鐵本宗史
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鐵本宗史
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詩集「夢うつつ」完結
ある夢

『あっ!ボールだ』
バットは止まった
そこで目が覚めた
ハーフスウィング
とられたか否か
わからぬまま
August 14, 2025 at 8:21 PM
豊饒塊麗〜後編

前略皆々様
お尋ねごとがございます
ある小説のワンシーンを取り上げたわけだが
そのチート老人、登場作品をてんで忘れたわけだ
ドストエフスキーまたはトルストイ著だったかとは思っているんだけども。
いわゆるロシア文学とされるものだな
はたまた全く以って他著者なのかもしれない、ん?今は夢なのか?
なお、老人は『思った』のか「一人ごちた」のかすら定かではないのだが
ぜひ、おわかりになられた方は意識を飛ばしてわたしに伝えてくれ。
何卒どうぞよろしく 
草々

心 詩心 詩 

三者を通し詩が生まれるまでの過程とする。
心は生であり詩は加工品。
ならばだ!詩人とは何か?
そう!わからない
August 12, 2025 at 10:18 PM
豊穣瑰麗〜前編

わだかまり
消え失せた魂
淋しくないが
すこしはさみしい

あっ、きのこを見つける
チート老人はひとりごちた

『また、婆さんにみやげができた』

おお陽気さ!健康!愛!

詩を超越する心

刹那的詩心

その時、詩は無意味、詩人は堕落

だがもう日常、一先ず、現実へ戻らねば。
August 11, 2025 at 10:05 PM
神は寓意、神は私、それ故に神は有りて

あったほうがいいのかもしれないねえ

鏡として

見惚れても良し、割るも良しだ

わたしが決める事。
August 10, 2025 at 8:16 PM
詩は人を救わない

詩は私を救うものであり

誰かを救うものではない

 わたしは思った

だが、読者よ!

早咲きのすみれのよう

その場しのぎにはなる
August 9, 2025 at 8:42 PM
視覚効果、字の圧力

怨み、こわい

憾み、こわくない

鬱、かなりこわい

死、こわくない

朝の花火に度肝ぬかれた鳥

静穏なる壮健

思潮を無視、さらば奢侈!

奢侈の概念はやってくる

世の中のマジョリティたる

仮想敵。世の中が敵と見做し

要は、自分自身を敵と見做すか

思潮は少しダサい。頼みすぎた居酒屋料理

冷めた心臓部。いや、奢侈とは一体なんなのか!
August 9, 2025 at 2:17 AM
ミザントロープ

落ちる納豆ひきわり

糸をひく

憚り様

落下

同志達の仲へと
August 7, 2025 at 8:26 PM
情念

土性骨に
くらわす
夢想をとめるな
我が情念が
おっしゃった
August 6, 2025 at 9:39 PM
逃げる人

冬の暗い朝
遠くに見える車
逃げるように車にのり
逃げるようなスピード
現場に音ガサゴソ
暗闇にねこがいた
さだかではないが
August 5, 2025 at 9:04 PM
デモニッシュ

悪の必要性 演じて
心の呵責 それでも
魔にすこしだけ身をまかせて

雨の日は母のお迎えを待ち

背負龍にのり帰ろうか、空へ
August 4, 2025 at 8:02 PM
カップリングが名曲だった場合

優劣 選ぶ 権利 カップリング曲が名曲だった場合

高低 もし仮にカップリングであるカラオケ版が名曲だった場合

一瞬の落下 多少の段差にひっかかる我が足 強い静電気

価値観よ!そんな場合だってある。
August 3, 2025 at 8:42 PM
供物

霊美な趣き

羽枝は夢幻

かくれんぼ

ひっこぬいた

うしはゆめまぼろし

今すでに人生はかろやか
August 2, 2025 at 10:01 PM
指圧

細胞破壊
組織破壊
また再生
漏電ブレーカー

自分が誰だかわかってないのに、巷がどうかわかるかってんだい!
ばってんか、夢だけはある、いや、抱いている、可愛がっている。
August 1, 2025 at 9:06 PM
止めるな

にっこり感極む
楽しさを積み重ねる
楽しさに身を委ねきる
もうワクワクを止めるな!
July 31, 2025 at 8:53 PM
前兆、一時的幻視幻聴

パキポキポキパキ
叉銃のざんぞう
落葉しないパキポディウム
かがり火の狼煙あがりて
錫杖を高々ならし
プロパガンダが今響きわたる
July 29, 2025 at 8:17 PM


火が付かない
くそっ!ライターめ
ヤケ糞!指の皮は捲れ
フィルターはよだれで澱み

えさを待つ犬の類で

暴君!ガス欠だとしても
火を待つ 日が暮れようともだ
July 28, 2025 at 8:07 PM
疲労困憊的駆足

階段から転げ落ちた履き物
車道の隅で踊る落ち葉
まっぴらごめん
てんやわんや
インディーズ精神
普く人に請いながらに
己は行く
July 27, 2025 at 8:38 PM
青白眼

青眼、受け入れて視る

白眼、生理的無理

その中間が欲しい
July 25, 2025 at 8:56 PM
余恵を受ける〜きわどい道徳と善に則って〜

もし便器下にこぼれた小便にガン細胞を打ち倒す効能成分が発見された場合、あんな嫌な気持ち、感情は起こらないかもしれない。「あら!なんて汚くて素晴らしいの。」
July 24, 2025 at 9:20 PM
丸出し

ドアップ

なまなましく

谺する

何かが終わりはじまる
July 23, 2025 at 8:38 PM
たぬきうた

あれはゆめうつつ

美々!内なる聖域

草原となだらかな坂

邪魔くさく無骨な重音

男が唄うたぬきうた

ドン!と打撃音

露!めがさめた
July 22, 2025 at 8:16 PM
色神と四神

玄武、蒼龍、朱雀、白虎、色の神

ボヤけて鮮明、あきらかに

達観をお楽しみ

人はなぜ手を合わせるのか

現代、全ては精神によりて

手に集中 細部の意識を知覚

人はなぜ手を合わせるのか

知覚過敏的祟りおゝ桑原桑原

禍にも三文の徳がある

ああ、御御御付けがのみたいわ
July 21, 2025 at 7:56 PM
類稀

真っ暗な

とけん山公園へと

ひとりの少女

石階段のぼりゆく

ゆめかまぼろし

小浜のよる
July 19, 2025 at 8:13 PM
斎場にひとりで

骨壷から骨 こなごな
雨脚つよまる十一月に
再度の火葬 合掌しました
枯れ草えがく大きな絵画ものうげ

斎場にひとり。

生き延び蝿が二匹いました。

だから、あまり淋しくなかった。
July 19, 2025 at 12:13 AM
閉じて流す

熟成しすぎた

精神的苦痛よ

今日は、すまぬが、

閉じて流させていただく
July 17, 2025 at 8:16 PM