入不二基義
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入不二基義
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1958年11月11日生(65歳)、青山学院大学教育人間科学部心理学科教授(哲学)、著書に『問いを問う』『現実性の問題』『あるようにあり、なるようになる』『哲学の誤読』『相対主義の極北』など。『現実性の極北──「現に」は遍在する』(青土社)が2025年6月刊行予定。
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アマゾンで、拙著『現実性の極北──「現に」は遍在する』(青土社)への、長大な(!)レビューが付いてきます。ご一読をよろしくお願いします。

amzn.asia/d/eWEsMDt
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いささか大げさだとは思うが、入不二哲学が「人類の知的遺産」化している。(cf.「この性(特異性)と any- ness 任意性との関係」 note.com/irifuji/n/nc...
『現実性の問題』から『現実性の極北』まで来て、また読者諸氏のコメント・感想を聞いて、明らかになった「コントラスト」「移行」の一つ。

青年──子ども──幼児
反抗──抗い ──創り壊しの快感

『現実性の問題』の「離別と死別」から、『現実性の極北』の「離別と死別のエピソード伏線回収」への移行とは、この図式の「左→右」の移行の運動である。それを書き記しているのが、「老人」の私。
「閉じた世界」の構築は、その書物の「密度」や「独創」にも繋がる、重要ポイントだと考えます。
拙著『現実性の極北──「現に」は遍在する』(青土社)という書物によって、私が秘かに目指したものは、「汎用性のある閉じた哲学世界」を構築することです。ポイントは、「開かれた」ではなく「閉じた世界」であることと、「汎用性」や「普遍性」が一つであることです。
また、とても嬉しい読了後感想が届きました。ありがとうございます。
講義の準備をしていて気づいたのだが、「後続者(関数)」が数学において基本的であることと、「先行者(真の始源とは?という問い)」が哲学において基礎的であることを、違いと共にカップリングして扱おうとしているのが、現実性の円環モデルの「始発点問題」である、とまとめられる。

それは、操作可能なもの(関数)と、操作不可能なまま操作に巻き込まれているもの・こと(問い)との違いとカップリングであるとも、言い換えられる。
今回、複数の慧眼な読者の読後感を読むのが、楽しいです。自分の思考の「特徴」などを、改めて振り返ることもできて、有益的でもあります。たとえば、「独自の共思考」とか、「他人の思考(哲学)の読解と引き継ぎ」とか、たしかに私の思考(哲学)の仕方を、上手く表してくれているなと思いました。
まとめ 拙著『現実性の極北──「現に」は遍在する』(青土社)に対する、「超絶名感想文』 by Gremoire Book さん 、の到来!

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拙著『現実性の極北──「現に」は遍在する』(青土社)に対する、「超絶名感想文』 by Gremoire Book さん 、の到来!|入不二基義
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まとめ 拙著『現実性の極北──「現に」は遍在する』(青土社)に対する、「超絶名感想文』 by Gremoire Book さん 、の到来!

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拙著『現実性の極北──「現に」は遍在する』(青土社)に対する、「超絶名感想文』 by Gremoire Book さん 、の到来!|入不二基義
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拙著『現実性の極北』に対する、超絶名感想文の到来!
このような「会話」は、二人共が山口大学に在職中の十年間は、(大学会館の食堂や一の坂川沿いのむくの木等の喫茶店等で)日常的に、ほんとうに毎日のように交わされていた。上野修氏と山口の地で出会うようにしてくれた運命に感謝である。あの30代後半〜40代前半の十年間の「哲学的な充電」は、今の思考をも動かし続けている。
上野修さんは、拙著『現実性の極北』の最終章から読み始めたそうだ。さすが上野さんで、any-nessの重要性に注目している。以下の引用は、上野さんのコメント(の一部分)


「any-ness」についてのくだり。任意性は再帰的に働いて、全体領域という括りを作らないまま「外のない内」を作動させ続ける、というところ、ああ『エチカ』のあの公理系(まさに定義と公理の再帰的運動だけでできている体系)はそうやって作動しているのだと腑に落ちました。頻出する「あるものは何であれ」という言い方、まさにそれなんですね。勝手に引き取っていますが、ありがとうございました。
入不二基義『現実性の極北──「現に」は遍在する』(青土社)
より正確には、「三幅対」です。すなわち、『相対主義の極北』『現実性の問題』『現実性の極北』の三者関係になっています。
水戸部功さんに、色も艶もすてきな表紙カバーに仕上げてもらいました。私のお気に入りの桔梗色です。

前著『現実性の問題』(筑摩書房)と同様に、鏡のような銀色の別丁扉も、めくったときにハッとする仕掛けになっていて、私の二冊の「兄弟」主著の「隠れた顔」になっています。

こうして、モノとしての本のよさが味わえる、重量感のある一冊になりました。入不二基義著『現実性の極北──「現に」は遍在する』(青土社)は、明日 6月11日(水)発売です。よろしくお願いします。
今週の水曜日になりました。
2025年6月11日(水)発売
入不二基義『現実性の極北——「現に」は遍在する』(青土社)

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【書影と目次】
Reposted by 入不二基義
青土社撮影の拙著『現実性の極北──「現に」は遍在する』の立ち姿です。2025年6月11日発売。よろしくお願いします。
青土社撮影の拙著『現実性の極北──「現に」は遍在する』の立ち姿です。2025年6月11日発売。よろしくお願いします。
『現実性の極北──「現に」は遍在する』(青土社、2025年6月11日発売予定)の見本が届きました。前著の『現実性の問題』(筑摩書房)と同様、「鏡」ページが挿入されています。さすが、水戸部功さんの作品です。やはり「〈もの〉としての本になってこそ!」と強く感じます。
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『人文的、あまりに人文的──同人版 #004』 #リトルプレス
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【アンケート特集】哲学の殺し文句
青山拓央 秋元康隆 アダム・タカハシ 安藤昭子 稲岡大志 稲葉振一郎 稲原美苗 入不二基義 大澤真幸 大矢靖之 木島泰三 國方栄二 児玉聡 小林えみ 小林浩 斎藤哲也 田上孝一 竹下昌志 谷川嘉浩 近内悠太 朱喜哲 津崎良典 辻麻衣子 永井均 長門裕介 ネオ高等遊民 平井靖史 平尾昌宏 福嶋聡 藤井翔太 古田徹也 ベンジャミン・クリッツァー 星野太 森岡正博 矢島壮平 山内志朗 山口尚 湯山光俊 横田祐美子 藁谷浩一
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しかも、「空集合」ですから、そこから生成される全ての集合の「元」になっています。しかも、その「元」には、「肉(マテリアル)」が減算されていて、受肉以前として扱われます。

これは、拙著『現実性の極北──「現に」は遍在する』(青土社、2025年6月11日発売予定)における、重要な論点の一つです。