ぐみ
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ぐみ
@nandemoumai4.bsky.social
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成人済/ちいさいほどよい
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っぱmixi2しかだめなんだ
自分ロンド二次創作仕事にしたいんです㌔
普段ブラックコーヒー飲んでるおぢはフゥフゥ言いながら飲みました
ぴぇたんのために🈂️゛〜メン甘くしといたよ
Sさんのあわぴぇアクスタ作って行きましょう
ぴぇたんお誕生日おめでとうございます‼️🎉🎂🎂🎂🎂🎂🎂🎂🎂- ̗̀ 🎂 ̖́-🎂🎂🎂🎂🎂🎂🎂🎂

たくさんケーキ用意しちゃおう
自分やれます
俳優パロピエハリも書きたい
車、リュマくんにはゴツいんだけど名前だけ聞いて衝動買いしてる設定があります

リュ「フェアレディZ?買う」
店員「!?」
リュ「姉さん!車買ったよ!」
トワ「あらとても素敵!」
「これ、ダニエルさんがくれたのよ。同じスタジオで撮影だったの」
こくん、とゆっくり咀嚼したクッキーを飲み込んで迎えに行く前に買っておいたルイボスティーを一口飲んだ姉さんは、嬉しそうにそう言った。

「…………………………へぇ」
「明日はリューマも一緒にドラマの撮影ね、とっても楽しみ」
せっかく姉さんが鈴を転がすような愛らしい声で僕の名前を呼んでくれたというのに、僕の頭の中はそれどころではないほどに憤怒で湧き上がっていた。
ダニエル・ブラスト。
僕の、ライバルだ。

あの男は姉さんに近付いたばかりか、最近少しいい感じなのだ。姉さんは最近、あいつの話ばかりする。最悪だ。姉さんは僕の姉さんなのに。
にっこり笑って、姉さんは斜めがけにしたポシェットからいくつかのお菓子を取り出した。
「はい、これ食べるでしょう?」
昔、姉さんが好きだったお菓子だ。姉さんの好きな物は僕の好きな物だと、そう言っていたことに感動しながら僕は首を左右に振る。
「僕はお腹いっぱいだから、姉さんが食べなよ」
特にお腹いっぱいでも無いけれど、姉さんが美味しそうにお菓子を食べるところが見たいから、僕は丁重に断る。
「そうなの?じゃあ食べちゃおうかしら」
ふふ、と嬉しそうに表情を綻ばせた姉さんは、ペリとお菓子の袋を開けて中からちいさなチョコクッキーを取り出した。
あぁ、可愛い。綺麗。
マイ・フェア・レディ。
姉さんは、綺麗だ。誰より。
「トワネットさーん、視線こっちくださーい!」
「はぁい」
「もう少し伏せ目で、はい!そうそう!いいですね、もう一枚!」
「はぁい」
仕事中も、仕事以外の瞬間も。

「リューマ、お迎えに来てくれたの?」
「当たり前だろ?姉さんのこと心配だし」
所謂顔パスで入ったスタジオは既に片付けられていて、僕は姉さんの手を握ってさっさと駐車場へ向かった。相棒である青のフェアレディZの助手席に姉さんを押し込み、運転席に座る。こいつには姉さんしか乗せる気がないし、乗せたことも無い。
名は体を表すと言うから、姉さん以外に似合うわけもないので。
「ありがとう、リューマ」
仕事中にロンド二次創作考えるか〜
ダンリュマ、ピエハリのラキスケドタバタラブコメ(成人向け)
個人的には二次創作する時に原作者様の解釈をバチバチに浴びたいのでもっとロンドの話たくさん聞きたいです
補足
トワさんはダンくんと過ごすうちに愛されることを知って女性になり、無事ご懐妊
それでも一番はあくまでもブルビエさんだといいなぁと思ってこうなりました
家族が分からないトワさんにはどこまでもブルビエさんが家族であってほしいきもち
ダントワだけどあんまりハピエンじゃない話
***

「マスター、わたし、マスターと一緒がいいです」
とうに身体は言うことを聞かなくて、けれども顔中涙で熱くて仕方がない。
「……あの人のところへ行けと言ったのに、仕方の無い、子ですね」
いつもの様に頭を撫でられて、トワネットはそっと瞳を閉じる。この人と共に逝くと決めたのに、それなのに腹を蹴って辞めさせようとしているのは、誰なのだろう。
「おなか、けらないでください」
ゆっくり摩ると、静かになる。
「……ああ、あなたも一緒がいいのですね」
腹に向けて言うと、またぽこりと腹を蹴られる。肯定にも思えるし、否定にも思えた。

瞼の裏に浮かぶのは、見たことの無い可愛らしい子供と彼の笑顔だった。
トワネットの保護者は大層面白そうにダニエルへそう告げた。あの子は産まれてこの方、普通の生き方をしてきた事が無いのです、それなのに君と出会ってからは風邪を引いたり外に出たいと言ったり……。不思議ですねぇ、うっそりと笑いながら言う保護者─ブルビエ─は、少し離れたところでスヤスヤと眠るトワネットとダニエルを交互に見て、形の良い唇の口角を上げた。
「もしかすると、いつかあの子にも、性別が新たに出来るのかもしれませんね」

***
その会話を思い出し、ダニエルは見詰められて首を傾げるトワネットを、思い切り抱き締めた。
「ダンくん?」
「安心しろ、お前さんは死なねぇ、それどころか元気そのものだ」
そう言ってトワネットは、白くしなやかな手を腹に当てた。
「お腹が痛くてたまらなくて、下着が濡れたように思えたんです。嫌な予感がして脱いでみたら、たくさん、血が出ていて」
いよいよ恐怖に勝てなくなってきたのか、トワネットは言いながらまたダニエルに抱き着いた。
「……ん?」
話を聞きながらダニエルは、ちらりと便器の近くを見遣る。驚いて脱ぎ捨てたのだろうか、トワネットの下着がその傍に落ちている。そしてそこには、
「はぁ〜〜〜……」
ほっとして、ダニエルはトワネットを抱きしめたまま天井を仰ぐ。それと同時に、ガバリとまたトワネットを見つめる。
「奇跡、だ」

***
「この子には生殖機能が無いんですよ」
「わたし、死んでしまうかもしれません……」
「は…?何でだよ、急に!?」
何か病気でもしていたのだろうか、自分は何も気付けなかった。心臓はまるで内側からダニエルの皮膚をぶち破りそうなほどに早鐘を打ち、毛穴という毛穴から冷や汗が噴き出す。目の前のこの存在を、失ってしまうかもしれない。そう思うだけで、ダニエルは自分の身体が全力でその事実を拒否するのを感じた。
「わたし……わたし、たくさん、血が出たんです」
「どこ、から」
見たところ、身体に異常は見られない。見えないところなのだろうか、まさか、脳?
「それだけじゃないんです。すごくすごく、経験したことの無いほどの痛みに襲われたんです……」
「ダンくん!ダンくん!助けて下さい!」
何事にも動じないトワネットの叫び声で叩き起されたダニエルは、慌てて飛び起き叫び声の起きた場所​────トイレに文字通り飛んで行った。
「おいトワさん!どうしたんだ!?開けてくれ!」
失礼かもしれないが、緊急を要するのだ、ドンドンと大きな拳でドアをノックしながら言うと、ガチャリと鍵が開いて大きな瞳を恐怖に揺らめかせたトワネットが抱き着いてくる。
「なぁ、どうした?何があったんだ?話してくれるか?」
自分よりも幾倍も細い肩をそっと抱き締めて、柔らかな髪を掌で撫でる。しばらくするとようやっと落ち着いたのか、ゆっくりと身体を離したトワネットはダニエルを見上げた。
メリープ🐑かわいい
何故か思った。

(後日、魔法警察中に二人の仲が穿って広まり、ダニエル・ブラストの平穏な日々は幕を閉じるのであった。)