あと小学校あたりでは学校でとったノートに独自性が高すぎると、班で見せあったりする際「先生が言ったこととは関係ないこと書いてる」みたいな方向で同級生が揶揄する風潮もあった（実際あった
地域性や人にもよると思うんだが、こういうノートの内容について一方的に冷笑したり勝手にジャッジしたりする風潮もほんまによくない。

なので、モーニングページのメソッドで「ノートは人に見せなくて良い」とあったとき、めちゃくちゃ安心した
ノートを育てる・ノートと対話するためには、どんな考えや意見も否定されない心理的安全性が高い環境の構築も大事なんだなぁと。

アオヤマくんはフィクションの人間なのだが「小学4年生の男の子がこの内容を…」と思えるほどビシーッ！と整美された状態でノートつけてあって凄い

私とアオヤマくんさんでは思考プロセスがそもそも違うのだが、最初からここまで整理されたノートをつけれるようになるまで、自分の思考のクセや書くべき要点などを何度も振り返り、この形に落ち着いたと思うと、先輩どころか師匠と呼ぶのにふさわしいノート術を形成している。すごい。

ペンギン・ハイウェイ、内容はいわゆるおねショタでありSFジュブナイルだが、アオヤマくんのノートは劇中の小道具ながら若干異常なまでの作り込みがされているので手帳勢もクギヅケになると思う
これ映画のパンフなんですが、アオヤマくんのノートのために特別仕様にしてあり、熱量が伺える

知ったことを記録し、さらに自分の疑問や考えを書き出し、それらをどう組み合わせれば自分の財産にできるのか？

落とし込むためにジタバタしたり考えを深めたりするためのワークスペースが手帳ノートの役割であって、「せんせーがこういってました」を書くものじゃない。

まあ実際私も、本読んで知ったりネットで見た有益なことを手帳ノートに写し取るだけで満足しちゃって、それを耕すといったことをサボってしまってることは多いんだが（これも板書の弊害と思っている）
この「耕す」部分は訓練したり、上手な人のやり方を真似しないとなかなか伸びない部分なのよ
そこを学校で教えてくれって話ではある

倉下先生の著作「すべてはノートからはじまる」はこちらです笑
先生リンクつけといてくださいｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
amzn.to/48RGCOn

③写真とは違うエモが残せる
スマホが普及してから、みんな写真を撮るようになったと思うのだが、カメラロールの写真って、ここぞというショットよりも日常の何気ない写真のほうが消せないという統計がある。
手帳に書いてある日常もそれで、書いたときは本当にさもないメモだったはずなのに、数年後見返すと懐かしい日常のディテールだったりする。
日々をその時の自分の言葉で切り取った状態のものが保存されているとなかなかエモい。これは数年手帳を醸さないと出てこない味わいなのだが、一年間思いっきり使った手帳というのは、写真と同じぐらい情報が詰まったタイムカプセルなんだと思い知る。