山本貴光
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山本貴光
@yakumoizuru.bsky.social
文筆家・ゲーム作家・大学教員
果報は寝て待て/逍遥派

プロフィール(ウェブサイト)
https://yakumoizuru.notion.site/
銀杏もすっかり色づきました。

季節不明のあたたかさです。
December 1, 2025 at 5:13 AM
同じく今週手にした本たちです。

レオン・ロッシュ『回想のイスラーム 1832-1845』(矢田部厚彦訳、杉田英明編集・校訂、法政大学出版局、2025)は、先週の「週刊読書人」の澤田直さんの書評に誘われて手にしたものでした。

写真にある帯文にもあるように、ロッシュは幕末の日本にフランス全権公使として来ていた人でもありました。
November 30, 2025 at 5:32 AM
この頃手にした本たちです。

浅野いにお『MUSINA INTO THE DEEP』第5巻(小学館)の最初のコマを目にして、前回がどのように終わったのかをまるで思い出せず、第1巻から見直しました。
November 30, 2025 at 5:20 AM
トーマス・マン『魔の山』の英訳タイトルって、The Magic Mountainなのですね。

テーマパークのアトラクションっぽさを感じてしまうのはこちらの都合で、それならどんな英訳を期待していたのかと言われても困るけれど、なんでしょう、「魔」という漢字から連想してしまうものが影響しているのかもしれません。魔王、魔界、魔物、悪魔、魔の踏切とか。

といっても、原文でも Der Zauberberg で、The Magic Mountainですね。

archive.org/details/magi...
November 26, 2025 at 12:49 PM
レオン・ロッシュ『回想のイスラーム 1832-1845』(矢田部厚彦訳、杉田英明編集・校訂、法政大学出版局、2025)

「週刊読書人」2025年11月14日号に澤田直さんが寄せている書評を読んで、虚々実々波乱万丈の自伝としてあまりにも面白そうだったので、書評読了とともに紀伊国屋書店に注文してしまいました。

www.h-up.com/books/isbn97...
November 26, 2025 at 7:45 AM
『WORKSIGHT』第29号(コクヨ)

コクヨが発行している雑誌『WORKSIGHT』第29号は「アーカイブする?」特集。

岸政彦さんへのインタビュー、ヤマハ、川島織物セルコン、ポーラ文化研究所などの企業アーカイブの取材、建築・デザイン事務所スノヘッタへの図書館についてのインタビュー、円城塔、ティム・インゴルド・今日マチ子、小原一真、藤井保文各氏のエッセイ「アーカイブの哲学」、ブックリスト他盛りだくさん。

近所の書店で見かけないので見過ごしがちですが、できれば毎号読みたい雑誌です。

詳しくは公式サイトでどうぞ。

yokoku.kokuyo.co.jp/project/work...
November 26, 2025 at 5:23 AM
最近手にした本たちです。
November 26, 2025 at 5:13 AM
『平凡社ライブラリー 私の一冊』(平凡社、2025)

1993年の創刊から、先日通巻1000巻に達した平凡社ライブラリーの記念冊子。

池澤夏樹、伊藤亜紗、糸谷哲郎、円城塔をはじめとする27人が1冊を選んでコメントを寄せています。

巻末には、同ライブラリーを装幀してきた中垣信夫さんのエッセイも収録されています。

この冊子は、下記ページに記されている書店で配布中とのこと。私はたまさか訪れた東京の丸善で遭遇しました。

www.heibonsha.co.jp/news/n62486....
November 25, 2025 at 8:46 AM
『プロティノス全集』(全4巻+別巻、中央公論社、1986-1987)

そのうち手元に置きたいと念じつつ、なかなかの古書価に手を出しあぐねて幾星霜、このたび本巻のみではありますが、お迎えできました。

別巻はまたいつか巡り合わせに恵まれることを祈ります。

プロティノスの邦訳は、「世界の名著」とそれを元にした中公クラシックス、岩波文庫、講談社学術文庫に一部が入っています。
November 25, 2025 at 8:24 AM
石田スイ『超人X』(集英社)も新刊が出るつど前巻までのことを覚えておらず、頭から読み直しております。

ynjn.jp/episodeList/...
November 24, 2025 at 7:30 AM
今回出品した『人文的、あまりに人文的 同人版』第5号はこんな感じです。

目下は、文フリの会場で仕入れていってくださったマルジナリア書店でお手にとっていただけます。下記URLでご覧あれ。

(タイミングによっては品切れかもしれず恐縮です)

yorunoyohaku.com/items/69231d...
November 24, 2025 at 5:35 AM
昨日は「文学フリマ東京41」に参加してきました。

行きたいと思ったブースも多々あったのですが果たせず、自分たちのブースのご近所と、ドミニク・チェンさんと渡邉康太郎さんのところにかろうじてお邪魔して出会ったZINEや本たちです。

いまなら電子ファイルのやりとりで手軽に話が済みそうなところ、少なからぬ人たちがめいめい紙の冊子をつくって運んで会って話しながら売ったり買ったりするのは、手間暇も含めて楽しいことでありますね。

またの機会にお目にかかれたら幸いです。
November 24, 2025 at 5:21 AM
散歩の道すがら、小さな仕事をしています。
November 22, 2025 at 5:55 AM
「本書に収められた演説を読まれた読者はすでにおわかりかと思うが、これまでの大統領は、主張や思想はそれぞれ異なれども、みなアメリカ国民の団結を訴え、なんらかの理想を掲げ、その理想を実現するための献身を国民に求めてきた。トランプ大統領のように、憎しみを前面に出し、社会の分断をあおることで支持層を固めてきた例はない。」

『アメリカ大統領演説集』(古矢旬、三浦俊章編、岩波文庫白36-1)の「解説」から。

www.iwanami.co.jp/book/b101517...
November 22, 2025 at 5:29 AM
2025年11月の岩波文庫の新刊です。

『アメリカ大統領演説集』(古矢旬、三浦俊章編訳)は、ジョージ・ワシントンからバラク・H・オバマまで、17名のアメリカ歴代大統領の演説を選び訳したもの。

フロイト『続・精神分析入門講義』(道籏泰三訳)は、

『日常生活の精神病理』
『精神分析入門講義』(上下)

に続いて『フロイト全集』(全22巻+別巻)を元に改訂が施された文庫版。

莫言『赤い高梁』(井口晃訳)は岩波現代文庫からの移籍。

伊藤左千夫『野菊の墓 他七篇』は同名書の改版ではなく新編。塩野加織氏の解説つき。

www.iwanami.co.jp/bun/

#学術系文庫
November 22, 2025 at 5:25 AM
今週もおつかれさまでした。

本日の「デジタル・ゲーム学」(和洋女子大学)の講義で、Nintendo Switchをプロジェクターに繋いだところ、うんともすんとも言わず、ぬぬぬというので怪しいところを一つずつチェックしていったら、最後の最後でACアダプターを差し込んでいなかったことに気づいてくず折れるところでしたが私はげんきです(ロスタイム1分)。

おいしいお水をいただいています。
November 21, 2025 at 9:32 AM
先日たらば書房で出会った本たちです。

春秋社の「アジア文芸ライブラリー」も着実に巻を重ねていますね。

自分ではなかなか目に入らない方面の本が多く、ありがたい叢書です。

www.shunjusha.co.jp/news/n56478....
November 21, 2025 at 5:35 AM
本日の「メディアデザイン論」(多摩美術大学、オンデマンド)は第11回で「「ウェブ」を触るとき、なにが起きているのか」というテーマです。

CERNの最初のウェブページを使って基本構成とユーザー体験を検討したあと、新聞社のウェブサイト(毎日新聞、New York Times、Le Mondeなど)を見比べながら、あれこれ述べました。

かつてはウェブサイトを作る際、HTMLを直打ちしていましたと説明してはみたものの、どこまで伝わるかしらん。

冒頭では、前回の「「映像」を観るとき、なにが起きているのか」への補足として、ニナ・メンケス『ブレインウォッシュ』をご紹介。

講義は残すところあと4回。
November 21, 2025 at 5:26 AM
Julie Phillips, James Tiptree, Jr.: The Double Life of Alice B. Sheldon (St. Martin's Press, 2017)

原書はこちら。

jamestiptreejr.com
November 21, 2025 at 5:16 AM
教材用に Nintendo Switch用のゲームを購入しました。

「ナムコ・ミュージアム」やこの類のクラシック・ゲーム集、ハードが変わるたび買っている気がします。
November 21, 2025 at 3:35 AM
『図書』2025年12月号(岩波書店)に「岩波文庫百話」第8回を書きました。

次の2話分です。

第15話:人間を探究する十八世紀
第16話:ドイツ哲学の十九世紀

岩波文庫の青帯600番台は「哲学」方面の本が入っており、そこにどんな哲学者たちがいるかを眺めているのでした。

19世紀にドイツ哲学が多いのは、実際に重要な本が多く書かれたという事情もありますが、同時に日本に大学が創設された明治期に欧米から招いた御雇外国人の教師たちが哲学の講義でなにを教えたかにも左右されていると思われます。

といったことも少し書いてみました。
近々ウェブでもご覧いただけるようになる予定です。
November 21, 2025 at 2:36 AM
近頃定期購読をしている『BRAIN and NERVE』(医学書院)のこの1年ほどの号はこんなふうでした。

(右の赤い本は重石がわりの辞書)

www.igaku-shoin.co.jp/journal/416
November 20, 2025 at 9:54 AM
シャルコーについては、先ごろ文庫に入った江口重幸『シャルコー 力動精神医学と神経病学の歴史を遡る』(講談社学術文庫2897、2025/10)が、コンパクトながらシャルコーの仕事とその影響、日本への移入の様子、19世紀末の文化へのインパクトなどを広く案内してくれる好著でした。

「精神科医からのメッセージ」(勉誠出版、2007)を元にして加筆・訂正を施した文庫版です。

www.kodansha.co.jp/book/product...
November 20, 2025 at 9:51 AM
『BRAIN and NERVE』2025年11月号(医学書院)

特集は「シャルコーを讃えて Hommage à Charcot」。

2025年11月で生誕200年を迎えるシャルコー(1825-1893)を特集した号です。

タイトルに惹かれて、福武敏夫「シャルコーとシャーロック・ホームズーー神経診断学と探偵学の同時代的勃興とその意義」を真っ先に読みました。

神経学の父と称されるシャルコーと元眼科医のコナン・ドイルの同時代人としての背景や共通点を探る論考でした。

www.igaku-shoin.co.jp/journal/416
November 20, 2025 at 9:36 AM
ブックファースト新宿店で恒例の「名著百選2025」が始まったようです。

今回は301名の選者がそれぞれ1冊ずつ選んでいます。私もコメントを寄せました。

小冊子は、来店での購入や通信販売での購入でももらえるとのこと。

詳しくは下記、ブックファーストのページをご覧あれ。

www.book1st.net/fair/2025/11...
November 20, 2025 at 9:17 AM