さらに、押下圧とのバランスを考慮し、キーストロークを従来のProfessionalシリーズの4mmから3.8mmに最適化しました。なぜ3.8mmなのかというと、社内検証の結果、高速タイピングに最も適したキーストロークが3.8mmだったためです。

ちなみに、衝撃吸収材の厚さは0.5mmです。本来であればキーストロークが4mmから3.5mmに短くなってしまうところを、プランジャー下部を0.3mm削ることで、最終的に3.8mmに調整しています。

こうした細部へのこだわりによって、「高速タイピング」と「静音性」という相反する要素を高いレベルで両立しているのです。

高級キーボードに使われる静電容量無接点方式のキースイッチは、写真の図のような構造になっており、Type-Sではこの内部に衝撃吸収材を追加しています。

また、キー押下時のブレを抑えるために駆動部のかみ合わせをよりタイトに設計し、高速タイピング時でも離れたキーの打ち損じが減り、より安定感のあるタイピングを実現しています。

この衝撃吸収材の追加と駆動部のタイト化によって、キーが戻る際の衝撃を吸収し、従来モデルに比べて打鍵音を約30%低減しています。

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