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昔の和歌を呟きます HP: http://31bot.felina.cc/ GitHubでデータ等公開しています: https://github.com/31bot #和歌 #短歌 Twitterより少しだけもりもり。
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古今343
題知らず
我が君は千世〈ちよ〉に八千世〈やちよ〉に細石〈さざれいし〉の巌〈いはほ〉となりて苔の生す〈むす〉まで
詠み人知らず
古今393
山に上って〈のぼって〉帰ってきて、人人が別かれてそして詠んだ歌
別かれをば山の桜にまかせてむ止めむ〈とめる〉止めじ〈止めない〉は花の随に〈まにまに〉
幽仙法師〈いうせんほふし〉
古今52
染殿の后の御前で、花瓶に桜の花をお刺せになっているのを見て詠んだ歌
年ふれば齢〈よはひ〉は老いぬしかはあれど花をし見ればもの思ひもなし
前太政大臣〈さきのおほきおほいまうちきみ〉
古今153
寛平の御代、后の宮で行われた歌合せの歌
五月雨に物思ひをればほととぎす夜深く鳴きていづち行くらむ
紀友則
古今196
人のところを訪ねた夜、きりぎりすが鳴いたのを聞いて詠んだ歌
きりぎりすいたくな鳴きそ秋の夜の長き思ひは我ぞまされる
藤原忠房〈ふぢはらのただふさ〉
古今132
弥生の晦〈つごもり〉の日に、花摘みから帰る女たちを見て詠んだ歌
留む〈とどむ〉べきものとはなしに儚くも散る花ごとにたぐふ心か
凡河内躬恒〈おほしかふちのみつね〉
古今304
池の畔〈ほとり〉にて紅葉〈もみぢ〉が散るの詠んだ歌
風吹けば落つる紅葉葉〈もみぢば〉水清み散らぬ影さへ底に見えつつ
凡河内躬恒〈おほしかふちのみつね〉
古今387
源実〈みなもとのさね〉が筑紫〈つくし〉へ湯浴みしようと下向した際、山崎で別かれを惜しんたところで詠んだ歌
命だに心に適ふ〈かなふ〉ものならば何が別かれの悲しからまし
しろめ
古今143
ほととぎすが始めて鳴いたのと聞いて詠んだ歌
ほととぎす初声〈はつこゑ〉聞けばあぢきなく主定まらぬ恋〈こひ〉せらるはた
素性法師〈そせいほうし〉
古今318
題知らず
今よりは続ぎて〈つぎて〉降らなむ我が宿のすすき押しなみ降れる白雪〈しらゆき〉
詠み人知らず
古今95
雲林院の親王の元に、花見に来た山のほとりに参上したときに詠んだ歌
いざ今日〈けふ〉は春の山辺にまじりなむ暮れなばなげの花の陰かは
素性法師〈そせいほうし〉
古今359
尚侍〈ないしのかみ〉の右大将藤原朝臣〈ふぢはらのあそん〉の四十の祝いをした時に四季の絵を描いた後ろの屏風に書いた歌、夏
珍しき〈めづらしき〉声〈こゑ〉ならなくにほととぎすここらの年を飽かずもあるかな
素性法師〈そせいほうし〉?、紀友則〈きのとものり〉
古今99
題知らず
吹く風にあつらへつくる物ならばこの一本〈ひともと〉は過ぎよと言はまじ
詠み人知らず
古今286
題知らず
秋風にあへず散りぬる紅葉葉〈もみぢば〉の行方〈ゆくへ〉定めぬ我ぞ悲しき
詠み人知らず
古今223
題知らず
折りて〈をりて〉見ば落ちぞしぬべき秋萩の枝もたわわに置ける白露
詠み人知らず
古今115
志賀〈しが〉の山越え〈やまごえ〉に女が多く会ったので詠んで遣わせた歌
梓弓〈あづさゆみ〉春の山辺を越えくれば道も避りあへず花ぞち散るける
紀貫之
古今378
親しくさせていただいていた人が東国へ下向するのを送るので詠んだ歌
雲居〈くもゐ〉にも通ふ心のおくれねば別かる〈わかる〉と人に見ゆばかりなり
清原深養父〈きよはらのふかやぶ〉
古今117
山寺に詣でたときに詠んだ歌
宿〈やどり〉して春の山辺に寝たる夜は夢の内にも花ぞちりける
紀貫之
古今320
題知らず
この川に紅葉葉〈もみぢば〉流る奥山の雪消〈ゆきげ〉の水ぞ今まさるらし
詠み人知らず
古今353
本康親王〈もとやすのみこ〉の七十の祝いの後ろの屏風に詠んで書いた歌
古〈いにしへ〉にありきあらずは知らねども千年〈ちとせ〉の例〈ためし〉君に始めむ〈はじめむ〉
素性法師〈そせいほうし〉
古今141
題知らず
今朝来鳴き未だ旅なるほととぎす花橘に宿は借らなむ
詠み人知らず
古今170
立秋の日に、殿上人たちが賀茂の河原で川逍遥するお供をして詠んだ歌
川風の涼しくもあるかうちよする波とともにや秋は立つらむ
紀貫之
古今410
東国の方へ、友とする人をひとりふたり誘って行った。三河国八橋というところに至ったところ、その川のほとりにかきつばたがたいそう風雅に咲いていたのを見て、木の陰に降りて座り、かきつばたという五文字を句の頭に置いて旅の心を詠もうとして詠んだ歌
唐衣きつつなれにしつましあればはるばる来ぬる旅をしぞ思ふ
在原業平朝臣〈ありはらのなりひらのあそん〉
古今273
仙宮〈せんきゅう〉に、菊を分けて人が至ることができる形(州浜)を詠んだ歌
濡れて干す山路〈やまぢ〉の菊の露の間にいつか千年〈ちとせ〉を我は経にけむ
素性法師〈そせいほうし〉
古今105
題知らず
うぐいすの鳴く野辺〈のべ〉ごとに来て見れば移ろふ花に風ぞ吹きける
詠み人知らず