西奈 りゆ @読書
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西奈 りゆ @読書
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読書、中性化けメイク
フェレットのアカウント。
専門職→ 在宅ワーク。
尊敬→ ザ・ヒーナキャット、ヨルシカ。
推し作家→ 島本理生、村田沙耶香、三浦しをん、太宰治、海外文学、等々。
双極性障害だけど、頑張って生きてる。カクヨム(小説投稿サイト)もやってます。https://kakuyomu.jp/users/mizukase_riyu
「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」 島本理生

ワーカホリックと揶揄される知世。
初めて自分を真正面から見てくれた人は、出会ってすぐ、自らの抱える難病を告げて……。

出会いは交点にして、震えるような未知のベクトルの始まり。
その接触を、手のひらを、忘れたくないと知る。
February 23, 2024 at 1:19 AM
「政と源」 三浦しをん

元銀行員で家族から孤立している政、弟子に慕われる簪職人の源、共に73歳。水路行きかう町の問題を、凸凹老人パワーで解決していくが……。

「痛快っ!」と感じたかったらこの本。人物の魅力が凄い。

渋みと絡んだ、軽妙洒脱。
枯れた柳が、淀んだ空気をぶった斬る!
February 22, 2024 at 8:27 PM
「FUTON」 中島京子

明治時代の作品、「布団」(田山花袋)を傍らに、様々な人間模様が浮かび上がる。非常に緻密で、愛すべきユーモアと哀切が詰まった作品。

見かけからはまったく想像がつかない名作。今昔、人は変わらず愚かで疎かで、少し悲しい。
それでもそこに、灯りの気配がするのだ。
February 22, 2024 at 10:03 AM
#名刺代わりの小説10選

生まれる森/島本理生
木になった亜沙/今村夏子
生命式/村田沙耶香
猫を抱いて象と泳ぐ/小川洋子
女生徒/太宰治
あの図書館の彼女たち/チャールズ
粛清/オクサネン
黄色い雨/リャマサーレス
フローリングのお手入れ法/ワイルズ
花びらとその他の不穏な物語/ネッテル
February 21, 2024 at 11:11 PM
高校生から精神科通いだったけど、
当時から夢だった仕事に就けたのはこっこ(亡き愛犬)のおかげ。

病気で辞めて、今は全然違うことしてるけど、悔いはないかなー。
February 18, 2024 at 10:02 PM
お昼😊
February 17, 2024 at 7:03 AM
#フェレット

今日も仲良く、イタチーズ。
February 17, 2024 at 4:36 AM
「求めよ、さらば」 奥田亜希子

絶対的味方。不妊治療にも絶えず協力的だった夫。「僕じゃない人と」。けれど突然家を去った彼は、何を思っていたのか……。

行方をくらませた言葉の物語。
優しさに包まれた端正な現実は、道を失って佇んでしまう。

結末を見届ける手が、震える思いだった。
February 17, 2024 at 2:44 AM
「黙って行かせて」 シュナイダー

4才の私を捨て、ナチス看守に志願した母。27年と23年。二度目にして最後の再会でも、彼女はまったく変わっていなかった……。

歴史の当事者としての責務と、「娘としての本能」が、著書の空気を奪っていく。

一片の救いもない歴史だけが、語りかけてくる。
February 17, 2024 at 2:38 AM
「格闘する者に〇」 三浦しをん

漫画が大好き→編集者になりたい!マイペースな女子大生・可南子に襲いかかる就活合戦、さらには跡継ぎ問題も浮上して……。

何かが始まり、何かが終わる。
そんな過渡期は、いつの間にかやってきて、いつの間にか終わっていく。
大人になって、苦味を知って。
February 17, 2024 at 2:36 AM
「憤死」 綿矢りさ

元クラスメイトが、飛び降りた。興味本位で病室を訪れた私は、その理由を語る彼女にある感情を抱き……(表題作)。

撫でられるたび、生皮が剥がれていく。その昂りは、割れた柘榴に食欲を抱く気持ちに似て。

むき出しになる最後の姿を、今か今かと待ち望んでしまう。
February 17, 2024 at 2:35 AM
「樽とタタン」 中島京子

三十年以上前。三から十二歳を過ごした喫茶店。樽の中に座るわたしは、常連から「タタン」と呼ばれるようになり……。

去っていくもの。

賑やか華やかとは程遠い世界だけど、どこかのブレンドコーヒーのような苦味とコクが味わい深くて、なぜか涙が出そうになる。
February 17, 2024 at 2:32 AM
漁師の末裔である著者。だが先祖の屋号は、「コンニャク屋」。 遺された祖父の手記を手がかりに、400年の歴史を遡る、自らのルーツ探しが始まる……。

著者に書かれることを待っていたのではないかというほどの、生き生きとした人々の息遣いがある。
支え合い強かに生きた、ある一族の物語。
February 17, 2024 at 2:30 AM
「黄色い雨」 リャマサーレス

山奥の廃村。住民達は次々と村を手放した。妻子すらも戻らない。倒れかけた家に未だ棲む私は、日々を回想する……。

苔は覆い、雪は潰し、雨は腐食の種を撒く。生を遠ざけ死者に怯えた男の哀しい独白。

死を美化する気はないが、それでもなおこの終焉は美しい。
February 17, 2024 at 2:28 AM
#名刺代わりの小説10選

生まれる森/島本理生
生命式/村田沙耶香
本屋さんのダイアナ/柚木麻子
薬指の標本/小川洋子
女生徒/太宰治
黄色い雨/リャマサーレス
あの図書館の彼女たち/チャールズ
粛清/オクサネン
赤い魚の夫婦/ネッテル
フローリングのお手入れ法/ワイルズ
February 17, 2024 at 2:26 AM