Imai Tomoki
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photographer blueskyは試運転中
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Imai Tomoki
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· Jan 21
新作駄文集『写真についていく』発売中です。旧作『写真のとなりで』とあわせて、中目黒のPOETIC SCAPEさんの店舗とオンラインストアで扱ってもらっています。
上田義彦さんのインタビュー動画の撮影をさせてもらいました。神奈川近美・葉山館で個展開催中の上田さん。ゆったり穏やかに、時折とても楽しそうに話をされていたのが印象的です。
20代の頃に葛西薫さんと初めて仕事をしたときの話(15:00頃)や建築写真についての考え方(36:00頃)など、60分の長尺に興味深い話がつまってます。
www.youtube.com/watch?v=Rv6H...
20代の頃に葛西薫さんと初めて仕事をしたときの話(15:00頃)や建築写真についての考え方(36:00頃)など、60分の長尺に興味深い話がつまってます。
www.youtube.com/watch?v=Rv6H...
ANDO MAGAZINE INTERVIEW 002 上田義彦
YouTube video by ANDO MAGAZINE
www.youtube.com
October 17, 2025 at 11:52 AM
上田義彦さんのインタビュー動画の撮影をさせてもらいました。神奈川近美・葉山館で個展開催中の上田さん。ゆったり穏やかに、時折とても楽しそうに話をされていたのが印象的です。
20代の頃に葛西薫さんと初めて仕事をしたときの話(15:00頃)や建築写真についての考え方(36:00頃)など、60分の長尺に興味深い話がつまってます。
www.youtube.com/watch?v=Rv6H...
20代の頃に葛西薫さんと初めて仕事をしたときの話(15:00頃)や建築写真についての考え方(36:00頃)など、60分の長尺に興味深い話がつまってます。
www.youtube.com/watch?v=Rv6H...
世田谷美術館の2階でやっている収蔵作品による小企画展「もうひとつの物語 女性美術家たちの100年」。昨日、会場で作品を見ていたら、おそらく出品作家らしい80歳代後半か90歳代といった感じの女性が、美術館のスタッフと立ち話をされていた。その女性が、このような企画展をしてくれて「胸がいっぱい」と仰っていて、それがすごく印象に残っている。
ちなみに写真ではただひとり、萱原里砂さんの作品も8点展示されてます。
ちなみに写真ではただひとり、萱原里砂さんの作品も8点展示されてます。
September 14, 2025 at 6:47 AM
世田谷美術館の2階でやっている収蔵作品による小企画展「もうひとつの物語 女性美術家たちの100年」。昨日、会場で作品を見ていたら、おそらく出品作家らしい80歳代後半か90歳代といった感じの女性が、美術館のスタッフと立ち話をされていた。その女性が、このような企画展をしてくれて「胸がいっぱい」と仰っていて、それがすごく印象に残っている。
ちなみに写真ではただひとり、萱原里砂さんの作品も8点展示されてます。
ちなみに写真ではただひとり、萱原里砂さんの作品も8点展示されてます。
葛西薫さんのインタビュー動画の撮影・編集をやらせてもらいました。ただのファンなので、お話をされる姿をカットするのが惜しくて40分強の動画になってしまいました。後半の、葛西さんがデザイナーを志した青年時代の話は面白いので、日々の作業のBGM的にぜひご覧ください。
www.youtube.com/watch?v=W5hj...
www.youtube.com/watch?v=W5hj...
ANDO MAGAZINE INTERVIEW 001 葛西薫
YouTube video by ANDO MAGAZINE
www.youtube.com
September 4, 2025 at 12:58 AM
葛西薫さんのインタビュー動画の撮影・編集をやらせてもらいました。ただのファンなので、お話をされる姿をカットするのが惜しくて40分強の動画になってしまいました。後半の、葛西さんがデザイナーを志した青年時代の話は面白いので、日々の作業のBGM的にぜひご覧ください。
www.youtube.com/watch?v=W5hj...
www.youtube.com/watch?v=W5hj...
先々月まで銀座エルメスのLe Forumで開催されていた「スペクトラム スペクトラム」展。そのブックレットで展示の撮影をしました。アートディレクションは須山悠里さん。中身はエルメスのサイトからPDFでご覧いただけます。https://hermes.com/jp/ja/content/maison-ginza/forum/250320/ ところでこの冊子はどこで入手できるのでしょうか。聞いておけばよかった。
August 23, 2025 at 12:57 PM
先々月まで銀座エルメスのLe Forumで開催されていた「スペクトラム スペクトラム」展。そのブックレットで展示の撮影をしました。アートディレクションは須山悠里さん。中身はエルメスのサイトからPDFでご覧いただけます。https://hermes.com/jp/ja/content/maison-ginza/forum/250320/ ところでこの冊子はどこで入手できるのでしょうか。聞いておけばよかった。
虻を払いのけ、藪をかき分けて。福島の事故と終戦の日はべつに関係はないんだけども、意味を負わされた日付というものが気になるので、いちおうシャッターを切っておく。20年後の同じ日付に、また撮影に来よう。
August 15, 2025 at 3:43 PM
虻を払いのけ、藪をかき分けて。福島の事故と終戦の日はべつに関係はないんだけども、意味を負わされた日付というものが気になるので、いちおうシャッターを切っておく。20年後の同じ日付に、また撮影に来よう。
東近美の「記録をひらく 記憶をつむぐ」展がとても充実した展示だった。図録出版の予定はないらしいけれど、2007年に刊行された『戦争と美術 』がこの展示のおおよその部分を網羅している(近所の図書館で借りられた)。
戦争画といっても近代戦は機械戦なので絵にならない、と当時言われていたそうだけど、それに対して接近戦、肉弾戦を描くという方法で情熱的に応えたのが藤田嗣治だそうな。藤田は敗色濃厚となっても「自分でもおもしろいほど、絵が描けてしょうがない」と語ったそうで、画家としての業の深さは小磯良平や宮本三郎らと比べても際立っていると思う。
同じ切り口で「写真家と戦争」の展示も見てみたい。
戦争画といっても近代戦は機械戦なので絵にならない、と当時言われていたそうだけど、それに対して接近戦、肉弾戦を描くという方法で情熱的に応えたのが藤田嗣治だそうな。藤田は敗色濃厚となっても「自分でもおもしろいほど、絵が描けてしょうがない」と語ったそうで、画家としての業の深さは小磯良平や宮本三郎らと比べても際立っていると思う。
同じ切り口で「写真家と戦争」の展示も見てみたい。
August 12, 2025 at 3:24 PM
東近美の「記録をひらく 記憶をつむぐ」展がとても充実した展示だった。図録出版の予定はないらしいけれど、2007年に刊行された『戦争と美術 』がこの展示のおおよその部分を網羅している(近所の図書館で借りられた)。
戦争画といっても近代戦は機械戦なので絵にならない、と当時言われていたそうだけど、それに対して接近戦、肉弾戦を描くという方法で情熱的に応えたのが藤田嗣治だそうな。藤田は敗色濃厚となっても「自分でもおもしろいほど、絵が描けてしょうがない」と語ったそうで、画家としての業の深さは小磯良平や宮本三郎らと比べても際立っていると思う。
同じ切り口で「写真家と戦争」の展示も見てみたい。
戦争画といっても近代戦は機械戦なので絵にならない、と当時言われていたそうだけど、それに対して接近戦、肉弾戦を描くという方法で情熱的に応えたのが藤田嗣治だそうな。藤田は敗色濃厚となっても「自分でもおもしろいほど、絵が描けてしょうがない」と語ったそうで、画家としての業の深さは小磯良平や宮本三郎らと比べても際立っていると思う。
同じ切り口で「写真家と戦争」の展示も見てみたい。
先日のEテレでの、イランにルーツを持つジョンズ・ホプキンス大の教授の言葉。
July 21, 2025 at 12:49 PM
先日のEテレでの、イランにルーツを持つジョンズ・ホプキンス大の教授の言葉。
今日は、安東孝一さんが秋に始めるyoutubeのための、葛西薫さんのインタビュー動画を収録。学生時代からのファンなのでとても嬉しい仕事。
葛西薫さんの言葉や立ち振る舞いからは、葛西さんが作られる数々のものと同様の、慎ましさの奥にあるふつふつとした熱をいつも感じます。
葛西薫さんの言葉や立ち振る舞いからは、葛西さんが作られる数々のものと同様の、慎ましさの奥にあるふつふつとした熱をいつも感じます。
July 17, 2025 at 2:23 PM
今日は、安東孝一さんが秋に始めるyoutubeのための、葛西薫さんのインタビュー動画を収録。学生時代からのファンなのでとても嬉しい仕事。
葛西薫さんの言葉や立ち振る舞いからは、葛西さんが作られる数々のものと同様の、慎ましさの奥にあるふつふつとした熱をいつも感じます。
葛西薫さんの言葉や立ち振る舞いからは、葛西さんが作られる数々のものと同様の、慎ましさの奥にあるふつふつとした熱をいつも感じます。
京都仕事のついでに念願の河井寬次郎記念館。行けてよかったんだけれど、館内がとにかく暑かった。
目や耳で涼を感じる、みたいな感性は大事にしたいなとは思うものの、それはぎりぎり気温32℃くらいまでのことで、年々増すばかりの夏の暑さに対してはそんな感性まるで役に立たなくなるのではないかとつくづく感じた6月末の京都でした。
目や耳で涼を感じる、みたいな感性は大事にしたいなとは思うものの、それはぎりぎり気温32℃くらいまでのことで、年々増すばかりの夏の暑さに対してはそんな感性まるで役に立たなくなるのではないかとつくづく感じた6月末の京都でした。
June 29, 2025 at 11:00 PM
京都仕事のついでに念願の河井寬次郎記念館。行けてよかったんだけれど、館内がとにかく暑かった。
目や耳で涼を感じる、みたいな感性は大事にしたいなとは思うものの、それはぎりぎり気温32℃くらいまでのことで、年々増すばかりの夏の暑さに対してはそんな感性まるで役に立たなくなるのではないかとつくづく感じた6月末の京都でした。
目や耳で涼を感じる、みたいな感性は大事にしたいなとは思うものの、それはぎりぎり気温32℃くらいまでのことで、年々増すばかりの夏の暑さに対してはそんな感性まるで役に立たなくなるのではないかとつくづく感じた6月末の京都でした。
ティルマンス作品見たさにオペラシティの「LOVEファッション」展。この「Superglass」は1997年の作品。余白の白の変色に適度な経年変化が感じられて、そこがよかった。やっぱり展示物としてのプリント写真はそれくらいがいい。そんなことを気にするのは写真をやっている人だけだと思うけれども。
それはともかく、最近、美術館でファッションの展示が多い。面白い点もあるけれど、どうせやるならハイブランドだけでなくファストファッションやそれらが安く供給される社会の仕組みとかも掘り下げるようなものをやってくれないと、年間スケジュールを埋めるブランドの協賛ありきの企画?と勘繰ってしまうのが正直な気持ち。
それはともかく、最近、美術館でファッションの展示が多い。面白い点もあるけれど、どうせやるならハイブランドだけでなくファストファッションやそれらが安く供給される社会の仕組みとかも掘り下げるようなものをやってくれないと、年間スケジュールを埋めるブランドの協賛ありきの企画?と勘繰ってしまうのが正直な気持ち。
June 18, 2025 at 12:57 PM
ティルマンス作品見たさにオペラシティの「LOVEファッション」展。この「Superglass」は1997年の作品。余白の白の変色に適度な経年変化が感じられて、そこがよかった。やっぱり展示物としてのプリント写真はそれくらいがいい。そんなことを気にするのは写真をやっている人だけだと思うけれども。
それはともかく、最近、美術館でファッションの展示が多い。面白い点もあるけれど、どうせやるならハイブランドだけでなくファストファッションやそれらが安く供給される社会の仕組みとかも掘り下げるようなものをやってくれないと、年間スケジュールを埋めるブランドの協賛ありきの企画?と勘繰ってしまうのが正直な気持ち。
それはともかく、最近、美術館でファッションの展示が多い。面白い点もあるけれど、どうせやるならハイブランドだけでなくファストファッションやそれらが安く供給される社会の仕組みとかも掘り下げるようなものをやってくれないと、年間スケジュールを埋めるブランドの協賛ありきの企画?と勘繰ってしまうのが正直な気持ち。
「窓研究所」が運営するウェブサイトの連載記事でこれまでも何度か撮影させてもらってますが、6度目の今回は村野藤吾が戦前に設計した「宇部市民館(現・宇部市渡辺翁記念会館)」。
ガラスブロックを多用して光をとりこむ近代的な面と、しんとした暗がりをもつ様式的な部分が共存する魅力的な建築。これが戦前のものとは。
madoken.jp/series/32362/
ガラスブロックを多用して光をとりこむ近代的な面と、しんとした暗がりをもつ様式的な部分が共存する魅力的な建築。これが戦前のものとは。
madoken.jp/series/32362/
村野藤吾《宇部市民館》の窓: 被覆と開口が導くヒューマナイズされた建築の経験 -国内モダニズム建築の窓ー保存と継承 | 窓研究所 WINDOW RESEARCH INSTITUTE
村野藤吾による戦前期の代表作の一つとして知られる宇部市民館(現・宇部市渡辺翁記念会館)。世界に開かれた工業都市・宇部の理念を体現する独特の空間に込められた思想を、その開口部から読み解く。&nb...
madoken.jp
June 9, 2025 at 2:46 PM
「窓研究所」が運営するウェブサイトの連載記事でこれまでも何度か撮影させてもらってますが、6度目の今回は村野藤吾が戦前に設計した「宇部市民館(現・宇部市渡辺翁記念会館)」。
ガラスブロックを多用して光をとりこむ近代的な面と、しんとした暗がりをもつ様式的な部分が共存する魅力的な建築。これが戦前のものとは。
madoken.jp/series/32362/
ガラスブロックを多用して光をとりこむ近代的な面と、しんとした暗がりをもつ様式的な部分が共存する魅力的な建築。これが戦前のものとは。
madoken.jp/series/32362/
名古屋から二駅先、清洲のはるひ美術館で城戸保さん「駐車空間、富士景、光画」。展示の部屋がゆるく弧を描くかたちになっていて、以前ご一緒した原美術館での展示の様子をすこし思い出す。
清洲訪問は岐阜からの帰り道。101歳で亡くなった祖父の家が岐阜市内にまだ残されていて、高齢の父に代わって自分が家の片付けを続けているものの、一向に物が減らない。明治末に生まれ、物のない山間部で育った祖父にとっては、物を捨てるなんていう発想はその人生のなかでなかったのかもしれない。納戸から未使用の絵葉書セットが大量に出てきた。
城戸さんの最近の写真の色調は、昔の絵葉書のカラーをすこし彷彿とさせるところがある。
清洲訪問は岐阜からの帰り道。101歳で亡くなった祖父の家が岐阜市内にまだ残されていて、高齢の父に代わって自分が家の片付けを続けているものの、一向に物が減らない。明治末に生まれ、物のない山間部で育った祖父にとっては、物を捨てるなんていう発想はその人生のなかでなかったのかもしれない。納戸から未使用の絵葉書セットが大量に出てきた。
城戸さんの最近の写真の色調は、昔の絵葉書のカラーをすこし彷彿とさせるところがある。
June 3, 2025 at 1:27 PM
名古屋から二駅先、清洲のはるひ美術館で城戸保さん「駐車空間、富士景、光画」。展示の部屋がゆるく弧を描くかたちになっていて、以前ご一緒した原美術館での展示の様子をすこし思い出す。
清洲訪問は岐阜からの帰り道。101歳で亡くなった祖父の家が岐阜市内にまだ残されていて、高齢の父に代わって自分が家の片付けを続けているものの、一向に物が減らない。明治末に生まれ、物のない山間部で育った祖父にとっては、物を捨てるなんていう発想はその人生のなかでなかったのかもしれない。納戸から未使用の絵葉書セットが大量に出てきた。
城戸さんの最近の写真の色調は、昔の絵葉書のカラーをすこし彷彿とさせるところがある。
清洲訪問は岐阜からの帰り道。101歳で亡くなった祖父の家が岐阜市内にまだ残されていて、高齢の父に代わって自分が家の片付けを続けているものの、一向に物が減らない。明治末に生まれ、物のない山間部で育った祖父にとっては、物を捨てるなんていう発想はその人生のなかでなかったのかもしれない。納戸から未使用の絵葉書セットが大量に出てきた。
城戸さんの最近の写真の色調は、昔の絵葉書のカラーをすこし彷彿とさせるところがある。
今日は世田谷美術館で横尾展の会場撮影だったのだけど、世田谷美術館の好きな点は、とにかく座るための椅子が館内のあちこちに用意されていること。展示を見る前や見終わった後に、腰掛けてぼーっとする場所があるかないかは美術館という場所にとってわりと重要だと思ってる。
May 26, 2025 at 3:40 PM
今日は世田谷美術館で横尾展の会場撮影だったのだけど、世田谷美術館の好きな点は、とにかく座るための椅子が館内のあちこちに用意されていること。展示を見る前や見終わった後に、腰掛けてぼーっとする場所があるかないかは美術館という場所にとってわりと重要だと思ってる。
PGIで楢橋朝子さんの展示。60年以上前にお父上が旧共産圏の国々への旅行中に撮影したネガから焼き起こした写真を展示されていて、それが写真というものの面白さをじゅうぶんに感じられるものでよかった。
楢橋さんは父親がそのようなネガを遺していたことを遺品整理するまで知らなかったらしい。
父親が冷戦期にソ連や東欧へ滞在したことは昔から知っていたのに、存命中に詳しく聞こうとしなかった娘と、娘が写真家として活動していたのに、自分が写真を撮るのが好きだったことを娘には話さなかった父親。その関係性が60年という時差とネガの劣化による特殊な映像を生んでいるわけで、それもまたこの展示の不思議さの一部な気がする。
楢橋さんは父親がそのようなネガを遺していたことを遺品整理するまで知らなかったらしい。
父親が冷戦期にソ連や東欧へ滞在したことは昔から知っていたのに、存命中に詳しく聞こうとしなかった娘と、娘が写真家として活動していたのに、自分が写真を撮るのが好きだったことを娘には話さなかった父親。その関係性が60年という時差とネガの劣化による特殊な映像を生んでいるわけで、それもまたこの展示の不思議さの一部な気がする。
May 18, 2025 at 1:55 PM
PGIで楢橋朝子さんの展示。60年以上前にお父上が旧共産圏の国々への旅行中に撮影したネガから焼き起こした写真を展示されていて、それが写真というものの面白さをじゅうぶんに感じられるものでよかった。
楢橋さんは父親がそのようなネガを遺していたことを遺品整理するまで知らなかったらしい。
父親が冷戦期にソ連や東欧へ滞在したことは昔から知っていたのに、存命中に詳しく聞こうとしなかった娘と、娘が写真家として活動していたのに、自分が写真を撮るのが好きだったことを娘には話さなかった父親。その関係性が60年という時差とネガの劣化による特殊な映像を生んでいるわけで、それもまたこの展示の不思議さの一部な気がする。
楢橋さんは父親がそのようなネガを遺していたことを遺品整理するまで知らなかったらしい。
父親が冷戦期にソ連や東欧へ滞在したことは昔から知っていたのに、存命中に詳しく聞こうとしなかった娘と、娘が写真家として活動していたのに、自分が写真を撮るのが好きだったことを娘には話さなかった父親。その関係性が60年という時差とネガの劣化による特殊な映像を生んでいるわけで、それもまたこの展示の不思議さの一部な気がする。
3年ぶりの墓参で鎌倉。墓のある寺のわりと近くで、ちょうど城田圭介さんが個展をしているので寄ってきた。「視差と時差」、いいタイトル。ついでに、葉山の神奈川近美でやっている中西夏之作品のコレクション展も拝見。照明を外して、自然光だけの空間に「紗幕孔穿」の巨大なスクリーンが吊り下げられていて、ただそれだけでかっこよかった。
今年は中西さんの生誕90年の年らしく、ということはもうすぐ89歳になる横尾忠則さんとは1歳しか違わない、ということに今さら気付いて驚く。
今年は中西さんの生誕90年の年らしく、ということはもうすぐ89歳になる横尾忠則さんとは1歳しか違わない、ということに今さら気付いて驚く。
May 15, 2025 at 12:48 PM
3年ぶりの墓参で鎌倉。墓のある寺のわりと近くで、ちょうど城田圭介さんが個展をしているので寄ってきた。「視差と時差」、いいタイトル。ついでに、葉山の神奈川近美でやっている中西夏之作品のコレクション展も拝見。照明を外して、自然光だけの空間に「紗幕孔穿」の巨大なスクリーンが吊り下げられていて、ただそれだけでかっこよかった。
今年は中西さんの生誕90年の年らしく、ということはもうすぐ89歳になる横尾忠則さんとは1歳しか違わない、ということに今さら気付いて驚く。
今年は中西さんの生誕90年の年らしく、ということはもうすぐ89歳になる横尾忠則さんとは1歳しか違わない、ということに今さら気付いて驚く。
世田谷美術館で始まった横尾忠則さんの個展「連画の河」の公式図録でアトリエの写真などを撮っています。デザインは横尾さんご自身と相島大地さん。担当学芸員は塚田美紀さん。
アトリエには昨年の1月から今年の3月まで7回通ったんですが、訪れるたびに作品が増えていって、絵を描く以外にも執筆やらインタビューやらを毎週こなされていて、これで自分の親より年上なんだから驚愕しかありません。
絵としてはもうよくわからないと言う人もいると思うし、じつは自分もそう感じていたけど、何度も見ているとやっぱり面白いんですよね。描かれているものの面白さはもちろんですが、それ以上に、絵に描かされている身体というものを感じます。
アトリエには昨年の1月から今年の3月まで7回通ったんですが、訪れるたびに作品が増えていって、絵を描く以外にも執筆やらインタビューやらを毎週こなされていて、これで自分の親より年上なんだから驚愕しかありません。
絵としてはもうよくわからないと言う人もいると思うし、じつは自分もそう感じていたけど、何度も見ているとやっぱり面白いんですよね。描かれているものの面白さはもちろんですが、それ以上に、絵に描かされている身体というものを感じます。
April 27, 2025 at 10:29 AM
世田谷美術館で始まった横尾忠則さんの個展「連画の河」の公式図録でアトリエの写真などを撮っています。デザインは横尾さんご自身と相島大地さん。担当学芸員は塚田美紀さん。
アトリエには昨年の1月から今年の3月まで7回通ったんですが、訪れるたびに作品が増えていって、絵を描く以外にも執筆やらインタビューやらを毎週こなされていて、これで自分の親より年上なんだから驚愕しかありません。
絵としてはもうよくわからないと言う人もいると思うし、じつは自分もそう感じていたけど、何度も見ているとやっぱり面白いんですよね。描かれているものの面白さはもちろんですが、それ以上に、絵に描かされている身体というものを感じます。
アトリエには昨年の1月から今年の3月まで7回通ったんですが、訪れるたびに作品が増えていって、絵を描く以外にも執筆やらインタビューやらを毎週こなされていて、これで自分の親より年上なんだから驚愕しかありません。
絵としてはもうよくわからないと言う人もいると思うし、じつは自分もそう感じていたけど、何度も見ているとやっぱり面白いんですよね。描かれているものの面白さはもちろんですが、それ以上に、絵に描かされている身体というものを感じます。
アダニーヤ・シブリー『とるに足りない細部』、読後感は重い。けれど、この1年半の間に報道を通して目にしてきたことや知れたこととはまた別のなにかが、この小説を通過した自分のなかに流れ込んでくるような感じがあり、読んで良かったと思う。読みながら想像した、実際には見たことのないネゲブ砂漠の景色が頭から離れない。
訳者あとがきで紹介されていた、同じ訳者さんによるエミール・ハビービーの『悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事』も図書館で借りてきた。
報道でしか知ることができないことはあるけれど、小説という形式からしか知ることができないこともあるような気がしている。
訳者あとがきで紹介されていた、同じ訳者さんによるエミール・ハビービーの『悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事』も図書館で借りてきた。
報道でしか知ることができないことはあるけれど、小説という形式からしか知ることができないこともあるような気がしている。
April 23, 2025 at 8:25 AM
アダニーヤ・シブリー『とるに足りない細部』、読後感は重い。けれど、この1年半の間に報道を通して目にしてきたことや知れたこととはまた別のなにかが、この小説を通過した自分のなかに流れ込んでくるような感じがあり、読んで良かったと思う。読みながら想像した、実際には見たことのないネゲブ砂漠の景色が頭から離れない。
訳者あとがきで紹介されていた、同じ訳者さんによるエミール・ハビービーの『悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事』も図書館で借りてきた。
報道でしか知ることができないことはあるけれど、小説という形式からしか知ることができないこともあるような気がしている。
訳者あとがきで紹介されていた、同じ訳者さんによるエミール・ハビービーの『悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事』も図書館で借りてきた。
報道でしか知ることができないことはあるけれど、小説という形式からしか知ることができないこともあるような気がしている。
義理の母が先日めでたく92歳の誕生日を迎えたので、義母の人生にすこし思いをめぐらせながらミニ写真集をこしらえてみた。表紙の写真は20歳代のものらしい。
こういうことは義母だから手が動くけれど、実の親に対してはもどかしさとかイライラが先行してしまってできないなぁ。親子というのは難しい。
こういうことは義母だから手が動くけれど、実の親に対してはもどかしさとかイライラが先行してしまってできないなぁ。親子というのは難しい。
April 15, 2025 at 11:07 AM
義理の母が先日めでたく92歳の誕生日を迎えたので、義母の人生にすこし思いをめぐらせながらミニ写真集をこしらえてみた。表紙の写真は20歳代のものらしい。
こういうことは義母だから手が動くけれど、実の親に対してはもどかしさとかイライラが先行してしまってできないなぁ。親子というのは難しい。
こういうことは義母だから手が動くけれど、実の親に対してはもどかしさとかイライラが先行してしまってできないなぁ。親子というのは難しい。
PC作業が煮詰まると散歩に出て、近所にいくつかある農家の無人販売所をはしごする。夏みかんはそろそろ終わり。心がクサクサしたときは深夜のジャム作りが効く。
April 12, 2025 at 12:03 AM
PC作業が煮詰まると散歩に出て、近所にいくつかある農家の無人販売所をはしごする。夏みかんはそろそろ終わり。心がクサクサしたときは深夜のジャム作りが効く。
写真美術館で鷹野隆大展。作品ありきではあるけれど、会場構成がよく出来てました。この感じ、この鑑賞体験をよく覚えておいて自分もいつか参考にしたい。
April 9, 2025 at 1:10 PM
写真美術館で鷹野隆大展。作品ありきではあるけれど、会場構成がよく出来てました。この感じ、この鑑賞体験をよく覚えておいて自分もいつか参考にしたい。
舟越桂さんが亡くなられてから1年が経ちました。
残された作品はこれからも多くの人の記憶にあり続けるし、自分も作品を前にする度にまた新しい発見をし続けるのだと思う。けれど、舟越さんだったら今の世界をどう見るのかな。その見方がどう作品に反映したろうかな。そんなことを考えたときに、でもそれはもう見れないんだと思うと、やっぱりすこし寂しい気持ちになります。
残された作品はこれからも多くの人の記憶にあり続けるし、自分も作品を前にする度にまた新しい発見をし続けるのだと思う。けれど、舟越さんだったら今の世界をどう見るのかな。その見方がどう作品に反映したろうかな。そんなことを考えたときに、でもそれはもう見れないんだと思うと、やっぱりすこし寂しい気持ちになります。
March 29, 2025 at 8:37 AM
舟越桂さんが亡くなられてから1年が経ちました。
残された作品はこれからも多くの人の記憶にあり続けるし、自分も作品を前にする度にまた新しい発見をし続けるのだと思う。けれど、舟越さんだったら今の世界をどう見るのかな。その見方がどう作品に反映したろうかな。そんなことを考えたときに、でもそれはもう見れないんだと思うと、やっぱりすこし寂しい気持ちになります。
残された作品はこれからも多くの人の記憶にあり続けるし、自分も作品を前にする度にまた新しい発見をし続けるのだと思う。けれど、舟越さんだったら今の世界をどう見るのかな。その見方がどう作品に反映したろうかな。そんなことを考えたときに、でもそれはもう見れないんだと思うと、やっぱりすこし寂しい気持ちになります。