra』が面白かったので購入。
ご本人はアメリカ生まれで、この作品も翻訳なのだが、もうそういうのはどうでもいい。コマ割りが特徴的で、何というかある一つのものをコマで分割したり、枠線そのものが何かの表象であることが多い。前作はサイレントだったが、今作では神様が生物を作ってそこで生まれた存在が社会を形成するといった感じ。もう一作も購入しているので、この人は追っかけたい。
November 6, 2025 at 10:47 AM
『24 heures du Mans 1979-1980』読了。ル・マンシリーズとでも言えばいいのか、10年くらい前から続いていてこれは最新作。とてもしんどかった…。おそらく日本語でも何言っているかわかんなかっただろう。80年に優勝したジャン・ロンドーの物語。
クルマそのものというよりもレースをめぐる、スポンサー探しやチーム内の人間関係などが描かれる。前に読んだ『Le Gang des pinardiers』よりも車に対する執着はそれほど感じられないが、レースカーということで並んでいるとわりと壮観ではある。
November 6, 2025 at 10:35 AM
『Le Gang des pinardiers』読了。いよいよ車関係のバンド・デシネを読まねばならなくなったので。絵柄は古めだが2010年の作。原作者はミステリーと車関係を得意としているようで、両者が混ざり合った作品。タイトルの通り、ワインを運ぶトラックがジャックされる事件を記者が追う内容。
驚いたのはその車描写で、この写真のページなどは単に車に乗ってるシーンを2コマ目から5時、1時、6時、3時、10時の方向とほぼ全方位から描いている。これは明らかに埋め草というより車をあらゆる面から描こうとする執拗さの表れかなと。
November 5, 2025 at 10:28 AM
板橋のメゾン・プティ・ルナールさんから何冊かバンド・デシネが届いた。いつもありがとうございます。今回最も気になっているのは左の『DROME』でしょうか。
November 5, 2025 at 10:13 AM
釣果⑧:『林静一漫画術』と亜蘭トーチカさんの『A favorable wind on full sails』事前情報からこの林静一についての本は買おうと思っていた。ご本人が自身の作品について語ってるのは貴重かなと。編者の一人の方の亜蘭さんのマンガも楽しみ。
November 3, 2025 at 5:29 AM
釣果⑦:井田海帆さんによる同人誌『YUL』タイトルの謎が解けた。ヨーロッパのサイトばかり利用しているとケベックの作品は視野に入ってきづらいのでこういったガイドは大変に助かります。
November 3, 2025 at 5:24 AM
釣果⑥:ヴァンサン・ルフランソワさんの『ある日、日本で』30年以上にわたって福岡で活動なさっているとのこと。マンガというよりもバンド・デシネの形式をより意識して作られているらしい。塗り絵をプレゼントしてくれた。
November 3, 2025 at 5:19 AM
来日された作家さんに関しては、『YON』の作者であるCamille Broutinさんとちょっとお話しできた。当該作品については2巻とも電子で買っていたのでサインをお願いできなかったのでなんとか会場で捕まえて二言三言お話をした。
『YON』を一読した時にすごく望月峯太郎の『ドラゴンヘッド』感があって、それを確認したく読んだことあるかと聞いたら、案の定好きな作品だ、と。これはぜひ今回のフェスティバルで聞きたいと思ってたので、聞けて良かった。続刊も楽しみ。
November 3, 2025 at 4:35 AM
釣果⑤:Dominique Bertailさんのサイン。『Madeleine, la résistante』の1巻を持参して臨んだが、現場で未入手の4巻が売っていたのでそれも買ったら2冊ともサインしてくださった。まだ続刊があるらしい。懇親会でちょっとお話ししたところ、テプフェールの作品についてのBDを描く予定らしい。楽しみ。
November 3, 2025 at 4:17 AM
釣果④:スペインのTeresa Valeroさんのサイン。フランコ政権時を描いた『コントラパソ』の邦訳が特別に出品されるとのことで購入した。年寄りの男でスキンヘッドの人がいたら描いてほしいとリクエストしたら、そういう人はいないので表紙の右上にいる人物を描いていただいた。
ご自身によれば、確か3巻まで出る予定で、どうやら2年後くらいにはオリジナルは完結する。ユーロマンガのフレデリックさんによると翻訳も出す予定とのことで、じっくり待ちたい。
November 3, 2025 at 4:11 AM
釣果③:Zanzimさんのサイン。これまた予約できなかったのであきらめていたができるとのことで『La Sirène des pompiers』を購入した。彼には『男の皮の物語』のキャラ描くのは飽きたでしょう、とか言って人魚を描いていただいた。この作品は大西さんおすすめなので読むのが楽しみ。
November 3, 2025 at 4:05 AM
釣果②:David Prudhommeさんのサイン。事前の登録では予約がいっぱいでサインはいただけないかなと思って既読の『男の皮の物語』は持参していなかったが、いただけることになったので慌ててメゾン・プティ・ルナールのブースで購入。
みなさん『男の皮の物語』のキャラを描いてもらっていたが、私は実は30年ほど前ブズーキを習っていて、それでブズーキを書いてくれとリクエスト。これはこれで貴重かなと。なお購入した作品については未読なのでこれから読みます。
November 3, 2025 at 3:56 AM
東京BDフェスティバルの釣果①:Alix Garinさんのサイン。最新作の『Impénétrable』をもって臨みましたが、こちらをもってサイン会に来た人は少なかったらしく、ご本人に喜んでくださった。この本で印象的だったのは身体と自我のズレのようなものを常に感じていた主人公がそれを解決するのに利用したのがドラッグとダンスで、これは直前に読んだAntonin Galloの『Le dernier été de mon innocence』と共通していて、その点お伝えした。
November 3, 2025 at 3:46 AM
Comment se fait-il qu’il y ait beaucoup beaucoup de BD de western alors qu’il n’y a presque aucun manga comme ça au Japon (sauf Peacemaker de Minagawa Ryoji que je sache) ? Qu’est-ce qui de ce genre plait les lecteurs francophones ???
June 13, 2025 at 1:15 AM
Bluesky、既読位置を記憶してほしい。
April 25, 2025 at 6:35 AM
Yoann Kavege『Fantasy』を半分読了。これはやばい。半分というのはこれ話が左開きと右開きに分かれているので。最初いつものBDと思って左開きで読もうとしたら、「この物語は左から右に読みます」とか但し書きが書いてあって、いやふつうだろ、とか思って右開きで開いてみたら、二つの別の話だと気づいた。どっちから読もうかなと思ったが、とりあえず右開きでまず読み始めた。
April 24, 2025 at 4:21 PM
昨日『Métal Hurlant』に目を通す必要を感じたのでとりあえず買ってみた。エッセイとBDの部分があるが、エッセイを少しとBDすべて読んだ。最初にレイモンド・カーヴァーが引用されていて、「カーヴァーが描くような日常にSFを組み込むのが目的だ」的なことをいっていて、それって藤子F不二雄じゃないのかなと思ってたら、案の定そういう感じの話がいくつかあった。そこで言いたかったことは、宇宙戦争とか大げさな話じゃなくて、もっとSFというジャンル分けが意味をなさなくなるくらいに人口に膾炙すべき、という話だと思う。
April 21, 2025 at 12:07 PM
Elie Huault『Cometa』読了。文字がほとんどないので、10分くらいで読み終わる。ある星に何かを回収するというミッションをもってその星を探索する話。正直いくつかのコマは一見しただけではよくわからなかったりした(何回見ても)。表紙にMétal Hurlantとあって、BDを読んでるとよく見る有名なSFの雑誌だが、70年代に創刊されて10年くらいでストップしたが、そのあと紆余曲折を経て2021年に復活した。調べると作者の方はその13号に寄稿していたりするっぽい。これを機会にMétal Hurlantも読んでみようということで一応第1号を電子で買ってみた。
April 20, 2025 at 10:57 AM