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成人済。ワゆまおさ(ゆま)は無灯で字書き。 🍥🍅では霧橙。若干非固定気味なので注意。 ここは雑多垢なのでいろいろRPする。 過去作品は支部 https://www.pixiv.net/users/15927901 既刊新刊の紙媒体通販はBOOTH https://mutoh.booth.pm
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おそらくですが、今後雑多垢にするので、ゆまおさ以外の情報が邪魔な方はフォロー解除していただければと思います
Xでの活動ですが、11月半ばと12/1〜24までの期間の活動予定です。アドベントよろしくお願いします。

x.com/mutoh44/stat...
😂元気!なにより!
それはがっつりですね!みくりさんもそうしても良いかもー!
いってらっしゃい!
あと5つ短篇移植しました
黒髪を耳に掛けると、ユマは眼鏡を外した。片眼の視力が弱く、読書には眼鏡を使っている。長身の身体は今もどこか借りてきたような感じで慣れていない。手足が長く収まりが悪い。しかしこの姿をオサが「生身になったから」と大切にしてくれるので、ユマもそれを享受しているのだ。
140字小説「成長」
満月。満月だ。今夜は誰とも会いたくない。人でなくなる。獣になる。なのに、夜道で出遭ってしまった。よりにもよってオサに。見られた。見られた。木立の間を逃げるように走る。ユマは苦しくて呼吸もできなかった。よりにもよって、好きな人間にこの姿を見られた。
140字小説「人狼」

兎耳をさわさわと動かして、オサはユマに擦り寄る。黒毛の毛並みが艶々している。ユマは白毛なので、対照的な姿形をしていた。いつも一緒にいる二匹。離れ離れになったことがない。されそうになると抵抗したので、今も二匹は一緒にいる。一つの人参を分け合って食べる。
140字小説「兎」
宇宙の涯ってなんだろうな、と夜空を見上げていたユマが呟いた。近界の果てには星がない。真っ暗闇だ。でも玄界の夜空には果てがないように見える。ここは別世界なんだな。オサは聞きながらユマの手を握った。繋がってるよ、と伝えるために。
140字小説「涯」

スマホの電池残量が20%を切った。オサはソワソワし始める。モバイルバッテリーも忘れてきている。「オサ、どうした?」隣のユマが気づいて声を掛けた。「いや、支部からの連絡受けられなくなるかも」「おれ、78%だから何かあったらおれに入れてって連絡してくれるか?」
140字小説「連絡代行」
移植し忘れてたので短篇5つ投下しました
「栗ってなんだ?」
「そうか、クガはこっちの秋は初めてだから知らないのか。秋の味覚だよ。今度一緒に栗ご飯食べよう」
「オサが作ってくれるのか?!」
「いや、母さんが季節のもの作ってくれるの上手で」
まだクガには知らないことが山程ある。生きていってほしいんだ。
140字小説「栗」
旅に出てしばらく経つ。身体は生身になった代わり、ユマは近界へ旅に出た。取り戻したレプリカはオサに預け、ミニレプの方を連れている。オサは旅に反対はしなかった。SEを失くしたユマに今近界がどう見えているのだろう。オサは時々ミニレプを通して会話する。
140字小説「旅路」

世にはマーメイドと呼ばれるし人魚とも呼ばれる。オサは歌わないのでサイレーンとは呼ばれたことはないが、今日は下手をして少年に捕まってしまった。今は風呂場に入れられている。
「お前、話せるか?おれはユマだ」
オサはこくりと頷き「僕はオサだ。殺すのか?」と訊いた。
140氏小説「人魚」
牢獄へ繋がれたオサを助けに、ユマは全力でトリオン兵と戦った。絶対に取戻す。レプリカの固い決意よりも絶対の誓いだった。敵国にオサが捕まったのはユマの不手際だったのだとユマは自らを責め、自責以上に奪還に燃えている。
オサは待っている。応えなくてはならない。
140字小説「奪還を誓う」

「夏だーーーー!」
暑すぎて溶ける。身体の輪郭が崩れそうだ。ユマとオサは海へ来た。海水浴はしないが、眩しい海を眼前にしてテンションが上がる。日焼け止めもバッチリだ。浜辺で二人で貝殻を拾った。宝物だ、とユマは笑ったし、オサもその笑顔を見れて満足した。
140字小説「海」
お目に留めていただきありがとうございます〜!5つあるので一つでも読んでもらえたら嬉しいです。全部読むのは大変なので無理せず。
秋を体感するのは初めてだ。ユマの初めての四季は、冬から始まっていたのでこの秋で最後の四季体験となる。夏に行った遠征の結果、生身になることになったので今は病院へ検査入院している。昨日はオサが花を飾ってくれた。ここまで生きていることに感謝しかない。
140字小説「延命」
猫ユマはなんでも食べる野良ではない。チューるですら素通りする。しかし近所の少年オサの手の上の餌だけは別格だ。にゃーんと駆け寄ってくると、それがさーもんだろうがチューるだろうが喜んで食べる。白い毛並みは艶々していたし、長い尻尾はゆらゆら揺れる。
140字小説「猫のごはん」

寂しいと思うことをやめて久しかった。オサと出会ってから、また寂しいを覚えた。でも今度は孤独ではないから、このひとときの寂しいも愛でられる気がしている。
遠征、成功させような。ユマは心の中で呟いた。オサの笑顔が見たい。そのためならなんだってできる。
140字小説「寂しい」
雪がちらつく季節が近い。艶やかな黒髪のユマは感慨深く晩秋の空を眺める。大学のレポートも出して来た。自分が曲がりなりにも大学生をやっていることに奇縁を感じる。クガー!呼び止めるオサの声ににこやかに振り向いた。大好きな人とはいつ一緒にいても楽しい。
140字小説「大学生活」

近所に住んでいるユマとは口を利いたことがない。オサは転居して来てからずっと気になっていた。飄々といつもひとりでいるユマが不思議な存在だった。もちろんオサも橋が好きな少年なので多数派ではない。それでも話してみたくて今日こそは話しかけるぞと決心した。
140字小説「知らない子」
ほぼ初めてのジャンル作品が7.4万字まで行きました。お疲れ様でした。まだ紙媒体用にスピンオフを書く可能性がある。表紙は依頼をする予定。支部には載せてるけど、紙媒体にしたいんじゃ。
ではまた娑婆に戻ろう
しんどー。何が面白いのかわからない以上に地雷書いてる錯覚の中で生きてる。
まだ申し込めるような段階ではない
とうとうWEBオンリーの申し込みが始まってしまった
我ながら理解できないんだけど全四回、3万字で終わるだろうと思って書いてた話が既に6.7万字7話を過ぎてなお終わりに辿り着けないんだけどあれなの?私って計画性ないの?プロット組んでるのに?私は頭が弱いの?頑張るしかないじゃん。終わるまで書くしかない。
ゆまさんは根底では同担拒否の過激派なので……そういうのが漏れ出ました
でも浮かばなかったら何も書けないというのもまた真理
ということで140字小説5連でした。
また近いうちにやりたい。

長い小説書いてると作品として量産できないので、小品スケッチ的な140字小説は日常ポスト連投よりいいのかもしれない。