#四の五の言わずに乾杯
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勝手にこっちでも
#四の五の言わずに乾杯

会場で呑むとコースター貰えるんだね🐻‍❄️
October 13, 2025 at 8:12 AM
10000byakuren.bsky.social
#dkmn夢
皇紀さんとエージェントと、時々颯。
颯お誕生日。
うろ覚えのサポエピと、バースデーボイスから。
誕生日カード持っていないので調査エピはわかりません状態で書きました。悪しからず。 #文庫ページメーカー https://sscard.monokakitools.net/pagemakers/bunko/index.php
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「@10000byakuren」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　ふわとろな時間 　 「オーダーのオムライス」 　皇紀が颯の座るテーブルにふわふわでとろとろなオムライスを置いた。すかさずエージェントが側に寄り、オムライスをサーブするために少しかがんだ姿勢の皇紀の耳元に手を添えた。それはひそひそ話の姿勢。サーブされる本人を前にして営業の終わったウィズダムのフロアでひそひそ話など、何の意味もないのだけれども。 　エージェントの小声が皇紀の耳をくすぐる。 「皇紀さん『ふわっとろ』『オムライス』ですよっ！　ふわっとろ！　ふわっとろ！」 　そういえばこいつも颯に合わせて短時間で飲んでいたなと、皇紀は呆れて姿勢を戻した。ひそひそ話の姿勢が保てなくなっても、エージェントは手を添え皇紀へ向けて「『ふわっ』ですよっ！　ふ～～～わっ！」と指示を入れ続けている。正直面倒くさい。 　皇紀は無意識の内に舌打ちを一度入れた。 「……ふわとろオムライスだ、喰え」 　エージェントは満面の笑みを浮かべて、指先だけで音の鳴らない拍手をする。彼女の指示通りに「ふわっとろ」か「ふ～わっとろ」だかで発音したことは認められない。彼の中ではあくまでも『ふわとろオムライス』が限界である。 　それでも颯は飛び跳ねて喜びを抑えきれないと言わんばかりに「ありがとう皇紀さん！　こんなに綺麗なふわふわでとろとろなオムライス、感激だよ！」と高揚した声を上げた。 「おいし～～～！！」 　ふわふわの卵をスプーンで切り崩してデミグラスソースを添えて口に入れる。幸せそうな彼の高揚した頬が色づく。エージェントは颯の隣に座った。 「颯さん、あらためてお誕生日おめでとうございます！」 「エージェントさんもお祝いありがと～！」 　二人で話していると、浄が二つグラスを置いて、宗雲がそこにロゼスパークリングを注いだ。 「ありがとう二人とも！　じゃあエージェントさん、僕と乾杯して？　もうあと五分もしたらお迎えが来て帰っちゃうんでしょ？」 「さっきも四回ぐらいしましたけど……いいですよ！　今日はお誕生日ですからね！」 「嬉しいな！　でも、誕生日って全然二四時間じゃ足りないよ……」 「ふふふ、明日、誕生日二日目しちゃいますか？」 「いいねそれ！」 　颯が側に立つ宗雲を見上げるが、彼は苦笑して首を横に振った。 「やめておけ、今週は颯のバースデーウィークとして十分楽しんだだろう」 「そうそう、残りは来年に取っておけばいい。それよりも、そろそろ執事が来る。エージェントは明日早いんだろう？　急かすのは心苦しいが、これが本日最後の乾杯だ」 　浄に諭され、颯は頷いた。隣に座るエージェントの目を見る。自分を祝福する、甘く優しい目だった。その目は、最初の恩人に似ていると思う。この目に見守られているのは今も同じなのだと感じられる。けれども、颯はまだエージェントを 就任して一年経ったばかりの不安定な彼女を逐一気に掛けることが、結構気に入っているのだ。ロゼスパークリングの消えない泡越しに彼女を見る。 「……守ったり守られたりするとさ、特別な関係になれるよね」 「そうですね。人がひとりでは生きていけない証拠です。颯さんはたくさんの人を元気にして助けていますし、たくさんの人に応援されています。それは貴方だから成せる素敵な生き方だと思います」 　グラスを下げてもう一度直接彼女を見る。胸元の形見の石がきらりと光った。彼の意思は変わらずここにある。ならば彼女は。 「嬉しいな……今年一年も、そんな僕のまま変わらないでいられるか、側で見ててよ、エージェントさん」 「はい。勿論です！」 「……じゃあ、乾杯！」 「乾杯！」 　それは約束、颯にとって彼女を側に留めておく楔。先代とは違う、守ったり守られたりする関係を、まだまだ続けていたいと思うから。
July 5, 2025 at 5:32 PM
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配信者×リスナーみずいこ４（5-8/14）
「そうなんすよ」 　そんな話をしているうちにレモンサワーが届く。 「お、来た来た。ほな、えーっと、二度目の嬉しい偶然に乾杯」 「乾杯」 　カチンとジョッキを鳴らして、同時に口をつける。ガヤガヤした居酒屋に似合いの安酒だが、いつもより数段美味く感じるのはやはり一緒に話す相手がいるからだろう。 　二人は届いた肴をつつきながら会話を再開する。 「今更やけど、水上くんは酒飲める年齢やんな？　いっぺん飲酒雑談配信しとったし」 「ハタチっす。今年二十一」 「うわぁ若い」 「言うて生駒さんそんな年上っすか？」 「俺二十五」 「四学年差？　ほなやっぱそんな変わらんやないですか。兄貴と丁度同い年や」 「お兄さんおるん」 「はい。俺が配信で使ってるゲーム機全部兄貴からのおさがりですよ」 「あ、そうなんや。実家から持ってきたとは聞いとったけど」 「兄貴が実家出るとき、新居には持っていけへんけど実家に置いとったらオカンに捨てられるかもって俺にくれました。流石に勝手に捨てたりとかせえへんとは思うんすけど」 「お兄さんはなんで新居に持っていけへんの」 「彼女と結婚見据えて同棲するから言うてましたね」 「そらおめでたい……え、俺と同いのお兄さんが結婚……そ、そっかぁ、せやんな……」 「あっ、なんか地雷踏んでもた」 「いや、ええねん……普通はおるもんやん、彼女とか」 「普通なんすかね。兄貴の彼女は学生時代からの付き合いやけど、俺には今おらへんので」 「そうなん？」 「おったら毎週末ゲーム配信とかしてへんのですよ」 「俺も彼女とかおったら週末寂しくて動画サイトに助け求めるなんてことせえへんかったから、こうやって知り合って向かい合って酒飲んどるのも不思議な巡り合わせやなあ」 「ほんまに。しかもあんな、山月記みたいな出会い方して」 「山月記……なんか聞いたことあるな。なんやったっけ」 「国語の教科書に載ってませんでした？　主人公がなんやかんやあって虎になってもーて、その姿で昔の友達の前に現れたら声で身バレしたっちゅーやつ。『その声は我が友、李徴子ではないか』って」 「あー、なんか……あった気がするわ。要するに『その声は我が推し、ミングではないか』ってことやんな」 「推しって！　その表現でええんですか」 「俺から見たらそうなんやけど、なんか変？」 「その言葉、芸能人とか漫画とかのキャラクターに対して言われるもんやと思ってたんで。俺ただの大学生すよ」 「でも俺が配信者ミングのファンなんやから、その大好きで応援したい相手のこと他になんて言うか知らんわ」 「言われてみれば、確かに俺も知らないっす」 「ほら、好きなアーティストの曲聴きながら通勤するとか運動するとかあるやんか。俺にとってのそれが水上くんの配信やねんな。ジョギングするときにいっぺん見た配信のアーカイブ聴きながらだと捗ることに最近気づいてん。あ、マイクええやつに変えてくれてありがとな。いや俺がありがとう言うのもなんか変やけど、音質クリアになってほんま嬉しいわ」 　生駒がやや早口気味にそう言うと、水上は俯いて片手で顔を覆った。 「え、何？　どしたん」 「いや、いやいやいや……こんだけコンテンツが溢れてる世の中で、なんで俺の動画わざわざリピートしてんすか。それこそ音楽でも他の配信者のライブでも見たらええでしょ」 「なんでって、好き、やから……？」 「そ、っすか……」
June 1, 2025 at 3:23 PM
yoshina-san447.bsky.social
○○の日のハイノイさん！12月23日分‼️
今日が24日でも気にしないヽ(○︎´3`)ﾉ
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 付記に「1日早めのクリスマス」と記載されています。 画像情報：generated by 新書ページメーカー / オリジナル素材 / フォント：しっぽり明朝Medium 以下は本文の内容です。 「クリスマスと言えば？」 　艦橋を模したシミュレーターに乗り込み一通り取ったデータを解析しながらハインラインが問う。 　クルーは解析待ちで思い思いに休憩の体勢だ。雑談と言った所か。雑談した所でミスをする人間でもないので放っておく。 　う～ん、と乗ったのはキリシマとユリー。 「アドベント」「サンタ」「ツリー」「ケーキ」「イルミネーション」「プレゼント」「パーティー」「ディナー」「「ローストチキン！」」 　一回でいいから食べてみたいよね～とハモった二人は楽しそうだ。 「そうか。参考になった」 　そう言って解析に戻る。 　スススっと近づいてきたチャンドラが 「何アレ？　リサーチ？　サプライズ的な？」 「さぁ？　けど俺ここに居たら、サプライズにならないんじゃないか？」 　俺に聞かれても。まぁおおかたクリスマスっぽい事がしたいってんだろうけど。 　けど今でたヤツなら半分くらいは今年体験してる。まさか…… 「ローストチキン作るとかじゃないよな…」 　俺の独り言は誰にも拾われることなく虚空へと消えていった。 　 「アーノルド。クリスマスパーティーをしませんか？」 　おっと直球できたな。 「いーよ。二人で？　誰か呼ぶのか？」 　そう聞くと、むぅと拗ねた顔をして「二人です！」と怒られた。だってパーティーって言うか ら。 　ただシフトがなぁ。二四日は遅番だ。同じ事を思っていたのか 「二三日でもかまいませんか？　早番ですから二人とも早い時間に帰ってこられる」 　反対する理由なんて無い。俺はアルバートといられれば良いんだし。 　 　デリで色々見繕う。クリスマスカラーに彩られた惣菜が美味しそうだ。 　ケーキは近所のケーキ屋さんで。 「よくケーキ買えたな」時期的にも忙しいだろうに。 「小さいケーキですし二三日というのでオーケーを貰いました」ご贔屓さんですから。と言われたらしい。 　 　帰ってささやかながら部屋を飾り付ける。とはいっても食卓に花を添えて、赤と緑のプレイスマットを敷いて、キャンドルなんか置いてみた。部屋の照明も少しだけ落とす。 　アルバートが買ってきたシャンパンを開け乾杯。 　二人だけのささやかなパーティーだ。 「本当はどこか食事に出掛けようかともおもったんです。だけど、この時期どこも予約は埋まってますし。それならと、何か貴方に作ってあげたかったんですが、時間がなかった」 　少し残念そうなアルバートに苦笑する。 「高そうなレストランで一流ディナーとか？」 「それは貴方苦手でしょう？　そこそこのレストランとかでいかがです？」 「そこそこなら。まぁいいかな」 　こういう何気ない会話が好きだ。 「俺の為にいっぱい考えてくれたんだろ。料理も作ろうって思ってくれただけで嬉しいよ。それにお前今年はめちゃくちゃ忙しかったんだから、無理しなくていいよ」 　こうしてテイクアウトしたのとかを家でゆっくり食べてもいい。料理はまたいつか、二人でやろう。 　 　今日の分のアドベントカレンダーを開ける。コロンと転がったのは藍色のカフスボタン。既に色違いを三つ貰ってる。これで四つ目。高い物無しだって言ってんのに「見た目ほど高くない。もう買って中に入れたので受け取って下さい」の一点張り。 　本当は二五日まであるんだけどプレゼントもあるしそこは二人とも空。だからアドベントは明日まで。明日は何が入ってるんだろ。
December 24, 2024 at 8:26 AM