#200文字小説
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目覚める度に、僕は僕の身体に触れないと怖くなる。本当に生きているのかが分からなくなるから。

この手で何人もの犯罪者を殺してるし死には慣れている。なのに自分の存在を知覚していないと恐ろしいなんて皮肉でしかない。

そんなことだからか任務で傷付けられるとどこかホッとしてしまう。僕は血の通った一人の魔人なんだ、って。痛みも血の温かさも、全て僕のものなんだと思えた。

罪の意識に苛まれたことはない。
自分の死を恐れたこともない。
けれど、本当の僕はとっくに死んでいるんじゃないか、って思うと酷く恐ろしい。どうしてだろう。

『どうしてって、そんなの──』

#200文字小説　#一次創作　#黒衣戦記
November 9, 2025 at 8:19 PM
rtk-komemori.bsky.social
【文学フリマ41 新刊紹介】
🐹HAM LIFE🐹
全年齢/36p/変形サイズ（正方形）/200円

ハムスター、それは人生である────

過去X・BlueSkyにて投稿した、ハムスターをテーマにした140文字小説＋αまとめ本。
ともに暮らしたハムスターたちに思いを馳せながら書きました。

2025/11/23
#文学フリマ東京 41
Q-20 OKMWorksにて頒布予定！
November 9, 2025 at 1:01 PM
2019at.bsky.social
仕上げるのすっかり忘れてました(笑)そう言っていただけたら、捨てずにいて良かったです！！✨ありがとうございます😊
和装で番外編出来そうなので、公式さん１ヶ月に200～400文字な小説連載とかしてくれないかなあ思います……（動けと言う気持ち）
November 4, 2025 at 10:42 PM
mute-smith-2.bsky.social
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『ないまち商店街のハロウィン』

ある街の商店街は、何かの拍子に「ないまち商店街」になる。束の間、200文字以内の異世界旅行！

ハロウィンということで、今月頭に書いたミニミニ掌編を再掲です。
はっぴーはろうぃ〜ん✨🎃✨

#一次創作
#クロスフォリオ
#掌編小説
#ですとぴーぺ
#見てくれ好きを詰め込んだ
#小説が読めるハッシュタグ
#生成AI不使用
ないまち商店街のハロウィン - ですとぴーぺ
※表紙はRobert DavisによるPixabayからの画像です。
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October 31, 2025 at 10:36 AM
r00000m.bsky.social
爆常進まんなぁ……毎日200文字書くのがやっとだよ……
🌈小説書くことに疲れてるのかもなぁ
October 25, 2025 at 2:40 AM
mute-smith-2.bsky.social
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同じくミニミニ掌編シリーズへ『ないまち商店街の金平糖』を追加しました！

表紙画像は金平糖ではありませんが、話の中の金平糖も果たして金平糖なのか……？

200文字以内、読み切り、少し不思議！

よろしくお願いします✨🦊🍭

#一次創作
#クロスフォリオ
#掌編小説
#ですとぴーぺ
#見てくれ好きを詰め込んだ
#小説が読めるハッシュタグ
#生成AI不使用
ないまち商店街の金平糖 - ですとぴーぺ
※表紙画像はThanks for a 👍 And ☕ 😉 ♥️ if you likeによるPixabayからの画像です。
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October 6, 2025 at 7:25 AM
mute-smith-2.bsky.social
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ミニミニ掌編シリーズに『ないまち商店街のハロウィン』を追加しました！

200文字以内、読み切り、少し不思議。

よろしければどうぞ♪⭐️👻🎃⭐️

#一次創作
#クロスフォリオ
#掌編小説
#ですとぴーぺ
#見てくれ好きを詰め込んだ
#小説が読めるハッシュタグ
#生成AI不使用
ないまち商店街のハロウィン - ですとぴーぺ
※表紙はRobert DavisによるPixabayからの画像です。
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October 6, 2025 at 7:23 AM
mute-smith-2.bsky.social
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ミニミニ掌編シリーズへ『至福のレシピ』を追加しました！

200文字以内、読み切り、怖くなくて美味しい話です✨

#一次創作
#クロスフォリオ
#掌編小説
#ですとぴーぺ
#見てくれ好きを詰め込んだ
#小説が読めるハッシュタグ
#生成AI不使用
至福のレシピ - ですとぴーぺ
※表紙画像はJoanna Kozniska KuderaによるPixabayからの画像です。
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October 3, 2025 at 10:07 AM
arakawatakumi.bsky.social
2人でいることに疲れたと言って去った恋人はやがて1人にも耐えられなくなり遂に命を絶ったという。
そうか、君は0となってようやく満ち足りたんだね。
当時はそう思ったが無い物ねだりの君が次に求めたのは-1で、僕がハンドルを切り損ねる直前に見たのは間違いなく君の笑顔だ。
（再掲）
#小説 #140文字小説 #140字小説 #200文字小説 #200字小説 #一次創作
September 29, 2025 at 4:39 PM
mute-smith-2.bsky.social
xfolio.jp/portfolio/mu...

『アナザー・ディメンション』
ミニミニ掌編シリーズに追加しました！

夜のジョギングで不思議時空に入り込む……。
200文字以内、読み切りの、怖くない（多分）話です！

#ですとぴーぺ
#ミニミニ掌編
#読み切り
#200文字以内
#小説が読めるハッシュタグ
#少し不思議
アナザー・ディメンション - ですとぴーぺ
※表紙画像はVlad VasnetsovによるPixabayからの画像です。
xfolio.jp
September 27, 2025 at 6:22 AM
tokito3ym1oook.bsky.social
#200字小説
そうか。
自分が創ったものを通して、自分の存在も感じてほしかったんだ。
自分がまだこの世にいること、いつかこの世からいなくなったあとも"いた"と意味する存在証明。

だから、道端の草のように、足の下の砂利のように、"あるのにない"ように素通りされることが苦しいんだ。
目には入るも、心に留め置く価値はなしとそっぽ向かれて、虚しかったんだ。

黙って私からなった実をむしり取り、取っていったものを自分がこしらえたものとして、勝手に使うような輩が腹立たしいんだ。

私はここにいる。
この、文字列の中に今も、そして消えた後でさえ。
September 27, 2025 at 4:37 AM
kotori7.bsky.social
パソコンのない（あっても極一部にしか流通してなかった）時代、全てが手作業で小説の文字も手描き（綺麗！）なので、それを１５０～２００P原稿書いて、印刷して、送ってってどんだけの手間だよ！というそれを年数冊出していたんだからな・・・・私も漫研仲間と１，２冊は薄い本を出したけど、その努力の比じゃない。あっぱれですよ。
September 25, 2025 at 10:58 PM
tokito3ym1oook.bsky.social
#200字小説　#キミウチ（仮）
「そんなに本が好きなら、キミが書いてみたらどうよ」
書店にて半額どころか八割引なんて切なすぎる値引きをされていたオカルト雑誌を読んでいたところ、あなたがまた愉快なことを言い出した。
思わず、文字の羅列からあなたへと視線を移せば、何かが面白かったらしい。目を細め、クフクフと肩を震わせて笑っている。

「自分が執筆するなんて、想像すらしませんでした」
「もったいな。キミ、いつも面白いこと話してくれるのに」
そんなこと言ってくれるの、あなたくらいですよ。

「では、提案者のあなたがリクエストしてくださいよ」
「じゃあ、ラブレターがいい」

あなたは本当に、もう。
September 24, 2025 at 2:51 PM
sumiiisumiisu.bsky.social
@kinomolmol.bsky.social メイメさんはじめまして、突然のリプライ恐れ入ります。200文字の小説のいくつかと、『菓子屋のごうつくばり』を拝読しました。言葉の運び方が軽やかで、短い表現の中でも鮮明に情景が浮かぶようで、ずっと読んでいられます。すてきな作品をありがとうございます！
フォロバまでいただいてありがとうございました（間違いでしたらご放念願います）、これからも作品のご投稿楽しみにしております。
September 21, 2025 at 2:40 PM
kinomolmol.bsky.social
最近200文字から大幅に溢れることが多くなったなあ。ちゃんと200字にまとまるけど、書きたい文章や言葉の量が少しずつ増えてる。でもこれ自分でわかってるんだけど、だからってじゃあこれから300字小説メインでやりますって事にしてもあっという間に字数から溢れ出るんですよ。200字始めた時もそうだった、最初は140字の枠に慣れてるから60字も余分に書けるすごいって感動してたのに、慣れるのはあっという間。どんどん大きくなっていくスマホの画面に慣れるのと全く一緒だと思ってる
September 20, 2025 at 12:39 PM
mute-smith-2.bsky.social
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ミニミニ掌編シリーズ、追加しました！

200文字以内のミニミニ掌編です。
読み切りで、少し不思議で、怖くない話。

今のところ『羊が百匹』『カノポス壺』『水晶占い師』の三つを公開しました。

よろしければご覧ください✨

#一次創作
#クロスフォリオ
#掌編小説
#ミニミニ掌編
#200文字以内
#ですとぴーぺ
#見てくれ好きを詰め込んだ
#小説が読めるハッシュタグ
#生成AI不使用
ミニミニ掌編 - ですとぴーぺ
200字以内のミニミニ掌編です。<br /> <br /> ※表紙画像はLerey EricによるPixabayからの画像です。<br /> ※タイトル文字はフリーフォント「解星デコール」、著者名はフリーフォント「数式フォント」を使用しています。
xfolio.jp
September 20, 2025 at 11:13 AM
hachigatu.bsky.social
200ページ以上の小説にはスピンが欲しい🐢読派のワタシ

好きな文字書きさんたち長編の方が多いから、🔖が足りないよ笑
September 9, 2025 at 3:54 AM
abcdadata.bsky.social
シロクマ先生の小説近年更に美しくなられてもうファンを通りこしてstkの域なんですが、ぐっは…(吐血)
もう1行ごとに200文字以上ずつつくらい感想言えるほどのこの情報量……は……はぁはぁ…なだというのです殺される……ヴェルツカゲージに突然の受動の供給に心臓が動きすぎて悲鳴を上げているもうこのま終わってもいいゴンさんにならざるを得ない状態で深夜にジョジョ立ちしてまうがな
September 8, 2025 at 5:20 PM
aozoranuito.bsky.social
今度の文学フリマで頒布予定のみよちの旅路合本上巻（1～5話）は単行本とは少し違った内容になると思います。主な内容としては

・一話あたり平均2万文字前後に改稿及び文増量
・書き下ろし短編の追加
・錫鍍金博士の古代ナゴヤ語(名古屋弁)の強化

となる予定です。
ページ数はおそらく200ページ以上になると思われますので、価格は単行本より少し高くなる予定です。
また、宣伝のため10月からpixivにてみよちの旅路のサンプル文章を毎週土曜日に投降いたします。なお、単行本一話は今年の11月で頒布から一年が経つため前編無料公開にする予定です。
どうぞご期待ください。
#小説宣伝
#一次創作
September 8, 2025 at 5:23 AM
k-o-hara01.bsky.social
このまえ不思議なライター？の文章に出会った。
恐ろしく知識があり、ある意味で文才があった。全ての言葉に複数の意味が込められておりそれは皮肉だったり肯定だったりその空気感（ノリ）を表していた。上手い！とうなった。

しかし、中途半端にその記号性を知ってるから読み進めるのがえらく時間がかかった。もう200文字ぐらいで15分ぐらいかかる。そして疲れてしまう。おもしろいんだけどジャーナリストやライターには向いてないよ。
あの人は詩人や小説家をやったほうがいい。
September 3, 2025 at 1:10 PM
arakawatakumi.bsky.social
生きるのが辛くて夏日だけど自販機で「あったか～い」と表記されたドリンクを買う。
一口飲むと初めて恋に落ちたあの時や、そんな暖かい気持ちが次々思い出された。
それは例えば「しにた～い」「ころした～い」などとある他のドリンクが気にならなくなるほどに。
（再掲）
#小説 #140文字小説 #140字小説 #200文字小説 #200字小説 #一次創作
August 24, 2025 at 4:54 PM
chir02gs.bsky.social
【8/31 法廷で逢おう VG2025新刊サンプル③】
「光跡-準備号-」（検事師弟 ※CP無/小説/全年齢/A5/P20/200円）
原作後の検事師弟(CP要素無)。二人が「師弟」になっていくまでの話。長めのシリアスの予定です。
※あくまで「準備号」となります。中途半端なところで終わります。完成版発行時の割引措置等は予定していません
※巻末にテキストデータへのリンクのQRコードを掲載しています。翻訳や読み上げなど、個人利用の範囲でご活用ください

本文サンプル↓
astro.lsv.jp/novel/off-dg...
表紙サンプル。青い紙に文字と下からのモノクロのグラデーション。 「光跡-準備号-」大逆転裁判非公式ファンブック#0 亜双義一真＋バロック・バンジークス 本書は個人の趣味により制作された同人誌です。公式と一切関係はございません。無断転載、ネットオークションやフリマアプリへの出品、一般古書店への転売はおやめください。不要になりましたら中身を読めない状態にして廃棄して下さい。公共の場での閲覧もご遠慮ください。ほか、同人に理解のない方及び関係者の方々の目に触れないよう、個人の趣味の範囲内にてお楽しみ頂けますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。ご理解頂けた方のみお進みください。 This is a fan-made doujinshi created for personal enjoyment. It has no affiliation with the original creators or rights holders. Please do not reproduce, redistribute, or resell this work—especially via flea market apps or general secondhand bookstores. This book is intended for readers who understand and appreciate doujin culture. We kindly ask that you enjoy it within the bounds of personal use. Ｐｒｏｌｏｇｕｅ 　亜双義の言葉に、バンジークスはまず自分が何か聞き間違いをしたのかと思った。若しくは冗談か何かか。しかしこちらを見上げる亜双義の眼差しはバンジークスを貫かんとするばかりに鋭く、熱く、真剣なものだった。逡巡の後にバンジークスが「……もう一度言ってくれ」と言うと、亜双義は躊躇う素振りも見せずもう一度同じことを口にする。 「オレは、検事として貴君のもとで学ばせて頂きたい。……世間に《真実》が公表され、これから英国司法に対する反発は大きなものとなるでしょう。その象徴として、貴君に敵意を向ける人間も出てくると予想される。従者だった頃と同様、貴君の護衛役を務めることもオレならできる。具体的に何を教えて貰わずとも構わん、勝手に見て学ぶからな。ですからオレに、弟子入りの許可を頂けませんか」 　どうやら聞き間違いではなかったようだった。驚きに言葉を失うバンジークスとは対照的に、亜双義は流暢なクイーンズ・イングリッシュで自分を弟子に取るメリットを説く。 　あの極秘裁判を経て、バンジークスへの容疑も晴れて漸(ようや)く戻ってきた自分の執務室。バンジークスと亜双義の二人きりのこの広い部屋は、互いに言葉を止めるとしんと静かだ。大きな窓の外は倫敦らしい薄曇りで、雨が降りそうで降らない、そんな均衡を保っていた。晴れにも雨にも転じず、曖昧でどちらともつかぬその天気は、まるで名前をつけがたい自分たちの今の関係にどこか似ていた。真っ直ぐに向けられる亜双義の視線にどこか居心地が悪くなり、僅かに身動(みじろ)ぎをした拍子に床に擦れたブーツが立てたほんの小さな音が、いやに大きくバンジークスの耳に届く。 　貴公はそもそも当初弁護士を目指していたのではなかったのかとか、留学生としての支援を受けられるか母国と交渉は済んだのかとか、訊きたいことは色々とあったが、しかしバンジークスは一番の疑問を亜双義にどうにか絞り出した声でぶつける。 「…………。何故、私なのだ」 　バンジークスの言葉は予想していたのか、亜双義に動じる素振りはない。胸の前で腕を組んだ亜双義は、まるで当然のことを言うようにバンジークスへの回答を口にする。 「貴君が、英国で最も優秀な検事だからだ」 １．薄氷に立つ 　事件現場は入れ替わり立ち替わりにやってくる倫敦警視庁(スコットランドヤード)の刑事でごった返していた。手がかりの少ないこの事件、警視庁(ヤード)も何かしらの証拠を見つけようと躍起になっているのだろう。担当検事となったバンジークスも、警視庁の初動の報告では不明点が多かったこの事件について自らの目で調査をすべく、こうして現場に足を運んだのだった。 　閑散とした住宅街、古い下宿の一室で起きたこの殺人事件は、とにかく目撃者が少なかった。この辺りは元々住んでいる人が多くない上に、平日の日中に起きた事件であったから、皆働きに出ていたり用事で外出をしていたりで、近隣の住人も家に居ない者がほとんどだったという。それゆえに、目撃証言を集めることも一苦労という状況だ。 　目撃者は引き続き探しつつ、事件現場に何か証拠が残っては居ないか改めて徹底的に室内の捜査を行っているところだ。バンジークスも警視庁の刑事に混じり、室内を検分していく。どこから漏れているのか隙間から真冬の風が入り込んでバンジークスの肌を刺す。少し歩けば、古くなった床板が小さく悲鳴のような音を立てた。長い間手入れがされていない部屋らしい。ちょうど被害者が倒れていた辺り、床に残された血痕の周辺を捜査するためしゃがみ込んでいた若い刑事がその音に顔を上げ、間近にバンジークスの姿を認めてその身を緊張に強張らせたのが分かった。バンジークスが彼と同じように、付近の床の捜査のため身を屈めると彼の緊張の気配が更に大きくなる。態度に出さないように頑張っているのは伝わってくるが、それでも間近にバンジークスがいるという状況はどうしても意識してしまうのだろう。彼に申し訳なく思う気持ちも多少はありつつ、これも日常茶飯事だ。仕事なので気にしていても仕方が無いと、バンジークスは何も気付いていない風を装って淡々と捜査を続けていく。 　グレグソン刑事の死を巡る極秘裁判、そしてプロフェッサー事件の真実が暴かれて数ヶ月。全ての真実が英国中に公表され、十年間この国に君臨し続けていた《死神》の正体も明らかになった。バロック・バンジークスは《死神》ではない――そう世間に伝えられ、多くの市民はその真実を戸惑いながらも受け止めたようだった。 　だが、頭では分かっていても、感情がなかなかついていかない者も多いだろう。バンジークスは未だ自分に対して戸惑いや恐れ、緊張を抱き、遠巻きに見る者が少なからぬ数存在 することを未だ感じていた。バンジークスが《死神》と呼ばれ始めて以降、それの本当の正体が明らかになった現在に至っても、自分に気軽に話しかけるような人物はこの英国中を探してもごくわずか。物好き、と言ってもいい。それも仕方が無いことだろうと思う。理解できることと割り切って受け止めることは必ずしも一致しないと、自分自身も実感としてよく分かっている。だから、自分に出来ることといえば、自分の仕事を淡々とこなし積み重ねていくことだけだった。 「バンジークス検事」 　と、よく通る快活な声が、恐れも躊躇いも無くバンジークスの名を呼んだ。聞き間違うこともないその声音の持ち主は、数少ない英国の『物好き』の一人である。部屋の入口付近から飛んできた声にバンジークスが顔を上げると、茶色のジャケットに鳥打帽(ハンチング)を被った黒髪の青年が警視庁の刑事を掻き分け、革靴を鳴らしてバンジークスのもとへ歩いてくる。バンジークスが立ち上がるのと、身長の割に歩幅の大きい彼がバンジークスの目の前に辿り着くのはほとんど同時だった。 「アソーギ検事」 　カツン、と立ち止まった彼の靴が小気味良い音を立てる。同時に、床板もまた僅かに軋んだ音を立てたけれど彼は気にする様子は無かった。バンジークスを見上げ、亜双義は口を開く。 「目撃者を一人見つけました。斜向かいの邸(やしき)に住んでいる少女です。ここから逃げていく見慣れない人間、犯人とおぼしき姿を見たと。残念ながらその人物の顔は見ていないようですが――しかし証言に興味深い点が」 　亜双義の報告に、バンジークスは僅かに目を見張る。バンジークスは室内の捜査を担当する傍ら、亜双義には付近の住人などで何かしら情報を持っている人はいないか、警視庁の刑事らに同行し再度聞き込み調査を行って貰っていたのだ。警視庁の最初の捜査では、その結果は振るわなかったと聞いていたが。 「目撃者がいたのか」 「ええ。当然警視庁も最初の捜査で、かの邸の一家に聞き込みはしていたようでしたが、なにしろ近所で凄惨な事件が起きた直後でしたから彼女も怖くて言い出せなかったようで。再び訪ねてみたところ、勇気を出して話してくれました」 「成程」 　バンジークスが頷いたのを見て、亜双義はメモを片手に彼女の証言内容とその他周辺の調査で得られた情報、それらと事前に確認していた事件のデータも踏まえた私見を簡潔にバ
August 15, 2025 at 6:51 AM
38cal-bs.bsky.social
書きかけの小説の数を見て冷静になろう。うわ100は余裕で超す　なんなら文字起こししきれてないのを数え上げれば200見えるかも
August 12, 2025 at 2:28 PM
hayatosohga.bsky.social
#カクヨム夏の毎日読書チャレンジ
とうとう始まりましたね「カクヨム夏の毎日読書チャレンジ」!!
1話あたりの文字数が比較的少ない「お題もの作品」は如何でしょうか？
140文字未満作品もありますヨ(*^^*)
「お題ものコレクション 」
kakuyomu.jp/users/hayato...
宜しければどうぞ！
#さくごと
#作品ごと
#一次創作
#単語で短歌
#ファンタジックお題メーカー
#300字小説
#200字小説
#140字小説
#KAC
お題もの／蒼河颯人のコレクション - カクヨム
3つのお題など、縛りがあったり、お題を元に作った作品を集めました
kakuyomu.jp
August 9, 2025 at 1:54 AM
mandt.bsky.social
8 200年の命

【140文字だけの小説】
www.alphapolis.co.jp/novel/412663...
#アルファポリス
140文字だけの小説 | 大衆娯楽小説 | 小説投稿サイトのアルファポリス
140文字のみの小説ですです。 サラッと読んで頂けたら嬉しい。
www.alphapolis.co.jp
August 7, 2025 at 10:40 AM