teasnake552.bsky.social
@teasnake552.bsky.social
「天幕」は早々に主人公たちのwikiを読んでしまったので、「スムバト」はできる限りジョージア史を調べず、先の見えない楽しみを味わいながら読んでます。

個人的な興味としてはやはり(天幕では「覚えなくていいよ」と断じられた😂)バトゥの西方遠征ですね〜、ヨーロッパを脅かしたと言うけど実際どこまで行ったのか?ドイツとポーランド側はどう対抗したのか?オスマンのウィーン包囲のような影響は残さなかったのか?関連する美術作品はないのか?等々。

デュビー「ブーヴィーヌの戦い」のワールシュタット版があれば一番嬉しいんだけどそんな都合のいいものないよなぁ。
December 31, 2024 at 10:17 AM
「女らしい幸せをつかめなかった主人公が可哀想」という感想はジェンダーバイアスと見なされるんだろうし、彼女の選んだ生活もひとつの勝利ではあるんだろうけど、やはりキャサリンには、自分の子どもたちに囲まれた暖かな家庭がふさわしかったと思うのだ。
December 3, 2024 at 1:45 PM
読了。やっぱり、結末の主人公の姿に成長や充足は感じられない。作者は結末の前にせっせと彼女の美徳を数え上げているけれど、本人の言動に幸福の影が認められない。ラストシーンで主人公に女王のような威厳を持たせることで、かえって彼女が受けた傷の深さが浮き彫りになっているようなきがする。このあたりは、あまりにも切り口上な訳文の問題かもしれないが。

周りの人間に弄ばれる主人公の浮き沈みを念入りに描写しているところは、結局作者も、おせっかいな叔母と同類なんじゃないだろうか。結末部は同情が勝ったのか、慌てて体裁を取り繕っているようにすら映る。
December 3, 2024 at 1:45 PM
まだ序盤だけど「内部からくさる桃」「もっと強く」「準備する」「敵について」等が好き。抑えがたい怒りを伝える言葉選びに、戦後の萎縮した空気がしのばれる。「もっと強く」はインフレ不満を抱いてる人たちに刺さるんじゃないかな?

あと、詩ってこんなに普段考えたままの言葉を並べていいんだ、自分にも書けそう、と思ってしまう(とても不遜)。

幻想詩の中にもとても美しい一文がちらほらあるけど、だんだん社会派の傾向が強まってきた。おとぎ話のような作品はこの後出てくるのかな?
December 1, 2024 at 4:21 AM