膨らんだ上着の中が温かい。小さく寝息が聞こえてくるのも愛嬌だ。こんないい思いを普段独り占めしている師父に見せつけるように膨らみを撫でる。
「みゃ」と小さく眠る猫が鳴いた。
鹿野と無限と小黒。師父にするのと同じように師姐の懐でも丸くなって眠る弟弟子。ビシバシしごかれても好きな相手の側で眠るよ。
膨らんだ上着の中が温かい。小さく寝息が聞こえてくるのも愛嬌だ。こんないい思いを普段独り占めしている師父に見せつけるように膨らみを撫でる。
「みゃ」と小さく眠る猫が鳴いた。
鹿野と無限と小黒。師父にするのと同じように師姐の懐でも丸くなって眠る弟弟子。ビシバシしごかれても好きな相手の側で眠るよ。
「んー!おいし!」
食べている時が一番顕著。丸い頬がより丸くなる。
「そのままでいなよね」
「師姐、なぁに?」
「なんでも」
声にした我儘な願いは届かなくてもいい。
鹿野と小黒、姉弟弟子。
あの師匠のそばにいてずっと感情表現豊かなままよい。
「んー!おいし!」
食べている時が一番顕著。丸い頬がより丸くなる。
「そのままでいなよね」
「師姐、なぁに?」
「なんでも」
声にした我儘な願いは届かなくてもいい。
鹿野と小黒、姉弟弟子。
あの師匠のそばにいてずっと感情表現豊かなままよい。
「師父は変わった」
胸の内で呟いてすぐそれは違うと打ち消す。きっと表に出にくいだけで昔からそうだった。
真っ直ぐに向き合える弟子を得たのだ。
鹿野視点の師父と弟弟子。
「師父と弟子というより爺と孫だけど」
「師父は変わった」
胸の内で呟いてすぐそれは違うと打ち消す。きっと表に出にくいだけで昔からそうだった。
真っ直ぐに向き合える弟子を得たのだ。
鹿野視点の師父と弟弟子。
「師父と弟子というより爺と孫だけど」
まだ慣れない呼ばれ方に内心の僅かな動揺を隠して振り返る。幼い弟弟子が嬉しそうに駆けてくる。
「アイス一緒に食べよ。どれがいい?ぼくはねぇ」
一緒に食べる前提で話すのに「私はいらない」と返す前に手を取られた。
「チョコかいちご!半分こしよ」
子供らしい我儘に丸い額を小突いた。
鹿野と小黒、姉弟子と弟弟子。
「アイスは一日ひとつじゃないの?」
「師姐と分けたらひとつぶん!」
師父に可愛がられて育ってるなと思いながら、小黒に多めに食べさせる鹿野もちゃんと可愛がってる。顔には出ないけど。
まだ慣れない呼ばれ方に内心の僅かな動揺を隠して振り返る。幼い弟弟子が嬉しそうに駆けてくる。
「アイス一緒に食べよ。どれがいい?ぼくはねぇ」
一緒に食べる前提で話すのに「私はいらない」と返す前に手を取られた。
「チョコかいちご!半分こしよ」
子供らしい我儘に丸い額を小突いた。
鹿野と小黒、姉弟子と弟弟子。
「アイスは一日ひとつじゃないの?」
「師姐と分けたらひとつぶん!」
師父に可愛がられて育ってるなと思いながら、小黒に多めに食べさせる鹿野もちゃんと可愛がってる。顔には出ないけど。
待ちきれないと足踏みしながら呼ぶ声に笑みが溢れる。堪えきれない喜びが声にも手足にもあふれている。
普段二人で過ごす日々の充実と穏やかさとは別に大勢の者達に会える機会も弟子は喜ぶ。
広く多くを見て進む未来を選んで欲しいと願いながらまだ幼い手を取った。
無限師匠と弟子小黒。弟子8歳という成長を噛み締める師父。
まだまだ強くたくましくかっこよく成長するよ。
待ちきれないと足踏みしながら呼ぶ声に笑みが溢れる。堪えきれない喜びが声にも手足にもあふれている。
普段二人で過ごす日々の充実と穏やかさとは別に大勢の者達に会える機会も弟子は喜ぶ。
広く多くを見て進む未来を選んで欲しいと願いながらまだ幼い手を取った。
無限師匠と弟子小黒。弟子8歳という成長を噛み締める師父。
まだまだ強くたくましくかっこよく成長するよ。
「なに?」
「なんでも」
変なひとやなぁと彼が笑う。俺の隣で彼が笑っている。
とん、と肩から腕にぶつかってくる。
「顔がニヤついとる」
正直に言えと笑って脅すから、あんまり君が可愛くてと素直に白状すれば、アホやなぁとまた笑うのだ。
狂聡、表紙の彼ら。
昨日から頭の中お花畑だしTLに流れてくる二人も幸せそうでなによりです。
「なに?」
「なんでも」
変なひとやなぁと彼が笑う。俺の隣で彼が笑っている。
とん、と肩から腕にぶつかってくる。
「顔がニヤついとる」
正直に言えと笑って脅すから、あんまり君が可愛くてと素直に白状すれば、アホやなぁとまた笑うのだ。
狂聡、表紙の彼ら。
昨日から頭の中お花畑だしTLに流れてくる二人も幸せそうでなによりです。
「あかん……冷食でこのレベル食べたらあかん……」
「また買うてくるよ?」
「この味に慣れたらあかんねん!素うどんに戻られへん!」
冷食パスタでこれなら普段連れて行ってる店はと思えばあれはもう別世界らしい。
狂聡4419、お土産というか支援物資的な冷食パスタがおいしすぎたみくん。レトルトもおいしいやつをもらう。
「うまいもんに罪は無い……悪いのはそれに慣れてまうことや」
「あかん……冷食でこのレベル食べたらあかん……」
「また買うてくるよ?」
「この味に慣れたらあかんねん!素うどんに戻られへん!」
冷食パスタでこれなら普段連れて行ってる店はと思えばあれはもう別世界らしい。
狂聡4419、お土産というか支援物資的な冷食パスタがおいしすぎたみくん。レトルトもおいしいやつをもらう。
「うまいもんに罪は無い……悪いのはそれに慣れてまうことや」
「さすがに今日は残業なしで帰るから。な?」
仕事に行かせてくれと頼んでもますます強くしがみ付く。
「しょうがねぇ、一緒に行くか」
ぱっと上げられた顔は信じられないという表情で、次いで何度も頷いた。
子連れ出勤だ。
鬼と水。どうしても離れないから諦めた。休日出勤。
「さすがに今日は残業なしで帰るから。な?」
仕事に行かせてくれと頼んでもますます強くしがみ付く。
「しょうがねぇ、一緒に行くか」
ぱっと上げられた顔は信じられないという表情で、次いで何度も頷いた。
子連れ出勤だ。
鬼と水。どうしても離れないから諦めた。休日出勤。
「僕にだけコスプレさせて不公平やろ」
文句を言っているのに撫でてこようとする手を払いのけたら何故か「ほんま猫みたい」と喜ばれる。むかついたので膝の上にのし掛かり
「お菓子くれてもイタズラする」
と噛みついた。
狂聡4419、雑コスプレハロウィン。猫耳つけただけ。
噛みついたのは耳と鼻と首。
「僕にだけコスプレさせて不公平やろ」
文句を言っているのに撫でてこようとする手を払いのけたら何故か「ほんま猫みたい」と喜ばれる。むかついたので膝の上にのし掛かり
「お菓子くれてもイタズラする」
と噛みついた。
狂聡4419、雑コスプレハロウィン。猫耳つけただけ。
噛みついたのは耳と鼻と首。
「なんで」
「かぼちゃの日近いやろ」
指さしたのはプリンの器。目鼻の形をくり抜いたランタンを模している。
「……ハロウィンはかぼちゃの日やないですよ」
「ええ〜」
「コスプレの日でもない」
男が手に持つ猫耳カチューシャを睨む。
付けませんからね。
4419狂聡、ハロウィン前日。
「カチューシャごときでコスプレ言える思わんといてください」
あと、ハロウィンはかぼちゃ食べる日やなない。それは冬至や。
「なんで」
「かぼちゃの日近いやろ」
指さしたのはプリンの器。目鼻の形をくり抜いたランタンを模している。
「……ハロウィンはかぼちゃの日やないですよ」
「ええ〜」
「コスプレの日でもない」
男が手に持つ猫耳カチューシャを睨む。
付けませんからね。
4419狂聡、ハロウィン前日。
「カチューシャごときでコスプレ言える思わんといてください」
あと、ハロウィンはかぼちゃ食べる日やなない。それは冬至や。
物語の中では身をやつした王様が街へ出て民と交流し、事件が起きても協力して解決。
「かっこいいね」
「だろう?」
鼻を高くしていると「ごはんできたよ」とお忍びの王が呼びに来た。
👑、狭間と町の小さい子、そして邪悪。
「お兄ちゃん、お忍びの王様ってかっこいいんだよ」
「? ありがと」
「なんでお兄ちゃんがお礼言うの?」
王様ふたり、目を見合わせて笑いました、とさ。
物語の中では身をやつした王様が街へ出て民と交流し、事件が起きても協力して解決。
「かっこいいね」
「だろう?」
鼻を高くしていると「ごはんできたよ」とお忍びの王が呼びに来た。
👑、狭間と町の小さい子、そして邪悪。
「お兄ちゃん、お忍びの王様ってかっこいいんだよ」
「? ありがと」
「なんでお兄ちゃんがお礼言うの?」
王様ふたり、目を見合わせて笑いました、とさ。
私の目が悪くなってブレてるのかと思った
私の目が悪くなってブレてるのかと思った
いつもの裏声を聴かされて感想にもならないことをぼやく。
魔女と交渉して足と引き換えにする美声もない。地上に出られず人魚姫は王子に再会できない。
マイクを構えたままの男は振り向いて笑う。
「そんなん、最初から王子を海に連れ込めば済む話やん」
狂聡3914、カラオケにて。
「…………帰ります」
「王子様待って〜」
「うるさいです」
いつもの裏声を聴かされて感想にもならないことをぼやく。
魔女と交渉して足と引き換えにする美声もない。地上に出られず人魚姫は王子に再会できない。
マイクを構えたままの男は振り向いて笑う。
「そんなん、最初から王子を海に連れ込めば済む話やん」
狂聡3914、カラオケにて。
「…………帰ります」
「王子様待って〜」
「うるさいです」
「朝飯できたぞ」
「はぁい」
それでも、温かい食事と一緒に暮らす人は身のうちにあたたかみをくれる。
(離れたくないなぁ)
声に出さずに叶わぬ願いを抱きしめたまま箸を握った。
鬼と水。いつかくる別れを前提にした生活。
「朝飯できたぞ」
「はぁい」
それでも、温かい食事と一緒に暮らす人は身のうちにあたたかみをくれる。
(離れたくないなぁ)
声に出さずに叶わぬ願いを抱きしめたまま箸を握った。
鬼と水。いつかくる別れを前提にした生活。
「そろそろコートいるなぁ」
「まだ早いです。それにコート重いし」
重くて野暮ったいコートも似合うだろうが彼に着せたいアウターを見繕う算段をつける。
「マフラーとかが先」
先にマフラー、了解
狂聡4520、いいのを買う気まんまんの🚬とどこに仕舞ったかなと考えてる🍓
「そろそろコートいるなぁ」
「まだ早いです。それにコート重いし」
重くて野暮ったいコートも似合うだろうが彼に着せたいアウターを見繕う算段をつける。
「マフラーとかが先」
先にマフラー、了解
狂聡4520、いいのを買う気まんまんの🚬とどこに仕舞ったかなと考えてる🍓
もう薄いコート必要か?
先週末まで夏服半袖の高校生いたよ??
もう薄いコート必要か?
先週末まで夏服半袖の高校生いたよ??
「師父!」
駆け寄ってきた弟子に手を取られる。一緒に行こうとの催促。
捕まるものかと逃げ回っていた子猫姿を思い出して笑うと弟子は見上げて首を傾げた。
無限師匠と弟子小黒。弟子8歳。まだ小さいけど成長してる。
「師父!」
駆け寄ってきた弟子に手を取られる。一緒に行こうとの催促。
捕まるものかと逃げ回っていた子猫姿を思い出して笑うと弟子は見上げて首を傾げた。
無限師匠と弟子小黒。弟子8歳。まだ小さいけど成長してる。
「具なしになるけど」
「しょうがないです」
それより早くと急かすのに答えて湯を沸かす間も彼に背中から「確認」された。
4419狂聡、秋の夜長に確認。夜食にラーメン。
「具なしになるけど」
「しょうがないです」
それより早くと急かすのに答えて湯を沸かす間も彼に背中から「確認」された。
4419狂聡、秋の夜長に確認。夜食にラーメン。
手掴みで差し出されたのはパンとパンからはみ出す分厚いハムだった。ハムがステーキほど分厚い。
「うん、たしかにハム挟んどるからハムサンドやな」
「レタスもマヨもない正真正銘のハムサンドや」
ドヤ顔の彼が可愛いやらかっこええやら。
プレゼントにハムは成功だった。
狂聡4419、ハムが挟んであればハムサンド。間違いない。
そのハムはお歳暮とかのいいハムですよ。
手掴みで差し出されたのはパンとパンからはみ出す分厚いハムだった。ハムがステーキほど分厚い。
「うん、たしかにハム挟んどるからハムサンドやな」
「レタスもマヨもない正真正銘のハムサンドや」
ドヤ顔の彼が可愛いやらかっこええやら。
プレゼントにハムは成功だった。
狂聡4419、ハムが挟んであればハムサンド。間違いない。
そのハムはお歳暮とかのいいハムですよ。
「わぁ」
思わず出た感嘆に彼がもぐもぐと咀嚼しながら「なんだ」とばかりに視線を寄越す。
「ええ食べっぷりやなぁ、て」
口元についたソースを指先まで愛しい
4419狂聡、いっぱい食べる君が好き。
「案外おくち大きいね」
「言い方がやらしいです」
「わぁ」
思わず出た感嘆に彼がもぐもぐと咀嚼しながら「なんだ」とばかりに視線を寄越す。
「ええ食べっぷりやなぁ、て」
口元についたソースを指先まで愛しい
4419狂聡、いっぱい食べる君が好き。
「案外おくち大きいね」
「言い方がやらしいです」