if世界で津波で持ってかれてますとか、大災害経験してる人ですとかの情報が見当たらず、ただインパクトの強い映像、強烈な描写としてしか津波描写を使えてなかった感が否めず…
それまでに出てきた異変がニノと少年に由来するものだった故に、なおさら謎だったな…

子を産むか産まないかの迷い、産道、羊水、イメージできなくもないけど本編だけでは説得力に欠けたかな…
だからこそXで津波描写の注意喚起しろって怒られてるのではと。

まあ、どこまで考察しても「ゲーム8番出口の実写映画化」でしかないものだったかな。
個人的には嫌いじゃないけど2回目はないしオススメもしないってとこでした。

カメラワークもなかなか良い仕事をしてました。8番出口だから許されるカメラワークだたな。ゲームのプレイヤー目線感があって良かった。
予告編で出てたコインロッカーとかの追加アイテムも良き味醸してましたね。コインロッカーよかったな。SCPでなんかあったよね、ましろの配信で観たやつ。

ただ、ニノ含め登場人物のバックボーンが分からなさすぎて、ニュアンス映画だな〜〜〜の域を出なかったな。それは残念だった。
ニノと少年の関係については、いわゆるif世界の親子関係、もしくはニノ自身ってとこなんだろうね。
ほんとね〜〜〜この辺の情報開示と津波描写が同時だった割に、津波描写の意義が伝わらなすぎて…

絶対8番出口（ゲーム）知らんでしょというご高齢の方も見に来ててそっちのほうが不安でしたわ！！おじいちゃん、ニュアンス映画伝わるかしら？！
ゲームを知ってる身としては、上手く映画化したなという感想です。いや、前情報なしで見るのは違った意味で恐怖じゃないか？？？

8番出口に迷い込む条件は開示されなかったけど、心理的な迷いがあるままだと8番出口にたどり着けない…そして、8番出口ではない出口から出ようとすると取り込まれる現代怪異という感じに料理されてました。
取り込まれるシステムは結構良かったな。オジサンのギミックを上手く使ったなと、褒めポイントです。