うきこ🦍
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成人済。三日月宗近大好き人間です。審神者歴10年目にして長谷部に落ちました。
男審神者受けフィード作ったので登録お願いします。

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ページ数つけるの忘れた…。あと文字滲んで読みづらいですね。すみません…。

「君と夜景と」（2/2）
の底から喜ばせているのが、隣で見ていても伝わってきた。 　連れてきてよかったな。 　長谷部のこんな顔を見るのは、久しぶりだ。 　知らず、表情が柔らかくなってしまう。好かれるのは困るけど、長谷部が喜ぶことはしてあげたい。 「長谷部、せっかくだから写真撮ってあげる」 　私はカバンからスマートフォンを取り出すと、長谷部に向けて笑いかけた。 「え、いいですよ」 　長谷部は申し訳なさそうに手を振ったけど、私は主命と言い張って、無理矢理長谷部をクジラの横に並ばせた。 「撮るよ。笑って」 　私の声に、長谷部がぎこちなく口元に笑みを刻む。いつもの癖で、胸に手を当てている。 　こんな時くらい違うポーズをすればいいのに。 　そんなことを思いながら、シャッターを下ろす。 　軽やかなシャッター音が、鳴り止まない音楽の上に乗る。クジラの明滅は止まらない。 「撮ったよ！長谷部、いつもと同じ格好してちゃダメ、じゃん……」 　映し出された写真を見て、私は息を止めた。 　眩い高層ビル。明滅していたクジラが、ガラス窓に映って夜空に浮き上がっていた。 　長谷部はその中で、いつもと同じポーズを取っていた。 　でも、ガラス窓に彼の姿は映っていない。 「仕方ないですよ、癖なんですから」 　長谷部はいつものように笑っている。 （そうか） 　私はスマートフォンを握りしめて、目を細める。 「刀剣男士だねえ」 　声が震えないよう、注意を払いながら私は笑った。 　忘れていた。 　彼は、刀の付喪神なんだ。 　急に不安になって、私は普段は握らない長谷部の手を、軽く握った。 　いる。長谷部は、ちゃんといる。 「あ、主っ？」 　いきなり手を握られて、長谷部の声が裏返った。落ち着かなさそうに、忙しなく左右を見回している。 　けど、それは無視して、私は手を握り続けた。初めて触れた長谷部の手は、温かかった。
December 19, 2025 at 9:55 AM
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というわけで、この写真を元に書いた。
女の子書くの初めてー。というか夢自体初めて。なお、恋愛要素はない

「君と夜景と」
夢　へし→さに　女審神者
「見に行きましょう」 　そう言い出したのは長谷部だ。 　買い物の帰り、イルミネーションイベントがやると耳にした長谷部は、嬉しそうに私の顔を覗き込んできた。 　正直、私は気が進まなかった。勝手知ったる商業地。何度も見てきたイルミネーションイベント。うんざりしていた。 　でも長谷部があまりに楽しそうな顔をするから、私は気が進まないながらも「うん」と頷いた。私はきっと、文字通りの「愛想笑い」を浮かべていたことだろう。 「見に行くなら場所移そっか。穴場、知ってるんだ」 　どこで見ようと浮き足立つ長谷部を無視して、私は迷わずショッピングセンターの出口に向かう。 　日本でも有数の観光地区。イルミネーションイベントはその全てを利用して行われる。どうせ見るなら、少し離れて見た方が美しく見える。 「主、お待ち下さい」 　長谷部が慌てて後ろから声を掛けてきたが、それも無視した。不思議と長谷部から離れることはないという確信があった。背が高いし、何より主命第一の刀剣男士だ。私の姿を見失うことはないだろう。 　時折、後ろを振り返ると、予想通り長谷部は私の少し後ろを歩いていた。 　持たなくていいと言ったのに、奪い去られた買い物袋が、彼の両手で邪魔くさそうに揺れている。 　いざとなったらどうやって護衛をするつもりなのだろう。 　少し気になったけど、長谷部ならなんとかなる 気がした。目元を緩めると、気づいた長谷部が釣られるように微笑みを返した。 　外に出ると、目的地はすぐに見えた。 「あそこ、行くよ」 　寒気に体が縮こまるのを感じながら、私は少し先にある高い建物を指差す。市庁舎だ。 「きれいな建物ですね」 「出来てまだ少ししか経ってないから。││行くよ」 「お待ちください……！」 　長谷部の言葉を待たず、私はさっさと歩き出す。 　冬の夕暮れはすぐに終わる。まだ五時前だというのに、西の空は既に夜の帳が落ちている。 　周りはカップルだらけだ。きっと私と長谷部も、側から見ればそう見えるのだろう。そんな関係では全くないのに、男女というだけで、いつもそういう目で見られる。迷惑だ。 　でも長谷部はそう言われて満更でもないらしい。私が迷惑がっているのを知っているから澄ました顔をしているが、そう言われるたびに口元に笑みが浮かぶ。本当に、分かりやすい。 「長谷部、こっち」 　市庁舎に入るなり、私はすぐにエスカレーターに乗り込んだ。長谷部もすぐその後に続く。 　再び振り返ると、長谷部はやっぱり笑顔だった。エスカレーターで私の後ろに乗ると、彼と私は目線が並ぶ。それを知っていて、長谷部はいつも私の後ろに乗る。そこまでするか、と少し呆れてしまう。 「ここの上が穴場」 「いよいよですね」 「大したことないよ」 　そっけなく返して、私は前方に目を遣る。 　前に見える天井は既に暗い。イルミネーションイベントに合わせて、市庁舎は照明を落とすと聞いた。暗いということは、間も無く始まるのだろう。 　エスカレーターを降りると、普段は誰もいないフロアに、ちらちらと人影が見えた。思ったより人が来ているらしい。 「ここの奥だよ」 　広いエントランスを横切り、人が二人くらい通れそうなガラス張りの通路を奥へと向かう。 「嘘」 　私は思わず足を止めた。 　目に飛び込んできたのは、それなりの人だかりだった。一面ガラス張りの展望室の窓際に、張り付くようにして人が立っている。 「……行きましょう。俺が先に行きます」 　呆然と立ち尽くす私の横を、今度は長谷部が先に立って歩き出す。慌てて後ろについて行くと、人波が長谷部を境に左右に割れていった。 「後ろにいて下さい」 　さりげなく手が差し伸べられたが、それは無視した。ここで乗って、余計な気を持たれても困る。 　代わりに彼のコートの裾を、指先で摘む。 　気づいた長谷部の目が、柔らかく細められた。 「ここなら良さそうですよ」 　ふいに長谷部が足を止めた。 　長谷部の前は一面の夜景だった。この街のシンボルとなる高層ビルを中心に、日の落ちた空を区切るように街の明かりが瞬いている。 　長谷部のそばには、今回のイルミネーションイベントのシンボルとなる白いクジラの模型が、長 谷部より少し高い位置に設置してあった。 「なんでしょうね、これ」 「知らない。イベント始まったら色でも変わるんじゃない？」 「はあ……？」 　長谷部がしげしげとクジラを眺め始める。 　どうやって変わるんだろう？ 　頭の中の疑問が、そのまま顔に表情となって現れている。本当に、分かりやすい。 　その時、突然音楽が鳴り出した。目の前のクジラが、私の言葉通り虹色に輝き出す。 　驚いた長谷部が、一歩退いた。 「……本当に変わった」 　予想外にめまぐるしく色を変化させるクジラを、長谷部はいつまでも眺めている。 「長谷部、外。イベント始まってるよ」 　私は彼の肩をつついて、外を指差した。 　窓の外ではこの街のシンボルとなる高層ビルが、暗闇の中、軽快な音楽に合わせて青や緑に点滅していた。隣接するホテルや他のショッピングモールも、同じように青や緑に点滅している。 　長谷部は窓ガラスに手を触れ、声を上げた。 「すごいですね」 「これだけなんだけどね」 「いいえ。すごいです。どうやって音楽と光を合わせているのでしょう？」 「うーん。プログラム？」 　そうとしか言いようがない。私があまりにも興味がなさすぎる。 　でも長谷部は嬉しそうだ。見慣れない外の景色。日本有数の夜景。そして一年でこの時期にしかやらないイルミネーションイベント。全てが彼を心
December 19, 2025 at 9:52 AM
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長谷部ー、横浜の夜景だよ
December 19, 2025 at 9:48 AM
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クリスチャン審神者くんが食前の祈りしてなかったので書き直しました！！すみません！！

上の長谷部視点です。一人称

男審神者　へし主　へしさに♂
#tousani_bl
　この時間が俺はとても好きだ。 　一日の終わりの、ほんの数時間。ささやかな食卓を囲みながら、その日あったことを話す。 　食卓の中心にあるのは、酒と、主が作った手料理。 「適当に作った」と以前言っていた割に、いつも丁寧に盛り付けられてあって、食べる度に胸がじんわりと温かくなった。 （大切にされてるんだな） 　こたつに足を入れながら、自分ももっと大切にしたいと、思いが湧き上がる。 「今日は鯖のみぞれ煮とクリームチーズの味噌漬け。お酒は冷蔵庫に昨日の余りがあったよ」 　と、主が四合瓶を天板の上に置く。こたつの天板が、酒の重みに軽く沈む。 「結構余ってますね」 「昨日開けたばかりだからね。どうする？ビールもあるけど」 「どちらも合いますよね」 　悩ましいところだ。クリームチーズの味噌漬けは洋風に見えて、案外日本酒に も合う。でも一口目をビールで切り替えるのも捨てがたい。 　本格的に悩み始めた俺に、主が微笑みを浮かべる。 「お風呂の後だし、一杯目はビールにしようか」 　すぐに腰を浮かせると、厨にある冷蔵庫からビール缶を二本手に取って、こちらに戻ってきた。 「ちょっとごめんね」 　俺の分のビールを手渡した主が、腰を下ろすなり、いそいそと指を組む。 　食前の祈りだ。 　主が目を閉じ、口の中で何事かを小さく呟く。部屋を温めるストーブの音が、やけに鮮明に聞こえる。 「お待たせ」 　指を解いた主が早速缶のタブを引く。 　俺も開けたビールを缶ごと軽く掲げる。 「乾杯」 　そのまま口の中に流し込むと、ビールの苦味と冷えた感触が喉を滑り落ちた。 「最っ高ですね」 「そうだね」 　口元に笑みを浮かべながらもう一口、主がビールに口をつける。 　それを横目に見ながら、俺は早速みぞれ煮に手を伸ばした。 「それ、鯖缶で作ったんだ」 　口を運びかけた俺に、主が口を挟む。 　鯖缶。普通の鯖と何が違うのだろう。 　そんな疑問を頭に浮かべながら、口に入れる。 ──うまい。 「うまいですね、これ」 　すぐに二口目を手に取った。主が嬉しそうに笑みを深める。 「歌仙さんに煮物のコツを教えてもらったんだ。味付けはお酒用に濃いめだけど」 　そう教えてくれる主の顔は得意げだ。少し鼻が膨らんでいる。 　俺はその姿に目を細めた。 「貴方の作るものなら、何でも美味いですよ」 　主の動きが、ぎこちなく止まった。 　俺を見つめたまま、喘ぐように何度も口を開けたり閉めたりしている。 「き、君は、君は……っ」 　みるみるうちに顔が赤くなっていく。天板の上に置かれた手が、小刻みに震えている。 「どうしてっ、いつもそういうことを……！」 　弾かれたように、主が両手で顔を覆った。よく見ると首筋まで赤くなっている。 　俺は笑いながら、一口ビールを流し込む。 「仕方ないじゃないですか。本当のことなんですから」 　自分の中にある動揺を悟られないように、続けてもう一口ビールを煽った。
December 6, 2025 at 2:53 AM
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クリスチャン審神者くんが長谷部に料理を作る話を書きました。

「いつもの夜」
審神者視点一人称

男審神者　へし主　へしさに♂
#tousani_bl
　一日の中で、この時間が一番好きかもしれない。 　大好きな人のことを頭に思い描きながら、食材を鍋に入れていく。 　夜食だから、そんなに大したものは作らない。でもお酒を飲むから味は少し濃いめ。小さなキッチンの片隅で、彼の好みを考えながら、味を整えていく。 「……よし」 　風味はいい。出汁もよく出てる。 　戸棚から少し大きめの皿を出して、出来たものをその上に盛り付ける。ふわっと立ち上る湯気と共に、料理から醤油の香りが室内に漂う。 　気に入ってもらえるだろうか。 　そんなことを思いながら、そっと皿の端を撫でる。つるりとした皿の感触が、なんだか心地いい。 　さあ、もう一品だ。 　今度は冷蔵庫からタッパーを取り出す。中に入っているのは味噌に漬けておいたクリームチーズ。一口大に切り分けて、クラッカーと共に皿の上に並べていく。 　料理を隣室のこたつの上に並べ、続いて箸を取りにキッチンに戻る。戸棚の中、 自分と彼の箸を見て、少し頬が緩んだ。 　こうしていると、なんだか一緒に暮らしているみたいだ――。 （……主よ、僕達はただ食事を共にしているだけです。やましいことは決してしておりません） 　慌てて神様に祈りを捧げる。結婚もしていないのに、夫婦のような振る舞いをするなんて、神様の前に立てなくなってしまう。 　仕切り直しだ。軽く吐息を漏らして、今度こそ戸棚に手を伸ばす。 　彼の箸と自分の箸を手に取り、こたつの上に箸置きと共に並べていく。 　あとは取り分け用の皿を置き、完成。 　彼を待つだけだ。 　僕はこたつの中に足を入れると、ぼんやりと障子の向こうに目を向ける。 　障子の向こうは真っ暗だ。物音ひとつ聞こえない。 「……」 　 　一秒が、とても長い。 　早く、来ないだろうか。 　 「――主」 　 　障子の向こうから声が聞こえて、鼓動が跳ね上がる。 「長谷部が参りました」 　待ち望んでいた声が、ようやくやってきた。 「どうぞ」 　声が弾む。会いたい。早く、顔を見たい。 　障子が開くとジャージ姿の長谷部がいて、僕は思わず顔を綻ばせた。
November 30, 2025 at 4:53 AM
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診断メーカーのお題「君が好きで、嘘をついた。」で60分1000字書きました。今回60分。推敲時間多分10分😂
審神者視点一人称

60分以内で信仰語書くの勇気いる。意味あってるか自信ない。間違ってませんように😂

男審神者　へし主　へしさに♂
#tousani_bl
　障子の向こうで、ガタリと音が鳴った。影さえ映らない暗闇の中、長谷部が身動ぎしたことだけがはっきりと分かった。 「かしこまり、ました……」 　絞り出すような声が外から響いてくる。あんなに張りのある声だったのに、今はその欠片もない。息を詰めて、僕の「主命」の意味をなんとか咀嚼しようと必死に努めている。 　僕は障子に背を向けて、暗い部屋の中で一人、震えながら自分の口元を手で覆う。 　嗚咽が、漏れてしまいそうだった。 　長谷部を傷つけた。自分のためだ。自分のために彼を突き放した。 　何を言ったかなんて覚えていない。思い出したくもない。 　ただこれ以上近寄ってほしくなかった。近づけば、長谷部をもっと好きになってしまいそうだった。 　だから突き放した。長谷部が望まない言葉を沢山浴びせて、彼を傷つけた。 　全ては彼に嫌われるために。 　長谷部は藤色の瞳を揺らして、色を失った顔で僕を見つめながら、それでも僕との距離を取り戻そうと、必死に言葉を重ねた。 　自分が何かしたのか。改める。だから顔を見せてほしい。お願いだ。縋るように次々と繰り出される長谷部の言葉に、僕の胸は張り裂けそうだった。 　でも、違う。そうじゃない。長谷部は全く悪くない。 　悪いのは僕の方。僕が君を好きだからいけないんだ。 　首を横に振り、手で顔を覆って蹲る。 　突然、長谷部が動き出した。廊下の軋む音がゆっくりと、力なく遠ざかっていく。 　僕は顔を上げて振り返る。今すぐ飛び出して、彼の背中に飛び込みたい。 　でも、それはできない。 　真っ暗な部屋の中、左手を飾るロザリオブレスが放つ光が僕の目に入る。そこにある清廉な十字の証。僕の生きる導。心の拠り所。それが言う。 　正しい信仰とは何か、と。 　浮きかけた腰がガクリと落ちる。 　正しいのは立ち止まること。でも胸が痛い。神の前に正しく生きるために、僕は愛する人を傷つけている。正しい行いのはずなのに、それさえ忘れるほど、僕は彼を求め、心からその後を追いかけたいと思っている。 「……主よ」 　銀色の十字架に向かって、震える声で問いかける。 「僕は、正しい、ですよね？義にかなうために、清らかさを保つために、彼を愛してはいけないのですよね？」 　声に涙が混じる。まともに息ができない。 　神は答えない。ただ十字架が暗闇の中、静かな光を放っている。 　僕はブレスレットごと左手首を手で覆うと、チェーンが手首に食い込むほど強く握りしめる。 　部屋を覆う暗闇が、僕の肩に重くのしかかってきた。
November 21, 2025 at 3:50 AM
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診断メーカーのお題「君だけが振り向いてくれない」で60分1000字書きました。執筆時間53分！
長谷部視点一人称

最近フィード埋めてごめんなさい！下手すぎてうんざりしたので練習してます！鬱陶しかったらミュートして下さい！

男審神者　へし主　へしさに♂
#tousani_bl
　ただ、笑ってほしかった。またあの笑顔が見たかった。 　目の前で事も無げに閉められた障子に、全てを拒否されたように感じて、俺はすぐにそれに縋りついた。 「主」 　閉じられた障子に手をかけ、その向こうにいる人に向けて声を上げる。 「どうしたんですか？俺が何かしましたか？嫌なら改めます。お願いです。顔を見せて下さい」 　組子を掴む手に力がこもる。障子が軋む音を立てて、僅かに揺れる。 　室内からは、呆れたような、疲れ果てたような、低いため息が静かに聞こえてきた。 「何もないよ。気にしなくていい」 　ようやく聞こえてきた声は、俺のよく知る主とは違う、冷ややかなものだった。 「具合が悪いだけだよ。お願いだからほっといて」 　声音はいつも通り柔らかい。けれど言葉の端々に拒否の色が滲んでいる。近づかないでほしいと主の声が言っている。 　それでも俺は障子から離れなかった。障子を揺らすと、中にいる主に向かって叫んだ。 「だったら薬研に見せましょう。貴方に何かあったら大変だ。お願いです。開けてください。主……！」 　吐く息が震える。障子の組子が指先の強さに負けて歪んでいく。 　けれど、障子は開かない。障子の向こうは真っ暗で、人の気配さえ感じさせなかった。 「……帰ってくれ」 　低い、硬質な声が、俺の耳にはっきりと届く。 「今日はもう誰とも話したくない。主命だよ。帰って」 　一瞬、世界が暗くなった。 　障子から手が滑るように落ちて、体の真横に力無く垂れ下がる。 （……主命） 　好きな言葉だった。この言葉が告げられるたびに、主を支えている気がしていた。 　でも、こんな風に使われるなんて――……。 　俺はよろけるように一歩後ずさると、唇を噛み締める。 「かしこまり、ました……」 　奥歯を噛んだまま告げた言葉は震えていた。 　俺は体の向きを変えると、ふらふらと自分の部屋に向かって歩んでいく。 　月のない夜だった。目を向けた庭は闇に閉ざされて、天地の境さえ分からない。 　まるで、俺の心の中のようだ。 　ぼんやりと庭を眺め、そんなことが頭に浮かぶ。再び歩み出した足は、本当に地面を踏んでいるのか分からないほど、覚束なかった。
November 17, 2025 at 10:41 AM
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お題「朝なんて来なければいいのに」を修正しました。
審神者視点三人称

反省点まだたくさんあるんですけど、修正は一回のみと決めてるので恥を忍んでこれで上げます。

男審神者　へし主　へしさに♂
#tousani_bl
　朝なんて、来なければいいのに。 　審神者、内村光一は細く息を吐くと、のろのろとした動作で顔を上げた。 　朝の祈りを終えたばかりだった。薄暗い部屋の真ん中では、十字架が鈍い光を放っている。 　今朝の祈りは最悪だった。もっと集中しなければいけないのに、長谷部の顔が頭に浮かんで離れず、祈る言葉も途中で途切れて、その度に言い直した。 　何度も長谷部のことを忘れようとした。 　でも長谷部の顔が、また頭に浮かぶ。 （長谷部） 　気がつくと光一は、手に巻いていたロザリオの珠が食い込むほど強く握り締めていた。 　昨夜、長谷部と喧嘩をした。思い返せば原因は些細なもので、普段なら言い争いにならずに済んだ話題だった。 　でも昨夜はお互いにどこか落ち着かなかったのだろう。次第に話は解決のしようもない議論に発展し、水掛け論になっていることを察した長谷部が無言で頭を 下げて、部屋を出ていった。 　出ていく時、長谷部は一回も振り返らなかった。 　あの時どうすればよかったのだろう。 　長谷部の顔は深く傷ついていた。何かを言おうとして、言葉を何度か飲み込んで、結局何も言ってくれなかった。 　言ってほしかった。どんなに傷つく言葉をぶつけられても、それでも長谷部の本心を知りたかった。 （僕が主だからかな） 　もう一度ため息をついて、光一は持っていたロザリオを引き出しに仕舞う。タンと乾いた引き出しの音を聞くと、わけもなく気分が沈んだ。 　間もなく朝餉だ。朝餉になれば嫌でも顔を合わせる。でもどんな顔をすればいいかわからない。 　想像したら胃のあたりが重くなった。もし顔を背けられたら――涙がこぼれてしまいそうだ。 （会いたい） 　そんなことが靄のかかったような頭に浮かぶ。 　こんな朝早くなのに、彼に会って、謝りたい。 　気がつくと、足が入口の方に向いていた。躊躇いがちに一歩。また一歩。歩を進めるにつれて、気持ちが急いて止まらなくなる。 　きっとまだ寝てる。でも会いたい。馬鹿なことはやめた方がいい。でも止まらない。 　目の前にある障子に手が伸びる。 　突然、別の陰が障子越しに映った。 「主」 　低く、通る声が障子越しに響き渡った。光一の指先がびくりと跳ねる。 「お祈り中に申し訳ありません。どうしても話したくて……。今よろしいですか？」 　陰が動いた。光一が後ずさるよりも早く、障子がスッと音を立てて開く。 　長谷部の姿が目の前に現れる。光一は思わず息を飲んだ。 「――主」 　思わぬ光一の姿に、長谷部の瞳も大きく見開かれる。 　光一は長谷部の姿にくしゃりと顔を歪ませると、躊躇いなくその手を取って、自分の胸元へと引き寄せる。 「会いたかった」 　発した声が震えていた。
November 17, 2025 at 3:30 AM
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お題「朝なんて来なければいいのに」で60分1000字を書きました！
三人称、審神者視点！

真顔になるほどひどい出来ですが、60分1000字書いたら必ず上げると決めてるので恥を忍んで上げます！！明日リライトします！！

男審神者　へし主　へしさに♂
#tousani_bl
November 13, 2025 at 3:38 AM
haoomiwa.bsky.social
駄目すぎたから修正しました。
推敲時間20分！

「寂しいからそばにいて（推敲版）」

男審神者　へし主　へしさに♂
#tousani_bl
November 7, 2025 at 3:02 AM
haoomiwa.bsky.social
お題「寂しいからそばにいて」で60分1000字書いた。
時間58分（執筆時間51分　推敲7分）

今回は失敗！！寂しい感が出てない！！
30分経過後に全文書き直したから実質20分。無理すぎた😂

男審神者　へし主　へしさに♂
#tousani_bl
November 6, 2025 at 3:06 PM
haoomiwa.bsky.social
「それは恋なんてものじゃなかった」で60分1000字書きました。

時間:51分
（執筆35分、推敲16分）

長谷部視点一人称
男審神者　へし主　へしさに♂
#tousani_bl
November 4, 2025 at 10:29 AM
haoomiwa.bsky.social
診断メーカーのお題「まぁ、お前の方が可愛いんですが」で60分で1000字書いてみた。

執筆時間: 43分
初めてだから多分こんなもん。練習のためにしばらく続けます。

男審神者　へし主　へしさに♂
#tousani_bl
November 3, 2025 at 1:54 PM
haoomiwa.bsky.social
ダッシュで書きました。間に合った。

「ハロウィン」
長谷部視点一人称

男審神者　へし主　へしさに♂
#tousani_bl
October 31, 2025 at 11:40 AM
haoomiwa.bsky.social
フランスの不思議のメダイ教会製不思議のメダイをフリマアプリで手に入れたら、予想外にちっちゃいメダイだった😂

買ったのはカード付きと小さいやつ。右上のは比較のために並べた日本で買った不思議のメダイ。
October 17, 2025 at 6:39 AM
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戦闘描写書いたの初めて。結構楽しかった。今度はもっと動いてるやつ書きたい

「天使の日」（2/2）
長谷部視点一人称

男審神者　へしさに♂　へし主
#tousani_bl
October 15, 2025 at 2:55 PM
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天使の日に風邪で死んでたので盛大に遅刻。でも勿体ないから上げます。

「天使の日」（1/2）
長谷部視点一人称

男審神者　へしさに♂　へし主
#tousani_bl
October 15, 2025 at 2:53 PM
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「鈴虫の夜」

審神者視点　一人称
クリスチャン審神者くんと長谷部が秋の虫を楽しむ話。初々しい

男審神者　へしさに♂　へし主
#tousani_bl
September 30, 2025 at 2:18 PM
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んまほっぺ、めちゃくちゃ必死になって方々探し回った結果、オフィス街のど真ん中で見つけた。かわいい
September 26, 2025 at 8:57 AM
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長谷部色のiPhone、買ってしまいました。
September 19, 2025 at 10:12 AM
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暇つぶしにぽちぽちしてたら書けた。審神者が嫉妬する話。

「長谷部は察していた。」

審神者視点一人称。

男審神者　へし主　へしさに♂

#tousani_bl
September 15, 2025 at 3:44 AM
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続き書きました。

「嫉妬のその後。」
審神者視点。三人称。

男審神者　へしさに♂　へし主
#tousani_bl
August 31, 2025 at 12:50 PM
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8万回でやっと成功した！😂
本当にタイミング分からなくて、苦戦したよ
August 31, 2025 at 11:05 AM
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１枚目から順番に…

長谷部、重文社殿だよ。
長谷部、マリア様だよ。
長谷部、祇園山笠だよ。
長谷部、ANAだよ。
August 9, 2025 at 7:02 AM
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こっちに福岡行ってきたって上げてなかったね。行ってきたんだよ、福岡に。長谷部に会いに。
August 9, 2025 at 7:00 AM