ぴー@
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🦇94ロナドラ推しアカウント(左右固定) 🦇超成人済み 🦇毎日2回ロナドラを呟きます。あと 猫 🦇えっくす⇛piko472
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「ストップ!そこまでだ寝不足ゴリラくん、続きはちゃんと元気になってから言ってよ、待ってるから」
「あ、あわ⋯⋯んわ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」

私が微笑みかけると若造は白目をむいて静かになった。どうやら色々許容を超えてオーバーヒートしたらしい。
まぁ寝れてなかったんだから丁度いいだろう。

「こんな形で告白するなんて君も不本意だろう?さっさと風邪を治して君イチオシの夜景のスポットに連れてってよ」

呟き鼻先を軽く摘むとフガ!と抗議するような声と無意識に動いた拳が飛んできて、私は死んだ。
ロナドラ

「おれ、このまましんじゃうのかな」

ソファベットに横たわり涙目になっているゴリラ。その脇から体温計を抜き取ると39度と表示されている。少しは下がったみたいだが、まだまだ高熱だ。

「大げさだなぁただの流行り病だろ、薬も貰ったんだし寝てれば治る」
「しぬならおれ、そのまえに⋯おまえにいっておきたいことが⋯ゲホッゴホッ!」

思ったより意識の混濁が酷いようだ。
昨夜から続く熱と咳のせいで寝不足だからだろうか?

「おれ、おれ、ド○こう、ドラ○クのことが⋯⋯んむっ!?」

何やら口走りかけるゴリラ。
私はその唇を自らの口で塞いで強制的に黙らせた。↓
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ロナドラ

ソファでダラリとテレビを見流していると同居人の吸血鬼が珍しく真剣な顔つきで話しかけてきた。
何だ?何だか碌でもない事に巻き込まれそうな嫌な予感がする。

「ロナ○ド君、お願いがあるんだが」
「あ?何だよゲーム買えとかは聞かねぇぞ」
「いや、明日知人⋯みたいな人が来るからその間だけ私の彼氏になってくれないか?」
「⋯⋯⋯⋯んえっ!?」

思いもよらぬお願いに口から奇声が飛び出した。何を隠そう俺は眼の前の吸血鬼に片思いをしている。
なので『彼氏になって』の一言に一瞬舞い上がりかけるが、これはどうみても愛の告白ではなさそうだ。

privatter.me/page/68f2b97...
彼氏になってよ
ロナドラ 彼氏のふりをする
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ロナドラ

ソファでダラリとテレビを見流していると同居人の吸血鬼が珍しく真剣な顔つきで話しかけてきた。
何だ?何だか碌でもない事に巻き込まれそうな嫌な予感がする。

「ロナ○ド君、お願いがあるんだが」
「あ?何だよゲーム買えとかは聞かねぇぞ」
「いや、明日知人⋯みたいな人が来るからその間だけ私の彼氏になってくれないか?」
「⋯⋯⋯⋯んえっ!?」

思いもよらぬお願いに口から奇声が飛び出した。何を隠そう俺は眼の前の吸血鬼に片思いをしている。
なので『彼氏になって』の一言に一瞬舞い上がりかけるが、これはどうみても愛の告白ではなさそうだ。

privatter.me/page/68f2b97...
彼氏になってよ
ロナドラ 彼氏のふりをする
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ロナドラ

あ、これ駄目だ死ぬ。

「もう無理限界足痛スナァ⋯⋯」
「んだよ、また小石でも入ったのかよ?」
「いや、靴擦れだ。慣れない靴だし今回時間がなくてオーダメイドで作れなかったから微妙にサイズが合わなくてな」
「どうやったらスニーカーでちょっと歩いただけで靴擦れできんだよ⋯ハァ」

自身の現状を説明すると、呆れ顔でため息吐いた若造は何故か道端でしゃがみ込みこちらに背中を向けてくる。

「ほら、とっとと乗れや」
「え⋯おんぶ?てっきり殺して砂巾着で運ばれるのかと」↓
「ねぇ、帰ったらスカジャンだけ着てエッチしようか?君そういうの好きだろう?チャイナの上だけ着てやってもいいぞ」
「うっ⋯⋯!外でやめろや尊厳が失われる⋯でももうちょっとだけやってください」

予定とは違ってしまったが偶にはラフな服装のデートも良いものだ。
私は若造の大きな背中に寄りかかりながら髪に隠れたうなじに向かってこっそりと噛みつくフリをして笑った。
ふと目の前に彼のつむじが見えてポチッと押した。

「何だよ落とすぞ」
「いや、君を見下ろすのって新鮮で」
「お前の方が背が低いからな」
「私の方が足は長いけどな⋯やめろやめろ傾けるな死ぬぞ!」

バランスを崩され慌てて若造の背中にぴったりと寄り添うとほんのり熱を感じて温かい。
目の前には彼のまあるい耳が見える。
私は面白いイタズラを思いつき、耳元で囁きかけた。↓
急かされた私は屈み込み彼の背に張り付いて首に手を回す。すると一気にぐんと高いところまで持ち上げられ、不安定になった恐怖で慌てて足を腰に巻き付け抱きついた。

「んぐ⋯⋯っ、やめろエッチな気分になる」
「どこにエッチな要素があった!?それより早く足を支えろ落ちて死ぬぞ」

若造は私の太ももに手を添え、位置を整えるためにゆすり上げる。すると空中ながらもアトラクションの椅子に腰を掛けているようなしっかり感に包まれた。

「ふむ、なかなかの安定感。この高さ、人がゴミのようでなかなか楽しいぞ!」
「そーかよ」

適当に私の声を聞き流して歩き出す若造。↓
「⋯お前が言ったんだろ『せっかくの機会なのだからこの服のままデートしよう』って。まだ始まったばっかなのに殺したら勿体ないだろうが」
「あー⋯」

私たちはオータムでひと仕事した帰りだった。インタビュー記事に差し込む写真の撮影で身につけた服はいつも着ている物とは全く違っていて新鮮で。
だから帰りがてらデートをしようと提案したのだ⋯その結果慣れぬ靴で早々に死んだが。

「大きい男が大きい男をおんぶして歩いたら目立つぞ」
「今更だろ、もう十分目立ってるわ。砂巾着でも目立つし⋯それなら顔が見える方がいくらかマシだろ。ほら乗んのか乗らねぇのかさっさとしろ」↓
ロナドラ

あ、これ駄目だ死ぬ。

「もう無理限界足痛スナァ⋯⋯」
「んだよ、また小石でも入ったのかよ?」
「いや、靴擦れだ。慣れない靴だし今回時間がなくてオーダメイドで作れなかったから微妙にサイズが合わなくてな」
「どうやったらスニーカーでちょっと歩いただけで靴擦れできんだよ⋯ハァ」

自身の現状を説明すると、呆れ顔でため息吐いた若造は何故か道端でしゃがみ込みこちらに背中を向けてくる。

「ほら、とっとと乗れや」
「え⋯おんぶ?てっきり殺して砂巾着で運ばれるのかと」↓
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読切ロナドラ

「ドラ○ク⋯今夜はずっと俺の部屋にいてくれないか」
「ロナ○ド君⋯⋯!うん⋯⋯いいよ」

きた!ついにその日が!
退治人君⋯いや、ロナ○ド君と恋人になって3ヶ月。
そろそろそういう話が出るのではと準備しておいて正解だった。この時の為に事前にお祖父様に相談して作っていただいていたとっておきの『死ににくくなる薬』アレを使って今夜彼と私は⋯。
私は優しく抱きしめてくる彼の腕の中で密かに気合を入れた。

君が望むなら privatter.me/page/68f165f...
君が望むなら
読切ロナドラ 初めて手前のドタバタ。 自分は左役をやるのだろうと勘違いしていた読ド
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読切ロナドラ

「ドラ○ク⋯今夜はずっと俺の部屋にいてくれないか」
「ロナ○ド君⋯⋯!うん⋯⋯いいよ」

きた!ついにその日が!
退治人君⋯いや、ロナ○ド君と恋人になって3ヶ月。
そろそろそういう話が出るのではと準備しておいて正解だった。この時の為に事前にお祖父様に相談して作っていただいていたとっておきの『死ににくくなる薬』アレを使って今夜彼と私は⋯。
私は優しく抱きしめてくる彼の腕の中で密かに気合を入れた。

君が望むなら privatter.me/page/68f165f...
君が望むなら
読切ロナドラ 初めて手前のドタバタ。 自分は左役をやるのだろうと勘違いしていた読ド
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30ロナドラ 

ギルドで談笑しながらの飲酒中、後ろを通りかがった人物と肘が触れた。
その衝撃でジョッキになみなみと注がれてい酒は溢れ、ぶつかった男の白い手袋を盛大に汚していく。

「あっ、悪ぃ零した」
「大丈夫ですよ」

吸血鬼は特に気にした様子もなく左の手袋を外した。
中から現れた痩せこけた手、その薬指に細めの指輪が光っているのに気がついた。

「おいド○美!その指輪」
「ん?あぁこれですか。実は先日プロポーズされましてな。生意気にも婚約指輪という段階を挟んできたのでまだ正式に籍を入れたわけではないのですが」↓
「それは面白そうですな。私は少々人間界に馴染みすぎて本来の私を忘れかけていたのかも。マ○アさんの方がよっぽど吸血鬼らしい考え方をしている⋯よし!今夜思い切り泣き喚いて駄々を捏ねてやる!240歳の本気の駄々を見せてやるぞ覚悟しろ若造め⋯!!」
「調子が出てきたみてぇだな、頑張れよ」

友人たちがこの先どう転ぶかは分からないが楽しく生きていてほしい。そんな気持ちで背中を思い切り叩くと吸血鬼は汚い声を上げて死に、床に這った。
転化については詳しくないが、親しい友人や家族を亡くす気持ちなら理解できる。コイツは初めてその恐怖を間近に感じ取っているのだ。

「らしくねぇなぁ〜ド○美はやりたい事は他人に迷惑かけてでもやるってのが持ち味だろうが。アイツの前で盛大に駄々こねて吸血鬼になってくれって頼むくらいしろよ。退治人は使える武器は何でも使う、お前は退治人じゃねぇけどその相棒だろうが!なんなら俺たちも巻き込んでロナ○ド転化作戦とかやるのも面白そうだな」

ウジウジ悩むなんてらしくない。
そんな気持ちで発破をかけると吸血鬼の友人は一瞬驚いた様に瞬き、今度は見慣れた悪い顔で笑った。↓
「嬉しくないわけではないのですが⋯でもそうですね、執着が強まるのが怖くて。彼への愛が更に強まったら失くした時に自分がどうなるのか⋯ひいてはョンがどうなるのか心配なのですよ。吸血鬼は所有物が奪われることが死に直結するのでね。いやはや、人間は皆この恐怖と戦っているのだから本当に凄い。最近になって漸くそれが理解できましたよ」↓
口にはしなかったがまず間違いなく相手はロナ○ドだろう。2人が付き合い始めたと告げられたのはもう二十年は前の事だ。それを考えるならむしろプロポーズするには遅すぎるくらいに思う。

「⋯目出度いのに何なんか嬉しくなさそうだな?」

苦笑する吸血鬼に違和感を覚えて尋ねる。恥ずかしがっているのとは少し違って見えるその顔には何か複雑な事情が透けて見えた。↓
30ロナドラ 

ギルドで談笑しながらの飲酒中、後ろを通りかがった人物と肘が触れた。
その衝撃でジョッキになみなみと注がれてい酒は溢れ、ぶつかった男の白い手袋を盛大に汚していく。

「あっ、悪ぃ零した」
「大丈夫ですよ」

吸血鬼は特に気にした様子もなく左の手袋を外した。
中から現れた痩せこけた手、その薬指に細めの指輪が光っているのに気がついた。

「おいド○美!その指輪」
「ん?あぁこれですか。実は先日プロポーズされましてな。生意気にも婚約指輪という段階を挟んできたのでまだ正式に籍を入れたわけではないのですが」↓
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ロナドラ

「⋯めずらし」

朝方、遅めの帰宅をすると同居人の吸血鬼がソファでうたた寝をしていた。
いつも棺桶でしか寝ないコイツが外でこうした姿を晒すなど初めてのことだ。
しかも相当深い眠りについているのか近寄っても全然起きそうにない。

「こんな顔して寝てんだな」

せっかくの機会なのでマジマジと観察してみる。
大口を開けてよだれを垂らすとか盛大にイビキをかいているとか情けない姿を晒してくれていれば写真の1枚でも、と試す所だが残念ながら吸血鬼は死体のようにピクリとも動かず、表情もマネキンのように無そのものだ。

寝言にご注意 privatter.me/page/68f018a...
寝言にご注意
ロナドラ ドちゃんに寝言で告白されたロナくん
privatter.me
ロナドラ

「⋯めずらし」

朝方、遅めの帰宅をすると同居人の吸血鬼がソファでうたた寝をしていた。
いつも棺桶でしか寝ないコイツが外でこうした姿を晒すなど初めてのことだ。
しかも相当深い眠りについているのか近寄っても全然起きそうにない。

「こんな顔して寝てんだな」

せっかくの機会なのでマジマジと観察してみる。
大口を開けてよだれを垂らすとか盛大にイビキをかいているとか情けない姿を晒してくれていれば写真の1枚でも、と試す所だが残念ながら吸血鬼は死体のようにピクリとも動かず、表情もマネキンのように無そのものだ。

寝言にご注意 privatter.me/page/68f018a...
寝言にご注意
ロナドラ ドちゃんに寝言で告白されたロナくん
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読切ロナドラ

「なぁ君、そろそろ浮気したくなってきたんじゃないか?」
「は?????」

仕事も終わり、出された茶と菓子をゆったり楽しんでいると横からとんでもない爆弾が落とされた。
最近は週刊誌にも載っていないのに何を言い出すのか。

「いや〜物珍しさで吸血鬼の男に手を出したんだろうけど、そろそろ『やっぱり柔らかな女性の方がいいな』とか思い始める頃かなって」
「なんっ⋯⋯⋯!?」
「でもね、私も君に執着が湧いてしまったから今更手放せそうにないんだ。手放すくらいならいっそ⋯⋯とか物騒な事を考えてしまうくらいにはね。だから浮気はしてもいいけど、必ず私の所に帰ってくること!いいね?」↓
「うわ、人間とは思えぬ執着怖っ!⋯⋯でも嬉しいな、もし私が本当の意味で死んでしまってもずっと灰を持ち歩いてくれ」
「任せろ、でもこうして抱きしめられないのは寂しいから死なないように努力はしろよ」
「善処する」
「そこはハッキリ分かったって言い切れよ雑魚」

その夜、俺達は恋人同士にしては少々物騒過ぎる執着を披露しあい、互いを抱きしめて見つめ、そして大いに笑った。
「いや、そんな事言わんが⋯まぁでも責任はとるよ。君がこっそり注文して受け取ったフリフリエプロンも⋯私で良いのなら着るくらいはしてあ」
「お願いします!!!!!」

どうやらこっそり通販で注文していた例のブツは見つかってしまったようだ。が、着てくれるなら結果オーライ早速この後着ていただこう。

「うるさっ!死にかけたぞ⋯そんなに?」
「あのな、お前まだピンときてないみてぇだけど⋯俺もお前を手放すとか無理だからな。手放すくらいなら瓶に入れてずっと持ち歩いて暮らすからそのつもりで今後の発言しろよ?」

別れるなんて無理だ。こいつに新しい相手が出来るなんて考えただけでもおぞましい絶対許せねぇシメる。↓
そう念押ししてきた恋人吸血鬼の目はどこまでも真剣だ。まじかよ付き合ってもう半年も経つのにコイツ全然分かってねぇ!

「お前、まだ分かってなかったのかよ」
「何が?」
「俺は一生お前しか抱かないし、そもそもお前以外で勃つ気がしねぇわ」

確かに昔は大きければ大きいほど良いと思っていた時期もあったがそれも今は遠い昔に感じる。今なら量より質が大事なのだと断言できる。

「ええと⋯⋯それは⋯⋯ごめん?」
「謝るところじゃねぇだろ、そこは『じゃあ私が責任取って君の欲望を全部受け止めてあげる♡』って言うところだろうが!!」↓
読切ロナドラ

「なぁ君、そろそろ浮気したくなってきたんじゃないか?」
「は?????」

仕事も終わり、出された茶と菓子をゆったり楽しんでいると横からとんでもない爆弾が落とされた。
最近は週刊誌にも載っていないのに何を言い出すのか。

「いや〜物珍しさで吸血鬼の男に手を出したんだろうけど、そろそろ『やっぱり柔らかな女性の方がいいな』とか思い始める頃かなって」
「なんっ⋯⋯⋯!?」
「でもね、私も君に執着が湧いてしまったから今更手放せそうにないんだ。手放すくらいならいっそ⋯⋯とか物騒な事を考えてしまうくらいにはね。だから浮気はしてもいいけど、必ず私の所に帰ってくること!いいね?」↓