澁谷浩次
banner
yumboshibuya.bsky.social
澁谷浩次
@yumboshibuya.bsky.social
130 followers 48 following 1.5K posts
yumbo / 現実レコーズ / Genjitsu Films / 喫茶ホルン 【現実レコーズbase shop→ https://genjitsu.base.shop 】 【yumbo Bandcamp→ https://yumbo1.bandcamp.com 】
Posts Media Videos Starter Packs
Pinned
次回、そして多分今年最後のyumboは大阪2DAYSです。原マスミ、コルネッツという憧れの2組と連続で共演するという栄誉に与りました。会場の雲州堂は席数が多くはなく、2日間ともに渾身の内容にする心算でおりますので、早めのご予約をお薦めします!!!
今年の613本目は『銀の盃』を観た。ヴィクター・サヴィルというのは実に影の薄い監督だったが、今後は本作によって強く印象づけられることとなった。全くどうかしている美術、ナタリー・ウッドが成長してヴァージニア・メイヨとなる贅沢、映画の成否を一身に背負ったジャック・パランスの夢幻性。
Reposted by 澁谷浩次
皆さんに謹んでご報告です
新宿駅最後のインディーズ ビア&カフェBERGは
コーヒーもビールも食事もおつまみもとびきり美味しく
店内での展示も販売品もいちいち納得の品々と気骨ある心根が薫る名店です
そのBGMに本日10月22日(水)は
佐藤幸雄の歌と演奏を選んでいただけるとのことで
嬉しく面食らって動転しています
終日雨のそぼ降る空模様になりそうですが
ベルクはJR新宿駅地下東口出てすぐ
ルミネエストB1です
「ROAST PORK DAY」のBGMが
『佐藤幸雄特集』って
大丈夫なのかしら?と落ち着かない私は
店の片隅で聴いてみていようと思うのですが果たして…
間も無く開店です #BERG
今年の612本目は『Hovmod staar for fald』を観た。なるようにしかならない話、というのは「本格的な物語映画」の前段階にいくつも撮られており、その中には「成り行きの結晶」みたいなものも存在する。この映画で愚かな人間たちを見つめる動物園の動物たちの所作なども、その煌めきに属している。
今年の611本目は『Ved Havet』を観た。漁村の暮らしの厳しさを美しい染色フィルムで見せる、一種のモキュメンタリー。作業を撮影用にわざわざ行うことはままあるが、生死までも撮影するとは、漁村の人々も映画の貪欲さに驚いたに違いない。
今年の610本目は『Svend Dyrings hus』を観た。超自然的な存在/力が絶望的な事態を収拾するという、言ってしまえば現実逃避のお伽話に過ぎないのだが、人間が人間を救うことができない状況の地獄を暗に示してもいる。
今年の609本目は『Drengen med den sjette sans』を観た。オカルティズムに寄せられる20世紀初頭の大衆の関心が影響した映画だと想像できる。千里眼をもつ少年がキートンに匹敵する「無」の表情を貫くさまがこの映画の価値を決定している。当たり前の事に思えるが、ラルセンは子役を演出していたのだ。
今年の608本目は『噴火山の女』を観た。天使のようだった善人の少女が次第に自らの環境を、それ以上に実の姉を憎むようになり、真に手に入れたいもののために劣化していく。どうしても天才的なマニャーニに目が行きがちだが、このジェラルディン・ブルックスの熱演も評価されて然るべきだ。
今年の607本目は『Livets karneval』を観た。失敗した演劇人が再起のため芝居に取り組む熱い話かと思いきや、いとも簡単に肉体労働の求人広告を切り抜いたり、いかがわしい祝祭空間で泥酔したり、夢魔のような女(怖い)に凝視されて狂ったりする、極めて寒い話だった。終盤の妻との話し合いが泣ける。
今年の606本目は『ブライトン・ロック』を観た。純真な少女を目の前にして、世にも冷酷な愛のレコードを吹き込む17才のサイコパス。彼の究極の孤独は手の中のあやとりの幾何学的な図形によって現実との通路を塞ぐ。初期映画では平和そのものだったブライトンの桟橋が、ここでは暗く陰惨だ。
18/3/80のBig Empty Fieldは'89年版"In Jane From Occupied Europe"のボートラ、および'00年のアンソロジー"Sweep The Desert"のCDにのみ収録されていたもの(ただし"Sweep The Desert"ではピッチが遅い)。

同じく18/3/80のA Raincoat's Roomは"Sweep The Desert"のLP/CD収録の"Raining Room"と同テイク。
デザイン最低だな...と思ったら、内容は最高だった!

16/10/78の5曲、
18/3/80のBleep And Booster Come Round For Tea / Secret Island, Let's Buy A Bridge, Helicopter Spiesは初公式リリース。

15/5/79の4曲は未だCD化されていない'80年の2LP "Whatever Happens Next...."と同じ、
今年の605本目は『地獄の戦場』を観た。筋金入りの反日左翼としては、捕虜の分際で「日本人の哲学を勉強しろよ」なんて言われたら目から火が噴き出るだろうが、疲れ果てた海兵隊員たちは各自の身体を静かに戦場に溶かしてゆくのみだ。レジナルド・ガーディナーの日本語はアメリカ映画史上最高に流暢。
Reposted by 澁谷浩次
工藤夏海さんの個展(@阿佐ヶ谷ポポタム)のオープニングに行き、小さなねこちゃんを連れて帰宅。私も所謂ねこさらいの端くれさ。作ってるね描いてるね生活してるね私ら五十年も何してんだろうねと同行者と大いに項垂れる。人形劇も必見。
今年の604本目は『Røverens Brud』を観た。偶然なのか何なのか、1907年のヴィゴ・ラルセンは同時期のマカッチョン/ポーターによく似たカメラの視点で語っている。結末の室内での銃撃はあまりに芝居がかっていて不自然だが、警察の待ち伏せや乗馬での逃避などの屋外場面は緊張感があり美しい。
バンキャンでちょっと聴いてみましたが、TVPのメンバーやGina Birchなどのラフトレ人脈が入っているとはいえ、これは全然別物ですねー。Jowe HeadのプロジェクトでMapsのレパートリーを再利用している、という感じ。"Jelly Babies"のGina Birchバージョンは悪くないですが。
2023年にJowe HeadがSwell Maps C21としてCafe OTOでGina Birchらとやったライブ音源も、いつの間にか"POLAR REGIONS"というタイトルでLP/CDが出てたんですね。知らなかった...。めっきり情弱になりました。
本作はビリー・ウェストものも撮っているチャーリー・チェイスが監督している。チェイスが10年代終盤に在籍していたKing-Beeというスタジオを母体としたBull's Eyeというオブスキュアなスタジオの末期作で、いかがわしくも魅力的な役者たちの宝庫だ。
今年の603本目は『Don’t Park Here』を観た。アメリカ期のランデーに協力していたハリー・マン、ラリー・シモンやファッティとの協働で知られるモンティ・バンクスらも、そんな必要は無かったろうがチャップリンの真似をしていた。分かりにくい話であるため、チャップリンが2人居るのは致命的だった。
今年の602本目は『Miss Minerva Courtney in Her Impersonation of Charlie Chaplin』を観た。複数のフォールによって、この役者がヴォードヴィルで同様のチャップリン芸を披露していたことが推察できるし、映画を撮る映画として惹かれるものの、多くの模倣者同様、あの独特の表情は欠落している。