☁️そよめき☁️
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秋なのにミントたっぷりなアラビアンティー。長風呂中の一杯にはちょうど良い爽やかさだと思う。お砂糖は控えめだけど。柑橘も良い。もっと寒い時には柚子の果皮をくぐらせた紅茶とか。
そのまま食べるのならばやや硬い柿のほうが好きなのだが、うっかりして柔らかくなった柿を試しに剥いてみた。モッツァレラチーズとスモークサーモン。薄く切ったカブと和えてみる。胡椒と、ちょっとビネガー、オリーブオイル。悪くはないけど、トマトとモッツァレラのほうが…という思いがよぎる。なぜだろう。そもそもサラダにするのに柿は甘すぎるのかもしれない。
美術館行って、お茶して、服見て、コスメ見て、本屋見て帰るのが1番楽しい。定期的に美を浴びないと、しおれてゆくような心地がするので、美術館のない街には暮らせない。
早朝、静かな冬の光に満ちたキッチン。クッキーを2枚頬張る。シナモン多めのスペキュロス。熱い紅茶と溶け合うミルクの模様を、庭のかわいい南天を、お気に入りのストールを、冬の宝物にしている。
冬のぼやけた光は、オパールの表面のゆらぎにも似ている。
冬のクロゼットには夢が詰まってる。本物のレースがついたベルベットのワンピース、ふっくらしたカシミヤのストール、よく馴染むラムスキンの手袋、子猫みたいな手触りのアルパカのセーター、よく晴れた冬空みたいなブルーのスカーフ。
いつか自分だけの宝石箱のようなクロゼットをつくりたい。美術館のように繊細で、そのどれもが自分にしっくりと溶け込むような、ほんとうの贅沢。
栗、茹ですぎた分は甘露煮にしよう。次は台湾烏龍と合わせようかな。
ゴールデンチップスたっぷりのアッサム。お砂糖とは違う華やかな甘さが、口内を満たす。飲み込んだあとの、余韻がきれい。お菓子を買い忘れたので、塩茹でしただけの栗をスプーンで。
マグカップにたっぷりの温かい紅茶と、ナッツ、干し杏。窓からはかさかさと葉の擦れる音、まだ緑ばかりの葉っぱに一枚だけ黄色くひかる秋。
頬に触れる風の心地よい季節。こんな日には香水を纏いたくなる。いつも1プッシュじゃ強いような気がして、慎重に半プッシュ…。
キツネノカミソリ。名に反してあたたかな橙色で小さな百合のような花だったりする。風に吹かれると、小さな狐達が遊ぶように揺れる。
よいお茶を飲み干したあとに、喉に漂う香りが好き。蘭の甘さにも似た、とろみのある風が胃から喉までを満たし、吐く息まで心地よい香りに染まる。柔らかな花びらを撫でるような安らぎがある。
クローゼットより、クロゼットと呼びたい。ナルニア国のような素晴らしい冒険へいざなう、物語の入り口になるから。
夏の夜。ぬるめで長湯。バステーブルなんて無いので、白くてつるりとした重い風呂蓋にタオルと本。温かいお茶。ビュリーのキャンドルを灯す日にはキュレルの入浴剤。
暑いと冬が恋しい。実際は刺すような冷たさにギュ…と縮こまってストールに隠れながら、寒い寒い早く家に帰りたい、夏が恋しいと思うのだけれど。
晴れた冬の日は良い。ターコイズの空に小さな金色の蝋梅。
さくらんぼ、ハリのある皮の食感と、甘さがよかった。今年は紅秀峰をよく見た。透明感のある爽やかなお茶によく合う。
帰宅したら先ずチーズや果物をつまむ。お台所で果物を剥き、食べ、剥き、食べ。ちょっとだけワインも飲んじゃう。無理な日には、ちぎったバゲットにバター、蜂蜜たっぷり、強烈なブルーチーズ。
夢の中の象牙は甘いバターの味がすると思う。
どうせなら素敵なお砂糖を食べたい。和三盆、金平糖、琥珀糖、落雁、雲平。小さな箱に並べて、裸石のように眺めて、少しずつ食べる。カリカリと噛み、舌に溶けて。熱いお茶でさっぱりさせて、またひとつ。
お茶は飲み干したあとのため息が一番美味しい。
バターを塗ったパンに、甘すぎない果物。温かくてたっぷりの紅茶。
崩した杏仁豆腐に、一房の蜜柑が月のよう。
藤棚の下にふかふかのベッドを置く。こぼれ落ちる陽光にキラキラくすぐられて目覚めたい。甘い花の香りを胸いっぱい吸い込んで、ベッドの上でそのままミルクティーを飲みたい。
香気爽やかなニルギリの季節。レモンの皮と、数枚のミントを浮かべて水出しも良い。お砂糖は入れない。