逢坂冬馬
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逢坂冬馬
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小説家です。名前のヨミは「アイサカ トウマ」です。
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映画は全体にわたり「死の希求」が濃密に漂いながら、通常は「生への渇望」を示す食事描写で満ちていて(体感で大体上映時間の8割は登場人物が何かを食べているか飲んでいる)、それが原作小説の特徴でもある「死に向かうことを肯定しないが、死を求めることを否定もしない」という特質に合致していた。映画が終わったあとの世界で登場人物たちはどうなっていくのだろう、と思える映画だった。
映画『ミーツ・ザ・ワールド』鑑賞。原作の良さを存分に引き出したいい映画だった。歌舞伎町の路上で出会った27才のオタク女子と常に希死念慮を抱えるキャバ嬢との心の交流、それぞれに事情を抱えた歌舞伎町の人々の人間模様を描く。主人公のハマっている架空の焼肉擬人化ソシャゲ『ミート・イズ・マイン』とそのファン像がやたらと克明なのも面白かった。
なおその珍奇な記事でなぜか架空扱いされていた「ヴォルガの向こうに我らの土地なし」は実際あったフレーズで、原語では«За Волгой для нас земли нет»です。
ここ1週間で直面した最も奇妙なできごと:『同志少女よ、敵を撃て』の第4章「ヴォルガの向こうに我らの土地なし」がなせかWikipediaで記事になっているのを目撃した
(無事削除してもらえたようだけど検索すると名残が見える)
本作については韓国の政界疑獄についての情報が多いため事前にパンフレットで予習した方が分かりやすいです。あと「ニュース打破」の代表が戒厳令発令の前におこなっていた講演会で「『ソウルの春』を観ましたか?」「もうあのようなことを繰り返してはならないのです」と問いかけていた姿が大変よかった。
土曜日は映画『非常戒厳前夜』を鑑賞。ユンソンニョルの検察不当介入疑惑を報じた市民ニュースメディア「ニュース打破」と、「フェイクニュース」という言葉を濫用して政権及び捜査当局が実施した嫌がらせの国策捜査、にも拘らず報道によって追い詰められてゆく政権が「戒厳令布告」という超現実的思考に陥ってゆくさまを描く。
批判的報道に対して「公正中立」を要求して威嚇を試みる権力者なんてものがまともであるはずもなく、「メディアは当局の見解をそのまま伝えるものであってはいけません。きちんと検証していかなければならない。それは今からでもできます」というキム・ヨンジン監督の言葉とともに観られるべきと思えた作品
自作を絶賛したら文字通り自画自賛なので恥ずかしいけどコミカライズの場合良いところが全部鎌谷さんと速水さんのおかげなので遠慮なく絶賛できる。
『同志少女よ、敵を撃て』コミカライズ第2巻は9月18日発売です! 1巻も凄かったのにさらに加速度的にクオリティが上がっていく最高にして必読の2巻です。原作者の手元には一足先に届いております。見よこの美しさ。
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「今後の取り組みについて」と題された同社公式サイトには
「新潮社は人種、国籍、性別などに基づくあらゆる差別に反対いたします。」
との表記がある。まことに立派な言葉ではあるが、ここまで空しい使われ方があるだろうか。圧倒的な実態との乖離を前に、むしろ言葉に対する冒涜と感じた。頼むから、行動が伴うようになるまでその偽物のスローガンを下ろしてくれ。
会社組織として部門が違えば構成する人員も責任者も違うということはよく分かっているし、文芸部には良識のある人たちがいることも知っている。けれど、そうした多数の個々人を束ねたうえで一個の人間のように責任を問われるのが「法人」というものだし、その法人としての新潮社がこの体たらくでは(結果としては文芸部門を含めた)「新潮社」という存在に疑念を抱かれるのも当然だ。
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本当に超少額ですが寄付しました!みなさまもぜひ。
【大拡散希望】します。

強制飢餓下にあるガザ北部への【食料支援プロジェクト】を開始いたします。

ガザ、東京、ロンドンの友人と協力して開かれており、こちらにいただきましたご寄付はすべてガザ北部へ直接届き、食料支援の費用となります。

どうか、みなさまのお力をおかしください。
chuffed.org/project/food...
Food Project for North Gaza
(English is below)ガザ北部へ食料費をとどけるプロジェクトを行います。
chuffed.org
当時80代だった元特攻隊員の人たちが皆異口同音に「誰も好き好んで特攻に行ったわけじゃない」「人間は戦争をしない方法を見つけないといけない」と語る姿はおそらくもう収録できないわけで、あの時撮られれていてよかったと思える映画でした。
週末はリサ・モリモト監督の『特攻 TOKKO』を鑑賞。2007年の劇場公開ぶりに観たけどやはり傑作だった。元特攻隊員、元アメリカ兵のインタビューを交えつつ、「統率の外道」として考案された特攻攻撃が美化され、称揚され、ついには目的化する当時のおぞましい世相を克明に描く。
本編完成後に来日した元米兵と元特攻隊員が交流し、62年ぶりに怨讐を克服してゆく姿を納めた特典映像を含め、テレビで放映してほしいと思う作品でした。
映画『ミーツ・ザ・ワールド』、格好いい予告編で期待が高まるけど原作が好きだから不安も感じてしまう(予告編を見て「まあ演者と撮影は見事だから大丈夫だろう」と安心して観たらそれ以外に良いところがなかった『違国日記』……)
www.youtube.com/watch?v=Oc5k...
映画『ミーツ・ザ・ワールド』令和ロマンの髙比良くるまさんという方が出演しているようだ。これはえーと……柔軟剤の人?
10月24日(金)公開 『ミーツ・ザ・ワールド』|本予告
YouTube video by Klockworx VOD
www.youtube.com
「週刊新潮」に掲載された憎悪扇動コラムについて、しばらくネットから離れていたので何も知りませんでしたが版元から電話がかかってきて説明を受けました(なんでだろう)
詳細を確認したのち、あの支離滅裂なコラムとあまりに空疎な「お詫び」に対する自分なりの考えは先ほど全てお伝えいたしました。
良識を持つ個々の社員が「会社」という全体を動かすことを切に願います。
誰も魔法の杖は持っていないが、有権者には一票がある。まだ行ってない方は選挙に行って投票しましょう。僕は差別にNOといい、社会的公正にYESと言うために投票した。
『侍タイムスリッパー』配信で鑑賞。『マカロニ・ウエスタン800発の銃弾』にも通底する、時代劇と福本清三へのリスペクトに満ちたいい映画だった。それだけに福本清三さんがご存命であればという思いが消えず。
選考会から一夜明けた17日、「ライブニュースイット」よりコメントを求められたためお答えしました。記事全体はオンライン公開されていますので下記URLよりご覧ください。
www.fnn.jp/articles/-/9...
私の基本となる考えは添付画像の通りです(記事後半にも同じ内容があります)。
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【日本ペンクラブ緊急声明】
「選挙活動に名を借りたデマに満ちた外国人への攻撃は私たちの社会を壊します」

japanpen.or.jp

www.youtube.com/watch?v=Pz2j...
直木賞は落選しました。残念!
明日からまた生きるぞ!