丸みを帯びた可愛らしい硝子が、濃淡のある美しい色をしていて、指先で摘んで空の色と見比べたりしていたなって
海とよく似た色をみかけると、兄が海の鱗と言っていたのを思い出した
丸みを帯びた可愛らしい硝子が、濃淡のある美しい色をしていて、指先で摘んで空の色と見比べたりしていたなって
海とよく似た色をみかけると、兄が海の鱗と言っていたのを思い出した
チカチカと点滅する自販機を吟味していたら車椅子の車輪が廊下を滑る甲高い音とともに、朗らかそうなお爺さんがやって来た。
なんでも看護婦さんの目を盗んで、こっそりと自販機の菓子パンを買いに来たらしい。
ひそひそと、このパンが美味しいんだよと教えてくれる表情がいたずらっ子な少年のようで可愛らしかったな。
チカチカと点滅する自販機を吟味していたら車椅子の車輪が廊下を滑る甲高い音とともに、朗らかそうなお爺さんがやって来た。
なんでも看護婦さんの目を盗んで、こっそりと自販機の菓子パンを買いに来たらしい。
ひそひそと、このパンが美味しいんだよと教えてくれる表情がいたずらっ子な少年のようで可愛らしかったな。
見る角度によって表情を変える宝石みたいだなと思ったり
見る角度によって表情を変える宝石みたいだなと思ったり
目を閉じても瞼に残る夏の眩さとか、足元に落ちる影の濃さみたいな、青さだけじゃない恐ろしさがあって凄く好き
目を閉じても瞼に残る夏の眩さとか、足元に落ちる影の濃さみたいな、青さだけじゃない恐ろしさがあって凄く好き
海の色を透かしてみたらまた別の美しさがあるんだろうな
海の色を透かしてみたらまた別の美しさがあるんだろうな
たった一輪生けただけで、高潔さがその場の空気を支配するように幾層にも広がり続ける感覚があって見惚れてしまった。
たった一輪生けただけで、高潔さがその場の空気を支配するように幾層にも広がり続ける感覚があって見惚れてしまった。
その普通が羨ましいとか思いたくなかったな。自分が余りにも浅くて苦しい。
その普通が羨ましいとか思いたくなかったな。自分が余りにも浅くて苦しい。
そんな暖かいものがあるのか。
そんな暖かいものがあるのか。
心臓がおかしくなりそうだった。
心臓がおかしくなりそうだった。