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主に映画の話題(の予定)
悪魔祓い株式会社:韓国に蔓延る悪魔の一群を拳で粉砕するが,絵的に殴れない相手もいるので、部分的に一軒家プロレス要素が混じる。原案もマ・ドンソクとのことだが、時給の安い室長くんとかGS美神を思い出す一面も。物語は捻りなく一直線。果たしてシリーズ化できるかな?
December 20, 2025 at 10:10 AM
フライト・リスク:乗っていたのは元カレよりもっとヤバいヤツ。小型機パニックの進化系で、90分という潔い尺はほぼリアルタイム。マーク・ウォルバーグが、あえてその言い方を使えばサドでホモでハゲ、しかもマゾっぽくもある変態を嬉々として演ずる。誰が味方かわからないサスペンスが見事。
December 19, 2025 at 11:55 AM
火の鳥:情熱の炎で自らを焼き尽くし、その灰の中から甦る舞台女優を描く、手塚治虫とは無関係の1本。仲代達矢は若くて悪いよ。ノンクレジット含めて日活スターがあちこちに登場するのが楽しい。佐藤勝の音楽がクラシカルで重厚。井上梅次、月丘夢路のコンビが絶好調だ。
December 18, 2025 at 12:31 PM
ドラキュラ デメテル号最期の航海:航海中の船という閉鎖空間で、クリーチャー系の伯爵が神出鬼没に襲ってくる設定には『オオカミ狩り』を思い出す。結末は既知な物語だが、犬にも子供にも容赦がない。クレメンス医師が天文学にも詳しいという設定は、結局劇中で使われなかったね。
December 17, 2025 at 12:40 PM
毒戦 BELIEVER 2:続編かと思ったら完結編的な趣きで、イ先生周りの殺し屋がキャラ立ちすぎて、バトル界隈ではチーム長は彼らの狂気に巻き込まれるだけにも見える。特に80年代オタク女子ルックスのソチョン理事がすごい。死闘の末に訪れる結末は静寂に包まれ、チョ・ジヌンとの惜別気分に。切ない。
December 16, 2025 at 12:28 PM
ズートピア2:様々な動物たちが種の違いを超えて共生するズートピア、だがその歴史には市民の知らない秘密がある。おそらく企画はトランプ再選前から進行していたのだろうが、アメリカやイスラエルの建国と、その先住者との関係を隠さず描写する。マッチョな馬市長はスタローンなんだろうな。
December 13, 2025 at 12:14 PM
残月大川流し:将軍が去った江戸に進駐してくる薩長軍。対する彰義隊に加担する女スリ。歴史の大きな流れの中で、人として生きる道を描くまさかの青春映画。ひばり映画としては重く深いが、それでも歌と踊りのサービスは健在。筑波久子の悪女感がいい。
December 12, 2025 at 1:39 PM
母恋鳥:同じく短編だが欠落が多く『愛の星座』の特典映像として収録。小畠絹子となり悪女っぽい役も経験した中で、やはり子供を見つめる優しい教師役を演ずる。舞台は信州、諏訪湖のあたり。母を亡くした少年に寄り添い、未来への希望を共に見つめる。中川順夫監督の他の作品も見てみたい。
December 11, 2025 at 1:08 PM
愛の星座:小畠絹子が木崎伸子時代に主演、貧しさのため学校に通えない児童たちを優しく見つめる教師を熱演する。50分ほどの小品でモノクロ・スタンダード作品だが、その画角であおり気味の構図は子供の目線を意識か、また随所のアップが効いていて中川順夫監督のうまさが際立つ。
December 11, 2025 at 1:07 PM
女と命をかけてブッ飛ばせ:新聞社で特ダネ記事を猛スピードで配送するバイク乗りが、金策のためボートレーサーに転身する。そこに新型エンジンの設計図を狙う悪の一味が関わり。『栄光と驀走王』と『波止場の王者』を掛け合わせた趣向か。宇津井健と星輝美が爽やかでいい、曲谷守平監督作。
December 10, 2025 at 12:52 PM
鮫:貧しい流民の青年が、侍になることを志して都に登るが、やがて非道の限りを尽くす野盗となり。室町時代の混乱を背景に、中村錦之助が珍しく悪人を演ずる文芸大作(2時間45分!)。強盗強姦殺人に人肉食まで描かれるが、田坂具隆監督なのでそこはほどほどに。ちゃんとサメも出る。
December 9, 2025 at 1:05 PM
野球どアホウ未亡人:森山みつきのピッチング・フォームは決まってる。なお全体には野球っぽさがほとんどない、たぶん作ってる側も気にしてないし、夏子並みに興味ないんだろうなあ。梶原一騎風味の調味料的な位置付けか。玉砕カミソリボールも1回しか投じない。笑いやツッコミより呆れが先にくるよ。
December 7, 2025 at 8:58 AM
幕末残酷物語:新撰組を鉄の隊規に縛られた狂気の集団として描き、そこに加わる下級隊士の大川橋蔵の視点から、策謀と粛清の暴力集団を生々しく描く。血と汗と埃に塗れた世界で、藤純子だけが唯一の潤い。加藤泰のローアングルに実録系チャンバラ。橋蔵の斬られ方には思わず声が出る。
December 5, 2025 at 11:30 AM
イクサガミ:話終わらんのかい!京から東京へ東海道五拾三次バトルロワイヤル・キャノンボール。アクションが売りだと思うが、全体に細切れに描写されるので、もっとしっかりじっくり見たかったな。原作知らないけど京八流の設定は流れを悪くしている感もある。
 蠱毒参加者のキャラ立ちにも不満というか、強者としての個性より、演者そのもののイメージに寄せてる気がする(阿部寛以外)。それぞれのファンには嬉しいのだろうけど、外連には欠けるなあ。
December 4, 2025 at 12:39 PM
お笑い三人組:NHK人気番組の劇場版。後に新東宝でも映画化されたがこちらは日活作品。某財閥の御曹司との触れ込みで預かった少年が、蓋を開けてみれば大変な悪ガキ。手を焼いたアマカラ横丁の三人は、何とか穏便に捨てようとするが。子役が程よく生意気でいい。行きつけの今川焼屋がいいなあ。
December 2, 2025 at 12:33 PM
宇宙人東京に現わる:邦画初のカラー特撮は同時に本格SF映画でもあった。居酒屋宇宙軒は行きたい通いたい。空飛ぶ円盤騒動から宇宙人の出現、地球に迫る危機を、じっくりしたテンポで丁寧に見せる。山形勲はちょっと酷い目に遭いすぎだが。
December 1, 2025 at 12:36 PM
ごはん:ブルーレイ監督オーコメにて。ゲンちゃんが『拳銃と目玉焼』の振り込め詐欺師役を善人にしか見えないからとキャスティングされなかった縁とか、ひかりが熱中症で倒れる場面が4年がかりとか、いろいろ興味深い話が。言われてみればわかる合成カットも。初期版EDは収録なかったです。
 あと、ジャケットには「118分」と書かれているけど、現行公開版と同じ107分でしたよ。
November 30, 2025 at 8:37 AM
網走番外地:東映版とは全然違う服役純愛メロドラマで、主題歌もないし真鍋理一郎の音楽も爽やかだ。作業はこっちの方がキツそうだけど。冬の網走と対比される回想シーンが、徹底的に削ぎ落とした簡素なセットと実景のマスク合成で表現されるのが印象的。小沢昭一の小物っぷり!
November 26, 2025 at 11:47 AM
ハワイ珍道中:新東宝初のカラー作品、初の(?)海外ロケ作は、斎藤寅次郎監督によるいつも通りの喜劇。生き別れの親娘再会に海賊の宝探し、とにかく悪い少年時代の堺正章。アメリカ人に向けて軍歌でチンドン屋するのは攻めてるなあ。安西郷子とバタヤンのカップルがいい感じ。
November 25, 2025 at 12:43 PM
フロントライン:ダイヤモンド・プリンセス号を舞台に、DMATを巨災対に見立てたシン・お仕事モノ。概ね事実に即しているようだが、TV局映画ではないので、マスコミは視聴率目当てで嘘を垂れ流し、岩田医師は悪意を持って描かれる。イキリ橋本副大臣やシウマイ弁当は出てこない。
 俯瞰的な視点を持たず、バックグラウンドも描かれない現場ロマンは、状況を追体験しているような感覚で気持ちいいが、それは本当かという疑問を拒否する危うい作劇だ。映画は映画の割り切りが大切だと改めて思い知る1本だった。
November 21, 2025 at 12:23 PM
戦場のなでしこ:ピーカンの下で再開した三ツ矢歌子と宇津井健、カットが変わるといきなり豪雪に。敗戦後も満州に残り医療に従事する従軍看護婦たちが、騙されて慰安婦にされる悲劇を描く。ただ、ソ連軍(劇中国名は明らかにされず国旗も違う)ではなく一部の不届者の仕業となっている。
 川内康範の脚本は、関東軍が居留民を見捨てて逃げたことも、避難民が若い女性をソ連軍に差し出したことにも触れず、もっと言えば日本軍慰安婦はそもそも、という気分にもなるわけだが。延々引っ張る集団自決のシークエンスは大蔵社長好みかな。
November 19, 2025 at 12:47 PM
王将一代:入江名人を苦し紛れの一手で降した三吉が、長女になじられ妙見さんへの信心を決意する場面の宗教的高揚感が伊福部昭の真骨頂。その後凋落するんだけど。ラストその話要る? わざわざ撮る? が不思議ではあるが。辰巳柳太郎のアホ演技は絶品。
November 18, 2025 at 1:03 PM
天城心中 天国に結ぶ恋:愛新覚羅溥儀の姪と学習院大学生との心中事件が起きた直後に映画化された、50分にも満たない小品。製作は近江俊朗・富士映画作品。報道された内容に基づき、まだ身分意識の強い社会が生んだ悲劇として描かれる。死出の道行きを綴るラスト20分が叙情に溢れ印象的。
November 17, 2025 at 12:27 PM
フライト・フォース 極限空域:別れた妻子と偶然乗り合わせた元SPの男、だがその飛行機がハイジャックされ。『KILL 超覚醒』と似たような状況、同じく多すぎる犯人。主犯のサイコパスな男が、あくまでも見た目の話ではあるが参政党の神谷宗幣にそっくりで。なんかサンダーバード要素もあるよ。
November 16, 2025 at 12:50 PM
KILL 超覚醒:長距離寝台列車に乗り込んだ40名もの武装強盗団に対峙するインド軍特殊部隊兵士。セガール映画的なものをイメージしたが、無双するタイミングが散発的だったり、強盗団側のキャラクターの交通整理が曖昧だったりと、ストーリー的には落ち着かない。狭い空間でのデスバトルは見事だが。
November 15, 2025 at 1:08 PM