#今日の朝食はこんなに長い#朝食
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3/13なのでサンドイッチの日のきらあこss書きました🐑♥🐈️
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 　ふと見ると、白いふわふわのワンピースを着た女の子がそこにいた。光る輪っかが彼女の頭のすぐ上に輝いていて、オレンジブラウンのさらさらの髪を煌めかせている。猫のような瞳がこちらを捉え、背中にある真っ白な羽を羽ばたかせながら、すいーっと飛んでやって来た。 「きらら♡わたくしあなたが大好きなんですの♡ぎゅ～ってしてくださらない？」 「あこちゃん！？　急にどうしたの！？　っていうか羽と輪っか……天使！？」 　全身が光り輝いているあこだが、その頬はとりわけ熱く上気していて、口調もいつもと全然違う。こんなに素直で甘々ラブラブな彼女はなかなかお目にかかれない。 「なにを言っていますの♡わたくしはいつだってこの姿ですし、なによりいつでもきららに夢中ですわよ♡」 「ええっと、ええっと……！」 　あまりにもいきなりのラブラブモードに頭が溶けていくみたいに幸せな気持ちになってしまう。 　けれどもこんなこと、現実に起こっていいものなんだろうか。素直に甘えてくるとっても可愛い『天使のあこ』とこのままずっとイチャイチャ♡ラブラブ――……。 　そんなことを考えていたら、ちょっとお待ちなさいな！　という迫力のある声が反対側から飛んできた。 　見れば今度は真っ黒なワンピースに身を包んだあこが背中に生えている蝙蝠のような漆黒 の翼をはためかせてこちらにやって来るところだった。 　艶めくオレンジブラウンの髪は同じだが、こちらのあこの頭部には黒に一滴血の色を混ぜたような色の、禍々しい角が二本生えている。 「今度は悪魔のあこちゃん！？」 そしてすごいスピードで飛んできたかと思えば、飛びかかるようにきららの首に抱きついてきたのだった。 「きららはわたくしのものですの！　誰にも渡しませんわ」 　ルビー色の長い爪がきららの首筋をつぅとなぞる。そうされるだけでゾクゾクと甘い電流が背筋に走っていった。 「悪魔のあこちゃんも、何だかキケンな魅力があって、めっちゃ可愛い……」 　するとまた反対側からぎゅっと抱き締められた。 「きららぁ♡わたくしきららがいないとだめですの♡今すぐキス、してくれませんこと？」 　天使のあこがピュアな好意を真っ直ぐ口にして、桃色の唇をきららに寄せてくる。 　一方悪魔のあこは、意地悪そうな笑みを浮かべながら顔を近づけてきた。ペロリと舌なめずりして、ワインレッドの唇がぬらりと光る。 「きららはわたくしのもの。この唇だって当然わたくし以外に触れさせるわけにはいきませんわ？」 　それぞれの唇が両側から近づいてくる。 「そんなこと言われても、どっちのあこちゃんも可愛いから、どうしたらいいか分かんないよっ！　なんなのこれ～～！」 　そう言う間にも両側から二人のあこが迫りくる。二人ともがきららの身体をぎゅ～～と抱き締めて、押し潰されてしまいそうだ。 「わ～～っ！？　ちょっと待って、天使のあこちゃんと悪魔のあこちゃんで、きららサンドイッチになっちゃうよ！　こんなの、メェ～！！！！」 　そう叫んだところで目が覚めた。 「あ、あれ……？」 　そこはいつもの寝室で、きららの顔の上には大きなイルカの抱き枕がでーんと乗っていた。どうやらこれによって圧迫感を感じていたらしい。起き上がってみると、目覚まし時計が手を伸ばしても届かない位置にある。目覚まし時計が遠ざかった？　……そんなわけもなく、ベッドの上できららは斜めに身体を横たえていて、枕は下に落ちていた。 　寝相が悪いというのは自覚していることではあるが、今回もなかなかやってしまったなと思う。 　大きなキングサイズのベッド全体を見渡すと自分一人だけしかそこにいなかったので、きららは寝癖のついた頭をかいて、のろのろと起き上がった。 　リビングまで行くと、思った通りあこは先に起きていて朝食を作っているところだった。 「きらら、おはようですわ」 「おはようあこちゃん。ごめんね……」 「にゃ？　朝からいきなり何ですの？」 「だって、きららの寝相……」 　申し訳なさそうに言うと、あこはまったく！　と呆れたように笑った。 「確かにあなたがこちらに転がってきて起こされたのは事実ですけれど、今日は早く起きたかったですし、目覚まし時計をセットしておいた時間と５分くらいしか違いませんでしたの。なにも問題ありませんわ」 　優しく微笑むあこは、さっき夢の中で見た天使のあことも悪魔のあことも違う、きららが大好きないつものあこだ。なんだかほっとして笑顔を返そうとしたら、あこが机の上の朝食を指し示した。 「ほら、今日の朝ごはんはこれですわ」 　ふかふかの食パンの間にトマトとレタス、そして潰したたまごが見えている。 「それって」 「ええ、サンドイッチですわ」 　その言葉で、夢の中での悩ましい状況が瞬時に思い出されて、きららは震え上がった。 「やだ～～っサンドイッチ～～メェ～～っ！！」 「にゃ！？　あなた別にサンドイッチ嫌いとかじゃなかったでしょう？　急にどうしましたの」 「天使のあこちゃんも悪魔のあこちゃんも可愛くて困る～～！！！！」
March 13, 2025 at 2:34 PM
mengmeng64.bsky.social
お気に入りのフランス式朝食
焼き直した後は焼きたてと変わらない
アメリカを1杯飲むのはこの日はとてもいいです
#今日の朝食はこんなに長い#朝食
September 23, 2024 at 1:07 AM
lijiajia.bsky.social
お気に入りのフランス式朝食
焼き直した後は焼きたてと変わらない
アメリカを1杯飲むのはこの日はとてもいいです
#今日の朝食はこんなに長い#朝食
September 22, 2024 at 1:21 AM
8hiromi8.bsky.social
全然寝れてないでしょ...

今日は午前中のうちに洗濯物、お使い、会社PC片付けて勉強用デスクに戻す、全部終わって、朝食のおにぎりもおやつのキレてるロールケーキも食べ終わって。もう今まで休日一日かけてやってた事、全部終わった。
午前中ってこんなに長かったのね😂
今から夕飯食べてもう寝るか?!
September 2, 2024 at 2:59 AM
orange236ggss.bsky.social
五夏　261話でどうしようもなくなったけど、甘やかしif書いてもいいのかそうか、そうだなそうかもな、となった結果の産物。しかし結果的に甘やかしifではなかった。あれ？
「悟、離してくれないと着替えられない」 体に回された腕を解こうと試みながらベッドから身を起こす。 「ほら、起きるよ悟」 行かせまいという風に腰をがっちりホールドしている腕をぺちぺちと叩き、離すよう促す。 「いかないで」 「すぐる　置いていかないで………」 「さとる？」 起きているのかと思ったが、どうやら寝言らしい。 先日、グズって起きない悟を置いて先に朝食を食べに出たのがそんなにショックだったのか。 背中にぺったりと押しつけられた顔は見えず、表情は窺い知ることができない。 「悟、起きなよ」 「そろそろ起きないと本当に置いていくよ」 「…嘘だよ置いていかないよ、だから離してくれない？」 完全に意識は眠りの中にあるにもかかわらず腕の力は少しも緩まず、傑を手放す気も眠りを手放す気もないらしい。 届いているのかすらわからない呼びかけに当然反応はなく、仕方なく傑はベッドから出るのを諦める。 仕方なくと言ったけど。 本当は傑だってずっとこうしていたいのだ。 こんなに寒い朝は温かい布団と悟の体温にくるまって、いつまでもうとうととしていたい。それはとても危険で魅力的な誘惑だった。 身を捩って振り返ると、先程のうわごととは裏腹に幸せそうな寝顔がそこにあり、無理に起こすのも忍びなくなってしまう。 呼吸とともに微かに震える白く長い睫毛を指で少しくすぐってやる。任務に次ぐ任務で、疲れているのかもしれない。 規則正しい呼吸と心音。生きているものの温もりが、傑の為だけにそこにあった。 「置いていかないよ」 愛おしさと、溜め息と共に漏れるどうしようもない欲と。 今なら訊けるだろうか。 「君は？」 「悟は、私を置いていかない？」 聞こえていないだろうと思いながらそう囁いてやわらかな髪を手で梳いてやる。 温かい紅茶の中に流し込まれたミルクのような、口にした者にしかわからない程の仄かに甘い悟の香りが、彼のつむじに顔を埋めた傑の鼻腔をくすぐって、眠りの扉へと誘う。 (今日は任務は入ってなかったよな…) 朝食を諦め、アラームを設定し直した携帯をベッドサイドに放り出し、傑は再び腕の中のまどろみに潜り込んだ。
May 28, 2024 at 10:45 AM