季節不明のあたたかさです。
季節不明のあたたかさです。
レオン・ロッシュ『回想のイスラーム 1832-1845』(矢田部厚彦訳、杉田英明編集・校訂、法政大学出版局、2025)は、先週の「週刊読書人」の澤田直さんの書評に誘われて手にしたものでした。
写真にある帯文にもあるように、ロッシュは幕末の日本にフランス全権公使として来ていた人でもありました。
レオン・ロッシュ『回想のイスラーム 1832-1845』(矢田部厚彦訳、杉田英明編集・校訂、法政大学出版局、2025)は、先週の「週刊読書人」の澤田直さんの書評に誘われて手にしたものでした。
写真にある帯文にもあるように、ロッシュは幕末の日本にフランス全権公使として来ていた人でもありました。
浅野いにお『MUSINA INTO THE DEEP』第5巻(小学館)の最初のコマを目にして、前回がどのように終わったのかをまるで思い出せず、第1巻から見直しました。
浅野いにお『MUSINA INTO THE DEEP』第5巻(小学館)の最初のコマを目にして、前回がどのように終わったのかをまるで思い出せず、第1巻から見直しました。
テーマパークのアトラクションっぽさを感じてしまうのはこちらの都合で、それならどんな英訳を期待していたのかと言われても困るけれど、なんでしょう、「魔」という漢字から連想してしまうものが影響しているのかもしれません。魔王、魔界、魔物、悪魔、魔の踏切とか。
といっても、原文でも Der Zauberberg で、The Magic Mountainですね。
archive.org/details/magi...
テーマパークのアトラクションっぽさを感じてしまうのはこちらの都合で、それならどんな英訳を期待していたのかと言われても困るけれど、なんでしょう、「魔」という漢字から連想してしまうものが影響しているのかもしれません。魔王、魔界、魔物、悪魔、魔の踏切とか。
といっても、原文でも Der Zauberberg で、The Magic Mountainですね。
archive.org/details/magi...
「週刊読書人」2025年11月14日号に澤田直さんが寄せている書評を読んで、虚々実々波乱万丈の自伝としてあまりにも面白そうだったので、書評読了とともに紀伊国屋書店に注文してしまいました。
www.h-up.com/books/isbn97...
「週刊読書人」2025年11月14日号に澤田直さんが寄せている書評を読んで、虚々実々波乱万丈の自伝としてあまりにも面白そうだったので、書評読了とともに紀伊国屋書店に注文してしまいました。
www.h-up.com/books/isbn97...
コクヨが発行している雑誌『WORKSIGHT』第29号は「アーカイブする?」特集。
岸政彦さんへのインタビュー、ヤマハ、川島織物セルコン、ポーラ文化研究所などの企業アーカイブの取材、建築・デザイン事務所スノヘッタへの図書館についてのインタビュー、円城塔、ティム・インゴルド・今日マチ子、小原一真、藤井保文各氏のエッセイ「アーカイブの哲学」、ブックリスト他盛りだくさん。
近所の書店で見かけないので見過ごしがちですが、できれば毎号読みたい雑誌です。
詳しくは公式サイトでどうぞ。
yokoku.kokuyo.co.jp/project/work...
コクヨが発行している雑誌『WORKSIGHT』第29号は「アーカイブする?」特集。
岸政彦さんへのインタビュー、ヤマハ、川島織物セルコン、ポーラ文化研究所などの企業アーカイブの取材、建築・デザイン事務所スノヘッタへの図書館についてのインタビュー、円城塔、ティム・インゴルド・今日マチ子、小原一真、藤井保文各氏のエッセイ「アーカイブの哲学」、ブックリスト他盛りだくさん。
近所の書店で見かけないので見過ごしがちですが、できれば毎号読みたい雑誌です。
詳しくは公式サイトでどうぞ。
yokoku.kokuyo.co.jp/project/work...
1993年の創刊から、先日通巻1000巻に達した平凡社ライブラリーの記念冊子。
池澤夏樹、伊藤亜紗、糸谷哲郎、円城塔をはじめとする27人が1冊を選んでコメントを寄せています。
巻末には、同ライブラリーを装幀してきた中垣信夫さんのエッセイも収録されています。
この冊子は、下記ページに記されている書店で配布中とのこと。私はたまさか訪れた東京の丸善で遭遇しました。
www.heibonsha.co.jp/news/n62486....
1993年の創刊から、先日通巻1000巻に達した平凡社ライブラリーの記念冊子。
池澤夏樹、伊藤亜紗、糸谷哲郎、円城塔をはじめとする27人が1冊を選んでコメントを寄せています。
巻末には、同ライブラリーを装幀してきた中垣信夫さんのエッセイも収録されています。
この冊子は、下記ページに記されている書店で配布中とのこと。私はたまさか訪れた東京の丸善で遭遇しました。
www.heibonsha.co.jp/news/n62486....
そのうち手元に置きたいと念じつつ、なかなかの古書価に手を出しあぐねて幾星霜、このたび本巻のみではありますが、お迎えできました。
別巻はまたいつか巡り合わせに恵まれることを祈ります。
プロティノスの邦訳は、「世界の名著」とそれを元にした中公クラシックス、岩波文庫、講談社学術文庫に一部が入っています。
そのうち手元に置きたいと念じつつ、なかなかの古書価に手を出しあぐねて幾星霜、このたび本巻のみではありますが、お迎えできました。
別巻はまたいつか巡り合わせに恵まれることを祈ります。
プロティノスの邦訳は、「世界の名著」とそれを元にした中公クラシックス、岩波文庫、講談社学術文庫に一部が入っています。
目下は、文フリの会場で仕入れていってくださったマルジナリア書店でお手にとっていただけます。下記URLでご覧あれ。
(タイミングによっては品切れかもしれず恐縮です)
yorunoyohaku.com/items/69231d...
目下は、文フリの会場で仕入れていってくださったマルジナリア書店でお手にとっていただけます。下記URLでご覧あれ。
(タイミングによっては品切れかもしれず恐縮です)
yorunoyohaku.com/items/69231d...
行きたいと思ったブースも多々あったのですが果たせず、自分たちのブースのご近所と、ドミニク・チェンさんと渡邉康太郎さんのところにかろうじてお邪魔して出会ったZINEや本たちです。
いまなら電子ファイルのやりとりで手軽に話が済みそうなところ、少なからぬ人たちがめいめい紙の冊子をつくって運んで会って話しながら売ったり買ったりするのは、手間暇も含めて楽しいことでありますね。
またの機会にお目にかかれたら幸いです。
行きたいと思ったブースも多々あったのですが果たせず、自分たちのブースのご近所と、ドミニク・チェンさんと渡邉康太郎さんのところにかろうじてお邪魔して出会ったZINEや本たちです。
いまなら電子ファイルのやりとりで手軽に話が済みそうなところ、少なからぬ人たちがめいめい紙の冊子をつくって運んで会って話しながら売ったり買ったりするのは、手間暇も含めて楽しいことでありますね。
またの機会にお目にかかれたら幸いです。
『アメリカ大統領演説集』(古矢旬、三浦俊章編、岩波文庫白36-1)の「解説」から。
www.iwanami.co.jp/book/b101517...
『アメリカ大統領演説集』(古矢旬、三浦俊章編、岩波文庫白36-1)の「解説」から。
www.iwanami.co.jp/book/b101517...
『アメリカ大統領演説集』(古矢旬、三浦俊章編訳)は、ジョージ・ワシントンからバラク・H・オバマまで、17名のアメリカ歴代大統領の演説を選び訳したもの。
フロイト『続・精神分析入門講義』(道籏泰三訳)は、
『日常生活の精神病理』
『精神分析入門講義』(上下)
に続いて『フロイト全集』(全22巻+別巻)を元に改訂が施された文庫版。
莫言『赤い高梁』(井口晃訳)は岩波現代文庫からの移籍。
伊藤左千夫『野菊の墓 他七篇』は同名書の改版ではなく新編。塩野加織氏の解説つき。
www.iwanami.co.jp/bun/
#学術系文庫
『アメリカ大統領演説集』(古矢旬、三浦俊章編訳)は、ジョージ・ワシントンからバラク・H・オバマまで、17名のアメリカ歴代大統領の演説を選び訳したもの。
フロイト『続・精神分析入門講義』(道籏泰三訳)は、
『日常生活の精神病理』
『精神分析入門講義』(上下)
に続いて『フロイト全集』(全22巻+別巻)を元に改訂が施された文庫版。
莫言『赤い高梁』(井口晃訳)は岩波現代文庫からの移籍。
伊藤左千夫『野菊の墓 他七篇』は同名書の改版ではなく新編。塩野加織氏の解説つき。
www.iwanami.co.jp/bun/
#学術系文庫
本日の「デジタル・ゲーム学」(和洋女子大学)の講義で、Nintendo Switchをプロジェクターに繋いだところ、うんともすんとも言わず、ぬぬぬというので怪しいところを一つずつチェックしていったら、最後の最後でACアダプターを差し込んでいなかったことに気づいてくず折れるところでしたが私はげんきです(ロスタイム1分)。
おいしいお水をいただいています。
本日の「デジタル・ゲーム学」(和洋女子大学)の講義で、Nintendo Switchをプロジェクターに繋いだところ、うんともすんとも言わず、ぬぬぬというので怪しいところを一つずつチェックしていったら、最後の最後でACアダプターを差し込んでいなかったことに気づいてくず折れるところでしたが私はげんきです(ロスタイム1分)。
おいしいお水をいただいています。
春秋社の「アジア文芸ライブラリー」も着実に巻を重ねていますね。
自分ではなかなか目に入らない方面の本が多く、ありがたい叢書です。
www.shunjusha.co.jp/news/n56478....
春秋社の「アジア文芸ライブラリー」も着実に巻を重ねていますね。
自分ではなかなか目に入らない方面の本が多く、ありがたい叢書です。
www.shunjusha.co.jp/news/n56478....
CERNの最初のウェブページを使って基本構成とユーザー体験を検討したあと、新聞社のウェブサイト(毎日新聞、New York Times、Le Mondeなど)を見比べながら、あれこれ述べました。
かつてはウェブサイトを作る際、HTMLを直打ちしていましたと説明してはみたものの、どこまで伝わるかしらん。
冒頭では、前回の「「映像」を観るとき、なにが起きているのか」への補足として、ニナ・メンケス『ブレインウォッシュ』をご紹介。
講義は残すところあと4回。
CERNの最初のウェブページを使って基本構成とユーザー体験を検討したあと、新聞社のウェブサイト(毎日新聞、New York Times、Le Mondeなど)を見比べながら、あれこれ述べました。
かつてはウェブサイトを作る際、HTMLを直打ちしていましたと説明してはみたものの、どこまで伝わるかしらん。
冒頭では、前回の「「映像」を観るとき、なにが起きているのか」への補足として、ニナ・メンケス『ブレインウォッシュ』をご紹介。
講義は残すところあと4回。
原書はこちら。
jamestiptreejr.com
原書はこちら。
jamestiptreejr.com
「ナムコ・ミュージアム」やこの類のクラシック・ゲーム集、ハードが変わるたび買っている気がします。
「ナムコ・ミュージアム」やこの類のクラシック・ゲーム集、ハードが変わるたび買っている気がします。
次の2話分です。
第15話:人間を探究する十八世紀
第16話:ドイツ哲学の十九世紀
岩波文庫の青帯600番台は「哲学」方面の本が入っており、そこにどんな哲学者たちがいるかを眺めているのでした。
19世紀にドイツ哲学が多いのは、実際に重要な本が多く書かれたという事情もありますが、同時に日本に大学が創設された明治期に欧米から招いた御雇外国人の教師たちが哲学の講義でなにを教えたかにも左右されていると思われます。
といったことも少し書いてみました。
近々ウェブでもご覧いただけるようになる予定です。
次の2話分です。
第15話:人間を探究する十八世紀
第16話:ドイツ哲学の十九世紀
岩波文庫の青帯600番台は「哲学」方面の本が入っており、そこにどんな哲学者たちがいるかを眺めているのでした。
19世紀にドイツ哲学が多いのは、実際に重要な本が多く書かれたという事情もありますが、同時に日本に大学が創設された明治期に欧米から招いた御雇外国人の教師たちが哲学の講義でなにを教えたかにも左右されていると思われます。
といったことも少し書いてみました。
近々ウェブでもご覧いただけるようになる予定です。
(右の赤い本は重石がわりの辞書)
www.igaku-shoin.co.jp/journal/416
(右の赤い本は重石がわりの辞書)
www.igaku-shoin.co.jp/journal/416
「精神科医からのメッセージ」(勉誠出版、2007)を元にして加筆・訂正を施した文庫版です。
www.kodansha.co.jp/book/product...
「精神科医からのメッセージ」(勉誠出版、2007)を元にして加筆・訂正を施した文庫版です。
www.kodansha.co.jp/book/product...
特集は「シャルコーを讃えて Hommage à Charcot」。
2025年11月で生誕200年を迎えるシャルコー(1825-1893)を特集した号です。
タイトルに惹かれて、福武敏夫「シャルコーとシャーロック・ホームズーー神経診断学と探偵学の同時代的勃興とその意義」を真っ先に読みました。
神経学の父と称されるシャルコーと元眼科医のコナン・ドイルの同時代人としての背景や共通点を探る論考でした。
www.igaku-shoin.co.jp/journal/416
特集は「シャルコーを讃えて Hommage à Charcot」。
2025年11月で生誕200年を迎えるシャルコー(1825-1893)を特集した号です。
タイトルに惹かれて、福武敏夫「シャルコーとシャーロック・ホームズーー神経診断学と探偵学の同時代的勃興とその意義」を真っ先に読みました。
神経学の父と称されるシャルコーと元眼科医のコナン・ドイルの同時代人としての背景や共通点を探る論考でした。
www.igaku-shoin.co.jp/journal/416
今回は301名の選者がそれぞれ1冊ずつ選んでいます。私もコメントを寄せました。
小冊子は、来店での購入や通信販売での購入でももらえるとのこと。
詳しくは下記、ブックファーストのページをご覧あれ。
www.book1st.net/fair/2025/11...
今回は301名の選者がそれぞれ1冊ずつ選んでいます。私もコメントを寄せました。
小冊子は、来店での購入や通信販売での購入でももらえるとのこと。
詳しくは下記、ブックファーストのページをご覧あれ。
www.book1st.net/fair/2025/11...