私より醜いものを見たことがない。文字の海の中に自分の姿を見つけて、救いたかった？　どうなんだろう。この身はまだ子どもで、精神は未熟で、やわらかく、この世のうつくしさを何も理解できていない。早く大人になりたい。

私の外見的な特徴だけを愛する人を、心の底から軽蔑しているが、同時に、どうしてだろう、少し安心するのも事実だ。好きになってもらえるように頑張ると言ってくれた人たちのことを、夢に見る。私が破壊した。いつも、人を泣かせる。外見的なうつくしさは損なわれていないはずなのに、なぜ、破局が訪れるのだろう。求められれば拒絶せず、完璧なアクセサリーになれるのに。理由は分かっている。そういうところが怖いと言われた。いつも笑って、何より大切にするのに。自分の話をしないのも、良くない。分かってはいるが、変えられない。私は何も返せない。返せないならば貰うべきではない。なのに、私は触れてみたくて、いつも手を伸ばしてしまう

出会ってから一月で告白してくる人も、私のために泣く人も、ストーカー行為をしてきた人も、眠れないときに抱きしめてくれた人も、この身にとっては等質で、嘘くさくて、信じられない。なぜ、私のような者を愛していると、そこに嘘がないのなら、あまりに趣味が悪い。理解できない、気色の悪いものを拒まないのは、やはり、親から愛されなかったからか？　どうすればまともな人間になれる？　兄さんたちに負けないために、憎悪を燃やし、すべてに真面目に取り組んできたのに、いつも、人の気持ちが分からず、破壊してしまう。両親の醜いところばかり継承した。私の認知は歪んでいる。私を鋭利な言葉で切り分けてくれる人を求めていた。昨日までは

ほんとに情けない、まだ立ち直れていない
帰りたくないよ

格好悪いところを見られたくないのは、当然でしょ

ほとんど毎日、叫びながら起きる、早起きはこのための、最悪だ、長く眠れないのも、最悪だ、

目覚める少し前、口から言葉があふれているかもと思っても止められない、苦しさでそれどころではない、多分寝言も酷いんだろうな

魘されて助けてとか苦しいとか死にたいとか言いながら起きているところを見られた、最悪、1番見られたく無いところだったのに、ださすぎる、でかい図体して情けない

人間は等しく醜く、その一つ下に私がいる