冷静な見方をすれば、素人のテレフォンパンチを武道経験者が見切って、超危険技を叩き込みまくって勝った…とも言えるが、実際に対峙しているユリコにとって、これは心を摘む闘いなのだ。
あまりにも本気でライダーごっこをやり続け、人間の技術を学ぶことすら拒絶した、偉大なるド素人のヤバい迫力。
それを飲み干し、仮面の下の素顔を暴く。
(画像は”東島丹三郎は仮面ライダーになりたい”第10話より引用)
冷静な見方をすれば、素人のテレフォンパンチを武道経験者が見切って、超危険技を叩き込みまくって勝った…とも言えるが、実際に対峙しているユリコにとって、これは心を摘む闘いなのだ。
あまりにも本気でライダーごっこをやり続け、人間の技術を学ぶことすら拒絶した、偉大なるド素人のヤバい迫力。
それを飲み干し、仮面の下の素顔を暴く。
(画像は”東島丹三郎は仮面ライダーになりたい”第10話より引用)
「今それ!?」としか言いようがない、憧れのヒーローの死に様への激情を迸らせ、特訓の果てに身に着けた真・電波投げをブッ込むユリコであるが、どんな状況でも立ち上がるバケモン相手に、小手先の理屈は通用しない。
ここら辺は合気の秘奥に耐え続け、ワケ分かんねぇ意地で噛みつき続けてきた、一葉兄貴にも通じる強さである。
理にかなった常識よりも、グツグツ煮立った情念のほうが強い。
血みどろのロマンティシズムである。
(画像は”東島丹三郎は仮面ライダーになりたい”第10話より引用)
「今それ!?」としか言いようがない、憧れのヒーローの死に様への激情を迸らせ、特訓の果てに身に着けた真・電波投げをブッ込むユリコであるが、どんな状況でも立ち上がるバケモン相手に、小手先の理屈は通用しない。
ここら辺は合気の秘奥に耐え続け、ワケ分かんねぇ意地で噛みつき続けてきた、一葉兄貴にも通じる強さである。
理にかなった常識よりも、グツグツ煮立った情念のほうが強い。
血みどろのロマンティシズムである。
(画像は”東島丹三郎は仮面ライダーになりたい”第10話より引用)
佐倉綾音大先生が今まで積み上げてきた、ヒロイン演技の分厚さで脳みそぶん殴られる、二人三脚のグノーシア奮戦記が良く教えてくれる。
ヤバいってこんなの…好きになっちゃうって!
何がヤバいって、これは個別攻略一回目であり、目の前に明滅する一回一回の人生に真摯に向き合うユーリのスタイルは、このレベルのガチ恋を人数分叩きつけられるってことだ。
…やっぱ襲ったり騙したりなゲーム、早く止めねぇ?
(画像は”グノーシア”第9話より引用)
佐倉綾音大先生が今まで積み上げてきた、ヒロイン演技の分厚さで脳みそぶん殴られる、二人三脚のグノーシア奮戦記が良く教えてくれる。
ヤバいってこんなの…好きになっちゃうって!
何がヤバいって、これは個別攻略一回目であり、目の前に明滅する一回一回の人生に真摯に向き合うユーリのスタイルは、このレベルのガチ恋を人数分叩きつけられるってことだ。
…やっぱ襲ったり騙したりなゲーム、早く止めねぇ?
(画像は”グノーシア”第9話より引用)
ユーリは仲間の命を奪う”ゲーム”に悩みつつも、今まで託された思いを噛み締め、出来うる限り誠実に、懸命に「殺す側」をやり切ろうとする。
ここで僕らの戸惑いをしっかり主役に反射して悩ませつつ、外付け倫理装置であるセツのヒロイン力をテコに使って、ゲームはゲームでしっかりやり切る方向に舵を切るのは、巧い運びだなぁと思う。
初手からノリノリで仲間ぶっ殺しモードだと、見ているこっちが戸惑うからな…。
おまけに下乳ボクっ娘まで添えて、人狼勝利頑張るぞッ! て感じだ。
(画像は”グノーシア”第9話より引用)
ユーリは仲間の命を奪う”ゲーム”に悩みつつも、今まで託された思いを噛み締め、出来うる限り誠実に、懸命に「殺す側」をやり切ろうとする。
ここで僕らの戸惑いをしっかり主役に反射して悩ませつつ、外付け倫理装置であるセツのヒロイン力をテコに使って、ゲームはゲームでしっかりやり切る方向に舵を切るのは、巧い運びだなぁと思う。
初手からノリノリで仲間ぶっ殺しモードだと、見ているこっちが戸惑うからな…。
おまけに下乳ボクっ娘まで添えて、人狼勝利頑張るぞッ! て感じだ。
(画像は”グノーシア”第9話より引用)
それを見た汐莉が、魂が赤い血を孤独に受け止めている様子は、これまで比名子が家族を奪われた苦しさに、どう耐えてきたかの描写に重なる。
似た者同士同じ痛みを知ってるのに、それを混ぜ合わせられない不器用な少女たち。
その想いを告げられて、美胡ちゃんと汐莉の間にあった境目が埋まり、一歩を踏み出して同じ場所に立つことになる。
悪態とエールを同時に受け取り見上げた空は、夕焼け…夜と昼とが交わる瞬間である。
(画像は”私を喰べたい、ひとでなし”第10話より引用)
それを見た汐莉が、魂が赤い血を孤独に受け止めている様子は、これまで比名子が家族を奪われた苦しさに、どう耐えてきたかの描写に重なる。
似た者同士同じ痛みを知ってるのに、それを混ぜ合わせられない不器用な少女たち。
その想いを告げられて、美胡ちゃんと汐莉の間にあった境目が埋まり、一歩を踏み出して同じ場所に立つことになる。
悪態とエールを同時に受け取り見上げた空は、夕焼け…夜と昼とが交わる瞬間である。
(画像は”私を喰べたい、ひとでなし”第10話より引用)
かつて生贄の少女相手に、適切に食物を手渡せなかった汐莉はそれ故肉体を引き裂かれ、再生の糧を少女の掌から受け取っていく。
傷つけ合うことしか出来なかった掌は、無条件の愛を宿した小さな手に受け止められ、生の暖かさを知っていく。
その愛しさに引っ張られ、食べること、エゴに溺れて独占することしか知らなかったはずのバケモノは、祈り手渡し忘れさせることを、その終わりに選び取る。
(画像は”私を喰べたい、ひとでなし”第10話より引用)
かつて生贄の少女相手に、適切に食物を手渡せなかった汐莉はそれ故肉体を引き裂かれ、再生の糧を少女の掌から受け取っていく。
傷つけ合うことしか出来なかった掌は、無条件の愛を宿した小さな手に受け止められ、生の暖かさを知っていく。
その愛しさに引っ張られ、食べること、エゴに溺れて独占することしか知らなかったはずのバケモノは、祈り手渡し忘れさせることを、その終わりに選び取る。
(画像は”私を喰べたい、ひとでなし”第10話より引用)
タタリ神として勝手に信仰されてたバケモンが、どんだけ人間との繋がり間違えてたのかを、百合マイト大爆裂で綴りつつ、二度目の邂逅は閉じた入江ではなく、陽光に満ちた開けた場所で行われる。
ずーっと重苦しく、世界から弾き出され繋がろうとして間違えまくった人魚の独白を追いかけてきた画面が、比名子との出会いにたどり着いた時、人魚は檻の狭苦しさと木々の開放感の狭間に立って、自分が変えられてしまった瞬間を思い出す。
ここのレイアウトは素晴らしかった。
(画像は”私を喰べたい、ひとでなし”第10話より引用)
タタリ神として勝手に信仰されてたバケモンが、どんだけ人間との繋がり間違えてたのかを、百合マイト大爆裂で綴りつつ、二度目の邂逅は閉じた入江ではなく、陽光に満ちた開けた場所で行われる。
ずーっと重苦しく、世界から弾き出され繋がろうとして間違えまくった人魚の独白を追いかけてきた画面が、比名子との出会いにたどり着いた時、人魚は檻の狭苦しさと木々の開放感の狭間に立って、自分が変えられてしまった瞬間を思い出す。
ここのレイアウトは素晴らしかった。
(画像は”私を喰べたい、ひとでなし”第10話より引用)
心の距離も縮まる特別な時間、朔英ちゃんは今まで通り光輝くんばっか追いかけているが、もう一人の純情ボーイの視線が月を追っていることが、ここに来て強調されてきた。
しかしどんだけドキドキシチューションになっても、朔英ちゃんお得意のポワワオーバーレイは発生せず、陽太くんは”ない”ってことがよーく分かる。
残酷だ…しかしその”狭さ”こそが、世界のすべてを焼き尽くすほどの熱量の源泉なわけで、公平に客観的に適切に賢く振る舞えるなら、このお話は青春を扱えてはいないのだろう。
(画像は”太陽よりも眩しい星”第9話より引用)
心の距離も縮まる特別な時間、朔英ちゃんは今まで通り光輝くんばっか追いかけているが、もう一人の純情ボーイの視線が月を追っていることが、ここに来て強調されてきた。
しかしどんだけドキドキシチューションになっても、朔英ちゃんお得意のポワワオーバーレイは発生せず、陽太くんは”ない”ってことがよーく分かる。
残酷だ…しかしその”狭さ”こそが、世界のすべてを焼き尽くすほどの熱量の源泉なわけで、公平に客観的に適切に賢く振る舞えるなら、このお話は青春を扱えてはいないのだろう。
(画像は”太陽よりも眩しい星”第9話より引用)
前半戦はクラス一丸となっての頑張り(あと井沢のアレっぷり)を描きつつ、このお話らしい温かなクスグリがたっぷり味わえてたいへん良かった。
いつもよりちょっとファンシーで可愛い感じで、ギャグというより童話の味わいがしたのが、好みのテイストで素晴らしい。
やっぱヌキの表現が冴えてるからこそ、トキメキのど真ん中を突っ走る王道ラブコメに”熱”出ていると思うので、緩急の上手さも作品の強みの一つだよな~と思った。
楽しいシーンがちゃんと楽しいの、しみじみ偉いなぁ…。
(画像は”太陽よりも眩しい星”第9話より引用)
前半戦はクラス一丸となっての頑張り(あと井沢のアレっぷり)を描きつつ、このお話らしい温かなクスグリがたっぷり味わえてたいへん良かった。
いつもよりちょっとファンシーで可愛い感じで、ギャグというより童話の味わいがしたのが、好みのテイストで素晴らしい。
やっぱヌキの表現が冴えてるからこそ、トキメキのど真ん中を突っ走る王道ラブコメに”熱”出ていると思うので、緩急の上手さも作品の強みの一つだよな~と思った。
楽しいシーンがちゃんと楽しいの、しみじみ偉いなぁ…。
(画像は”太陽よりも眩しい星”第9話より引用)
黄金球のボール捌きが妙に軽快で、それが殺しの技としてしか発揮できない辛さがより際立っていたが、正体隠しのハンディを背負っての、忍者と極道タッグバトル。
”ふたり”は忍極! でアガる局面だが、明かしたのはあくまで「しのはときわみ」であって「にんじゃとごくどう」じゃないのが、ね…。
因業の底の底までぶち抜くのが、グラチル現役世代だけじゃあ不公平だもんなぁ!
(画像は”忍者と極道”第9話より引用)
黄金球のボール捌きが妙に軽快で、それが殺しの技としてしか発揮できない辛さがより際立っていたが、正体隠しのハンディを背負っての、忍者と極道タッグバトル。
”ふたり”は忍極! でアガる局面だが、明かしたのはあくまで「しのはときわみ」であって「にんじゃとごくどう」じゃないのが、ね…。
因業の底の底までぶち抜くのが、グラチル現役世代だけじゃあ不公平だもんなぁ!
(画像は”忍者と極道”第9話より引用)
殺す正義にも殺される悪にも、世界が特別な色で輝いた思い出があり、それを手渡してくれた特別な”ふたり”がいて、だからこそ殺し合う。
”割れた子供達”は軒並み、ガキが家族に魂割られて、仲間といたからギリギリ無様な応急処置出来て、でもビキビキにひび割れたまんま突っ走ってるから、見てて辛ぇぜ…。
その辛さが身にしみるからこそ、正義の裁きを果たした忍者たちの素顔は負け戦の色合い、殺した所でどうにもならぬ業の侘しさを苦く噛み締めている。
(画像は”忍者と極道”第9話より引用)
殺す正義にも殺される悪にも、世界が特別な色で輝いた思い出があり、それを手渡してくれた特別な”ふたり”がいて、だからこそ殺し合う。
”割れた子供達”は軒並み、ガキが家族に魂割られて、仲間といたからギリギリ無様な応急処置出来て、でもビキビキにひび割れたまんま突っ走ってるから、見てて辛ぇぜ…。
その辛さが身にしみるからこそ、正義の裁きを果たした忍者たちの素顔は負け戦の色合い、殺した所でどうにもならぬ業の侘しさを苦く噛み締めている。
(画像は”忍者と極道”第9話より引用)
たった三ヶ月で経験者と肩を並べてしまえている異様な才覚に、まーったく自覚も自信もない素直ボーイに並び立とうと、上手く出来ないフットワークを制服姿のまま、必死に練習する。
一方的に追いすがるだけと思っていた憧れも、ぐんぐん伸びるチームメイトを強く意識して、気持ちは一緒だったと判る。
伊折との関係もそうなんだが、強い思いと燃え盛る熱がダンサー同志釣り合って、お互い高め合ってる感じが良いんだ。
フェアで、歪なアンバランスのまま釣り合ってる。
(画像は”ワンダンス”第9話より引用)
たった三ヶ月で経験者と肩を並べてしまえている異様な才覚に、まーったく自覚も自信もない素直ボーイに並び立とうと、上手く出来ないフットワークを制服姿のまま、必死に練習する。
一方的に追いすがるだけと思っていた憧れも、ぐんぐん伸びるチームメイトを強く意識して、気持ちは一緒だったと判る。
伊折との関係もそうなんだが、強い思いと燃え盛る熱がダンサー同志釣り合って、お互い高め合ってる感じが良いんだ。
フェアで、歪なアンバランスのまま釣り合ってる。
(画像は”ワンダンス”第9話より引用)
カボくんがブレイクダンスという文化、部活の外にある小さな社会に踊りで認められた様子を、一緒にアップロックする姿で示すのは、舞踏の身体性と始原性が見えて良かった。
「やるじゃん」「気に入った」て言葉でいうより、同じ音楽に同じ動きを自然と重ねることで、思いを示す。
そういうダイレクトなコミュニケーションこそが、カボくんには心地良い。
(画像は”ワンダンス”第9話より引用)
カボくんがブレイクダンスという文化、部活の外にある小さな社会に踊りで認められた様子を、一緒にアップロックする姿で示すのは、舞踏の身体性と始原性が見えて良かった。
「やるじゃん」「気に入った」て言葉でいうより、同じ音楽に同じ動きを自然と重ねることで、思いを示す。
そういうダイレクトなコミュニケーションこそが、カボくんには心地良い。
(画像は”ワンダンス”第9話より引用)
どす黒いオーラ出しまくりなカベくんが、勝手に敵認定して上から目線で実力を測り、「やるじゃん…」と懐いて近づいてくるまでの独り相撲が、チャーミングな身勝手でいい。
カボくんやワンダちゃん、人格の殻が分厚い伊折ですら、恩ちゃん門下は素直な子が多いので、この屈折は新鮮である。
でもまー、「ダンスやってるやつ全員、素直ないいコです!」て描くよりも、このどす黒い濁り(その奥にある熱)をカベくんに背負わせて描いたほうが、自然で立体的になるよな。
(画像は”ワンダンス”第9話より引用)
どす黒いオーラ出しまくりなカベくんが、勝手に敵認定して上から目線で実力を測り、「やるじゃん…」と懐いて近づいてくるまでの独り相撲が、チャーミングな身勝手でいい。
カボくんやワンダちゃん、人格の殻が分厚い伊折ですら、恩ちゃん門下は素直な子が多いので、この屈折は新鮮である。
でもまー、「ダンスやってるやつ全員、素直ないいコです!」て描くよりも、このどす黒い濁り(その奥にある熱)をカベくんに背負わせて描いたほうが、自然で立体的になるよな。
(画像は”ワンダンス”第9話より引用)
つーかチェシャ猫が謎めき美少年ッ面で出てきて大興奮であったが、なんでダイレクトに幼馴染の過去を話すのではなく、もう一人のメガネに踏み込ませてんだろうか…。
色々気になるナイスキャラだが、今は寮長攻略戦を突っ走る方が優先…何しろ残り話数が多くねぇからなッ!
今回メガネが過去ゲロってエースがツッコんだことで、クライマックスへの道はまぁまぁ舗装されたかな?
(画像は”ディズニー ツイステッドワンダーランド ザ アニメーション シーズン1「エピソード オブ ハーツラビュル」”第6話より引用)
つーかチェシャ猫が謎めき美少年ッ面で出てきて大興奮であったが、なんでダイレクトに幼馴染の過去を話すのではなく、もう一人のメガネに踏み込ませてんだろうか…。
色々気になるナイスキャラだが、今は寮長攻略戦を突っ走る方が優先…何しろ残り話数が多くねぇからなッ!
今回メガネが過去ゲロってエースがツッコんだことで、クライマックスへの道はまぁまぁ舗装されたかな?
(画像は”ディズニー ツイステッドワンダーランド ザ アニメーション シーズン1「エピソード オブ ハーツラビュル」”第6話より引用)
エースに「ナーンセンスッ!」と殴りつけられた時、寮長がスゲー幼く無防備な表情一瞬するのが、痛ましくてしょうがなかった。
多分このポカーン美少女顔が、彼の素面なんだと思う。
誰かからの正当な抗議を真っ直ぐ受け止める成熟も、自分とは異なる可能性を受け入れる度量も育たぬまま、「いい子」になった暴君だ。
(画像は”ディズニー ツイステッドワンダーランド ザ アニメーション シーズン1「エピソード オブ ハーツラビュル」”第6話より引用)
エースに「ナーンセンスッ!」と殴りつけられた時、寮長がスゲー幼く無防備な表情一瞬するのが、痛ましくてしょうがなかった。
多分このポカーン美少女顔が、彼の素面なんだと思う。
誰かからの正当な抗議を真っ直ぐ受け止める成熟も、自分とは異なる可能性を受け入れる度量も育たぬまま、「いい子」になった暴君だ。
(画像は”ディズニー ツイステッドワンダーランド ザ アニメーション シーズン1「エピソード オブ ハーツラビュル」”第6話より引用)
このまんま長いお別れになるとばかり思っていたので、スルッと戻ってきたのは面白かったが、そうなるに至った経緯は大変気になる。
可愛いネコチャンと可愛いボーヤ、Wで可愛い外見に似合わず、シャオヘイが為すべき任務に極めて誠実なのは既に描かれている。
ならば戻ってきたのは幸せな日常への恋しさではなく、執行人が立ち向かうべき火種がシャオバイちゃんの側にある…つうことなのだろう。
面白くなってきたじゃねぇのッ!!
(画像は”羅小黒戦記”第9話より引用)
このまんま長いお別れになるとばかり思っていたので、スルッと戻ってきたのは面白かったが、そうなるに至った経緯は大変気になる。
可愛いネコチャンと可愛いボーヤ、Wで可愛い外見に似合わず、シャオヘイが為すべき任務に極めて誠実なのは既に描かれている。
ならば戻ってきたのは幸せな日常への恋しさではなく、執行人が立ち向かうべき火種がシャオバイちゃんの側にある…つうことなのだろう。
面白くなってきたじゃねぇのッ!!
(画像は”羅小黒戦記”第9話より引用)
前回ラスト、名もなき妖精が異能を駆使して人を助けていた描写と、今回シャオヘイが可愛い子分たち(そして悪人としてネパに喰われかけた泥棒)を救った姿が、すごく面白い呼応をしていたと思う。
人が気づかぬ内に、卓越した能力を駆使して誰かを助けている隣では、己の業をどうにか妖精会館のルールに当てはめ、居場所を見つけた人喰いがいる。
そういう重さを目の当たりにすると、思わずお目々もギンッ! てなるわな。
(画像は”羅小黒戦記”第9話より引用)
前回ラスト、名もなき妖精が異能を駆使して人を助けていた描写と、今回シャオヘイが可愛い子分たち(そして悪人としてネパに喰われかけた泥棒)を救った姿が、すごく面白い呼応をしていたと思う。
人が気づかぬ内に、卓越した能力を駆使して誰かを助けている隣では、己の業をどうにか妖精会館のルールに当てはめ、居場所を見つけた人喰いがいる。
そういう重さを目の当たりにすると、思わずお目々もギンッ! てなるわな。
(画像は”羅小黒戦記”第9話より引用)
アイリスアウトの向こう側に物語が収まっていく時、やっぱり天道家のお茶の間が舞台になっているのが、この物語のサイズ感…それを成立させていた時代の空気を、勝手ながら感じる表現であった。
この過程成物の引力がどんだけのハチャメチャもまとめてくれる、むせ返るような昭和お茶の間感、世代の外側にいる視聴者にとってどういう感触なんだろうなぁ…。
(画像は”らんま1/2”第21話より引用)
アイリスアウトの向こう側に物語が収まっていく時、やっぱり天道家のお茶の間が舞台になっているのが、この物語のサイズ感…それを成立させていた時代の空気を、勝手ながら感じる表現であった。
この過程成物の引力がどんだけのハチャメチャもまとめてくれる、むせ返るような昭和お茶の間感、世代の外側にいる視聴者にとってどういう感触なんだろうなぁ…。
(画像は”らんま1/2”第21話より引用)
ここに混ざっても違和感のない空気をまとって、この物語の登場人物はカオスでハイテンションな日々を当たり前に過ごし、ドつきドつかれ楽しいラブコメを展開していく。
一緒に楽しくご飯を食べて、どんだけ意地を張っても当たり前の日常を共有できることは、終わらない喧騒に包まれながら物語を転がしていく仲間として、とても大事なことなのだろう。
逆にいうと、飯を食わない時のシャレになんなさが重いが…。
(画像は”らんま1/2”第21話より引用)
ここに混ざっても違和感のない空気をまとって、この物語の登場人物はカオスでハイテンションな日々を当たり前に過ごし、ドつきドつかれ楽しいラブコメを展開していく。
一緒に楽しくご飯を食べて、どんだけ意地を張っても当たり前の日常を共有できることは、終わらない喧騒に包まれながら物語を転がしていく仲間として、とても大事なことなのだろう。
逆にいうと、飯を食わない時のシャレになんなさが重いが…。
(画像は”らんま1/2”第21話より引用)
本気で信じ抜く心ひとつ、何よりも熱く研ぎ澄ました時にだけ生まれる、本気の拳の行き着く先。
眼の前で繰り広げられる熱き”ライダーごっこ”に、東島くんも大興奮だ!
兄貴超えを果たした三葉がどうムケるかも楽しみだが、その前にライダーVS電波人間である。
ドン引き担当のユリコが試合するので、気づけば常識人ポジにおさまったユカリスが起きるの、ちょっと面白いね…。
(画像は”東島丹三郎は仮面ライダーになりたい”第9話より引用)
本気で信じ抜く心ひとつ、何よりも熱く研ぎ澄ました時にだけ生まれる、本気の拳の行き着く先。
眼の前で繰り広げられる熱き”ライダーごっこ”に、東島くんも大興奮だ!
兄貴超えを果たした三葉がどうムケるかも楽しみだが、その前にライダーVS電波人間である。
ドン引き担当のユリコが試合するので、気づけば常識人ポジにおさまったユカリスが起きるの、ちょっと面白いね…。
(画像は”東島丹三郎は仮面ライダーになりたい”第9話より引用)
術理の究極にまで至った合気の達人と、流儀をかなぐり捨て憧れだけで強くなった無頼のバトルとして、シンプルにアクションが冴えていたのがまず良かった。
とんでもないおバカをブン回しているのだが、だからこそ格闘描写をガチって怠けないまま走ってくれているのは、大変ありがたいことだ。
ここがヌルくなると、「バカすぎるのに熱い」という異様な体験に、水ぶっかけられて没入できんからな。
クオリティを高く保つことで、共鳴し加速する狂気というのが、確かにあるのだ。
(画像は”東島丹三郎は仮面ライダーになりたい”第9話より引用)
術理の究極にまで至った合気の達人と、流儀をかなぐり捨て憧れだけで強くなった無頼のバトルとして、シンプルにアクションが冴えていたのがまず良かった。
とんでもないおバカをブン回しているのだが、だからこそ格闘描写をガチって怠けないまま走ってくれているのは、大変ありがたいことだ。
ここがヌルくなると、「バカすぎるのに熱い」という異様な体験に、水ぶっかけられて没入できんからな。
クオリティを高く保つことで、共鳴し加速する狂気というのが、確かにあるのだ。
(画像は”東島丹三郎は仮面ライダーになりたい”第9話より引用)
いやもう、ほんとス~~~ゴイ。
ツルンと取り繕った綺麗さなんぞ全部投げ捨てて、欲望と衝撃と暴力に変形しまくる顔面が、アバン段階でド濃厚すぎる。
「ラーメンだったら箸が立ってるぞ!」といいたくるほど、JKだろうが新妻だろうが容赦なく顔面を歪める平等さに、妙な安心感が生まれる。
ツラがいいとか若いとか、世間一般で持て囃される価値観は、このド田舎コロシアムでは通用しない。
どんだけ仮面ライダーに”本気”か…それが全てである。
(画像は”東島丹三郎は仮面ライダーになりたい”第9話より引用)
いやもう、ほんとス~~~ゴイ。
ツルンと取り繕った綺麗さなんぞ全部投げ捨てて、欲望と衝撃と暴力に変形しまくる顔面が、アバン段階でド濃厚すぎる。
「ラーメンだったら箸が立ってるぞ!」といいたくるほど、JKだろうが新妻だろうが容赦なく顔面を歪める平等さに、妙な安心感が生まれる。
ツラがいいとか若いとか、世間一般で持て囃される価値観は、このド田舎コロシアムでは通用しない。
どんだけ仮面ライダーに”本気”か…それが全てである。
(画像は”東島丹三郎は仮面ライダーになりたい”第9話より引用)
…なんだが、調子に乗りすぎて自分を客観視出来てないムードメーカーくんが、眠れる鬼神を目覚めさせてそらもぉ大変なことに。
井澤くんの生っぽいヤバ感を、程よくウザく洒落になる塩梅に料理しているのは絶妙だなぁ、と思う。
とりあえず彼を出してドツイておくと、場の雰囲気が明るく軽くなってくれる。
不遇だが、物語全体に果たす仕事がデカい男だ…。
いやまぁだからといって、仕事はしねーし異様な自己肯定感ブン回すウザさは消えないがな!
その「あ~、おるわぁ~」感も含め、いいキャラだわ。
(画像は”太陽よりも眩しい星”第9話より引用)
…なんだが、調子に乗りすぎて自分を客観視出来てないムードメーカーくんが、眠れる鬼神を目覚めさせてそらもぉ大変なことに。
井澤くんの生っぽいヤバ感を、程よくウザく洒落になる塩梅に料理しているのは絶妙だなぁ、と思う。
とりあえず彼を出してドツイておくと、場の雰囲気が明るく軽くなってくれる。
不遇だが、物語全体に果たす仕事がデカい男だ…。
いやまぁだからといって、仕事はしねーし異様な自己肯定感ブン回すウザさは消えないがな!
その「あ~、おるわぁ~」感も含め、いいキャラだわ。
(画像は”太陽よりも眩しい星”第9話より引用)
彼女の内面と世界が、主観と客観の境目を越えて一体化している過剰な内面性が、僕の考えるこの作品…青春を舞台とした少女漫画というジャンルの、一つの大きな特長だ。
今回は画面にキャラクターが覆い焼きにされるカットが多くて、具体的な表現がそういう精神性を追いかけてくるような感じが、とても面白かった。
感情の揺れに従って世界の光量は大きく変わるし、恋する相手を見つめる視界は常に特別なフィルターで覆われ、冷静に見つめるなんぞ出来やしない。
(画像は”太陽よりも眩しい星”第9話より引用)
彼女の内面と世界が、主観と客観の境目を越えて一体化している過剰な内面性が、僕の考えるこの作品…青春を舞台とした少女漫画というジャンルの、一つの大きな特長だ。
今回は画面にキャラクターが覆い焼きにされるカットが多くて、具体的な表現がそういう精神性を追いかけてくるような感じが、とても面白かった。
感情の揺れに従って世界の光量は大きく変わるし、恋する相手を見つめる視界は常に特別なフィルターで覆われ、冷静に見つめるなんぞ出来やしない。
(画像は”太陽よりも眩しい星”第9話より引用)