演劇は広がり続けている。それはシェイクスピアの姿勢に原点回帰する動きでもある。
世界は劇場。
人は、皆、人生という舞台を演じ続ける役者。
舞台に立つから役者なのではない、
あなたはもう役者なんだ。

【君　間違えるな】

田村隆一詩集
『言葉のない世界』
「西武園所感　ある日ぼくは多摩湖の遊園地に行った」より

詩は万人の私有
詩は万人の血と汗のもの　個人の血のリズム
万人が個人の労働で実現しようとしているもの
詩は十月の午後
詩は一本の草　一つの石
詩は家
詩は子供の玩具
詩は　表現を変えるなら　人間の魂　名づけがたい物質　必敗の歴史なのだ
いかなる条件
いかなる時と場合といえども
詩は手段とはならぬ
君　間違えるな

シェイクスピアの劇は劇薬だ。ハッピーにもなる劇薬。俳優は乗りこなせなくてはならない。トレーニングを積み、鍛えなくてはならない。時代錯誤かもしれない。だが、突き抜ければ時代は関係ない。アマチュアとしても最高に楽しい広場がシェイクスピア。プロならシェイクスピアの怒涛の海に、断崖絶壁の人間のドラマに、芸術に、身を投じる必要がある。お金になるか？突き抜ければ、なる。中途半端なら、ならない。シェイクスピアが演劇を楽しんでいたように楽しめっ。そんな場はどこだ？日本にはもうないような気もする。ならば？To be,or not to be, that is the question...

#14歳のためのシェイクスピア
「失われた絆は、物語の中で生き続ける。」
シェイクスピアが息子ハムネットを失った後に書いた『十二夜』は、彼の悲しみと希望を込めた奇跡の物語です。

シェイクスピアには双子の子どもがいました。
妹ジュディスと弟ハムネット。仲良しの二人でしたが、ハムネットは11歳で亡くなってしまいます。
最愛の息子を失う悲しみ——その深さは計り知れません。

彼はその思いを『#十二夜』という物語に込めました。

『十二夜』は、双子の兄妹ヴィオラとセバスチャンの物語です。
嵐で生き別れた二人が、奇跡のように再会を果たすシーン。
その瞬間には、読者の心を揺さぶる感動が詰まっています。

シェイクスピアと僕はいつも話し合っている。現代の優れたエンターテイメント、例えば音楽や文学にアートもビジネス…ジャンル問わず優れたものに出会うと感動して、僕らはいてもたってもいられなくなる。シェイクスピアが僕の隣で元気に語り出す！

✨🫧上演決定！🫧✨

Shake&Speare!!Stage
宮川彬良×木村龍之介
『ナツユメ』

――――
人類という一夜の幻を、
　　AIの少女は夢に見た
　　　　　　　――――

2025年6月6日（金）～8日（日）
KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ

🫧原作
W・シェイクスピア
『夏の夜の夢』（松岡和子 訳）

🫧音楽
#宮川彬良

🫧脚本・演出
#木村龍之介

🫧出演
宮川安利
日下七海
沢栁優大
加藤ひろたか（劇団「柿喰う客」）
町田水城（はえぎわ）
神谷敷樹麗
宮川誠司
　・
我膳導
　・
白石加代子（AIアバター出演）

#ナツユメ2025

宮川彬良さんとの出会いは「音楽」でした。いつかこうして出会えるだなんて思いもしなかった大学生の僕は、幾度となく宮川彬良作曲・蜷川幸雄演出の「身毒丸」の映像を何度も何度も見て、聞き込んでいました。
www.youtube.com/watch?v=Zpq1...
ライブコンサートのような音楽巻物に取り憑かれました。
それから「宮川彬良」という芸術があるということを知りました。
優れた芸術は思想が躍動しています。その躍動は地球の誰の心にも活力を与えるほどです。宮川さんの音楽世界は、まさに僕が好きな「芸術」そのものでした。（一例ですが）「マツケンサンバⅡ」を聞いてワクワクしない人はいないんです。

【こちらのBlueskyではXとは違った「立ち姿」で作品のことを書いてみたいなと思います】
2025年、劇場で新作を公開します。本日、情報が公開されました。
劇場公演は久しぶりです。昨年の新作「シン・タイタス」は巨大な倉庫を貸し切って特設会場を組んでの上演でしたし、今年は劇場を飛び出してあっちこっちで「ロミオとジュリエット」を上演したり、講演会をしたり、ワークショップもしたりで、大きな新作を発表することはありませんでした。
人類の歴史は、地球や宇宙のスケールでみたら、一夜の「夏の夜の夢」なのかもしれません。
それを「＃ナツユメ」と呼んでみませんか？