テレンスの青い空
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テレンスの青い空
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xでは「テレンス」名義でやっておりました……ていうか、今もやってます。ただ、最近のxのしんどさに避難してきました。とりあえず映画の感想中心に……。あ、感想は基本Xのものと同じですが、イイですよね? よう知らんけど。
●ANIAFF(あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル)私的ベスト。
『エンドレス・クッキー』
『タイトルつけてよ、マヤ』
『ダンデライオンズ・オデッセイ』
December 18, 2025 at 12:41 PM
●ANIAFFでフェリックス・デフュール=ラペリエール『死は存在しない』(2025)。最初のハードな展開に驚くが、見てるうちにこれは葛藤と苦悩を捉えた内面の旅路だなと。それ故の厳しさもきちんと捉えていた。だから一番印象深かったのがあの老女。もしかしたら主人公と同じ名前かもしれないよね。
December 18, 2025 at 12:38 PM
●ANIAFFでセス&ピーター・スクライヴァー『エンドレス・クッキー』(2025)。ゴチャゴチャしたカオスな画面や音や話の展開(脱線も有り)から、様々な社会性がゴチャゴチャカオスのまま(!)浮き彫りになる、物凄いドキュメンタリーだった。アニメでこんなのが出来るんだと感服した次第。誰か是非配給を!
December 18, 2025 at 12:38 PM
#ANIAFF 今日はミッドランドスクエアシネマのスクリーン2でコンペ作を見たのですが、通常興行と違い自由席なんですよ。山形ドキュメンタリー映画祭みたいでしょ? チケット自体はWEBからクレカ(デビット可)対応のみで当日会場では買えないとか問題はあるのですが、自由席だけは是非死守して!マジでw
December 15, 2025 at 2:35 PM
●ANIAFFでミシェル・ゴンドリー『タイトルつけてよ、マヤ』(2025)。愛娘のため…というよりは、兎に角娘に受けたいとばかりに、子供向けの悪ノリ?に走るパパ=監督ミシェル・ゴンドリーに心底微笑まざる得ない愛すべき作品。観客の子供らに大受けだったのではと推察のベルリン映画祭で見たかったな〜w
December 15, 2025 at 2:34 PM
●ANIAFFでイレネ・イボラ『オリビアとゆれる心』(2025)。原作小説があるそうだが、実際にスペインであった状況を基にリアルな世界を描きつつ、リアルと空想の関係を決して一方を否定せずに描いてみせて、これを子供向けに作られている凄さ。そんな深刻なテーマを持ちつつ、映画自体は物凄く愉しい!
December 15, 2025 at 2:33 PM
●ANIAFFで鈴木竜也『無名の人生』(2025)。上映後のトークで制作過程を知り、映画が持つ妙な感触にある程度納得した次第。完成度を求める向きによう勧めんが、映画全体を覆う異様な鬱屈感と見終えて感じる解放感など不思議な捻れと磁場を持つ怪作だった。これをシネコンで見たのは物凄いことかと。
December 15, 2025 at 11:54 AM
●ANIAFFで瀬戸桃子『ダンデライオンズ・オデッセイ』(2025)。リアル再現モノ?と思いきや、リアルとイマジネーションの絶妙な絡み合い(せめぎ合い?)。タンポポの綿毛たちを主人公に誰も見たことのない世界の冒険の旅に魅了されつつ、どこかで見聞きし実はすぐそこに在る社会への暗喩に思いを馳せたり。
December 15, 2025 at 10:54 AM
畏れ多くてどこにも貼れない映画監督ミニシール。
December 10, 2025 at 1:52 PM
●シネ・ヌーヴォでカネフスキー『ぼくら、20世紀の子供たち』(1993)。子供たちの言葉や表情の一つ一つに圧倒されつつ、それらを目にした監督自身の思いや葛藤もまた感じたり。『動くな、死ね、甦れ!』の二人が時を超えて再会したような、あの対話の凄まじさ。改めてもっと撮って欲しかった監督だと。
December 10, 2025 at 11:09 AM
●シネ・ヌーヴォでオリヴェイラ『アニキ・ボボ』(1942)。大昔に見ているが、初見のような新鮮さで再見。子供らが放つ力強い生が画面から伝わりひたすら愉しいのだが、大人のやり取りと見事にダブる様に、そりゃ真面目な人には不謹慎に思われても仕方ないね〜と思うほどで苦笑。だからこその名作かな?
December 8, 2025 at 2:05 PM
●シネ・ヌーヴォでカネフスキー『ひとりで生きる』(1991)。前作は何度も見てるが、これは劇場公開以来の再見。前作はモノクロでゴツゴツとした混沌が渦巻いていたが、こちらはカラーであっさり…を通り越し、ある種の虚しさに到達する孤独と哀しみが映画全体を覆う。その繊細さと余白に唸った。必見。
December 8, 2025 at 12:01 PM
●シネ・ヌーヴォでカネフスキー『動くな、死ね、甦れ!』(1989)。定期的に見直したくなる映画の一つ。今回はモノクロ画面とその過剰なまでの物質感(湿気と泥!)と、様々な状況下の人々の悲嘆と憎悪で渦巻くカオスに呆気にとられる。おそロシア。まだ子供だったはずの主演の二人のインパクトにも圧倒。
December 8, 2025 at 12:00 PM
2回目の『果てしなきスカーレット』を見に行ったが、やっぱり私は擁護したい。真面目な力作ですよ、これは。
December 5, 2025 at 4:19 PM
アニメファンが求めるサービスを考慮しない。その点において『果てしなきスカーレット』の細田守はアッパレだったと思う。
December 1, 2025 at 5:45 AM
●扇町キネマで押井守『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995)。『天使のたまご』を見なくちゃいけないのだが、今年の春のリバイバルで既に見ているコレをやっぱり見に行ってしまう。で、やっぱり傑作!と。30年も経つというのに、全然古さを感じず寧ろ爽快な気分に。『イノセンス』また見たくなる。
November 29, 2025 at 1:28 PM
●シネ・ヌーヴォXでミゲル・ゴメス『グランドツアー』(2024)。最初は『自分に見合った顔』の頃と男性主人公の描き方が全然成長してなくて笑ったのだが、異国趣味や時空を超越する魅惑にうっとりしつつ、ああいう結末(!)への誘惑と気怠さで、見ているこちらも酔わずにいられなくなる。これは怪作。
November 28, 2025 at 9:08 AM
12月開催のあいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル。ようやくスケジュールが。個人的にオッ!となったのは今年お亡くなりになった(!)イギリスのフィル・ムロイの回顧上映があること!大好きなアニメ作家さんでした。是非是非!
aniaff.com/programs/pro...
November 28, 2025 at 5:14 AM
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細田守がどの程度その点を意識していたかはわからないけど、果てスタのラストの先でデンマークはどうなるかというと、デンマークの大国からの凋落は16世紀に始まっているので、あれはこうしてこんな素晴らしい国ができましためでたしめでたしということではなくて、それからデンマークは覇権を失い、三十年戦争に参戦して敗れたことで国力を失い、という一言で言えば国が弱くなるので、国が弱くなること、もしくは衰退していくことを肯定するのがあのラストと、歴史に照らし合わせれば理解できるのです。だから逆に敵役の人が目指したのは覇権の維持で。暴力で国家の覇権を維持することはそんなに素晴らしいことですか?と
November 25, 2025 at 9:09 AM
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聖というのは高野聖のあの聖なんですよね。だから聖は殺傷は避けて治療のみを行って地獄を巡礼するという設定で。俺は真・女神転生に人生を教わりましたのでこういう仏教ネタは大好きなんですけど、一般的にはどうかというと…まぁ昭和には邦画で地獄ものが何本も作られたし、映画『人間革命』大ヒット、丹波哲郎は霊界を語り映画まで作り、というわけでその時代ならスカーレットみたいなのももう少し受け入れられたと思うんですが、現代だと厳しそうですよね。
November 25, 2025 at 10:56 AM
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『果てしなきスカーレット』はスカーレットと聖が出会う場所に賽の河原みたいに石が積まれているし聖(ひじり)も仏教用語だしなにより物語の構成が…という感じで本当は仏教的な色彩が強い映画なんですけど、たぶん現代日本では仏教よりもシェイクスピアみたいな西洋的な世界観のほうが遥かに馴染みが深いので、そのへんがあまり汲み取られていないのがもったいないなぁとはまぁ思う。人類の過去と未来の入り混じる地獄でシェイクスピアの世界と仏教の世界が融合するというのが本当は大きな見どころなんだけれども(それはそれで宗教臭いと忌避感を持たれそうではある)
November 25, 2025 at 10:50 AM
●シネ・ヌーヴォでヤン・シュヴァンクマイエル『蟲』(2018)。虫が苦手な人(私も)には危険な映画だが、それでも面白く見た。チェコという地でシュルレアリストとして生きてきた監督の異様な重みと自負をひしひしと。フロイトを読めと言うだけあり?、役者に自身の見た夢を語らせていて笑った。
November 24, 2025 at 4:47 PM
●シネ・ヌーヴォでブラザーズ・クエイ『砂時計 サナトリウム』(2024)。たしか『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』大阪公開以来のヌーヴォでのクエイ兄弟作品の上映で感慨深い。分かったか?と言われたら「…」なんだがw、如何にも!なこの監督独特の映像表現にひたすら堪能…堪能…堪能…
November 24, 2025 at 4:47 PM
●イオンシネマ高の原で細田守『果てしなきスカーレット』(2025)。深刻なテーマを持つ真面目さの中で、モーションキャプチャーを使った2つのダンス場面から現れる不思議な楽観さが強く印象に。ツッコミよりも安心感。ふと『ディリリとパリの時間旅行』等のミッシェル・オスロ作品の連想も(ただしオスロ作品のように楽観さが全編に貫かれてる訳ではないのだが)。
あと思ったのは、実現できなかった細田監督の『ハウルの動く城』は、もしかしたらこれに近いものになってたのでは?ということ(ソフィよりもハウルが主で、それもダークさを深掘りし、解放されるような)。ある意味リターンマッチでは?
November 24, 2025 at 2:07 PM
またあとで感想を書ければ書きますが、『果てしなきスカーレット』見ました。確かに欠点はあるけど、これはこれは凄い真面目な力作だなあと思いました。
November 24, 2025 at 4:30 AM