藤崎剛人/北守
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思想研究者/批評家 https://www.newsweekjapan.jp/fujisaki/ https://note.com/hokusyu/n/n62628a148a2c
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私の解釈では、安倍晋三はカテコーンだった。彼の政権のもとで日本の課題は遅延されてきた。(防ぐのではなく先延ばしされた)。彼の死後、もはや先延ばしにできない課題が現前することになった。高市はカテコーンになれない。現実と向き合わなければどうしようもない。
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無能な独裁者・安倍晋三による「法の停止」と「遅延する力」 « ハーバー・ビジネス・オンライン
安倍政権の「レガシー」安倍晋三首相は8月28日、「体調不良」を理由に総理大臣職を退くことを発表した。これによって、2012年末から続く第二次安倍政権が終了することになった。辞任が発表されて以後、この…
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欧州各国の例を考えると、日本の人口規模や経済力からすれば毎年1万人ぐらいの難民なら(きちんと受け入れ体制を整えるなら)社会に吸収できるし、それは現役世代や次世代の増加というかたちで社会の活力になるのに、そのはるか手前で排外主義にやられているので欧州と同じ状況でもない。
日本の国籍取得の要件は難しいし、難民受け入れを今の100倍にしたところで2015年のシリア難民以前の、まだAfDが議会進出できなかった頃のドイツの受け入れ数にも満たないんだから、日本に欧州的「外国人問題」があるなんていうのは大げさ、針小棒大。移民難民の人権や包摂のための施策は当然必要だとしても。
この2×2の、ときには互いに矛盾するような組み合わせの中を、排外主義者は自由に動いていく。あるときは文化の話をしていたと思えば、同じ人が別のときは経済の話をしている。四つの象限の全てが主張しているのは、外国人は日本に害をもたらすということであり、それさえ言えれば何でもいいわけである。
排外主義をグローバリズムとローカリズムの象限で分けると、前者は「日本は自由で民主的な近代国家であり、イスラームなどの近代的な価値観を有していない外国人を受け入れると世の中が乱れる」となる。一方、後者は「日本には固有の文化がある。しかし外国人が増えることでグローバルな規範の採用圧力が強まると日本の文化が棄損される」ということになる。

次に、排外主義を優越性と劣等性の象限で分けると、前者は「中華系などの富裕な外国人が日本の土地を買いあさって侵略してくる」となり、後者は「不法入国した貧しい外国人が豊かな日本にたかっている」となる。
「急に自分の近所が言葉の通じない外国人だらけになったらどうするんだ!」というのが右翼が恐怖を煽って人々を排外主義に誘導する手法なんだから、「そうなったら確かに怖いですよね」は排外主義への加担ですよ。言うのであれば、「幽霊を恐れてるんですって?幽霊はいませんよ」と言わなきゃ。
そして、この図式は近年の日本にも当てはまるかもしれない。外国人は、観光客・難民・技能実習生・永住者・特別永住者すべてひっくるめて「外来生物」扱いとなり、潜在的に日本社会を脅かす「エイリアン」として恐怖されている(もちろんすべてではない。可愛いギズモのように無害な怪物もいる。ただし夜に食事をさせないために必ず檻に入れて飼うこと!)。しかしそのようなマジョリティの恐怖心からくる妄想的な世界観そのものが、マイノリティに対する暴力につながると自覚する必要がある。

この点に関しては昔『デトロイト』という映画を批評する中で論じた。
https://note.com/hokusyu/n/nfcb…
10年ほど前から、アメリカで差別(特に人種差別)を扱ったドラマや映画は、その差別を「ホラー」の手法で表現するメソッドが確立してきたが、それはラヴクラフトからロメロまで、これまでのマジョリティによるホラー作品が、得体の知れない化け物の中にマイノリティを投影してきたことを反転させている。マジョリティはマイノリティの伸長に恐怖しているが、実際日常的に怖い思いをしているのはマイノリティ側だということ。
https://note.com/hokusyu/n/nfcb…
「外国人の脅威」や「LGBTの脅威」については一笑に付すことができるのに、「WOKEの脅威」や「キャンセル・カルチャーの脅威」は聞き流せないリベラルが多い問題。発信源は大体同じところ((特にアメリカの)保守派)にあるのも分かっていると思うのだが。
結局、日頃から発言に気を使ってることに被害者意識を持っている中高年男性の物書きや学者は、差別がアテンション・エコノミーを利用することを理解していても、「アメリカの大学教員が差別発言一つでクビになったらしいよ」という噂話をアテンション・エコノミーの手法で聞かされ続けると信じてしまう。
元彦は最初からヤバい奴だったのかもしれないが、その取り巻きが彼を諌めたりせずヨイショばかりしていくと、その異常行動は先鋭化していき、破局的な事態に至る。どこかでみた光景。
#第三者委員会報告書 で重要だと思ったのは、組織上の問題として、知事とその仲間たちが「同質的な集団となってしまったこと」を指摘していること。既視感ありあり。要するに斎藤知事のパワハラや公益通報に関する異常行動の一旦をつくっていたのは、居心地のいい「同質的な」ホモソ空間にあったってことでしょ。大きな組織であればこそその弊害は強く出る。知事擁護の面子みてもさもありなん。
#第三者委員会報告書 で重要だと思ったのは、組織上の問題として、知事とその仲間たちが「同質的な集団となってしまったこと」を指摘していること。既視感ありあり。要するに斎藤知事のパワハラや公益通報に関する異常行動の一旦をつくっていたのは、居心地のいい「同質的な」ホモソ空間にあったってことでしょ。大きな組織であればこそその弊害は強く出る。知事擁護の面子みてもさもありなん。
日本もアメリカもドイツもそうだが、「左派は庶民を見捨ててマイノリティばかり」と言われる左派・中道左派政党は、実際の政策集を見ると庶民向けの政策を提示しており、排外主義右派こそ庶民を見捨てて富裕層や社会的強者を優遇。
このイメージ問題は発信の仕方が間違ってるという単純な話ではない。マジョリティ大衆は、ちょっとでもマイノリティが尊重されていると自分たちが不遇な目にあってると叫ぶし、逆に自分たちに何もしてくれなくてもマイノリティを虐めているだけで自分たちの味方だと思ってしまう。
排外主義はマイノリティ問題ではなくマジョリティ問題。
Reposted by 藤崎剛人/北守
赤いきつねCMの件、背景にこれまで長い間「性的に客体化された女性像」が繰り返し描かれてきたことへの「累積的な抑圧経験」があり、反発が起きていることを押さえる必要があると思う。

性的部位を強調したり、意味もなく露出するようなわかりやすいイメージだけでなく、ポーズや表情、持っている物など「性的なメタファー」として描かれることも多い。今回はこちらに該当すると思う。

エロいかエロくないかの線引きの議論ではなく、ステレオタイプな「性的に客体化された女性像」を描き続けること、さらにそれを広告として採用することの問題性が問われているのだと思う。
gendai.media/articles/-/6...
炎上繰り返すポスター、CM…「性的な女性表象」の何が問題なのか(小宮 友根,ふくろ) @gendai_biz
2019年も終わりが近づいてきていますが、1月早々の西武・そごうの広告から、記憶にあたらしい赤十字の献血ポスターに至るまで、今年も女性表象をめぐっていくつもの「炎上」がありました。こうした「炎上」はなぜ繰り返されるのでしょうか。言い換えれば、表象の作り手と批判者の間には表象に対するどんな理解の齟齬があるのでしょうか。
gendai.media
「今の政治に見捨てられているような強い不遇感があり」「強いリーダーシップを持っている(ようにみえる)」「閉塞した世の中を」「何か変えてくれそうな候補者に投票する」というコンボでの投票は、あらゆる地域、あらゆる時代において、ほぼ例外なく悲惨な結末を辿ってきたので、その気持ちに寄り添うよりもまずその気持ちで投票しちゃいけませんと学校で教えるべき。薬物だって、子供にはまずは使うなという。子供の使ってみたい気持ちに寄り添うのはそれから。
立憲民主党が若者に人気がないという話だが、いつも言ってるけど、右派も左派も減税ポピュリズムに流れている中で、立憲は支え合いの政治というブルーオーシャンを取りに行けばいいと思いますけどね。医療子育て年金教育への支援策とともに、支え合いの理念から論理的に訴えていけば支持する若年層も増えるでしょう。減税への欲望は通俗道徳の内面化にすぎないのだから、「頑張った人が報われる社会」ではなく、「皆が安心して暮らせる社会」を理念とし、そのために必要な改革を行うために一貫した政策を打ち出すでいい。
今回もまき散らしておきましたよ!いろいろな「角度」……!存分に捗らせてくださいよ!あなたの「考察」を……!という商売。美味いのは知ってるからもう食わせないでくれ、胃がもたれる!あと俺らだけが知ってる特別な味みたいな感じを出されると共感性羞恥しちゃうからそういうのもやめてくれ!
シン・◯◯系のコンテンツって、常習性が高くて味付け濃いめな、敢えてこういう言い方をすれば「下品」な食い物ですよね。おじさんはもうそういう脂っこいのは胃が受け付けなくて、もちろん若者は好きなだけ美味しく食べればいいと思うんだけど、「下品」な食べ物であることは自覚してほしいと思う。
減税派の、取りすぎた税金を返してもらうだけという意味不明な主張には、あなたが稼ぎすぎた分を返してもらってるだけと返答していこうな。
文春が当該日にAプロデューサーが関与したという報道を訂正。もともと実際に関与していたら組織的・直接的な「セックス上納」があったということなのでガチでヤバいが、そこはまだ分からないから触れずに、直近ではキャバクラ的接待の文化や、被害者の訴えを蔑ろにして中居を守ったことが問題視されていた(社員説明会などでも)のだが、文春の訂正でフジテレビの責任は全くなくなった論者がいるのはなぜ。昨日まで電波の届かない無人島にでもいたのかしら。
何かネットではマイナ保険証は若い世代ほど支持していて紙の保険証にこだわるのは少数派の老害みたいな扱いになっているが、マイナ保険証の利用率、12月の時点で1/4。ちなみに世代別でも若者ほど使っているわけではなく確か60代が多かったはず。
そもそも医療DX化とマイナ保険証を使うことは別に関係ないのに、若者ならDXつまりマイナ保険証でしょ!老人は機械に弱い老害だから!みたいなイキりだけで言ってるんだろうなあと思う。