蔦を鰐口のように侍らせ噛み付くことも出来るし、罠を張るようなことも行える。
そうして彼の島に誘われたのだ。
優秀な魔術師の本懐を。
「この島は悪魔と取引しているようだ」
「でなければあれだけの農作物は産まれない」
「そもそもおかしいとは思っていた」
「何故あそこまで家畜を殺さない」
「殺せばまた飢えると思っているから」
「ギラン。貴方はそれが嫌だったのね」
「自分一人が益を享受して何が悪い」
蔦を鰐口のように侍らせ噛み付くことも出来るし、罠を張るようなことも行える。
そうして彼の島に誘われたのだ。
優秀な魔術師の本懐を。
「この島は悪魔と取引しているようだ」
「でなければあれだけの農作物は産まれない」
「そもそもおかしいとは思っていた」
「何故あそこまで家畜を殺さない」
「殺せばまた飢えると思っているから」
「ギラン。貴方はそれが嫌だったのね」
「自分一人が益を享受して何が悪い」
「君の魔法は素晴らしい。が、あの程度の食事でそれが形成されるわけが無い」
「盗んでたんだね。やっぱり」
島国にて、労働を対価に。魔力と豆。
かつて荒んでいた盲目の魔術師は5人の弟子によって落ち着きを取り戻していた。
彼はその失敗を元に学園を立て、そこには優秀な魔術師が集っていた。
黒髪青目の青年ヨスト。
白髪金目の青年ミールラン。
氷魔法を主軸とする少女カシア。
かつての戦争で腕を無くした女もいれば、ヨストに小さな恋をするふくらとした少女もいた。
そしてその中に一人。
植魔法のギラン。
「君の魔法は素晴らしい。が、あの程度の食事でそれが形成されるわけが無い」
「盗んでたんだね。やっぱり」
島国にて、労働を対価に。魔力と豆。
かつて荒んでいた盲目の魔術師は5人の弟子によって落ち着きを取り戻していた。
彼はその失敗を元に学園を立て、そこには優秀な魔術師が集っていた。
黒髪青目の青年ヨスト。
白髪金目の青年ミールラン。
氷魔法を主軸とする少女カシア。
かつての戦争で腕を無くした女もいれば、ヨストに小さな恋をするふくらとした少女もいた。
そしてその中に一人。
植魔法のギラン。
手には鋏を、包丁を。
隠れて飲み込む炭酸を。
花を差し出すような男は花に触れることを許さず。
女を穢す様な男は己を穢すことを許さず。
純銀に習って身を焼いていた。
家族写真は広場で撮った。
ねえもう帰ろう。疲れちゃったよ。
そっと母におねだりしていた。
手には鋏を、包丁を。
隠れて飲み込む炭酸を。
花を差し出すような男は花に触れることを許さず。
女を穢す様な男は己を穢すことを許さず。
純銀に習って身を焼いていた。
家族写真は広場で撮った。
ねえもう帰ろう。疲れちゃったよ。
そっと母におねだりしていた。
妖精種の末裔、牙のある猛毒。
広い屋敷の中でそれは行われた。
逃げ惑え、彼らを殺すのは三欠の純金。
彼等を水に浸し、純金を投げ入れろ。
人の脚では遅すぎるが故、鳥の羽を持ち。
人の知恵では足りなさ過ぎる故、鬼の頭を持たんとす。
混ざり物の装飾が後を絶たない。
様式美に沿って駆け抜けた先に、血の反転を求めた。
科学に叶わぬ幻想はついぞそのまま永遠となった。
我等はそれを生命として、終わらぬ宴を続けたかった。
廻せ、廻せ、廻せ。
世界が一周する。
妖精種の末裔、牙のある猛毒。
広い屋敷の中でそれは行われた。
逃げ惑え、彼らを殺すのは三欠の純金。
彼等を水に浸し、純金を投げ入れろ。
人の脚では遅すぎるが故、鳥の羽を持ち。
人の知恵では足りなさ過ぎる故、鬼の頭を持たんとす。
混ざり物の装飾が後を絶たない。
様式美に沿って駆け抜けた先に、血の反転を求めた。
科学に叶わぬ幻想はついぞそのまま永遠となった。
我等はそれを生命として、終わらぬ宴を続けたかった。
廻せ、廻せ、廻せ。
世界が一周する。
かくれんぼをしていたの
みよちゃん身体が小さいからさ
奥の奥まで隠れたの
私は身体を犬にして
置物のように隠れたの
しばらくしたら骨幽霊が
音楽とともに絵を描いた
なんのことかと思ったら
そろそろ帰るお時間だって
そしたらみよちゃん大人しく
お椅子に座っておやつ食べ
みよちゃんのママは言いたげに
髪をいじってあげました
でもみよちゃん髪短くて
どうしてやろうか悩んだら
知らない男の人が来て
お母さんはどこ?
ここにいるよ
二つ結びにしようかな
みよちゃんは何も言わない
相変わらず何も言わない
かくれんぼをしていたの
みよちゃん身体が小さいからさ
奥の奥まで隠れたの
私は身体を犬にして
置物のように隠れたの
しばらくしたら骨幽霊が
音楽とともに絵を描いた
なんのことかと思ったら
そろそろ帰るお時間だって
そしたらみよちゃん大人しく
お椅子に座っておやつ食べ
みよちゃんのママは言いたげに
髪をいじってあげました
でもみよちゃん髪短くて
どうしてやろうか悩んだら
知らない男の人が来て
お母さんはどこ?
ここにいるよ
二つ結びにしようかな
みよちゃんは何も言わない
相変わらず何も言わない
投影された女は叫ぶ。
神も魔女もまた捕えると。
ラナンドロスの種子は思う。
青白く光るみかんも、賢い犬も。
それぞれが持ち合わせる宝によって、何かを成し遂げや出来ぬかと。
海男は思う。
きっとこれが最後の仕事だった。
公開されたアイドルは、変わらず美しい。
途中合流した人間は密かに神に殺された。
欲を搔く生き物であった。
水面の中で魔女は、
投影された女は叫ぶ。
神も魔女もまた捕えると。
ラナンドロスの種子は思う。
青白く光るみかんも、賢い犬も。
それぞれが持ち合わせる宝によって、何かを成し遂げや出来ぬかと。
海男は思う。
きっとこれが最後の仕事だった。
公開されたアイドルは、変わらず美しい。
途中合流した人間は密かに神に殺された。
欲を搔く生き物であった。
水面の中で魔女は、
夢に見てた幻を。
誰一人欠けることなく。
永遠の箱庭で。
飛翔の神、鳥籠の魔女。
選ばれた新人警務官。
ラナンドロスの種を連れ。
唯、只管に逃げ走る。
青白く光るみかんも、ただの野良犬だったコーギーも。
繋がれた神と囚われた魔女を愛していたのだ。
神樹の種は大地を選ぶことなく、その姿のまま祈りを紡ぎ。
プロデューサー業の海男は、神を捨てても家に招いた。
夢に見てた幻を。
誰一人欠けることなく。
永遠の箱庭で。
飛翔の神、鳥籠の魔女。
選ばれた新人警務官。
ラナンドロスの種を連れ。
唯、只管に逃げ走る。
青白く光るみかんも、ただの野良犬だったコーギーも。
繋がれた神と囚われた魔女を愛していたのだ。
神樹の種は大地を選ぶことなく、その姿のまま祈りを紡ぎ。
プロデューサー業の海男は、神を捨てても家に招いた。
何かを作っては、終わりに備えている
鍵、?
やっと見つけたぞ!!!!!
拳銃を持った、武装した男達
皆、殺されていく
友人も
逃げて、走って、落っこち
あ、?
巻貝の最上
金の瞳が覗いている
鍵、半分食べてしまった
【受付にて】
紫陽の花は由縁に笑う
結局貴方の、
何かを作っては、終わりに備えている
鍵、?
やっと見つけたぞ!!!!!
拳銃を持った、武装した男達
皆、殺されていく
友人も
逃げて、走って、落っこち
あ、?
巻貝の最上
金の瞳が覗いている
鍵、半分食べてしまった
【受付にて】
紫陽の花は由縁に笑う
結局貴方の、
俺も行こうかな。呼んじゃったみたいだし。
ごめんね
俺も行こうかな。呼んじゃったみたいだし。
ごめんね
長く、長く、永く
永遠にまで
おはようございます。
おはようございます
こちらは如何にして建てられたものなのでしょうか。
此方、永遠を記録するエレベータ
異下八百と申します
人の夢乗せ希望乗せ、天まで届く道辺
終わることなき無縁の登
はあ。して、何故こんなものを。
知りません
先程迄、1024階で、私何かを、
今は過去に彩られた結婚式に呼び出されてる
あの、あの、どうして
俺もわかんないよ。なんで居るの。
そらそうか
鍵を探すモノらが居りまして
鍵、ですか。
そうです
故にそれで縁切りを
縁切り。
ええ、縁切り。
長く、長く、永く
永遠にまで
おはようございます。
おはようございます
こちらは如何にして建てられたものなのでしょうか。
此方、永遠を記録するエレベータ
異下八百と申します
人の夢乗せ希望乗せ、天まで届く道辺
終わることなき無縁の登
はあ。して、何故こんなものを。
知りません
先程迄、1024階で、私何かを、
今は過去に彩られた結婚式に呼び出されてる
あの、あの、どうして
俺もわかんないよ。なんで居るの。
そらそうか
鍵を探すモノらが居りまして
鍵、ですか。
そうです
故にそれで縁切りを
縁切り。
ええ、縁切り。
恐らくは最後の敵
あの魔法士は俺を待っているのだと
あ、ごめんな学生共
退いてくれ退いてくれ
最近の子は痩せ過ぎだろう
もっと食えばいいと思う
手すり折っちゃった
まあいいか
急ごう
恐らくは最後の敵
あの魔法士は俺を待っているのだと
あ、ごめんな学生共
退いてくれ退いてくれ
最近の子は痩せ過ぎだろう
もっと食えばいいと思う
手すり折っちゃった
まあいいか
急ごう
68柱
俺を知らない妖精がひとりだけいた
気性の荒いおっさんのような妖精
腕試しの後、雷おこしとコンタクトケースを渡された
中に入ってるのは使い古されたコンタクトだった
流石にこれを食った時は吐きそうになったよ
「そういえばあまり見た目に変化は出ないんだな」
「出たら君、強くなったって丸わかりでそこを真っ先に狙われる。何故そんなことしたいんだ」
それもそうか
68柱
俺を知らない妖精がひとりだけいた
気性の荒いおっさんのような妖精
腕試しの後、雷おこしとコンタクトケースを渡された
中に入ってるのは使い古されたコンタクトだった
流石にこれを食った時は吐きそうになったよ
「そういえばあまり見た目に変化は出ないんだな」
「出たら君、強くなったって丸わかりでそこを真っ先に狙われる。何故そんなことしたいんだ」
それもそうか
でもそれを知るのは妖精達だけだ
あまり手の内を見せたくはなかった
しかし、ドラゴン二体に追われるとなれば魔法を行使するしかない
指を振り、鳴らし、雷鳴と毒薬を
その身に刻んで眠らせ給え
水使いの彼女は剣士よりも魔法士が向いていると思うんだ
そして魔法士の彼女は恐らく剣士の方が向いている
でもそれに口を出しても仕方がない
だから言わない
陽気な彼は驚いていたがどことなく嬉しそうだ
魔法をあまり見せてこなかったからだろうか
ドラゴンの贄にされかけたメイドも無事でよかったと思う
でもそれを知るのは妖精達だけだ
あまり手の内を見せたくはなかった
しかし、ドラゴン二体に追われるとなれば魔法を行使するしかない
指を振り、鳴らし、雷鳴と毒薬を
その身に刻んで眠らせ給え
水使いの彼女は剣士よりも魔法士が向いていると思うんだ
そして魔法士の彼女は恐らく剣士の方が向いている
でもそれに口を出しても仕方がない
だから言わない
陽気な彼は驚いていたがどことなく嬉しそうだ
魔法をあまり見せてこなかったからだろうか
ドラゴンの贄にされかけたメイドも無事でよかったと思う
噂になっていた女の眼差しをしかと焼き付け、檻の外へと行きました。
彼女には今御使いがおりませんので。
戻れば弟はおらず、弱い使い達が歌の続きをしていましたので、恋心を抱いたものを奪って、御座を開きます。
重く、重く。
中に御使いは見えましたが、流石に弟も呼ばなくては。
弟も同じだったようで、その話を天使と行っておりました。
破滅の街。首を落とせ。傲慢な王女が逃げ果せたぞ。
白磁は常頃、故に遠く。
兄はその為に死にましたから。
噂になっていた女の眼差しをしかと焼き付け、檻の外へと行きました。
彼女には今御使いがおりませんので。
戻れば弟はおらず、弱い使い達が歌の続きをしていましたので、恋心を抱いたものを奪って、御座を開きます。
重く、重く。
中に御使いは見えましたが、流石に弟も呼ばなくては。
弟も同じだったようで、その話を天使と行っておりました。
破滅の街。首を落とせ。傲慢な王女が逃げ果せたぞ。
白磁は常頃、故に遠く。
兄はその為に死にましたから。
水の都。白神殿。
殿、凡そながらに申し上げます。もう少し勉学に勤しんでいただけるなら、そちらはお返し致します。
キュプロス達は天使に混ざり、民を誑かし狂わせ遊ぶ。
魔の王はそれを見て笑う。
御心に問いますが、貴方の御使いをお見せ下さい。
愛おしい飛ぶ幽遠の灯火。
慈しむ者の為に誇りを捨てていましたか。
確かに彼女は彼に惚れ、彼もまた彼女に惚れました。
天使と悪魔もそれを理解しておりました故に、堕落した者共を笑いました。
御神の鎖を引くようなことはなさいませんよう。強く、強く。
水の都。白神殿。
殿、凡そながらに申し上げます。もう少し勉学に勤しんでいただけるなら、そちらはお返し致します。
キュプロス達は天使に混ざり、民を誑かし狂わせ遊ぶ。
魔の王はそれを見て笑う。
御心に問いますが、貴方の御使いをお見せ下さい。
愛おしい飛ぶ幽遠の灯火。
慈しむ者の為に誇りを捨てていましたか。
確かに彼女は彼に惚れ、彼もまた彼女に惚れました。
天使と悪魔もそれを理解しておりました故に、堕落した者共を笑いました。
御神の鎖を引くようなことはなさいませんよう。強く、強く。
腐っているのにそれすら分からない
その部屋だけがガスで満たされていた
今は全てに薄らとガスがある
なんとも言えない顔の所長室
そこだけは
走り抜けていた
浅い息をして
走り抜けていた
入口を抜けて
エレベーターはいつも通りだ
腐っているのにそれすら分からない
その部屋だけがガスで満たされていた
今は全てに薄らとガスがある
なんとも言えない顔の所長室
そこだけは
走り抜けていた
浅い息をして
走り抜けていた
入口を抜けて
エレベーターはいつも通りだ
人、人、人
砂煙
どうしてここにいる
配給品に文句を言ってはいけない
駆除対象に選ばれたものに慈悲はない
街はどんどん劣化していく
工務員に紛れて空を往く
子猫が鳴いていた
機械の中で親と分断されていた
産まれたての我が子を全て抱いて
研究所内はざわついている
先程まで上手くいっていた仕事が余計なひと手間によって全て砕かれてしまった
ここでは失敗は許されないのに
赤いブザーが鳴っている
ガスが漏れ出ている
人、人、人
砂煙
どうしてここにいる
配給品に文句を言ってはいけない
駆除対象に選ばれたものに慈悲はない
街はどんどん劣化していく
工務員に紛れて空を往く
子猫が鳴いていた
機械の中で親と分断されていた
産まれたての我が子を全て抱いて
研究所内はざわついている
先程まで上手くいっていた仕事が余計なひと手間によって全て砕かれてしまった
ここでは失敗は許されないのに
赤いブザーが鳴っている
ガスが漏れ出ている
たまごの中身どっかいっちゃったや。
病棟を抜けた先は打ちっぱなしの灰四角。
あ、いた!
「いや……確かに最近気に入ってくれている女性は来るけど」
「それでも流石に田口の水引日だけだ」
「君……こんな日になんで来たんだい?」
だって欲しかったんだもん。今!
病棟の青い光
クジュル、リルル、スミレの葉
「これの試飲出来ます?」
「……いいよ。合う料理の試食も出すから」
出されたカレーはアスタムールとサガリの実
辛くないのに刺激的。
おいしい!
たまごの中身どっかいっちゃったや。
病棟を抜けた先は打ちっぱなしの灰四角。
あ、いた!
「いや……確かに最近気に入ってくれている女性は来るけど」
「それでも流石に田口の水引日だけだ」
「君……こんな日になんで来たんだい?」
だって欲しかったんだもん。今!
病棟の青い光
クジュル、リルル、スミレの葉
「これの試飲出来ます?」
「……いいよ。合う料理の試食も出すから」
出されたカレーはアスタムールとサガリの実
辛くないのに刺激的。
おいしい!
星夜、人間、目玉焼き。
あんまりにも可愛いもんだから、場所何処なんだと聞いたんだ。
『今田口。でも、彼はいつもどこか急いでいる。まるで何かに追われるかのように逃げていってしまう。』
よーし!頑張るぞ!
幼子と、私含めた3人の大人。
洪水の起こる街。さあ、波が来るぞ。
水に沈む街を泳ぐ。電車内に潜り込んで、車間移動も一苦労だ。
ペダル踏まないと開かないよバカ。
駅で何とか一休み。おチビも元気そうで。
田口に彼はいなかったけど、不思議なたまごのクレーンゲーム。
必ず取れるが請求は支払うこと。
星夜、人間、目玉焼き。
あんまりにも可愛いもんだから、場所何処なんだと聞いたんだ。
『今田口。でも、彼はいつもどこか急いでいる。まるで何かに追われるかのように逃げていってしまう。』
よーし!頑張るぞ!
幼子と、私含めた3人の大人。
洪水の起こる街。さあ、波が来るぞ。
水に沈む街を泳ぐ。電車内に潜り込んで、車間移動も一苦労だ。
ペダル踏まないと開かないよバカ。
駅で何とか一休み。おチビも元気そうで。
田口に彼はいなかったけど、不思議なたまごのクレーンゲーム。
必ず取れるが請求は支払うこと。
「そうだよ!」
「そうだよ!」
ここ、ここどこだっけ?
公衆トイレの街
暗い、暗い旅館で芸をしたんだ。
私、私と貴方、貴方と友達
あの子の名前はナーサリー
ナサリー、ナーサリー。
金髪碧眼お歳は十三
青いリボンがお似合いね。
あ、そう、
彼女の脳漿は飛び出でる運命なのよ。
そういう物語のエネミーなの
そういう物語の主人公なの。
脳漿を示すヌテラの布をピンで留めた。
沼の中のような、生垣に咲いている
どこ?
アタシ、どこ?
仮装大会が開かれいたはずでした。
彼女はそこに紛れていて。
友人と二人、三人だったか?
居たはずなんです。
居たはずなんです。
確かに。
ここ、ここどこだっけ?
公衆トイレの街
暗い、暗い旅館で芸をしたんだ。
私、私と貴方、貴方と友達
あの子の名前はナーサリー
ナサリー、ナーサリー。
金髪碧眼お歳は十三
青いリボンがお似合いね。
あ、そう、
彼女の脳漿は飛び出でる運命なのよ。
そういう物語のエネミーなの
そういう物語の主人公なの。
脳漿を示すヌテラの布をピンで留めた。
沼の中のような、生垣に咲いている
どこ?
アタシ、どこ?
仮装大会が開かれいたはずでした。
彼女はそこに紛れていて。
友人と二人、三人だったか?
居たはずなんです。
居たはずなんです。
確かに。
魔障によって汚された水の国は恨みで出来ている
それでも人魚は彼を愛した
そうして騎士は彼を恨んだ
僕は何を、
魔障によって汚された水の国は恨みで出来ている
それでも人魚は彼を愛した
そうして騎士は彼を恨んだ
僕は何を、
どうして、どうして
彼はどこに行ってしまったんだろう
彼は僕を置いて、
王城では王が騎士に殺された
嗚呼、お前も裏切るのかディーシュ
汚れた水は二度と綺麗にならない
研究者で医者である僕は優秀だ
ずっともう見限られたくないと
どうしてだろう
過去の壺の中で何かが僕を覗いている
美しい青年が二人
ルイスとルーシュ
僕の助手だ
ルーシュは優秀で、僕が言ったもの、魔術であれど用意する
ルイスはあまり表情が変わらないが、僕のことを理解していた
僕は何を忘れている?
嗚呼、でも、でもダメだ
二度と見限られることは許されない
どうして、どうして
彼はどこに行ってしまったんだろう
彼は僕を置いて、
王城では王が騎士に殺された
嗚呼、お前も裏切るのかディーシュ
汚れた水は二度と綺麗にならない
研究者で医者である僕は優秀だ
ずっともう見限られたくないと
どうしてだろう
過去の壺の中で何かが僕を覗いている
美しい青年が二人
ルイスとルーシュ
僕の助手だ
ルーシュは優秀で、僕が言ったもの、魔術であれど用意する
ルイスはあまり表情が変わらないが、僕のことを理解していた
僕は何を忘れている?
嗚呼、でも、でもダメだ
二度と見限られることは許されない
かつての幻想ではなく騎士を侍らせその機構を飛ばしている。
愚かな城主は叫んでいるが、そんなものは存在しない。
飛べ、高く。何処に行こうとも我々の血は自由を追い求めている。
機構が大きく音を鳴らしている。
足を踏み外せばそれこそ血の歯車になる。
だがそれでもこの機構を愛している。
天に昇ろう。天に。
それが我々の自由となり得るのだから。
我々の血は穢れている。
例えそうでも、夢を見たかった。
かつての幻想ではなく騎士を侍らせその機構を飛ばしている。
愚かな城主は叫んでいるが、そんなものは存在しない。
飛べ、高く。何処に行こうとも我々の血は自由を追い求めている。
機構が大きく音を鳴らしている。
足を踏み外せばそれこそ血の歯車になる。
だがそれでもこの機構を愛している。
天に昇ろう。天に。
それが我々の自由となり得るのだから。
我々の血は穢れている。
例えそうでも、夢を見たかった。