kazueda
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大阪出身。丙午、おとめ座、O型。2003年4月から浜松で働き始める。最近は、ラジオ番組、邦訳アメコミ、邦訳グラフィックノベル、デモシーンを追いかけています。読書感想多めです。
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「DC×ソニック・ザ・ヘッジホッグ 」を読みました。セガのゲームキャラクターのソニックたちとDCコミックのジャスティス・リーグとのクロスオーバー作品です。DCのビランのダークサイドがソニックの世界を侵略するところから話が始まります。新たな敵に立ち向かうために、各世界のヒーローが共闘するだけでなく、これまでの敵同士も共闘します。対象とする読者はソニックのコミックを読む層だと思いますが、ジャスティス・リーグの設定を省略せずに、バランスよくソニックの世界に持ち込んでいる点は好印象です。さらに、ソニックの世界のメインラインを壊さずに結末を迎えるところも、読後感爽快。ジャスティス・リーグはいいチーム。
DCコミックの「タイタンズ:ビースト・ワールド」を読みました。タイタンズとは、ナイトウィングと20代のスーパーヒーローで構成されるチームの名前です。彼らが地球の危機を救うところから話が始まり、ヒューマノイドが獣人化する感染症にどう立ち向かうかの話へと展開します。登場人物多めですが解説なしに物語を楽しめます。タイタンズは、救助・救済を目指すのに対し、アメリカ政府のある機関は、抑制・排除を目指します。両者の対立に世界情勢が見え隠れします。頼れるバットマン不在のもと決断を迫られるナイトウィングたちは、多くの人類とタイタンズの仲間を救ったにも関わらず、排除される側に追い込まれます。続きが気になります。
稲垣 えみ子/著 大原 扁理/著「シン・ファイヤー」を読みました。大原扁理さんの著書を何冊か読んだ
後に、この本を手に取りました。異なった就労経験を持つ2人が対談を通して、同じ到達点を見ていることがわかります。損得判断の外側にある人との関りをできるだけ避けて生きていくには、お金を介在する必要があります。お金の介在を小さくしても心地よく生活していくためには、自身の穏やかな気持ちの周囲へのおすそ分けが重要だとわかります。すれ違う近所の人やお店の定員への挨拶、多めにもらったもののおすそ分け。これって、小中学校の道徳や国語で学ぶことではないかと。タイパ・コスパから離れて初めて見える世界のお話。
海老原 嗣生/著「静かな退職という働き方」を読みました。欧米と日本の労働環境を統計資料を使って比較しています。日本の就労環境には裸一貫から名を成すチャンスがまだあるとのことです。終わりの部分で、就労時の生活スタイルの質を下げずに、退職後の生活を送る計画案が紹介されています。紹介されている資料の数値と自分の現状を比較して落ち込むことが多いのですが、参考になる情報が多く掲載されています。この本は、最初のページから読んでいくと、あとがきにアッと驚く話が展開されます。結局は、どのような環境でもお金を稼げる仕事の種を1個は持って置くことが大事だとよくわかります。
著:末次由紀「ちはやふる plus きみがため(3)」を読みました。高校かるた全国大会のルール変更に対応するための北央学園との練習試合から全国大会前日の出来事が収録されています。凛月の全国大会出場の目的は、全国優勝だけでなくもう一つあるようです。試合前日の宿舎で他校との交流も深まる中、事件が起こります。これまで、凛月と千隼の家庭環境に不条理を感じていたのですが、それにもめげず頑張る二人にエールを送りたくなります。片思いの数珠つなぎに、少女(?)マンガを感じます。
マリコ・タマキ作/ジリアン・タマキ画「Roaming ローミング」の Volume1と2を一気に読みました。大学進学で離ればなれになっていた主人公と高校時代の友人がNYを旅行するところから、物語が始まります。待ち合わせの場に現れた友人は大学の友達を連れて遊びに来ます。NYの街並みを三人連れの大学生の視点から描いているのが素敵です。主人公たちの訪れた施設を漫画片手に訪問したくなります。友達に同級生を紹介したら、友達と自分との関係が変化して、というのは学生時代に一度は経験したことがあると思うので、マンガ内の高校時代の友人の気持ちがよくわかります。学生時代のもやもやした思い出を俯瞰できる人にお勧め。
ストーリー:小林拙太/イラスト:水野ハチの「スパイダーマン:絆【4】」を読みました。最終巻です。スパイダーマンの設定を使った日本発の作品と言えば、池上遼一と平井和正の「スパイダーマン」という物悲しい作品を思い出します。一方、こちらは夢と希望に満ちた作品となっています。物語の舞台は主人公、ユウの通う学校周辺で、ユウがスパイディ、友人と協力して問題解決していくストーリー展開です。ユウとスパイディの関係が、リックとキャプテン・マーベルの関係を思い出させます。こちらはキャプテン・マーベルの死により、二人の関係は終わるのですが、はたして、ユウとスパイディのお別れの日が来るのでしょうか。
ユベール作/ザンジム画のフランス発の「男の皮の物語」を読みました。ルネッサンス期のイタリアを舞台に、主人公の少女が「男の皮」を使ったために、許嫁と三角関係に。中身は同じなのに、皮をかぶっているかどうかで態度の変わる許嫁に対する主人公の心情に、マスクをかぶったヒーローのジレンマを思い出しました。例えば、大学時代の恋人のグウェン・ステイシーとスパイダーマン、ピーターの三角関係です。ピーターとグウェンは、しばらく距離を置いたことで愛を確認するのですが、男の皮の主人公と許嫁の関係ははたして。奥さんや恋人に隠れて悪さするのは、男の常と感じました。私は妻の居ぬ間に嵩張る商品を購入してしまいます。
MARVELの「スパイダーマン:デッド・ランゲージ」を読みました。「スパイダーマン・ダークウェブ」の読みにくさに対し、こちらの作品の読みやすいこと。読み進んでいくうちに、ドラマ「スタートレック・ピカード」、「ハウスオブM」前後の話等を思い出し、大変満足のいくものでした。気になったところは、一貫してピーターが説明なく行動することで、問題が大きくなっていくことです。この行動原理の理解を探るために、過去作をさかのぼる予定です。ピーターの周囲にいる人々が少し不幸になるというのも気になる点です。「ピーター、もう少しうまくやれよ」と声をかけたくなるストーリーを今後期待。