ヴァイオリンがわかる!
ヴァイオリンに限らず、趣味は他人と比較したり他人からの評価を求めなければ楽しいものです。自分自身のペースで自分自身で完結すれば負担は無いし、自分の行動通りの結果が得られます。

ただ他人の目を気にするのなら趣味が趣味ではなくなり、楽しくないことも増えてきてしまいます。それを乗り越えて全体が俯瞰できる状況になったら、達観できることになります。

達観が楽しいかどうかはともかく、余裕を持って眺められるようにはなります。
February 11, 2026 at 12:19 AM
ヴァイオリンは辛いもの楽しくないものと言うつもりはありません。むしろご自身での演奏を楽しんで欲しいと願っています。

聴くだけだった音を自分で出せるのは嬉しく楽しいものですし、できなかったことができるようになるのも喜びと言えます。

それを他人に聴いてもらうとなると責任と厳しさが伴いますが・・・。ぜひできるようになった事をまずは自分の楽しみとして使ってほしいと思います。
February 10, 2026 at 2:26 AM
月並みですが、ヴァイオリンも上達のためには毎日少しずつの練習が効果的です。練習は日々の日課として淡々と問題点を解決していく地道な作業です。またレッスンはその作業を回り道少なく適切な方向性を示しつつ補助することです。

モチベーションが上がるものとは思いませんし、楽しいものでもないかとも思います。趣味としてはむしろストレスになり得るものかもしれません。

上達のポイントのひとつがあるとしたら、練習もレッスンも目的達成の手段であり、それ自体が楽しいものではないと認識することでしょうか。
February 7, 2026 at 11:08 PM
「普通」とは「気にならない」とも言えます。何らかの特異点があると気になるものですが、全てが滑らかで突出した要素がないことが「気にならない」と言えます。「上質」と言い換えることもできます。

「気にならない」「上質」を実現するにはあらゆる箇所のカイゼンが前提となります。立ち方、持ち方から「普通」を考慮する必要があります。道具も高いレベルでの「普通」である必要があります(「普通」は「普及品」とは異なります)。

力任せでは決して「普通」は得られませんし、「上質」にもなりません。ヴァイオリンの面白いところです。
February 5, 2026 at 11:24 PM
「普通」は必ずしも自分の好みでは無い事と認識するのは抵抗ある事ではあります。自身の心に何らかのコンプレックスがあるから「普通」「スタンダード」を認めたく無いもの。

余裕があれば奇抜なものを含めて一巡して欲しいとは思います。ヴァイオリンのアクセサリなら弦、松脂、肩当て、顎当て等々。その上での「普通」「スタンダード」の力を分かって欲しい。

楽曲も斜に構えた「通好み」ではなく、多くの曲をこなした上で歴史の淘汰を超えて残った名曲の力を分かって欲しい。

「普通」を認められることこそ上達の証なのですから。
February 4, 2026 at 11:53 PM
ヴァイオリンの演奏の合理的なバランスとは、人間として普通な事と言い換えられます。アンバランスな力のかかり方で弾くよりは、バランスが取れるようにした方が望ましい。

例えば、ヴィブラートがかからない時に左肘を内側にひねり過ぎのケースは多く見られます。内側と外側同じバランスにとするだけでうまくかかる事もあります。

楽器としても、例えば肩当てや顎当てはアンバランスな極端な製品よりは、広く受け入れられている製品の方が望ましいと言えます。
February 4, 2026 at 12:12 AM
フォームは固定して不自由にするより、自由が効くようにするのが望ましいと考えています。ひとつのフォームでしか弾けないより、さまざまなフォームで弾けた方が良い。その中で最も自由が効く加減を。

それゆえ正しい角度が何度で、正しい位置は何センチといった「正しい構え方」というのは無くて、合理的なバランスがあるだけと考えます。

ヴァイオリンの場合、構え方・持ち方だけでなくフィンガリングにもボウイングにも全体的にこれが言えます。合理性の塊なのです。
February 2, 2026 at 10:40 PM
クラシック音楽のような伝統芸能場合、「普通」は何にも勝るスーパーハイテクニックと言えます。「普通」を会得するために長い年月をかけて修行をするものです。

「普通」はその世界の「常識」と言い換えることができるかもしれません。「常識」を知ってこそ常識破りができるもの。非常識では話にもなりません。

うちのレッスンでも守破離と考えています。「普通」「常識」をまずは知って分かってほしいなと思います。
February 1, 2026 at 12:26 AM
大半の建築物には何らかの目的があります。住居として、テナントとしてだったり、古くは教会の威厳の誇示だったり。

音楽も同じで目的があって作曲され、目的があって演奏されるものです。大半の曲の最も大きな目的は「他人に聴いてもらうこと」で、この目的を間違ってしまうと、全く誤った演奏に至ってしまいます。

それゆえレッスンでは何度もその点を指摘します。ここを間違えるとヴァイオリンの演奏にはならなくなってしまうためです。
January 31, 2026 at 12:32 AM
バッハの音楽が建築物に例えられるように、音楽の素材は材木や鉄骨などの部品です。建築物では特別な部品を除いて、概ね同じ形に製材されます。

ひとつひとつの音は製材された柱のように。ひとつひとつの音は無意味な主張をしないように。

そんな音楽クリエイティブではないと言われるかもしれませんが、それは建築がクリエイティブではないと言っているのと同じです。
January 30, 2026 at 7:17 AM
淡々と同じことを繰り返す事はなかなか耐え難いものがあります。だからこそ会社では管理者がいて仕事を振り分けて仕事を続けさせようとします。決してやりがいでも自己実現でもなく、だからこそ制約がなければすぐ辞めてしまうのでしょう。

ヴァイオリンでも同じで日々の練習は淡々としたもの。先生の力添えでどうにか続きますが、別に達成感や充実感があるわけではありません。より難易度の高い課題へと淡々と進めていくと、気がついた時には知っていることやできることは増えています。その結果他人に認められることもあるでしょう。

スキルの習得はそういうものと捉えています。
January 28, 2026 at 11:53 PM
ヴァイオリンの練習よりも面白いことは世の中にたくさんあります。淡々と楽譜を読んでいると、スマホで面白い情報を見ようと思い立つでしょう。その方が役に立つとも思えることでしょう。

でも上手くヴァイオリンを弾くことは、淡々と正しく楽譜を読んで、淡々と正確に音に変えていくことです。

元の曲がよくできていればそれで面白く素晴らしい世界観が現れます。それこそ音楽の面白さと考えます。
January 27, 2026 at 11:50 PM
ヴァイオリンの演奏で必要とされる練習のひとつは、情熱的にすることでも、感情を込めることでもなく、日々淡々と楽譜を読んでいくことです。

その退屈さに耐え得ることが上手くなる秘訣です。かなりしんどいことです。

長い長い終わりの見えない長距離のランニングがヴァイオリンの練習の実態であると考えていて良いと思います。
January 26, 2026 at 11:16 PM
多くの派手そうに見えるパフォーマンスと同じくヴァイオリンの演奏も地味な技術の組み合わせに過ぎません。

ヴァイオリン演奏のイメージは何か情熱的で激しいもののように思われがちですが、実態は全く異なります。

なぜ日々の練習が必要か?なぜきちんとやるのなら毎週のレッスンが必要か?その理由がここにあります。

ヴァイオリン演奏が情熱的なものなら練習もレッスンも不要です。
January 24, 2026 at 9:48 PM
独学は楽なんです。自己満足を得る手段としては最適でしょう。自分に都合の良い動画や情報を集めて、自分なりの世界を作り上げるのは趣味の醍醐味です。

ただそれで他人に評価してもらえることはありません。他人に評価してもらうには自分の視点だけでなく他人の視点を持つ必要があるためです。

独学でやるのなら自分の好みの情報ではなく、ダイジェストでもなく
満遍なく全ての情報を集めること。先行研究を可能な限り多く収集して読み込んではじめてスタートできる学問の世界のあり方と同じです。

そうやっていくうちに重要とされる先行研究もわかってくるし、結果として客観的な他人の視点を持つこともできるでしょう。
January 23, 2026 at 11:53 PM
様々なパターンのうち、どういうパターンが好まれるかは習わないと分からない事かもしれません。善悪の判断は親兄弟や友達、学校の先生から学んで習得していくことと似ています。

「自分ではキレイなつもりだけど」→そもそも聴き手に届かなければ大前提にも満たない。
「感情を込めているつもりだけど」→楽譜通りに弾けていなければ感情以前にメチャクチャな演奏。

勘違いした自己満足で良いのならそれで構わないけれども、それなら他人に聴いてもらうことを諦めるべきでしょう。誰しも多くの勘違いを訂正しながら、聴ける演奏になっていくものです。
January 23, 2026 at 12:48 AM
様々な演奏パターンを多く知っている人が上手い人と言えます。その演奏パターンのうち、好まれるパターンを取捨選択できることが優れた演奏解釈です。

逆に上手い人ほど下手に弾くこともできると言えます。好まれないパターンを知っていることも上手さのポイントのひとつです。

多くのパターンを知るには・・・多くこなすことです。
January 21, 2026 at 11:29 PM
音階教本や練習曲集はそれ自体がダイジェストです。小野アンナにせよカールフレッシュにせよ、最低限の内容を抜粋してまとめたものです。

例えば小野アンナを独学でこなそうとするのなら、やるべき課題は全部です。レッスンなら効率的な順序を提示できますが、結局は実質的に全部の内容をこなすことになります。

美味しいところだけつまんで上手くなれる、なんて都合の良い話はありません。
January 20, 2026 at 11:50 PM
「早く上手くなりたい」方はご自身でヴァイオリンに関する課題を片っ端からこなしていくと良いと思います。

例えば、初歩ならスズキ教本の3巻までを全部、もう少しこなせるのならカイザー36曲全部、などです。

やり方が間違っている場合はあるにせよ、自分で手を動かす事で得られる事は多い。集中してこなした方が動きが合理的になるため間違いも少ない。

「ゆっくり学べる」というのは自分としては良心的ではないと思うが。レッスンでも詰め込み教育の方が合理的かと考えています。
January 20, 2026 at 1:54 AM
「ヴァイオリンがわかる!」サイトを更新し「修理痕から見るオールド楽器の特徴」を追加しました。よろしければご覧下さい。

過去記事のリライトですが、写真を全て入れ替え、文章も概ね書き直しました。古いヴァイオリンに多く見られる特徴を知っておくと、自分のヴァイオリンに生じたトラブルに過度に怯えなくて済むかと思います。

もちろん古いヴァイオリンを購入する時には知っておくべき知識です。

www.violinwakaru.com/wdprs_ex/30/...
修理痕から見るオールド楽器の特徴
ストラディヴァリなど古いヴァイオリンが珍重されることから「古いヴァイオリンほど良い」と短絡的に結びつけられがちです。ですが、当時のままの楽器はほとんどなく、長い年月の中で多くの修理を施されて現在に至ります。古いヴァイオリンというものの「事実…
https://www.violinwakaru.com/wdprs_ex/30/修理痕から見るオールド楽器の特徴/
January 19, 2026 at 3:16 AM
4月12日、13日の愛知レッスンを予約可能にすることを失念していました。予約可能にしましたのでよろしければどうぞご利用ください。大変申し訳ありませんでした。
January 18, 2026 at 12:26 AM
ヴァイオリンの演奏技術は連鎖性を持っています。ボウイングがうまくできればフィンガリングもうまくできるようになる場合があります。

その証拠に良い弓を使えば左手がスムーズに動くこともあります。

するとまずやるべきことは、近視眼的な部分にこだわるのではなく、全体を俯瞰できる状態にすること。全体の流れができるようになってから細部の仕上げをする形をうちのレッスンでは採用しています。
January 16, 2026 at 11:16 PM
各種規則性を用いて、別の規則性を作ることも多く行います。

例えば、ヴィブラートの回数を用いて音の長さを測ることはよくやります。ヴィブラートは規則性を持った動きを行うため、リズムを正確に弾くテクニックになり得ます。

規則性をひとつできるようになると別の規則性ができ、その連鎖でトータルとしてもうまく弾けるようになります。
January 15, 2026 at 11:54 PM
ヴァイオリン演奏を各種規則の集合と考えるのはプラスに働くと思います。逆に不規則な要素を取り除くことで上手い演奏に近づくことが可能です。

ただ頑張って練習してもむしろ不規則な要素を強化することになりかねません。一生懸命下手になる練習をしていることになります。

複雑な造形を最初から目指すよりも、単純な円や線の集合であろうとするのは上達への近道と思います。
January 14, 2026 at 11:51 PM
ヴァイオリンのみならず演奏全てに言えることですし、ヴァイオリンに関してはボウイングもフィンガリングも同じですが、規則的であることが上手い演奏への第一歩です。

ランダムなのはノイズです。ノイズに上手さは認められにくいことでしょう。

全てに規則性があること。確認してみる価値はあると思います。
January 13, 2026 at 11:41 PM