#いいおそカラの日
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次は来年2月のカラおそオンリー出ます　2025年2月1日でカラおその日を祝うの10回目でキリがいいし、2016～2025までのカラおその日全部描き直したWEB再録となんかもう1冊、パロじゃないカラおその本出したい
March 20, 2024 at 1:54 PM
lin126.bsky.social
#おそ松さん
#いいおそカラの日
還是來不及...><
November 12, 2024 at 4:42 PM
karatjuicy.bsky.social
いいおそカラの日でしたので～。
８年前に出した本のやつですが！
後半の追記部分は今日書いたものなのでいろいろ感覚の蓄積が滲んでるかもですがまぁハピエンまでもっていったので満足！
www.pixiv.net/novel/show.p...
#BL松 専有願望×独占希望 - 月葵の小説 - pixiv
※幼児期～学生時代の捏造多めです。 たぶん、生まれるときからずっと、その背中を追いかけていた。 六つ子の長男と次男。それが松野おそ松と松野カラ松に決められた立ち位置。 小さい頃は親も、自分たちですら見分け間違うほどそっくりで、誰が何番目なのかは全く気にしていなかったけれど、それで
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November 12, 2025 at 10:20 AM
o1ka2.bsky.social
コチラでもお祝い❤️💙🎉
#11月12日はいいおそカラの日
#いいおそカラの日
November 11, 2024 at 9:55 PM
hareduma-831.bsky.social
何！？今日はポッ◯ーの日なのに祠の丁唐に気を取られて何も書いてないって！？
よ〜しこんな時は「付き合ってて色々やってるのにいざポッ◯ーゲームし始めたらなんか照れてもだもだしちゃうチョロカラ」を再掲だ！
いつもの如くツリーに続きます！！
「ねえカラ松」 「チョロ松。スウィーツな愛の遊戯でオレと火傷をしてみないか」 カラ松の言語は恋人である僕でも理解できないことがしばしばある。しかし今の台詞は翻訳無しでも意味がわかった。目の前に掲げられたおなじみのチョコ菓子。サングラスの下に見え隠れする頬の赤。一一月一一日という今日の日付。そして行ってきます、というおそ松兄さんの声を最後に二人きりとなった二階部屋。 ポッ○ーゲーム。当てはまる答えはただ一つ。 僕は返事をする代わりに、隠し持っていた全く同じパッケージを同じように掲げて見せた。 一つ屋根の下に八人所帯、しかも自室は六人一部屋。プライベートな空間は皆無であるこの家で二人きりになれるかどうかは一種の賭けだった。それがうまくいった上に、まさかカラ松の方から誘ってくるなんて。 これで誰の帰宅も気にせずに済むのなら適当に盛り上がったところでポッ○ーもろともおいしくいただけるのに。早いところ就職して二人暮らしを始めよう。決意を新たにした僕の前でカラ松は早速箱を開け、取り出したポッキーを口に咥えていた。 「ん」 当たり前のようにチョコ掛けの方を咥え、クッキーの方を僕に向かって突き出してくる。まあこの際自分もチョコ側から食べ始めたかったなんて野暮なことは言うまい。重要なのは食べすすめた先のなんやかんやなんだから。 だけどその両手はなんだ。なんで手のひらを僕の方に向けてスタンバイしてるんだ。確かにポッ○ーゲーム中って両手はどこに置くべきだろうと思ってたけど、え？もしかして正面から恋人繋ぎしろってこと？ 「んぅ～」 焦れたカラ松が急かすように唸っている。仕方が無い、カラ松に従って手を繋ごう。だって説明させようにも今の状態じゃカラ松はうまくしゃべれないしせっかく恋人がスキンシップを求めてきているんだからそれに乗るのがマナーってものじゃない？僕はその辺の気遣いちゃんと心得ているからね。うん。……どうしよ手のひらの汗拭いても止まらない。 カラ松の差し出した両手に自分の両手を合わせて、そっと指を絡ませる。 恥ずかしい。なにこれ思った以上に恥ずかしい。手のひらが汗でべしょべしょだから二重に恥ずかしい。 遠慮がちに繋いだ両手を、カラ松がきゅうと握り返してくる。期待の眼差しを受けながら、僅かに揺れるクッキー部分を唇でぱくりと捕まえた。右手と左手、細い棒状の焼き菓子で繋がった僕とカラ松の間に、妙な沈黙が流れる。 気まずい！そして恥ずかしい！いや恥ずかしいと言うよりむしろ照れる！ 普段これよりあられもないことやってるのに改めて正面から向き合って手繋いで一つのポッ○ー咥えてるっていうこの状況がなんかものすごく照れくさい。ニートの僕には早すぎた感が否めない。 世の中のカースト高位の人たちはこんな羞恥を煽るいちゃつきゲームの一つや二つ平気でこなせるもんなんだろうか。それとも社会人として働きに出てるとその辺り心の余裕とかもニートとは違うのかな。 やっぱり早く就職しよう。そしてポッ○ーゲームぐらいスマートにこなせる社会人になってカラ松を養おう。とりとめも無いことをつらつらと考えること数秒。ぽり、と控えめな咀嚼音が僕を現実に引き戻す。 ぽりぽりと音を立ててポッ○ーがカラ松の口に消えていく。そうだった、これそういう趣旨のゲームだった。 自分も同じくポッ○ーを食べすすめようとして、ふと思いついた。これ、カラ松が迫ってくるのを待つというのも有りなんじゃないか。 都合の良いことにカラ松の視線はポッ○ーに注がれ、こちらに意識が全く向いていない。実はカラ松の方からキスしてくることって滅多にないんだ。いい機会だとばかりに、僕はクッキー部分を咥えたまま、カラ松の唇が近づいてくるのを待つことにした。 ぽりぽりという小気味良い音を立てて、僕とカラ松との距離が近づいてくる。顔と顔の間に漂う空気が互いの体温に染まって、じわじわと熱を帯びてきた。ポッ○ーを見つめるカラ松の視線の先には僕の唇があるはずだ。僕が食べていないことに気づかずとも、距離が縮まりつつあることはさすがにわかるのか、食べすすめるたび繋いだ指先にきゅっと力がこもっていく。頬の赤はだんだん濃さを増し、何を想像しているのか伏し目がちの睫が僅かに震えた。 なにこれ。シコい。いつもポッ○ーなんてまどろっこしいもの挟まずそれこそ貪りつくようにキスも舌も入れ放題やってるのに、相手が徐々に近づいてくるのをじっくり見つめながら待つという課程を一つ加えただけでこんなにも新鮮さが増すとは。上位カースト民は普段からこんな高等なプレイをやってるってこと？やっぱり早く就職しよう。 僕らを繋ぐポッ○ーは既に残り僅かとなっていた。カラ松の柔らかな唇にチョコをこ
November 11, 2024 at 1:18 PM
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Space A la modeのアクスタの収まっている外枠がとてもおしゃれだったので、フックを使ってそのまま飾ってみました～　なかなかいい感じです✨
アニメイトにて販売中の「Space A la mode　おそ松さん」シリーズのチョロ松アクリルスタンドとカラ松アクリルスタンドです。販売されている状態のまま（アクリルの外枠に入ったまま）吊るしました。 2025年11月22日発売　 https://www.animate-onlineshop.jp/corner/cc/alamode-osomatsusan/cd/3777/osomatsusan_20251130/
December 2, 2025 at 11:22 AM
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近いうちにカラおそになる話 | たかすけ #pixiv www.pixiv.net/novel/show.p...

いいカラおその日おめでとうございます！カラおそ未満にもならないカラおそ未満な2人のお話です。

せっかく書いたのであちこちで宣伝してます💦
カラおそ広まれ～っ๛ก(ｰ̀ωｰ́ก)
#カラおそ #いいカラおその日 近いうちにカラおそになる話 - たかすけの小説 - pixiv
俺のすぐ下の弟は、今日もせっせと逆ナンに勤しんでいる。 カラ松はアホだ。そりゃもうどうしようもないくらいアホ。 まず自分をかっこいいと思ってる。いやいやいや、ありえないでしょ。だって俺たち六つ子よ？それも一卵性。多少の違いはあれどベースは一緒。自分のことを可愛いと言い張るトッティ...
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November 21, 2024 at 2:11 PM
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#おそ松さん
#いいカラおその日
November 21, 2024 at 2:57 PM
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#11月12日はいいおそカラの日
#いいおそカラの日
おそカラの日だ！ということで酒青のお話です
過去に書いたものですが自分でもお気に入りで、ありがたいことに支部でもたくさん読んでもらえている一作です🍶🦋
『夜更けまで飲み歩くなと言っているだろう。これで一体何度目だ？　罰として明日は一日、朝日が昇るまでお触り禁止だからな』 　おかんむりだった割には優しい罰だと思った。 　それだけでいいの？　と土下座の体勢のまま、罰を言い渡したカラ松に聞き返したぐらいだ。 　お触りを一日耐えることなど容易いと、昨晩のおそ松は深く考えずに、二つ返事で罰を受け入れてしまったのだ。 「ふふ、どうしたおそ松？　盃を持つ手が震えているじゃないか」 　過去の自分のその浅慮を、今のおそ松は猛烈に悔いている。 　わなわなと盃を揺らしながら、密着する温度から必死に目を逸らした。けれども煩悩は纏わりついて離れない。 　接触を禁じた当のカラ松が、しなを作りながらおそ松の体に絡みついて来ているのだ。 「ふむ……。こうしてみるとなかなか可愛らしい形の耳をしているな。とても美味そうだ」 　色を伴った声音が吐息と共に耳穴へ滑り込み、おそ松の脳髄をくらくらと揺らす。もう片方の耳を弄っていた白魚の指が顎の線をなぞり、日に焼けた喉元を擽った。胡坐の上を陣取る太ももが身じろぎして、ついでに剥き出しの腹筋をつるりと撫ぜる。喋るたびに耳介を掠めるまろい唇が、とうとうやわく耳梁を食み出した。 　艶を帯びた温もりと、酒精より濃厚な空気。本能が音を上げて、しなだれかかる柔肌に触れたいと思ってしまうのは、男として当然の事ではなかろうか。 「おっと」 　ぱちん。 　しかしこっそりと細腰に伸ばした手は、乾いた音と共に叩き落とされてしまった。ついと寄越されたカラ松の視線に、先ほどまでの甘さは微塵も含まれていない。 「わるい左手だ。我慢のきかない御仁は嫌われるぞ」 「ごめんね～え？　お触り禁止って言ったわりにくっついてくるもんだからさあ、寂しくなっちゃったのかな～って思って、つい」 　腫れた手の甲を軽くふるいながら、おそ松も負けじと脇の青鬼を睨み返す。余裕をはらんだ笑みを浮かべているが、蟀谷には青筋がうっすらと刻まれていた。 　そんな赤鬼の心情を知ってか知らずか、首に腕を絡める青鬼は涼しい顔で口を開く。 「禁を受けているのはお前だけだ。オレが触れるには何の問題も無い。そうだろう？」 　してやられた。今日だけで何度そう思ったことか。 　次ぐ言葉を無くした口に酒を流し込み、途切れた会話を誤魔化した。 　接触を禁じた上での過度な誘惑。一日中生殺し地獄を受け続けたおそ松が、言い渡された罰の真意を悟るのに、そう時間はかからなかったのだ。 　地獄の幕が開いたのは今朝のことだ。 　いつもと異なる枕の感触に目を開ければ、驚くほど穏やかな顔をしたカラ松がこちらを見下ろしている。おはよう、と慈愛に満ちた声に戸惑いながらも、おそ松は自身が膝枕をされているとすぐに気がついた。 　着崩した寝巻から胸板がはだけ、覗いた桃色の突起に手を這わせようとしたが、すぐに膝の上から頭が振り落されてしまった。 　その後も一日中、カラ松は常の冷めた対応が嘘のようにおそ松に付き纏ってきた。しかしいざ手を出すとするりと逃げられ、その度に接触禁止の罰を持ち出してくる。 　誘って来たのはそっちだろうと思いつつ、しかし容易い罰だとのたまったのは自分であるので、矜持からおそ松は何も言い返すことが出来ず地団駄を踏んだ。 　一番危うかったのは湯浴みの時だった。白襦袢姿のカラ松が背中を流すと言って浴室に着いて来たのだ。襦袢が次第に濡れ透けていくのは、目の毒以外の何でもない。いっそ全裸の方がマシだったと、おそ松は長い生の中で初めて着衣の色気に目覚めた。 　余談ではあるが、夕餉は鰻とすりおろした山芋に、イモリの黒焼きだった。大変豪勢で美味しかったが、余計な精がついた。 「本当にいい趣味してやがる」 「フッ、褒め言葉だな」 　吐き捨てた嫌味もどこ吹く風。 　もう何を言っても、今日はこの青鬼に敵わないらしい。 「まだ日の出は遠い。今日はもう床に就くか？　それとも、」 　酒で湿った唇を舐めていると、細い指に顎が捕えられて、カラ松の方へと導かれていく。 　重なる。 　そう思ったのに接近はすんでの所で止まり、触れないぎりぎりの位置にいた唇から赤い舌が覗いて、おそ松の口の端に残る雫をちろりと舐め取った。 「このままふたりで、朝までゆっくりと『語らう』か？」 　一連の動きに縫い付けられた視線が、覗きこまれたカラ松のそれとふとかち合う。 　その目は口吸いを期待した自分の心情を確かに見透かして。その言葉は手出しの出来ないこの状況を確かに楽しんでいる。 　ぶつりぶつりと、理性が千切れる音がした。 「いい加減にしとけよ、カラ松」 　燻る本能が唸りをあげて脳天へと突き抜ける。力任せに膝上の青鬼を押し倒し、両腕を頭の横に縫い付けた。 　ぎらついた瞳孔が開き切ってもなお笑みを崩さないのは、酒呑童子という妖怪の狂気故か。溢れ出た妖気が毛を逆立てて、陽炎のように室内がゆらぐ。 　下心を読まれた羞恥か、自身を煽る番への嗜虐心か、はたまたその両方か。引き金となった原因は定かでないが、小さな青行燈が酒呑童子の理性を踏み抜いたことだけは確かだった。 「罰とは言えちょ～っと調子に乗りすぎたなあ。なあカラ松？」 　床へ磔にされたカラ松はおそ松の言葉に答えず、真っ直ぐに自分を見下ろす眼を見返している。その間に彼の両手首を頭上で一纏めにすると、おそ松は空いた方の手で無防備な腹に触れた。臍からのびる筋を上へつうとなぞれば、組み敷いた躰がひくりと震える。 　悩ましげな吐息が微かに漏れるのを、おそ松は聞き逃さなかった。 「俺は全っ然触ってなかったのに、どうしてこんなイイ反応しちゃうわけ？」 　短い口笛と共におそ松がカラ松を煽り返す。返答は無くとも、逸らされた視線と隠すように肩口へ埋めた頬の朱が全てを物語っていた。 「誘ってるうちにその気になっちゃった？　お触り禁止だなんて言いながら、本当は体が切なくなって仕方なかったんだろ？」 「……体が切ないのは、昨夜からずっとだ」 　唐突に落とされた静かな声に、腰布を緩める手が止まる。纏めた両手に力が入るも、抵抗に移る様子は無い。 「昨日、お前は早くに帰ると言っただろう。準備を整
November 12, 2024 at 12:34 PM
hitsukirena.bsky.social
「世界が終わる日」3/4
「はああ？　いつも長男の俺が俺がって先にやりたがるのに？」 「だから、優しい兄ちゃんが譲ってあげてんだろぉ！」 　互いに発言の度に卓袱台を叩くので、皿が紙相撲みたいに動いて、ぶつかり合う。焦れたように、おそ松が一際強く卓袱台を叩いた。 「大体お前、いっつも言いたいこと顔に出過ぎなんだよ！」 「はぁ！？　僕がいつ何を顔に出したって！？」 「さっきだって、ちらちら俺の方見てくるし！　言いたいことあるならさっさと言えっての！」 「っ…………」 　思わず、チョロ松の手が止まる。何かが顔に滲んでしまっていたとしたら、それはおそ松への恋心に他ならない。それを、おそ松はわかっていたというのか。 　ひゅ、と呼吸がしづらくなって、指先が冷えていく。 「……わかってるなら……！」 　わかっていて、その上で今それを口に出させようなんて、一体どういうつもりなのか。冷たい指先をぐ、と握りこんで、チョロ松は咄嗟に拳を振りかぶっていた。けれど、それがおそ松に届く前に、がし、とその拳を掴まれる。 「な、んだよ…………」 「なあ、もうお前の言いたいことなんてバレてるんだから、さっさと言っちまえよ」 　じっと見つめてくる視線に、チョロ松を馬鹿にするような、軽蔑するような色はない。それどころか、普段は見かけることのない、妙に優しい色が含まれている気がして、手の力がゆるりと緩んだ。緩んだ拳の隙間に、おそ松の指が割り込むように入り込んでくる。しっかりと密着するように手を繋がれて、一度引いた血が、一気に体中に巡り出したようだった。 　心臓が、不規則に跳ねる。体温が、じわじわと上昇する。 （だって、そんなこと、あり得ない……） 　頭にちらりと浮かぶ、あり得ない仮定に、もう言ってしまえ、と脳が信号を送ってくる。それに抗うのは、普段減らず口ばかり叩いてしまう自分の口だ。ぱくぱくとみっともなく口が動いて、それでも声は出なくて。 「おそ松、兄さん」 　ようやく、なんとかおそ松の名を絞り出せたかと思ったら、今度はおそ松がパッとチョロ松の手を離して自分の胸元を抑えた。 「あー！　ちょっと待って、やっぱり心臓の準備が！　一回ちょっと取り出して落ち着かせてきていい？　早漏でさぁ」 「心臓は漏れねぇよ！　なんなんだよお前は！」 　がくりと力が抜けて、怒鳴りながらもチョロ松は少し笑ってしまった。 　どうせ、もうすぐ世界は終わりだ。 （だったら、最後くらい、コイツのアホ面を拝むのも、悪くないかもしれない） 　きっと、おそ松が思っているより、チョロ松の想いは強い。全て包み隠さず伝えたら、びっくりして、間抜けな顔になるだろう。そう考えれば、悲壮な展開ばかりが浮かんでいた脳内も、少しは楽観的になれた。 「おそ松兄さん」 　改めて、おそ松の名を呼ぶ。心臓から手を離して顔を上げたおそ松は、案外普通の顔をしていた。何の気負いもない、いっそ余裕さえ感じられる顔だ。 　ごくりと、唾を呑み込む音が鳴る。 「僕、おそ松兄さんのこと――…………」 　そこまで口にした時、突然、外界の音が戻ってきた。 　 　 　ガラ、と、玄関ドアが開かれる音がする。 「ただいま～」 「戻ったぞ、ブラザーたち！」 　突然聞こえた兄弟たちの声と、賑やかな気配に、おそ松とチョロ松は目を丸くした。 「…………え？」 「はあ？」 　もう、とっくに消えたと思っていた家族である。ぽかん、と二人して間抜けな顔を晒していると、すぐに居間の襖が開かれる。 「あれ、ちゃんと起きてる」 「ずっと寝てるかと思った」 「起きてるなら着替えくらいしなさいよ」 　トド松と一松の後ろから、松代も顔を覗かせる。 「そういえば十四松兄さんも出かけてたんだね。どこ行ってたの？」 「野球！　トッティは？」 「僕はバイト」 「フ～ン、今日はカラ松ガールズが随分シャイで、一度も姿を……」 　聞かれていないのにカラ松が格好つけてサングラスを外したところで、トド松が手慣れた仕草でテレビをつけようとして、異変に気付いて眉をひそめた。 「ちょっと～、テレビつかないんだけど！？」 「おーい、電話も繋がらないぞ」 　廊下で、松造の声もする。十四松が、軽く首を傾げた後、「あ！」と手をポンと叩いた。 「さっきバタフライした時にいろいろぶつかったから、僕かも！」 「なんで家の中でバタフライすんの、十四松兄さん！」 　おそ松とチョロ松が一言も言葉を発せないでいる間に、周囲では目まぐるしくあれこれの会話が交わされていく。 「さっきそこの信号がおかしくなってて、通行止めになってた」 「ノン！　だからカラ松ガールズが来なかったのか……！」 「お母さんとお父さんは、地区の避難訓練よ」 「近所のみんなは参加したのに、うちだけ子供たちが不参加で……」 　家族たちがいなかった理由。テレビがつかない理由。電話が繋がらない理由。近隣が妙に静かな理由。車が一台も来ない理由。 　様々な事象に、これでもかというほどきれいにぴったり、理由がついてしまった。 　人類は、滅亡していなかった。おそ松とチョロ松は、最後に二人きり残されたわけではなかったのだ。 「……なんだ、だから静かだったんだ」 「マジかぁ……」 　一気に脱力して、卓袱台に項垂れてしまう。 「みんな一気にいなくなったから心配したのに、損した」 「えー、チョロ松兄さん、心配してくれたの？」 「そりゃあするだろ。いきなりみんないなくなっちゃったんだし」 　実際には、おそ松と二人きりであることばかりに意識が向いて、兄弟たちの心配なんて一度もしなかった。どうせ、自分たちもすぐ消えてしまうと思ったのだ。そんなことをおくびにも出さずに答えると、トド松が「えへへ～」なんて甘えて腕にくっついてくる。少しだけ、良心が痛む。 「…………じゃ、そういうことで」 　先ほどから、おそ松の顔がまともに見られない。 　もう、最後だと思っていたのだ。この世界に二人きりだから、何でも言ってしまってもいいかもしれない、と思ったのだ。 　けれど、そうではないと知ってしまった。 　さり気なくトド松の手を外して、食べ終わったお皿を重ねて立ち上がろうとしたところで、がし、と手首を掴まれた。見たくないのに、強制的に視線を捕まえられる。仕方なしに顔を向けると、おそ松は据わった
May 3, 2025 at 2:34 PM
haluka29.bsky.social
いいおそカラの日！！の12！！
いい12の日は超絶両想いにしたいと思ったから指輪を…お互いがお互いしか見えてないぐらいにはラブラブだといいねえ…❤️💙
November 13, 2024 at 10:12 AM