佐藤竜一
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佐藤竜一
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岩手県陸前高田市生まれ。宮沢賢治学会副代表理事・岩手大学特命准教授歴任後岩手大学非常勤講師。主著に『高野長英と吉田松陰』『那珂通世と夏目漱石』『建築家・葛西萬司』『原敬と新渡戸稲造』「宮澤賢治 あるサラリーマンの生と死』『盛岡藩』『それぞれの戊辰戦争』『宮沢賢治 出会いの宇宙』『宮沢賢治の詩友・黄瀛の生涯』『国際外交の舞台で活躍した岩手の男たち』『海が消えた 陸前高田と東日本大震災』『石川啄木と宮沢賢治の人間学』『変わる中国、変わらぬ中国ー紀行・三国志異聞』など。
元禄15年12月14日(旧暦、新暦では1703年1月30日)、大石内蔵助などの赤穂浪士が両国にあった吉良邸に討ち入り、主君浅野長矩の仇を討ちました。「忠臣蔵」で知られる事件です。港区高輪にある泉岳寺(写真)には赤穂浪士の墓があり、「赤穂義士祭」が行われているほか、赤穂義士記念館があり、忠臣蔵の背景について詳しく知ることができます。 #大石内蔵助
#忠臣蔵 #赤穂浪士 #赤穂義士 #高輪 #泉岳寺 #赤穂義士祭 #赤穂義士記念館 #浅野長矩
December 14, 2025 at 5:31 AM
稲塚秀孝監督の『ǸОRIN ТEǸ 稲塚権次郎物語』(2015年)を観ました。『ǸОRIN ТEǸ」とは「小麦農林10号」のこと。「農の神」と呼ばれた育種家稲塚権次郎が昭和10年(1935)に育種した小麦で、世界の小麦の約そ80パーセントの基になっているそうです。
稲塚は宮沢賢治が注目した稲「陸羽132号」の育種を成功させた人でもあります。この映画で日本の食糧事情をよくしようと尽力した稲塚権次郎の生涯がよくわかりました。仲代達矢が稲塚の晩年を熱演している他、妻役の野村真美の演技が光りました。 #稲塚秀孝 #稲塚損次郎物語 #農林10号 #陸羽132号 #宮沢賢治 #仲代達矢 #野村真美 #億種
December 13, 2025 at 10:40 PM
海音寺潮五郎『寺田屋騒動』(文春文庫)を読み終えました。文久2年(1862)、京都伏見にある船宿寺田屋で薩摩藩の勢力争いにより尊攘志士が殺害された事件(寺田屋騒動)を克明に解説していて、とても面白かった。
鹿児島出身の著者は幕末維新史に詳しく、本書で西郷隆盛や大久保利通の動静や島津久光との関係など薩摩藩内の確執、寺田屋騒動の背景がよくわかりました。名著だと思います(写真は京都伏見に現存する寺田屋)。 #海音寺潮五郎 #寺田屋騒動 #文春文庫 #京都 #伏見 #鹿児島 #薩摩藩 #西郷隆盛 #大久保利通 #島津久光 #幕末維新史
December 13, 2025 at 10:26 PM
岡山県倉敷市の人口は約48万人。美観地区(写真は美観地区の白鳥)は岡山県随一の観光地で、多くの人々がひしめいていました。名壁の蔵が軒を並べる街並みがとても美しい。古くから営業している店が多く、人力車が行き交っていました。
美観地区の中心的な存在が大原美術館です。昭和5(1930)年に設立。地元の実業家である大原孫三郎の依頼により、洋画家の児島虎次郎が収集した西洋の名画などが展示されています。孫三郎は倉敷紡績の二代目で、企業を経営するかたわら病院や研究所など公益性の高い事業を推進したほか、虎次郎などの画家を支援しました。 #岡山県 #倉敷市 #美観地区 #大原美術館 #大原孫三郎 #児島虎次郎
December 13, 2025 at 5:49 AM
小山聡子『もののけの日本史 死霊、幽霊、妖怪の1000年』(中公新書)を読み終えました。「もののけ」といえば、宮崎駿監督のアニメ「もののけ姫」を思い出しますが、本書は古代から現代までのもののけについて、歴史学の視点で記した通史です。
古代から中世にかけては病や死をもたらす死霊でありますが、近世になると幽霊や妖怪と混淆するなど、もののけの性質は時代により変遷します。著者はもののけは、その時代に生きた人間の精神世界を映し出す鏡である、と指摘しています。とても興味深い論考でした。 #小山聡子 #もののけの日本史 #中公新書 #死霊 #幽霊 #妖怪 #宮崎駿 #もののけ姫
December 12, 2025 at 9:29 PM
鹿児島市。島津斉彬が作り上げた西洋式工場群集成館の近くに砲台跡(写真)が残っています。薩摩藩は当時日本で最も防衛体制が整っていた藩でした。1862年8月薩摩藩主が島津久光に代わった時横浜近郊の生麦村で、4人のイギリス人が島津久光の行列に乗り入れたあげく激高した薩摩藩士に殺傷される事件がありました(生麦事件)。
イギリス政府は犯人処刑と賠償金の支払いを薩摩藩に求めましたが、薩摩藩が要求を突っぱね、薩英戦争に発展。近代兵器を備えたイギリス軍が薩摩の城下町や集成館を炎上させたことで薩摩藩は日英の技術力の違いを思い知らされ、イギリスに学ぶ姿勢に転じました。 #鹿児島 #薩摩藩 #薩英戦争 #生麦事件
December 12, 2025 at 7:08 AM
門井慶喜『東京の謎 この街をつくった先駆者たち』(文春新書)を読み終えました。「東京以前」から戦後まで、なぜ後藤新平は震災復興に失敗したのかなど東京にまつわる21の謎に迫っていて、とても面白かった。
白眉は「なぜ寅さんは葛飾柴又に帰ってきたのか」。山田洋次監督の『男はつらいよ」は菊池寛の戯曲「父帰る」を意識してつくられたのではないか、と推理した上で葛飾柴又が東京の人には地方じみて見え、地方の人には東京らしく見える絶妙な距離感にあると指摘。なるほどと思いました(写真は奥州市水沢公園にある後藤新平像)。 #門井慶喜 #東京の謎 #文春新書 #山田洋次 #男はつらいよ #葛飾柴又 #菊池寛 #父帰る
December 11, 2025 at 10:42 PM
明治維新の原動力となった薩摩藩。鹿児島の街には今も幕末期の名君島津斉彬の遺産が息づいています。斉彬は江戸時代11代の藩主、在位期間は嘉永4(1851)年から安政5(1858)年と短かったが、藩内の産業育成に努めました。斉彬が産業育成に努めたことは集成館(尚古集成館、写真)を見学すれば、一目瞭然です。
集成館は斉彬が藩主に就任してまもなく西洋式の工場群として建造。薩摩藩では27代藩主斉興の時代からガラス製造に着手しましたが、斉彬は本格的なガラス製造に乗り出しました。ここで研究開発を繰り返しながら、製造されたのが薩摩切子と呼ばれる工芸品です。 #薩摩藩 #島津斉彬 #鹿児島 #集成館 #薩摩切子
December 11, 2025 at 6:12 AM
ラフカディオ・ハーン、池田雅之訳『新編 日本の面影』(角川ソフィア文庫)。私はǸHKの朝ドラ「ばけばけ」のモデル小泉八雲の文章が好きで愛読していますが、本書には日本への愛憎の深さがにじみ出ていて、洞察の鋭さを感じます。訳文がこなれていて、読みやすい。
たとえば、「日本人の微笑」に関して。「日本人の微笑は、念入りに仕上げられ、長年育まれてきた作法なのである。それはまた、沈黙の言語でもある」と。優れた日本論になっている、と改めて思いました(写真は松江にある小泉八雲旧居)。 #ラフカディオ・ハーン #小泉八雲 #池田雅之 #角川ソフィア文庫 #日本の面影 #朝ドラ #ばけばけ #松江 #日本人の微笑
December 10, 2025 at 9:43 PM
今日は盛岡中央劇場での「午前十時の映画祭」。ジュゼッペ・トルナトーレ監督の「ニュー・シネマ・パラダイス」(1988年)を観ました。幼少年期をシチリアの小さな村で過ごした映画監督のサツヴァトーレ(サルヴァトーレ・カシオ)はかつて世話になった映写技師アルフレード(フィリップ・ノワレ)の訃報を知り、30年ぶりに帰郷。映画を愛した日々が鮮やかによみがえるー。
観たいと思いながら観ていなかった映画、期待を裏切りませんでした。画面がみずみずしくアルフレード役のフィリップ・ノワレの味のある演技が心に残りました。映画好きには見逃せない名画です。 #盛岡中央劇場 #午前十時の映画祭 #ニュー・シネマ・パラダイス
December 10, 2025 at 8:46 AM
河童といえば遠野が有名ですが、熊本県八代にも河童伝説があり、本町商店街の前川橋のたもとには「河童九千坊音頭の碑」(写真)があります。
伝説によると、仁徳天皇時代(313―399)に中国から九千匹の河童が揚子江を下り黄海を経て八代に到着したといいます。かつては子供たちがよく川遊びをしましたが、八代では河童に引き込まれないようにと、水難よけの川祭りが集落ごとに行われていて、地域によっては河童祭りとも呼ばれていたということです。 #河童 #八代 #河童九千坊音頭 #河童祭り #揚子江
December 10, 2025 at 8:22 AM
井上亮『新左翼と天皇ー炎と爆弾の時代』(ちくま新書)を読み終えました。著者は元日本経済新聞記者として、公安を担当。著者が記者となったのは昭和から平成へと天皇が代替わりする時期で、新左翼によるゲリラ闘争が盛んだった時代です。
1955年日本共産党は極左冒険主義を自己批判し、幅広い層から支持を得る路線に転換しました。そのことがきっかけとなって新左翼が生まれましたが、本書は暴力化していった末に大衆の支持を失っていった新左翼の歴史を天皇制と絡めながら克明に描いています。読みごたえがありました。 #井上亮 #新左翼と天皇 #ちくま新書 #日本経済新聞 #日本共産党 #極左冒険主義 #天皇制 #ゲリラ闘争
December 9, 2025 at 9:50 PM
鹿児島といえば西郷隆盛。「西郷洞窟」(写真)は西南戦争末期西郷隆盛が立てこもった洞窟です。1873年征韓論争に敗れた西郷は下野しました。西郷を慕う鹿児島出身者約6千名も東京を離れ、故郷鹿児島に帰郷。1876年になると、政府と鹿児島との間は修復できない状態にまで達し、1877年2月17日、西郷隆盛をリーダーとする軍隊が熊本城に向けて出発。半年以上に及ぶ西南戦争が勃発したのです。
西郷軍は結果的に政府に制圧され、西郷は亡くなりました。鹿児島の人々は西郷隆盛を顕彰するために、西郷南洲顕彰館を建立。すぐ近くには西南戦争の死者が葬られた南洲墓地があります。 #鹿児島 #西郷隆盛 #西南戦争 #西郷洞窟
December 9, 2025 at 5:52 AM
隈研吾『日本の建築』(岩波新書)を読み終えました。チェコの建築家ブルーノ・タウトの来日から筆を起こし現在まで、日本建築の歩みを振り返っています。文章は明晰でわかりやすく、建築家が日本建築をどうとらえてきたかを自身の体験を盛り込んで記しているので、説得力があります。
著者は現場で仕事を共にした職人たちから多くのことを学んだ、といいます。建築の施工に関する具体的な知識だけではない、「頭からでなく、モノから考える方法を教わった」と。刺激的な建築論であり、日本建築の今後を洞察した好著です。 #隈研吾 #日本の建築 #岩波新書 #ブルーノ・タウト #チェコ
December 8, 2025 at 10:05 PM
今日は岩手県立図書館主催の映画会。新藤兼人脚本、神山征二郎監督の「宮澤賢治ーその愛ー」(1996年)を観ました。脚本が新藤兼人だけあって賢治の生涯を事実に沿ってていねいに作っています。
宮沢賢治(三上博史)のほか、妹のトシを酒井美紀、父政次郎を仲代達矢、母イチを八千草薫が演じるなど芸達者が多数出演していて、感銘を受けました。 #岩手県立図書館 #宮沢賢治 #新藤兼人 #神山征二郎 #三上博史 #酒井美紀 #仲代達矢 #八千草薫 #宮澤賢治ーその愛ー
December 8, 2025 at 8:15 AM
夏池優一『教科書には載っていない! 幕末志士の大誤解』(彩図社)を読み終えました。坂本龍馬、吉田松陰、高杉晋作、勝海舟、西郷隆盛ら幕末に活躍した13人の意外なエピソードを興味深く紹介していて、とても面白かった。
たとえば、「逃げの小五郎」と呼ばれた桂小五郎(木戸孝允)ですが、実は剣の達人(神道無念流)で、「剣を用いない」ことを理想としていたそうです。強い故に一人も殺さなかったとは、なかなかの人物ですね。 #夏池優一
 #幕末志士の大誤解 #彩図社 #桂小五郎 #坂本龍馬 #吉田松陰 #高杉晋作 #勝海舟 #西郷隆盛 #神道無念流 #木戸孝允
December 7, 2025 at 10:20 PM
熊本県八代市に城が築かれた歴史は古く、中世、名和氏・相良氏が治めていた時代に城はありました。
徳川家康は権力を強化する目的で、西国外様大名を中心に勢力削減に尽力。一国一城令を出し、多くの城が破却されました。1611年八代周辺を治めていた加藤清正が死去、翌年忠広による遺領相続が正式に決定された時、麦島(八代)城以外は破却されました。なぜ麦島城が残ったかといえば、薩摩を支配した島津氏の脅威があったためで、島津氏への牽制の意味があり存続したのです。
地震により崩壊した麦島城の対岸に1622年加藤忠広により新しい城(八代城)が築かれました(写真は八代宮、八代城)。 #八代 #八代城 #熊本 #加藤清正
December 7, 2025 at 4:58 AM
中條献『アメリカ史とレイシズム』(岩波新書)を読み終えました。レイシズムとは「人種」主義のこと。黒人への差別が「人種」という分類概念を生み、アメリカ社会は抑圧を生み続けてきました。本書は奴隷制度から筆を起こし、レイシズムを焦点を当ててアメリカの歩みを概観しています。
マーガレット・ミッチェル原作の『風と共に去りぬ」は南部アトランタを主な舞台に奴隷制度が存在していた時代の南北戦争を生き生きと描いた傑作ですが、本書を読みその背景がよくわかりました。 #中條献 #アメリカ史とレイシズム #岩波新書 #人種 #奴隷制度 #南北戦争 #アトランタ #風と共に去りぬ #マーガレット・ミッチェル #黒人差別
December 6, 2025 at 9:09 PM
JR丹波口駅で下車。「もてなしの文化美術館」となっている角屋から徒歩で15分。壬生寺(写真)や新選組屯所跡(八木邸、写真)があります。文久3年(1863)、新選組初代局長の芹沢鴨が角屋で遊宴後、壬生の屯所で近藤勇らに暗殺されたことは有名です。
元治元年(1864)6月5日、長州藩士らが池田屋に集結しているところに新選組が斬りこみました。ご褒美として新選組は幕府から五百両を拝領。羽振りが良くなった新選組隊士は、赤地に「誠」の旗、白山形の浅黄色の羽織を着て角屋に出かける等京都の街で豪遊しましたが、地元の人々は粗暴な振る舞いを嫌悪し、「壬生浪」と呼びました。 #京都 #新選組 #壬生寺 #八木邸
December 6, 2025 at 5:09 AM
谷沢永一『聖徳太子はいなかった』(新潮新書)を読み終えました。聖徳太子はいなかった、というのは学界の常識になっているそうですが、一般の人々は存在を信じている人が多いのではないでしょうか。本書は実在の根拠とされる文献などを克明に検証し、だれがこのフィクションを必要としたのか、をスリリングに解き明かしています。
天武天皇や妻だった持統天皇の後継者が次々に若死にしたことから、理想の皇太子像をつくりだす必要があって聖徳太子伝説が生まれた、ということです。古代史へのロマンを掻き立てる、刺激的な本でした。 #谷沢永一 #聖徳太子はいなかった #新潮新書 #天武天皇 #持統天皇 #古代史
December 5, 2025 at 10:19 PM
Reposted by 佐藤竜一
盛岡市の岩手県立博物館で、ツキノワグマ、ヒグマの生態を紹介するトピック展『緊急企画!ツキノワグマってどんな動物?』が開催中。クマに会わないためにはどうしたら良いのか、会ってしまったらどうすべきなのか、クマ対策についても紹介しています。2026年3月末まで👉🏼

クマ出没続く岩手 盛岡の県立博物館で緊急生態展 生態と対策を学ぶ|岩手日報 www.iwate-np.co.jp/article/2025...
クマ出没続く岩手 盛岡の県立博物館で緊急生態展 生態と対策を学ぶ | 岩手日報ONLINE
盛岡市の県立博物館(坂本美知治館長)は、県内各地でクマの出没や被害が相次いでいる現状を踏まえ、生態や遭遇時の対処法を紹介するトピック展を開いている。生々しい剝製がずらりと並び、間近で大きさなどの特徴を実感できる。展示を通じて身を守るための…
www.iwate-np.co.jp
December 5, 2025 at 4:31 AM
京都のJR丹波口駅で下車、「角屋もてなしの文化美術館」を訪ねました。周辺は「島原」と呼ばれていました。島原は江戸期以来の公許の花街(歌舞音曲を伴う遊園の町)として発展。1641年に六条三筋町から現在地朱雀野に移転。移転騒動が島原の乱を思わせたことからそう呼ばれましたが、正式な地名は西新屋敷。島原は饗宴の他和歌俳諧等の文芸活動が盛んでしたが、明治になるとすっかり寂れ現在は揚屋(今の料亭)であった「角屋」が江戸時代の名残を留めています。
角屋は開設当初から連綿と建物を維持。江戸時代の饗宴を伝える揚屋建築の唯一の遺構として1952年国の重要文化財に指定されています。 #京都 #角屋 #揚屋 #島原
December 5, 2025 at 6:23 AM
松本健一『秋月悌次郎ー老日本の面影』(中公文庫)を読み終えました。戊辰戦争で会津藩降伏を取り仕切ったのが秋月悌次郎。他藩に友人が多く、会津藩の外交官として活躍しました。江戸幕府の昌平黌に学んで学識が深く、熊本にあった五高(熊本大学の前身)で教鞭を執りました。
五高で同僚だったのが「ばけばけ」のモデル小泉八雲で、八雲は秋月を「神様のような人」と讃えました。さまざまな困難を切り抜けてきた人物ですが、周囲を明るくする好人物だったようです。本書はそんな秋月を活写した優れた評伝です(写真は小泉八雲熊本旧居)。 #松本健一 #秋月悌次郎 #老日本の面影 #中公文庫 #会津藩 #小泉八雲 #熊本 #ばけばけ
December 4, 2025 at 10:35 PM
先日の上京の折、北区立中央図書館(写真)と新宿区の林芙美子記念館(写真)を訪ねました。北区立中央図書館はかつての東京砲兵工廠銃砲製造所敷地にあり、弾丸製造工場だった赤レンガ棟は1919 年に建てられました。北区ではこの赤レンガ棟を利用して中央図書館として2008年にオープンし、平和的に利用されています。
林芙美子記念館は1951年、『放浪記』『浮雲』などの著作で知られる芙美子が亡くなるまで住んでいた家で、山口文象が設計しました。約300坪の敷地に見事な数寄屋造りの建物と豊かな庭木が魅力的な心和むスポットです。 #北区立中央図書館 #赤レンガ #新宿区 #林芙美子記念館 #山口文象 #数寄屋造り
December 4, 2025 at 6:16 AM
田澤耕『ガウディ伝 「時代の意志」を読む』(中公新書)を読み終えました。スペインを代表する建築家、アントニ・ガウディ(1852―1926)の生涯を克明に描いていて、読みごたえがありました。私はバルセロナに行ったことがあり、ガウディ設計のサグラダファミリア教会、カサ・ミラなどを訪ねたことがありますが、サグラダファミリア教会の巨大さに驚いたことを思い出します。
ガウディは晩年故郷のことばカタルーニャ語に固執し、スペイン語(カステーリャ語)を話さなかったということで、頑固な一面があったようです。 #田澤耕 #ガウディ伝 #バルセロナ #サグラダファミリア教会 #カサ・ミラ #カタルーニャ #スペイン
December 3, 2025 at 8:46 PM