朝を迎え冷静さを取り戻した二人は泣き腫らした目を冷やしながらそっと手を繋いだ。
🌔「自分、絶対に⚖️さんを迎えに行くんで」
⚖️「おう。…待ってるわ。でも他の奴が良いってなったらそん時はすぐに言えよ」
🌔「あり得ないっすね。⚖️さん以上の人なんていないっすから」
⚖️「はっ。まあ俺は極上品だからな」
　玄関を一歩出たら、昨日までと同じ面倒見の良い大人とそれを慕う子供に戻る。自分の本当の心は『その日』が来るまで大切に大切に包んで隠しておこう。
そう覚悟を決めた二人は明るい声で笑った。
繋いでいた手をほどき⚖️は立ち上がる。
⚖️「よし！モーニング行くか」
🌔「行くっす！急いで準備しますね」

⚖️「ははっ、ありがとうな🌔。すげえ嬉しいよ。お前も18になったんだもんな。法的には何の問題もねえ…けど18と35てやべぇだろ…でも嬉しいんだよ…でもやっぱまずいだろお前の将来としても…でも嬉しいし俺もお前の側にいてえ…でも俺はお前を洗脳しちまって…」
笑顔のままボロボロと涙を流す⚖️。そんな⚖️を見て🌔も盛大に泣き出した。
🌔「うわーん！告白してごめんなさいっす！自分待つっす。⚖️さんからも世間様からも立派な大人だって認められて、⚖️さんとの関係を祝福して貰えるまで待つっす！⚖️さんは悪くないっす自分を責めないでくださいっすー！」
その後二人で大泣きし、泣き疲れて寝落ちした。→

他の少年少女達から告白された時のように思春期特有の勘違いだと切り捨てることはできない。そう⚖️は悟った。そして🌔の将来を考えた時に『俺じゃない誰かの隣に立つ🌔』を想像したときに感じる胸の痛みから自分の🌔への想いにも気付いてしまう。

🌔からの告白に対する驚き、困惑、世間の反応への恐怖、自分の中にあった🌔への確かな恋心、ひょっとして俺は🌔に対してぐるーmingしてしまっていたのではないかという恐怖、両思いだった喜び
同時に多種類の感情が⚖️の脳内を駆け巡った。アルコールの影響もあるのか、キャパオーバーに陥った⚖️の感情表出機能がバグを起こす。
→

陽キャ代表2️⃣による浅い理解と深い思い込みにより、0️⃣が学会費を滞納していたという怪情報が国中に広がっていったのだった。
0️⃣「名誉毀損で訴えれねえ？」
⚖️「する気ねえくせに。やるとしても、俺は弁護受けねえぞ。むしろ2️⃣を弁護するわ」
🐰「私も職務的にはあなたを捕まえたいですね」
0️⃣「わあ孤立無援」

後日この日の話題について2️⃣から聞いた⚖️。喫煙所で0️⃣と偶然会った。
⚖️「そういや0️⃣さん、あんた学会費滞納して退会になったんだって？」
0️⃣「え？何の話？」
そこにやってきた🐰「私も聞きましたよ。案外ケチなんですねぇ」
⚖️「払い忘れたまま引っ越したり異動したってこともあるぞ」
🐰「どちらにせよ意外ですねえw」
⚖️「だなwww」
0️⃣「待て待て待て待て。マジで何の話だよ。俺知らねえよそんなこと」
⚖️「あ？俺は2️⃣から聞いたぞ」
🐰「私もです。まさか…退会になってることに気付いてなかったんですか？」
0️⃣「んなわけあるか💢自主退会するまでちゃんと払ってたわ💢」
⚖️🐰「ええ…？」
0️⃣「し、信用ねえ…😭」
→

ほんと人類の生命システム複雑すぎて困りますね。
こんなに複雑ならわかりやすいメーターほしい…
体力メーター
気力メーター
睡眠不足ランプe.t.c

あざます！
いつもより長い時間寝て、蕁麻疹もすっかり落ち着きました
以後気を付けます😅

子供扱いに不満を覚えた3️⃣だが、しぶしぶ⚖️の言葉に従う。
一分程後、会計を済ませた⚖️がやってきた。
⚖️「おら、お前の分」
⚖️から投げ渡されたパpiコを受け取った3️⃣は手元を見てビックリした。そのパpiコの袋には、マスカット味とチョココーヒー味が1本ずつ入っていたのだ！
⚖️「せっかくだから分けようぜ」
そう言って笑う⚖️の手元には同じように味の違うパpiコが2本。
3️⃣「し、仕方ないな。お前がそういうなら…」
⚖️の気遣いへの感謝と照れで3️⃣は俯きながらアイスを食べた。
その夜、1️⃣のスマホには⚖️からの三十一アイスのデジタルギフトが届く。
⚖️「兄弟仲良く食えよ」
1️⃣「面倒見良いってレベルじゃない」