なんか辛口みたいな書き方になってる！？曲だけを取り出して「好みー！」というわけではないんだけど、舞台全体の一部として好きと感じる曲が多かった！だから私は嬉しかったです

（以下、少しネタバレ感想です）

しかし尚隆にはあまり「そこに生きてる」を私は感じなかったんだ。舞台上の尚隆と個人的な解釈やイメージとに、違いが他の人物より大きめだったから、というのも多少はあると思う。でもそういう個人的な理由よりも、脚本中の描かれ方…劇中の役割が、すごく「王様」っぽく感じたからかも。「小松尚隆」というよりも。成功している、象徴的な王

で、この「身体性を伴って存在してる」ことをメディアミックスで（できれば演劇で…できれば日生劇場で…！）観ることを私が1番具体的に望んだことがあったのは尚隆に対してだったわけですが（特に好きな登場人物の中で、「生きてる」感じが1番似合う登場人物と思ってるから）

身体性を伴って十二国記の登場人物たちがそこに存在することへの感動がかなり大きかった。生きてるんだよ…
「○○がそこに生きてる」と1番思ったのは蓬萊での陽子

「そこに生きてる」と感じたのは、そのまま同じ！というのとは少し違って… アレンジもあったけれど、そのアレンジそのものがしっくりもきたのでした。あとミュージカルが好きだからなのかな、現在のミュージカルなら陽子こうなる、的な納得感も、楽しかった

つまり…人間が演じている彼らを観たことで、十二国記の登場人物たちを実在する存在のように感じる度合いが何段階も上がった。そしてこれは東宝ミュだからこそで（きっとホリプロでも梅芸でも四季でもそうなったと思うし、もちろんストレートプレイでも良かったと思うけど）いわゆる2.5次元の舞台だったら私はこう感じることはなかったと思う。そのことと、他にも色々で…この形でのメディアミックスに感謝してる

もしかしたら、私は想像力の一部分が低めなのかも、だからこそダイレクトに命を感じる生の舞台が好きなところもあるのかなぁ、とかいうことを、序盤を観ながら感じた。結構長らくミュージカル観てるけどこう思ったのは初めてだった。12ほど思い入れてる作品の舞台化は初めてだったからかも

たぶん一昨日か昨日から貼られたのだと思う

これは入場後の場所だから公演のチケットがないと見られないけど、他にも貼られてるところあるのかな

お芝居の表現力の評判をよく見かけていたけど、表現力だけでなく、全体的に良かった
そして声がきれいで聞きやすかった