KOIDE, Kazuhide
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シングルファーザー。大学助教~大手通信会社勤務。もっぱら政治・哲学関係。5Gとかの技術的なことはほとんど書きません。
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さいきん、「国債を刷ればするほど国民は豊かになる」という言説をよく見かける。これはこの鎌倉孝夫さんの見解で説明できる。つまり、国債は債券で、値段がつく。商品だということだ。

彼らからすると、国は国債という商品を原資ゼロでいくらでも作れるので、作れば作るほど豊かになる、そういう発想をしているということだ。

もちろん、先生はマルクス経済学者なので、資本主義を批判的に見ている。つまり、商品をたくさん持っている人が富裕だとみなされるというのが、資本主義の根本的な間違いだということだ。
経済学者の鎌倉孝夫さんの本を読んだとき、普通マルクス経済学では「富は生産物だ」と考えるところ、先生は「富は商品だ」と考えたほうが良い、とあった。

どういうことか。働いて生産すると生活が豊かになる。普通はこれが富だと考える。しかし先生は、商品、つまり「売れるもの」をたくさん持っていることが豊かさなのだというわけだ。

商品は、売れれば何でも良い。土地も株券も債券もみな商品だ。これらはみな生産物とはいえない。しかし現実に、これらをたくさん持っている人は富裕層と呼ばれる。
自民党はどうやら、“専門家の正しさ” より “政治アーキテクチャの完成度” を優先する方向に来ているように見える。

これは保守政党にはないムーブだ。メンタル面で、山岳ベース事件を起こした新左翼に近くなってると思う。

自民、選挙制度調査会長の逢沢氏を交代で調整 維新の定数削減に反発 - 毎日新聞
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自民、選挙制度調査会長の逢沢氏を交代で調整 維新の定数削減に反発 | 毎日新聞
自民党は選挙制度改革を議論する党内組織「選挙制度調査会」の逢沢一郎会長を交代させる調整に入った。複数の関係者が23日、明らかにした。同調査会の組織改編も検討している。逢沢氏は高市早苗首相(党総裁)ら執行部が日本維新の会と結んだ連立政権合意で衆院定数を「1割を目標に削減する」としたことに反発している
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家族の構成員同士の絆が強固であることは、自動的に「対外的に家族が一体のものとして何らかの義務を負う」ことを意味しない。
「保守派」にとっては家族同士の絆は個人の主観の話で、彼らが問題にしているのは後者だと思う。

市原麻衣子さん(@IchiharaMaiko)の #コメントプラス 朝日新聞
『保守派の方々は、家族の絆に自信が無いようですね。家族の姓を同一にしておかなければ家族関係が維持できないと考えるとは。』

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遠のく選択的夫婦別姓 高市政権で「旧姓使用の法制化」が急浮上:朝日新聞
新たな政権のもと、今年の通常国会で機運の高まりをみせた「選択的夫婦別姓」の議論はどうなるのか。保守的な立ち位置の高市早苗氏が首相となり、推進派の公明党が連立政権から離れたことで、実現がさらに遠のく可…
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日本列島を中心とした領域に過去存在してきた様々な政権とは別に、現行の日本国家というものは日本国憲法によって新たに設立されたものだ。
日本国憲法によって、戦前およびそれ以前とはまったく違った民主国家として、日本は新たに生まれた、という前提のもと、日本は国際社会に復帰している。
沖縄も、日本国憲法によって設立された国家に「復帰」したのであって、戦前からつづく政府が、旧領を回復したということではない。

国民に忠誠を誓っていると言いたくないのであれば、国家ではなく、憲法に対して忠誠を誓っていると言えばよかったと思う。言えないだろうけど。
こないだ、石破総理がラーメン食いにいったニュースで「同席した佳子内親王」と書かれていて思わず二度見したのだが、「夫人の佳子さん」のことをAIが誤まとめしたらしかった。

Xで市が発表していない事実無根の情報流れる…生成AIが無関係の複数情報を集約して間違いか(読売新聞オンライン)
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Xで市が発表していない事実無根の情報流れる…生成AIが無関係の複数情報を集約して間違いか(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
京都市は21日、インターネット上で市に関する誤った情報が流れているとして、ホームページなどで注意を呼びかけた。市によると、X(旧ツイッター)に搭載された生成AI(人工知能)がネット上にある無関係の
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『いわゆるコンサバティブというのか、右というか、保守というか、いろんな言い方があるけれど、私はそういう人たちの考えに対して、どこに接点があるかなとずっと考えていたけれど、残念ながら見いだせていない』

石破首相は、自民党保守派といわれる人々が、その実「保守ではない異質な何か」であるということを正確に認識している。

単独インタビュー 石破茂首相 私だけに明かした「戦後80年メッセージ」の深層 - 毎日新聞
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単独インタビュー 石破茂首相 私だけに明かした「戦後80年メッセージ」の深層 | 毎日新聞
この時代は新たな「戦前」なのか  石破茂首相(10月10日現在)は、最後の大仕事ともいうべき「戦後80年に寄せて」と題した所感を発表した―。歴代内閣の歴史認識は「引き継ぐ」としたが、その本当の意図は何だったのか。記者会見では伝えきれなかった石破氏の「肉声」を気鋭のジャーナリストが単独インタビューで迫
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保守の人の基本的な構えとして『人間ひとりひとりは矮小なものである』、っていうのがあると思う。

これはいい面もあって、「人間は弱い部分をもっているから、信頼しすぎてはいけない」という、思いやりの部分が出ると、いいこともあるんだけど。

でも、「人間は所詮、卑賤な動機しか持ちえない」みたいな、上から目線になると、悪い面が強く出てしまうんだと思う。
保守の人って、「人間は金銭でしか動かない」と固く信じてるの、どうしてなのかな、と思うことがある。

たとえば、『リベラルの人が維新を嫌いなのは、大阪で利権を奪われたのを恨んでいるからだろう』とか、普通にそういう言葉が出てくる。

もっと単純に「維新は不正義だから嫌い」なんだけどな。
「AIには人情がない」みたいなエモーショナルなコメントが複数ついてるんだけど、顧客に選択肢がない状況で価格をつり上げるんだったら、普通に独占禁止法違反だと思う。

航空券価格、AIが顧客の「足もとみる」時代?個人情報巡り米で物議
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航空券価格、AIが顧客の「足もとみる」時代?個人情報巡り米で物議:朝日新聞
AI(人工知能)が個人データに応じた価格を設定する手法が、米国で議論となっている。同じ航空券でも、五つ星ホテルの宿泊客には、三つ星の客よりも高く売れると見込む。だが、急病の家族のもとへ駆けつけなけれ…
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さいきん見ていて典型的だなと思った陰謀論が「公明党は中国の指示で連立を離脱した」というものだ。

全く荒唐無稽な話だが、高市支持者は、表面的な事実だけをつなぎ合わせて、そう信じ込んでいる。

ちなみにBS日テレに公明党の斉藤代表が出演した時、キャスターが(婉曲的ながら)この陰謀論に基づく質問を投げかけており、このテレビ局は完全に終わったと思った。
勧善懲悪はシンプルでわかりやすく、動員力もある。

阪神タイガースのファンは、あるときまでは確実に「巨人は悪の権化であり、阪神という球界の良心が打ち倒さねばならない」と信じていた。

ちなみに、このような動員手法は、本来なら、リベラル政党がとるものだ。

しかし、リベラルのそれと違い、高市支持者のほうは、悪のイメージと陰謀論とを容易に結びつけてしまう。
石破さんと維新が組んだら批判し、高市さんと維新が組んだら評価するのは、ダブルスタンダードじゃないかという批判がある。

これは高市支持者の精神構造が、基本的に「善悪」で物事を捉えていることによると思う。

つまり、「悪人と組むのは罪だが、善人と組むのは良心だ」という発想だ。

善悪発想は、勧善懲悪的な物語をつくり、人々はそれに熱狂する。高市支持者が、公明党が離脱して明らかに選挙が厳しくなるのに、むしろ喜んでいるのは、この種の熱狂に浮かされているからだと見ている。
自民党の良かったところって、分厚い保守地盤があったので、中道の人も、リベラルの人も、保守の道徳的な部分に薫陶されて、人間的に厚みが出たところだと思う。

このあたりの手厚さが、自民党の信頼感に繋がっていたのは間違いない。

しかし、保守層ってもうだいぶ自民党から離れてしまって、そういう良い影響を与えてくれる人(先輩)が、いなくなってたんじゃないかな。

そうなると、中道の人は道徳や内省を教わらないままになってしまう。頭で考えて最適解を選んでるつもりでも、「ありえない」事故が起きてしまう。

リベラルな人は、まだ善悪の区別がつくから崩れないと思うけど、執行部から追い出されちゃったもんなぁ。。
N党が自民の会派に入ったことには別に驚きはないな。

自民党は「保守」を自認してるが、本当に保守の党なら、こんな選択はありえないと思う。

しかし、自民党はとっくの昔、それこそ小泉政権あたりから、保守を捨てて中道化していると思ってる。

中道は、良い意味でも悪い意味でも、これまでの経緯には拘らない。例えが適切かわからないけど、ホンダと日産が合併するみたいなことでもできる。

こんなこと言うと中道の人に怒られそうだけどね。
「国民民主に入れるなら立憲は支持しない、公明党と共産党をブリッジするのが立憲の役割だ」というXの投稿を見て、物事を知らないというのはこんなにも哀れなものなのだなと実感した。
もともと、こんなことになったのは、維新や国民民主が、平然と「無効票を投じる」と公言し、かつそのとおりにしたからで、これによって『これもあり』ということになってしまったのだ。

彼らの、無責任な投票行動によって、政権の体をなさない総理大臣が生まれる可能性がいちじるしく高まってしまった。

これは日本の国家権力のあり方を毀損する。外交にもマイナスでしかない、本来なら自殺のような行為だ。彼らの好きな言葉をあえて使えば「国益を毀損」している。

首班指名で無効票を投じる議員や政党に、本来、国益について語る資格はない。
本来、首班指名で棄権が1票もなければ、指名された時点で、その人は過半数の議員に支持されていることになるので、総理指名=かろうじて政権成立、ということになる。

しかしながら、棄権が数十票単位で出ている現状では、指名=政権成立とはならない。総理に指名されたけれど政権の体をなしていない、そういう総理を生みだしてしまう可能性がある。

石破政権も、厳密には政権の体をなしていなかったのだが、1党の協力さえ得られれば予算は通せる状況だったので、かろうじて「弱い政権」だといえた。しかし、公明党まで離脱した現時点では、「自民党が比較第一党なので高市政権誕生の見込み」というのは、誤った認識だ。
ニュースでは「内閣総理大臣」と「政権」はほとんど同じ意味でつかわれているようだが、政権とは「トップがリーダーとして語ったことを実行させる(言行一致)権力を持つ」場合にのみ、使える言葉だと思う。

内閣総理大臣になることは、首班指名で得票第1位になれば可能だ。指名された人は内閣総理大臣として発言できる。しかしながら、すくなくとも予算を自然成立させるためには、「自分の言うことに従う衆議院での過半数の議席」が必要だ。それがなければ、言ったことを実行できないからだ。
野田さんは根は保守政治家なので、歴史というものに敬意を払う。よいか悪いかは別にして、「歴史的転換点に自分が立ちあっていることについての責任」というものを感じるのだと思う。実存主義的だ。

玉木さんの本質は法律・予算エンジニアなんだろうと見てる。エンジニアは、合理的再現性をどうやって確保するか、ということに責任を感じる。一方、歴史的経緯のようなものは個別の制約条件でしかなく、そこに何か実存的な責任を感じることはない。

野田さんがいくら実存的に決断を迫っても、玉木さんは「これまでやってきた再現性のあるロジック」が壊れることを無責任だと考える。責任の置き所が異なっている。
保守2大政党の幻影を未だに追いかけている人々は「左派リベラルが政権に入ることは悪夢だ」と言いたいのだろう。
でも、言わせて貰えば、統一教会なんかとよろしくやってた奴らが10年も政権握ってて、その間どれだけの人々が収奪で塗炭の苦しみを味わったのか、そっちの方が何倍も酷い悪夢なんだよ。
進歩主義を捨てられない人々は、「われわれは知恵の力でより良いものになれる」と信じているから、出来もしない理想の政治について語ることをやめない。期待しすぎだと思う。
悪夢か2倍の悪夢か、どちらか選べといわれて悪夢の方を選ぶ、それくらいに考えるべきではないかな。いいじゃんリベラル左派で。参政党よりずっとマシな悪夢だよ。
要するに、玉木さんにとって、政党間合意というのは、企業間の協業契約締結と同じなのだ。

文書を合意する。合意をもとに双方が機関決定する。決定したらそれぞれの義務を全力で果たす。義務の履行状況はモニタリングして管理する。結果が出せなければリカバリをコミットする。許容できなければ協業を解消する。

このプロセスを踏めない相手は、ビジネスパートナーとして信頼できない、ということなのだ。

こういう合理的発想は、「人間はお互い不完全なので、お互い助けあって、厳しい現実をどうやって乗りこえていくか、一緒に考えてやっていこう」という、保守の思想的文脈とはまったく異なっている。
野田さんも根は保守政治家だから。。

玉木さんにとって、政党間協議は信頼関係の構築の場ではない。といっても、信頼を重視していないわけではなく、彼にとっては信頼の意味が異なる、ということだと思う。

つまり、玉木さんにとっての信頼は
・スコープ(合意の範囲)の明示
・責任分担(誰がどの項目を担うか)の明示
・変更管理(合意後の逸脱対応)ができること
なんだろう。

玉木さんにとって協議とは「プロジェクトマネジメントの憲章策定作業」に近い。彼は人間的な信頼関係でプロジェクトがうまくいくとは考えない。重要なのは合理的整合性があることだ。

mainichi.jp/articles/202...
立憲・野田氏「高いところから言い過ぎ」 国民・玉木氏要求に苦言 | 毎日新聞
立憲民主党の野田佳彦代表は12日、国民民主党の玉木雄一郎代表が首相指名選挙での協力の前提として、安全保障やエネルギー政策で国民民主の方向性に同調するよう機関決定を求めていることについて「『機関決定しろ、そうじゃないと会わない』っていうのは、あまりにも高いところから物を言い過ぎじゃないか」と苦言を呈
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