ひわか
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ひわか
@hiwakaai.bsky.social
ひとまず作ってみました。
キャプテン翼とシンカリオンとクラフトビールと、あとはサッカーとか野球とか、まあいろいろごった煮な中の人。
伴名練(……ペンネームだと思うけど、由来はハンナ・アーレント?🤔)『なめらかな世界と、その敵』。
図書館に返すけど、手元に置いて再読したくなった時のために買うかもしれない。
買ったら、同じことをやるのは、2年前の春の安部公房『けものたちは故郷をめざす』以来だな……
December 3, 2025 at 1:08 PM
「ひかりより速く、ゆるやかに」の作中に、びっちりと積み上げられた作品世界を構成するディテールの中に、出てきてるんですよ。
わしが最初に思い浮かべた、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「故郷へ歩いた男」を収録した短編集が。本として。

「……やられた!」という読書体験、いいものだ。
December 3, 2025 at 1:07 PM
終盤になると、ラストがどうなるのかは「読めてくる」んですが、おそらくそれも作者の計算で、「話は読めた!そうだ、それがわしは見たい!読みたい!読ませろ!!」とページをめくる速度が上がる。そしてその願いは、見事なくらいに適えてくれる。

……そして、あることを思い出して愕然とする。
December 3, 2025 at 1:06 PM
序盤しばらく、読んでいてわしはティプトリーの「故郷へ歩いた男」という傑作短編が頭の片隅にチラついていたんですが、そこから陳腐なストーリーに落着……と見せかけて予想外の角度で話が膨らみ、とても爽やかなラストへとなだれ込む。
December 3, 2025 at 1:06 PM
「ひかりより速く、ゆるやかに」
修学旅行生を乗せて走る新幹線「の車外」を舞台に、数々の人物の人生と時間が交錯する、この短編集の白眉。
ライトノベル感のある始まり方をしたかと思ったら、突然場面は大きく切り替わる。途中であまり好みでない展開に行きかけて、ストーリーはさらに大きくうねる。
December 3, 2025 at 1:06 PM
「シンギュラリティ・ソヴィエト」
東西冷戦IF。
P.K.ディックや、一時期のジェイムズ・ティプトリー・ジュニアみたいな、アイデアに満ち満ちて、文章の向こうに幻惑的なビジュアルが浮かぶ、ダークで引き締まった作品の味わいを日本語で楽しめる。短いのに二転三転して、背筋の寒くなるような落着。
December 3, 2025 at 1:05 PM
「ホーリーアイアンメイデン」
これもまた人を食ったスタイルの話。
作中に手紙が登場するんですが、それが書かれた時点のものなのか、それとも届いたor読まれた時点のものなのか…と考えて、「そもそも手紙は届いたのか?」が一切言及されていないことに気づいてゾッとした。
December 3, 2025 at 1:05 PM
「美亜羽へ贈る拳銃」
収録6作中、唯一ピンと来なかった話。オチで迷子になったというか、納得したり自分の中に落とし込んだりできなかった。
ただ、全体的な仕掛けとかはとても楽しい。作品としては決して嫌いではない。
初出が『伊藤計劃トリビュート』。伊藤計劃を既読だったら、印象違ったか?🤔
December 3, 2025 at 1:05 PM
「ゼロ年代の臨界点」。
読むモキュメンタリー。これは小説か?これも小説だ。
100%の虚構なのに、どんどん現実というか歴史を侵蝕してくる。こまごました部分での嘘のつき方もすごく好き。そしておそらく最後に読むことになる「注11」……そこまで大それた嘘をつきますかw
かなり変で、結構好き。
December 3, 2025 at 1:04 PM
「なめらかな世界と、その敵」
表題作。冒頭の文章に混乱するけれど、読み進めればどんな設定なのかがスッと頭に入ってくる。
複雑でぶっとんだ世界の中での友情(あるいはプラトニックな百合?)話。
ただ、1冊全体を読み終えたあとだと、これが最初に「なる」のも納得。良くも悪くも軽い作品。
December 3, 2025 at 1:04 PM