ねむる
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だいたい筑前煮を作ってる 最近はよくミステリを読む
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てか、創元推理のマクロイ全部絶版な気がするのだけど、なんで?
創元推理の復刊書目が出るたびに、あーつぶやくの忘れたーてなるのだけど、バラード『夢幻会社』とマクロイ『小鬼の市』を復刊してほしいんですよね
クリポア完読計画はようやくメソポタミヤに
心情を描かない代わりに眼の描写が多いのも、探偵としての観察であり、相手の値踏みでもある。
久々に読んでみれば、それなりにカッコよかったような記憶よりも、スペードに正体不明瞭な不気味さを感じて、そこに1930年という時代の臨界を感じた、探偵がよりビジネスに接近して、相手をモノか手段と捉えるような人間観の変化とも。スペードが非情よりはむしろ虚無という印象さえある。
昨日は西日本翻訳ミステリーの会?で『マルタの鷹』読書会に参加してきた。田口俊樹新訳で読み返しながら、いまサム・スペードをどう見るかは、皆感想が様々で興味深い。秘書との距離感はまあまあセクハラだよねとはなるし、女性蔑視の感じがカッコよくもあるという、女性の意見も。
“どうか覚えておいてほしい。男の人は、人を許さなければならないという誘惑なり感情なりに、女の人ほどには左右されないのだ。でも、これも覚えておいてほしいのだけれど、許しもまたひとつの権力なのである。許しを乞うことは権力であり、許しを与えたり与えなかったりすることは、たぶん最も大きな権力だ。”
アトウッド『侍女の物語』
男性目線ではあるが性交に伴う滑稽さともみじめさとも言いかねる、その描写が慎重に排除されているところに、男性性へのアトウッドの意地悪さがみえる。語り手オブフレッドの視界の「狭さ」ゆえ、ディストピアの統治構造がなかなか見えてこない一方、その狭い視点にうつる生活の諸々はとても豊かだ
六章での司令官との妻同伴での三人の性交は100分de名著でも紹介されていて、ドン引きやでとの反応ではあったが、全体を読むと実に笑えることに気づかされる。射精後の司令官が倒れこむのも許されないのは性交が仕事だからとして、ちんちんをティッシュで拭くもせず片付け、ジッパーを引き上げる。
『侍女の物語』を三読目になるのか、ちみちみ読み進めている。生殖管理ディストピアのおぞましさよ、とのレベルでしか覚えていなかったが、いや~アトウッドの小説巧者ぶりが遺憾なく発揮されていて、色々と面白すぎるな。
今年初扇風機、明日はエアコンのフィルターを洗おう
新しい仕事にからだが慣れてきたし、もりもり仕事上がりは酒呑んで本でも読むぞ!のそばから、急激な湿気暑さにやられてる
休憩に冷たい飲み物飲もうとて、自販機の値段を見るとうげーとしてしまう。昔は冷たい水もコーラもビールの下位互換くらいにしか思ってなかったのに
相も変わらず毎日汗だくる仕事をしている。真夏を前にもうビールが手放せないでよ
一応6月から新しい仕事をはじめた、3ヶ月でクビにならんよにがんばります
配信終わりの駆け込みでヴァルダの『ダゲール街の人々』を観る。職人の手さばきには昔から見惚れるもので、肉屋が肉をばさばさ切る手際はいつまでも見ていられる。あと好きな女性に肉を花束のように巻いて贈る肉屋にも憧れる(シャブロル)
くまにフレンドリーに接して、終いにはくまに食べられてしまう、くまラブリーの環境活動家のドキュメンタリーで、初めはお前自業自得やで!なのに、ラストでは愛と微苦笑をもって自業自得やで、、、となる。さらば、愛しのクレイジーマン
ノスフェラトゥに続いてアギーレ、フィッツもアマプラに入ったけれど、ヘルツォークの最高傑作は『グリズリーマンガマン』ですからね!(アマプラで終了間近ですが)
スコリモふもふもイレブンなんたらがかんたらで、『EO』をスクリーンで観なかったな、アホたれめ
ジャ・ジャンクーで思い出すことには、『山河ノスタルジア』があんまりな出来でもう終わったもんかと、『帰れない二人』をスクリーンで観なかったんだよな。あれが最高傑作のレベルなのに
そういや云年前からもっとも楽しみにしている『帰れない探偵』が今月ついに出るんだよね。タイトルも『帰れない二人』みたいだ
そして、ジャ・ジャンクーを観ても柴崎友香を思い出すことにはなるとは
激動の中国史×メロドラマをサイレント映画で編集し直す試みが成功してるかは、やや微苦笑をもって観ていたが、過去の積み重ねが驚きのワンダーないまという瑞々しさ、そしてその向こうへと繋がることに拍手したい。
ジャ・ジャンクー『新世紀ロマンティクス』、四半世紀ロマンだろてツッコミはさておき良かった。しみじみと涙腺がゆるむ。まず過去作の没ショットらを繋ぎあわせた編集映画とは聞いていたが、『長江エレジー』にあれだけ豊かなショットが埋没していたのかという驚かされる。
いまだ教皇選挙が1日四回なのに、『新世紀ロマンティクス』が21時の回だけですと!?