#苦海浄土
ジャッカ・ドフニ下巻に入りました。これは誰かの人生を事実ではなくとも物語ることの点で石牟礼道子の苦海浄土とかなり近いね。国籍や宗教など自らのバックボーンがマイノリティである子どもたちが生きていく姿と子どもを亡くした現代の私がどうつながっていくのか見届けるのが楽しみ。
November 8, 2025 at 9:36 AM
女性はほとんどがカバーをかけているので何を読んでいるのか分からないままなんだけど、男性はカバー無しの人が多いのでわざわざ確認しなくても分かってしまう。
今までで印象的だったのが、「苦海浄土」を読んでいた男子大学生、古本屋で購入した?と思しきページが茶色に日焼けしまくった「黄金を抱いて翔べ」の単行本を読んでいた若いサラリーマン(今日の出来事)、ちょうど私も読んだばかりだった「エベレストには登らない」を読んでいたおっさん(うっかり話しかけそうになった)。
November 4, 2025 at 1:04 PM
"世界的な文学として、歴史の証言として、比類なき思想と魂の書と評価されてきた、石牟礼道子『苦海浄土』。その読解はまだ始まったばかりである。注目の新鋭がその端緒を開く。『苦海浄土』全巻を深く細やかにひもとき、その奥底に分け入りながら、「生へのまぼろし」へ至りつく、探究の結晶の書"

髙山花子 『世界のかなしみ――『苦海浄土』全三部試解』
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月曜社10月新刊:髙山花子『世界のかなしみ――『苦海浄土』全三部試解』 | URGT-B(ウラゲツブログ)
2025年10月29日取次搬入予定ジャンル:文芸・評論世界のかなしみ――『苦海浄土』全三部試解髙山花子(著)月曜社 本体2,600円 46判(縦188mm...
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October 1, 2025 at 12:46 PM
苦海浄土、天の魚、
チッソ申入書の場。 
久我取締役と石牟礼川本が炬燵を囲んだところまで。
完読までもうすこし。
ときどき、近松を読んでるきぶんになる。

「はい、もうみなさま方の前で死んでくれれば一番ようございます」

さくらの花の季節にだけ「花じんけい」になる人。苦海浄土通して「しんけい様」「漂浪き」という言葉がこびりつく
March 28, 2024 at 2:26 PM
名刺代わりの小説10選

苦海浄土/石牟礼道子
家守綺譚/梨木香歩
百年の孤独/ガルシア=マルケス
贖罪/マキューアン
韓国文学の中心にあるもの/斎藤真理子
人間失格/太宰治
昼が夜に負うもの/カドラ
嘘つきアーニャの真っ赤な真実/米原万里
メダリオン/ナウコフスカ
アルグン川の右岸/遅子建

bluesky用にやってみた
February 10, 2024 at 2:28 PM
「苦海浄土」石牟礼道子

みんぱくで展示をみて、気になったので。つらい本でした。でも語りが優雅で、美しい水俣の天と海と一体になってうねるようなモノローグで、ふしぎな読後感でした。
December 13, 2024 at 9:51 AM
丸木位里・丸木俊《原爆の図》を原爆の図丸木美術館にてみてきた

これは…衝撃というか、宗教的体験とも言える美術鑑賞だった

思わず“苦海浄土”というコトバが浮かんだが石牟礼さんとも丸木夫妻は親交があったよう

広島、長崎、水俣、アウシュビッツ、そして日本人が外国人に行った惨劇…圧倒された
August 11, 2024 at 2:12 AM
読みました!オートエスノグラフィの記述と『苦海浄土』の語りの重なり(同じ記述が「ぐるぐる」繰り返される)や、水俣病が発生した背景と植民地主義の関係について改めて考えてしまうような、非常にたくさんの要素が詰まったシンポジウムの書き起こしで、読めてよかったです。改めてありがとうございます!
(#36、37と拝聴し、自分の食体験についても振り返ったり、『バクちゃん』を読み返したくなったりしています!)
August 26, 2025 at 1:23 AM
📢 5月の一冊読書会のお知らせ 📢

課題本:石牟礼道子『苦海浄土』
日時:5月25日(日)18:00〜
参加費:1,000円(食事付き)
要予約:店頭・電話・DMにて受付

毎月一冊ずつ課題本を決めて、その本について語り合う読書会。
5月の一冊は、石牟礼道子さんの『苦海浄土』です。
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『苦海浄土』は、水俣病に苦しむ人々の声に耳を澄まし、言葉を持てなかった者たちの思いを、著者の石牟礼さんが「通路」となることで世に伝えた、20世紀日本文学を代表する名著です。
とてつもなく重く、悲しく、読むのに少し勇気のいる作品ですが、
May 4, 2025 at 4:43 AM
2025.8.24(日)
 今日も午前中は布団でだらだら。昨日下痢を回避できたので、今日もヨーグルトから始める食生活。13時半ごろに無印のマッサマンカレーと温めたごはんを食べる。下痢は来ない、良かった。
 14時過ぎにぽんつく堂へ行き、印刷仕事。16時過ぎで切り上げ、「石牟礼道子『苦海浄土』を読む会」へ。1文ずつ、まわし読みをして1章の最初「九平少年」を読む。音読をしたり聞いていると、普段の黙読ではどれだけたくさんの言葉をないがしろにしているかを実感する。石牟礼さんの文章の美しさ。水俣病の残酷さ。読み終わった後の感想や疑問の交換、発起人のSさんの知識が豊富で、皆の理解が深まった。
August 26, 2025 at 8:48 AM
山奥の畑をしてる家に育ったこの方のお父上が、生きていくのに大事な10箇条みたいな教えを贈ったりできる人な不思議。先祖から学をお持ちだったのか、そのあたりが気になってしまった。『苦海浄土』で「非知識層」と分類して海と生きている姿を描かれてるのを読んだうえで思う。

忙しくて本が読めないなら100分名著見るだけで勉強した気になる生活でもうええわ
名著140「忘れられた日本人」宮本常一 - 100分de名著
一度は読みたいと思いながらも、手に取ることをためらってしまったり、途中で挫折してしまった古今東西の“名著”。この番組では難解な1冊の名著を、25分×4回、つまり100分で読み解いていきます。プレゼン上手なゲストによるわかりやすい解説に加え、アニメーション、イメージ映像、朗読などなど、あの手この手の演出を駆使して、奥深い“名著”の世界に迫ります。案内役は、タレントの伊集院光さんと、安部みちこアナウン...
www.nhk.jp
June 5, 2024 at 10:57 AM
植本一子と滝口悠生の『さみしさについて 』、石牟礼読みの流れではやっぱり全くなじめず、今ききたいのはこういう話じゃないなと思って中断した。そのうち読みたいときがくるだろう。
そして100分で名著の石牟礼道子の回のテクスト『苦海浄土―悲しみのなかの真実』をよむこととした。やっぱりこの流れの方がしっくりくる。
好きな人のコンサート会場にも緒方正人さん『チッソは私であった』を持参する。北条民雄『いのちの初夜』と迷ったが。
March 6, 2024 at 12:11 PM
お供本も決めなければなのだが、苦海浄土は第3部に入ったので、電書でいいかな…?(説明すると、自分はこの話をだいたい河出の世界文学全集版で読んでいる(1-3部と世界文学全集版の後書きあり、750ページくらい?)のだが、旅行のお供には重たいから電書でいいじゃん?とぽちったら、電書の「苦海浄土」タイトルで収録されているのはこの中の第1部。「続・苦海浄土・天の魚」で収録されているのは第3部で、第2部・神々の村の電書は自力で見つけられなかったんよー。でももう第2部までは突破したから、紙は別の本で良いのかも)
June 2, 2025 at 9:55 AM
石牟礼道子『苦海浄土』読了。
水俣病に題を取ったルポタージュ。ノンフィクションとモキュメンタリーのあわいのような作り。
ここに書かれていることについて、わたしは言を持たない。
方言の描写が分厚い。書き表されている水俣の言葉は、陽の光のかたまりのよう。光の粒が大きい。
#読書
July 2, 2025 at 11:18 AM
明日訳者の斎藤さんがお見えになるイベントに行くので、一言でも感想を伝えられたらいいなぁ。いや、迷惑かな… なんて考えてる。

そうそう。似た体験、前にもしたなと思ったんだけど、石牟礼道子さんの『苦海浄土』だねー。でも筆致はまた違うね。
June 21, 2024 at 1:20 PM
苦海浄土、読了。
水俣病を扱ったノンフィクションでありながら、どこか詩的でもある不思議な文体だと思った。悲惨な状況である事は間違いないのだが、その苦しみだけを強調するに留まらず、一歩引いたところからの観察と患者の心の叫び、詩的な語彙で綴られた筆力、患者の発生から補償問題まで網羅した、文芸とジャーナリズムの融合だった。
August 11, 2025 at 3:01 PM
そのような生を受けたことはこのような宿命にあったにちがいない、というたぐいの考え方や文章を普段はほとんど受け付けないんだけど、『苦海浄土』はな、、、と思いながら読んでいる
August 24, 2025 at 12:17 PM
読みかけ:
石牟礼道子『苦海浄土』進捗6割
クロード・シモンを昔読んだ時に、この人目がいいなあ(俺の視力じゃとらえきれない世界)と思ったが、この人は声なき声を聴く耳の持ち主ではと思っている(途中で片方の目と片方の耳の視力と聴力を失われたそうですが)。
この大きな出来事をを語ることは他の人でもできると思いますが、こういう風に語れる人は唯一無二だと思う。

三國万里子『編めば編むほどわたしはわたしになっていった』進捗5割
絶対タイトル的に好きだと思いましたが、やっぱりー。編み物だけじゃなく人形や古い指輪も好きだよーとエッセイに引き込まれます。
June 1, 2025 at 9:18 AM
散策舎さんで『連弾』(塚本邦雄)、『苦海・浄土・日本 石牟礼道子 もだえ神の精神』(田中優子)買ってきた。純粋なお客さんとして行くの久しぶり…。『連弾』は取り寄せしてもらった!
June 23, 2024 at 10:28 AM
石牟礼道子「苦海浄土」読み終えた。
「日本の資本主義がさらなる苛酷度をもって繁栄の名のもとに食い尽くすものは、もはや直接個人のいのちそのものであることを、わたくしたちは知る」。
70年も前の問題が抱えているものが、今と全く変わらない。
水俣病、患者団体が話している途中に環境省職員がマイクを切ったニュースが去年の話だものな。
人間はどこまでも冷酷になるのだな。
June 14, 2025 at 7:24 AM
一年かかった「苦海浄土」の読書家が終わるし(ハンナ・アーレントはまだ数ヶ月かかるけど(^_^;)、次の読書会を何か考えようかなぁ。
昔mixiのコミュで古典を読む会というのをやって、誰でも知ってるけど案外読んでない古典をやっつけていったのよね。トルストイもドストエフスキーも小林秀雄もそれでだいぶ読めた。残ってるのって、プルースト…はまあやめとこう。次にこのメンバーで読むならチボー家かな?
October 6, 2023 at 1:26 AM
100分で名著のテクスト『石牟礼道子 苦海浄土 悲しみのなかの真実』読了。まだまだ石牟礼の言葉にあたっていたいので、好きな人のコンサートに持って行くのはやっぱ『魂の秘境から』にしようかなあ……。

苦海浄土は読了しても、読み終わることはない。

あとは椿の海の記ももうすこし細かくあたりなおしたい。
天の魚と神々の村は、河出の全集の苦海浄土で読むことにした(これに収まってるよね?)
March 7, 2024 at 12:50 PM
出版社有志と丸善ジュンク堂書店さんとで行っている「愛書家の楽園」、今月は「2024年に出会った永久保存本」と題してメンバーそれぞれが選書。私は飯田泰三先生の『近代日本思想史大概』(法政大学出版局)と米本浩二さんの『実録・苦海浄土』(河出書房新社)を挙げました。
もっと挙げたい本はもちろんたくさんありますが、時代の変化のタイミングと一編集者に戻った年の実感のようなものをふまえてこの2冊を挙げました。

honto.jp/library/store/…
https://honto.jp/library/store/…
January 10, 2025 at 10:23 AM
水木しげる『敗走記』に海水で米を炊くまずさが描写されているが、石牟礼道子『苦海浄土』には海水で米を炊く美味が描写されているので、炊飯の技術の差なのかもしれない。

〈かかよい、飯炊け、おるが刺身とる。ちゅうわけで、かかは米とぐ海の水で。沖のうつくしか潮で炊いた米の飯の、どげんうまかもんか、あねさんあんた食うたことのあるかな。そりゃ、うもうござすばい、ほんのり色のついて。かすかな潮の風味のして〉――『苦海浄土』
December 23, 2023 at 10:41 AM
苦海浄土よまなきゃ
October 22, 2025 at 11:14 AM