強い決意を持ったファイノンに対して俺たちができるのは、罪悪感の救済ではなく、横に並んで一緒に進むこと、進む決意をしたファイノンの背中を押すことなんだとおもう。
ファイノン、再会したらナナシビトにならないか？

けれど、ファイノンが永劫回帰の中で育んだものは罪悪感だけではなく、過去を背負って進むという決意も育んだ。過去を背負って進む、走り続けるというのは開拓の精神でもある。だからこそ、ファイノンだけの願いとして生まれたものが銀河を旅するという開拓の願いなんだと思う。
まとめると、ファイノンの罪悪感は救われることがないが、その罪悪感を持ちながらも前に進む決意を持って未来へと進んでいく。ファイノンは過去の救済を求めたのではなく未来へ進むことを求めた。憎しみの「壊滅」の炎を燃やし尽くしたファイノンは、過去を「記憶」に刻んで、未来へと進む「開拓」の願いを見つけた。

世界の運命より重いものは〜の台詞