今年のドラえもん映画が気になって、同じ監督の作品取り敢えず観てみるか…と軽い気持ちで観始めたらボロ泣き。ドラえもん映画は10本程度しか観たことなかったけど、今まで観た中では1番面白かった。
誰かとドラえもんの話になったら(そんなことはなかなかないが)絶対おすすめしたい。
今年のドラえもん映画が気になって、同じ監督の作品取り敢えず観てみるか…と軽い気持ちで観始めたらボロ泣き。ドラえもん映画は10本程度しか観たことなかったけど、今まで観た中では1番面白かった。
誰かとドラえもんの話になったら(そんなことはなかなかないが)絶対おすすめしたい。
普段タレント本はほとんど買わないけど、芸人さんの本は「こんなこと考えてたんだ」「そんな経験をしてきたんだ」と、その人自身を更に好きになるきっかけになるから好き。
ぐんぴぃさんを近くで見てきたつばささんだから書ける内容で、文章も熱量があってよかった。なぜ自分がこのYouTubeチャンネル、ひいてはぐんぴぃという男にこんなに夢中になっているのかを客観的に解説されてるみたいで面白かった。
ぐんぴぃさんご本人もページが足りなかったと仰ってるけど、欲を言えばピーター博士に関するお話をもっと読んでみたかった。
普段タレント本はほとんど買わないけど、芸人さんの本は「こんなこと考えてたんだ」「そんな経験をしてきたんだ」と、その人自身を更に好きになるきっかけになるから好き。
ぐんぴぃさんを近くで見てきたつばささんだから書ける内容で、文章も熱量があってよかった。なぜ自分がこのYouTubeチャンネル、ひいてはぐんぴぃという男にこんなに夢中になっているのかを客観的に解説されてるみたいで面白かった。
ぐんぴぃさんご本人もページが足りなかったと仰ってるけど、欲を言えばピーター博士に関するお話をもっと読んでみたかった。
大好きな作家・村田沙耶香さんのエッセイ集。同じ人間なのに、同じ星の同じ国に生まれたはずなのに、この人の頭の中は面白すぎる。こういう考え方、世界の見え方をしている人が書いているからこそ、私はこの人の本や文章に惹かれるのだろうなと合点がいった。
この本を読んでから、電車や車に乗ると窓の外を忍者が走り出すようになった。村田さんの世界が、私の脳にまで侵食してきている。
私の頭の中も、私が気づいていないだけで本当はこれくらい面白いんだろうか。ああ、私も今すぐとなりの人と脳を交換してみたい。
大好きな作家・村田沙耶香さんのエッセイ集。同じ人間なのに、同じ星の同じ国に生まれたはずなのに、この人の頭の中は面白すぎる。こういう考え方、世界の見え方をしている人が書いているからこそ、私はこの人の本や文章に惹かれるのだろうなと合点がいった。
この本を読んでから、電車や車に乗ると窓の外を忍者が走り出すようになった。村田さんの世界が、私の脳にまで侵食してきている。
私の頭の中も、私が気づいていないだけで本当はこれくらい面白いんだろうか。ああ、私も今すぐとなりの人と脳を交換してみたい。
はじめての東野圭吾作品。去年ドラマ、映画を観て夢中になったガリレオの最新作。
1つの事件を中心に物語が動き、それが螺旋のように湯川学の人生とも絡み合ってくるのが面白かった。あまりにも有名すぎて避けてきた東野圭吾作品だったけど、するっと読めた。湯川学という人のことを更に好きになれた気がする。
ドラマから入ったおかげで、湯川や草薙の声が福山雅治や北村一輝の声で再生されてしまう。みんなそうなのかな。
はじめての東野圭吾作品。去年ドラマ、映画を観て夢中になったガリレオの最新作。
1つの事件を中心に物語が動き、それが螺旋のように湯川学の人生とも絡み合ってくるのが面白かった。あまりにも有名すぎて避けてきた東野圭吾作品だったけど、するっと読めた。湯川学という人のことを更に好きになれた気がする。
ドラマから入ったおかげで、湯川や草薙の声が福山雅治や北村一輝の声で再生されてしまう。みんなそうなのかな。
拗らせてて、捻くれてて、自分に自信がなくて…昔の自分を見ているようだった。「わかる!」と思うと同時に、この気持ちを文章にするのがすごくうまくて感心した。
雑誌連載の書籍化のため、色んな経験を経て、少しずつ若林さんの気持ちや考え方が変化していくのをグラデーションのように感じられるのもいい。
何度も読み返したい、他の本も読んでみたいと思わされる一冊だった。
拗らせてて、捻くれてて、自分に自信がなくて…昔の自分を見ているようだった。「わかる!」と思うと同時に、この気持ちを文章にするのがすごくうまくて感心した。
雑誌連載の書籍化のため、色んな経験を経て、少しずつ若林さんの気持ちや考え方が変化していくのをグラデーションのように感じられるのもいい。
何度も読み返したい、他の本も読んでみたいと思わされる一冊だった。
いいドラマだった。生方美久さん脚本のお話が好きだなと改めて感じた。
あらすじだけ聞くと「お涙頂戴」っぽい印象を受けるけど、そういう雑な言葉でまとめてほしくないくらい、登場人物たちの感情の描写が丁寧。ゆっくり噛み砕いて、やさしく染み渡るような表現が多い。だからこそ、たまに出る鋭い言葉がしっかり刺さる。
それから食事のシーン、ひとつひとつの描写にちゃんと意味が込められているのが好き。
有村架純のむんって笑う顔が愛おしく、池松壮亮と大竹しのぶのことは更に好きになった。
3ヶ月間、楽しい月曜日をありがとう。
いいドラマだった。生方美久さん脚本のお話が好きだなと改めて感じた。
あらすじだけ聞くと「お涙頂戴」っぽい印象を受けるけど、そういう雑な言葉でまとめてほしくないくらい、登場人物たちの感情の描写が丁寧。ゆっくり噛み砕いて、やさしく染み渡るような表現が多い。だからこそ、たまに出る鋭い言葉がしっかり刺さる。
それから食事のシーン、ひとつひとつの描写にちゃんと意味が込められているのが好き。
有村架純のむんって笑う顔が愛おしく、池松壮亮と大竹しのぶのことは更に好きになった。
3ヶ月間、楽しい月曜日をありがとう。
正直ナメてた。本当にぶん殴られたようだった。やられた。アクションシーンがとにかくかっこいい。演技だということを忘れてしまうほど、食い入るように観てた。
プロレスにおける強さって"技"とか"力"とかだと思ってたけど、"やられても立ち上がる"ことも強さなんだと知る。スポーツとは無縁の人生で、はじめて立ち上がって「がんばれ!」「いけ!」と叫びたくなった。涙がにじんで体の中が熱くなる不思議な感覚。
全5話では足りない、足りなすぎる。しかしそう思うならば女子プロを観に行けということだな…。
正直ナメてた。本当にぶん殴られたようだった。やられた。アクションシーンがとにかくかっこいい。演技だということを忘れてしまうほど、食い入るように観てた。
プロレスにおける強さって"技"とか"力"とかだと思ってたけど、"やられても立ち上がる"ことも強さなんだと知る。スポーツとは無縁の人生で、はじめて立ち上がって「がんばれ!」「いけ!」と叫びたくなった。涙がにじんで体の中が熱くなる不思議な感覚。
全5話では足りない、足りなすぎる。しかしそう思うならば女子プロを観に行けということだな…。
読んだあとまず口から出たのが「な、何だこれ…」だった。久々に読む手が止まらずスルッと一気読み。本屋で見かけた時に帯に「100万人をだました」とか書いてあって、大袈裟な…と思ってたけど大袈裟じゃなかった。
特に最後の畳み掛けがすごい。とある登場人物のキャラクター性が急に爆発、頭の中で『ひぐらしのなく頃に』を何となく思い出してしまった。終わり方がたまらない。
いやー、夏の終わりに良い本を読みました。
読んだあとまず口から出たのが「な、何だこれ…」だった。久々に読む手が止まらずスルッと一気読み。本屋で見かけた時に帯に「100万人をだました」とか書いてあって、大袈裟な…と思ってたけど大袈裟じゃなかった。
特に最後の畳み掛けがすごい。とある登場人物のキャラクター性が急に爆発、頭の中で『ひぐらしのなく頃に』を何となく思い出してしまった。終わり方がたまらない。
いやー、夏の終わりに良い本を読みました。
作者買いしているつもりはまったくないのだが、気づいたら本棚にこの人の名前が並ぶようになってきた。それだけで、自分が自分の人生のどの部分に悩んでいるのかが見える。
発達障害やグレーゾーンでなくとも、「生きづらさ」を感じたことのある人にはおすすめしたい。
作者買いしているつもりはまったくないのだが、気づいたら本棚にこの人の名前が並ぶようになってきた。それだけで、自分が自分の人生のどの部分に悩んでいるのかが見える。
発達障害やグレーゾーンでなくとも、「生きづらさ」を感じたことのある人にはおすすめしたい。
Podcast番組のリスナーさんたちの「私が〇〇を好きな理由」がひたすら綴られた一冊。
たくさん愛に溢れた素敵な本だった。誰かの「好きなもの」の話を聞くのは本当に楽しいし、優しい気持ちになれる。
それから紙と色がとてもいい。読んでいて気分が上がったし、文字の大きさからもやさしさと愛情を感じた。
是非また、違うテーマでもいいのでリスナーさんと一緒にZINEを作ってほしい。自分の書いたメールが本になるってどんなにうれしいことか。絶対に誰かの生きる希望、楽しみになる。
Podcast番組のリスナーさんたちの「私が〇〇を好きな理由」がひたすら綴られた一冊。
たくさん愛に溢れた素敵な本だった。誰かの「好きなもの」の話を聞くのは本当に楽しいし、優しい気持ちになれる。
それから紙と色がとてもいい。読んでいて気分が上がったし、文字の大きさからもやさしさと愛情を感じた。
是非また、違うテーマでもいいのでリスナーさんと一緒にZINEを作ってほしい。自分の書いたメールが本になるってどんなにうれしいことか。絶対に誰かの生きる希望、楽しみになる。
書店で見かけた際、帯に「どんでん返し」と書かれていたことを記憶していたので期待していたが、どんでん返されなかった…。
書簡体小説はほとんど読んだことがなかったので、登場人物の心情を手紙(メッセージ)から読み解いていくというのがまず面白かった。PC画面で物語が進んでいく『search/サーチ』という映画を観た時の面白さを思い出した。
書店で見かけた際、帯に「どんでん返し」と書かれていたことを記憶していたので期待していたが、どんでん返されなかった…。
書簡体小説はほとんど読んだことがなかったので、登場人物の心情を手紙(メッセージ)から読み解いていくというのがまず面白かった。PC画面で物語が進んでいく『search/サーチ』という映画を観た時の面白さを思い出した。
文字だけでこんなにグロテスクな表現ができるものなの?という衝撃。今まで読んだ本の中でいちばん読むのがしんどくて、本当に吐きそうだった。けど面白くて読む手が止まらなかった…。
そして、猟奇的なシーンで頭がいっぱいになっていたので、最後の最後で「え?」って声が出た。すぐさま読み返したい、けど、またあの文章たちを読まなきゃいけないのか…。
文字だけでこんなにグロテスクな表現ができるものなの?という衝撃。今まで読んだ本の中でいちばん読むのがしんどくて、本当に吐きそうだった。けど面白くて読む手が止まらなかった…。
そして、猟奇的なシーンで頭がいっぱいになっていたので、最後の最後で「え?」って声が出た。すぐさま読み返したい、けど、またあの文章たちを読まなきゃいけないのか…。
開始5分で泣き、最後まで泣き続け、終わってからトイレで泣き、帰り道で感想を書きながら泣いた。映像も音楽もストーリーも、何もかも最高だった。
まだ咀嚼しきれてないので何回か観に行くつもりだけど、たぶんこの作品は私のオールタイムベストになる。
開始5分で泣き、最後まで泣き続け、終わってからトイレで泣き、帰り道で感想を書きながら泣いた。映像も音楽もストーリーも、何もかも最高だった。
まだ咀嚼しきれてないので何回か観に行くつもりだけど、たぶんこの作品は私のオールタイムベストになる。
面白すぎて7話まで一気見。人生ベスト級に好きなドラマ『モテキ』の大根仁監督、綾野剛さんをはじめ大好きな俳優さんが4人くらい出てて、本当に夢のような作品だった。石野卓球さんの劇伴もとてもかっこよかった。
Netflixだからできるエロ、グロ描写もしっかりあって大満足。何周かしちゃうなこれは。
面白すぎて7話まで一気見。人生ベスト級に好きなドラマ『モテキ』の大根仁監督、綾野剛さんをはじめ大好きな俳優さんが4人くらい出てて、本当に夢のような作品だった。石野卓球さんの劇伴もとてもかっこよかった。
Netflixだからできるエロ、グロ描写もしっかりあって大満足。何周かしちゃうなこれは。
10人産んだら1人殺せる「殺人出産制度」が施行されている世界の話。気持ち悪い世界観なのに、今まで読んだ他の村田作品よりも爽やかな読後感だった。なぜこんな設定のお話が、喉が渇いた時の水のようにするっと入ってくるんだ…。
殺したい相手に対して使われる「想う」という言葉、一見ちぐはぐだけど的を射た表現でグッときた。様々なモチーフがじわじわと繋がり、線になっていく感じもかなり好き。
10人産んだら1人殺せる「殺人出産制度」が施行されている世界の話。気持ち悪い世界観なのに、今まで読んだ他の村田作品よりも爽やかな読後感だった。なぜこんな設定のお話が、喉が渇いた時の水のようにするっと入ってくるんだ…。
殺したい相手に対して使われる「想う」という言葉、一見ちぐはぐだけど的を射た表現でグッときた。様々なモチーフがじわじわと繋がり、線になっていく感じもかなり好き。
何をどうしたらこんな本が書けるんだ?気持ち悪い、狂ってる…と思う反面、この人の言葉に救われている自分もいる。
みんな何かしら他人とのズレを感じているはずなのに、それから目を背けて1つになったフリをして生きてる。今日も「工場」は元気に稼働している。そっちの方がよっぽど気持ち悪いのではないかと思う。
地球星人がこの本を読んだらどんな気持ちになるのだろう。人の感想を聞きたくなる作品だった。
何をどうしたらこんな本が書けるんだ?気持ち悪い、狂ってる…と思う反面、この人の言葉に救われている自分もいる。
みんな何かしら他人とのズレを感じているはずなのに、それから目を背けて1つになったフリをして生きてる。今日も「工場」は元気に稼働している。そっちの方がよっぽど気持ち悪いのではないかと思う。
地球星人がこの本を読んだらどんな気持ちになるのだろう。人の感想を聞きたくなる作品だった。