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20↑ 日々のこと、たまに本や音楽のこと
she/her トランス差別に反対します
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ツイッターで拡散する悪意について政治と税金と民主主義と富の再分配の概要を説明しつつ分断を批判するのが報道の役割の一端なんではないの…
お姉さん「お若い人にそんなこと言ってもらえるなんて」って泣いてた、私の方が胸がギュッてした…
November 27, 2025 at 2:39 AM
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わたしはすべての人のアイデンティティの束、マジョリティ性とマイノリティ性、加害者性と被害者性、喜怒哀楽、生老病死を統合して語らねばならない。ミクロにマジョリティ性を問い尽くし、マイノリティ性を問い尽くし、両者の峻別を性急に要求してくるマクロの構造を問い尽くした最果ての場所で、再びその人を等身大に顕現せしめなければならない。思考放棄としての浅薄な一般化や相対主義とは距離を取り、歴と存在する被害者の無念を織り込んだ上で、わたしはすべての人間の多元的複雑さを言語という多元でない手段で表現せねばならない
December 1, 2025 at 11:51 PM
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…ネオリベラリズムの浸透移行ずるずる続いていた不公平な構図がパンデミックというきっかけにより限界に達した結果が大退職時代であり、これ以上低所得層を経済的に締め付けても人々がより苦しむだけで労働力回復には繋がらない。ケアの社会化 books.macska.org/sjou と労働者の権利擁護を進めていくしかない。
Premilla Nadasen著「Care: The Highest Stage of Capitalism」
Premilla Nadasen著「Care: The Highest Stage of Capitalism」 2023年に出版された、社会再生産フェミニズムの決定版。「資本主義の最高の段階」という副題はもちろんレーニンによる『資本主義の最高の段階としての帝国主義』(通称『帝国主義論』)に倣ったもので、著者自身「いやケアが最高の段階かどうか本当のところ分からないけど、とりあえず現時点ではそ…
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November 29, 2025 at 9:12 AM
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…失業保険や食費支援などの福祉制度があるから怠けて仕事をしない人がいるのだ、という保守派の意見 books.macska.org/yukp はよく見るが、働いても豊かになれず、階層上昇の機会もなく、家族との暮らしを犠牲にさせられ、命すら危険に晒されるのに、雇用者側はなんら自分たちを守ろうとしないのであれば、それでも仕事をしろというのはまったく無茶な要求。女性の労働参加率は1970年代並みの低い水準がコロナ以来続いており、男女平等の観点からは問題が大きいが、ケアの社会的欠如が相変わらず続いているのに女性に職につけと言ってどうにかなる問題ではない。…
Ugo Gentilini著「Timely Cash: Lessons From 2,500 Years of Giving People Money」
Ugo Gentilini著「Timely Cash: Lessons From 2,500 Years of Giving People Money」 古代アテネから現代のコロナ救済金まで、国家や教会などから人々への現金や現物による経済支援の2500年の歴史とそれをめぐる言説を振り返る本。著者は世界銀行の上級エコノミスト。 ヨーロッパだけでなくアジアやアフリカなど世界中から集められた歴史的…
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November 29, 2025 at 9:12 AM
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…労働者たちは仕事をすることを拒んでいるのではなく、企業によって一方的に破棄された社会契約に縛られ続けることを拒否している。ロバート・ライシュ元労働長官 books.macska.org/iu6g が大退職時代は「現代的なゼネラル・ストライキ」だと言うのはこういう意味だ。…
Robert B. Reich著「Coming Up Short: A Memoir of My America」
Robert B. Reich著「Coming Up Short: A Memoir of My America」 クリントン政権の労働長官にして最近は左派政治インフルエンサーとしても活躍しているロバート・ライシュせんせーの自伝。障害により幼いころから周囲よりかなり身長が低くいじめにあった経験から、人種差別や経済格差のような社会的・構造的ないじめの存在を意識するようになり、あらゆる排除と戦っ…
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November 29, 2025 at 9:12 AM
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…ワクチンが普及しパンデミック後の経済回復がはじまったとき、多くの労働者たちは「もとどおり」の職場に戻ることを拒否した。またパンデミックの最中は使命感を持ってエッセンシャル・ワークを続けていた人たちの多くも、自分たちの犠牲に一切報いることがなかった職に愛想を尽かせて離職していった。それが「大退職時代」の正体だと著者は言う。実際、退職者が多いのはパンデミックにおいて「エッセンシャル・ワーク」と呼ばれた業界であり、労働組合に守られるなどして比較的労働者の権利が守られている業界ではそれほど多くの退職者は生まれていない。…
November 29, 2025 at 9:12 AM
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…丸一日かけてなれないリモート授業の準備に必死になっているのに「子どもたちはコロナにかかっても重症になりにくいのだから」と親たちから学校再開を迫られ攻撃される教師、医療保険もなくすべて自己責任でアルゴリズムに従って食糧を配達する運転手 books.macska.org/394k ら、末端の労働者たちはいかに自分たちが人間として扱われていないのか、自分たちの命が軽く扱われているのかあらためて認識させた。また同時に、多数の人たちが家族や友人をコロナで亡くし、あるいは失いかける経験をしたことで、多くの人たちはあらためて自分が何のために生きているのか、自分の人生にとって大切なのは何なのか再確認した。…
Jonathan Rigsby著「Drive: Scraping By in Uber’s America, One Ride at a Time」
Jonathan Rigsby著「Drive: Scraping By in Uber’s America, One Ride at a Time」 離婚をきっかけに経済的に困窮してウーバーやリフトなどのプラットフォームを通して自分の車で運送の仕事をするようになった著者が、その経験のなかで気づいたギグ・エコノミーのカラクリを告発する本。 著者は大学院まで卒業してフロリダ州政府の仕…
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November 29, 2025 at 9:12 AM
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…経済的余裕のある人たちがステイホームしたために労働者不足に陥るなか、より多くの仕事を同じ時間でやれと言われ、コロナ感染が分かると面倒なことになるから検査は受けるな、多少病気気味でも休むな、親戚がコロナで亡くなっても葬式に行くな、と言われた労働者は少なくない。家族に感染させり危険があるからと家に帰ることもできず職場とホテルの部屋を往復するだけの生活をずっと続けた看護師 books.macska.org/7mhl 、職場で同僚がコロナに感染したことも知らされず狭い作業場に押し詰められた移民の精肉作業員 books.macska.org/nc6z 、…
Alice Driver著「Life and Death of the American Worker: The Immigrants Taking on America’s Largest Meatpacking Company」
Alice Driver著「Life and Death of the American Worker: The Immigrants Taking on America’s Largest Meatpacking Company」 アーカンソー州の精肉工場で働いている移民労働者たちやその遺族たちに取材を重ねた著者が、巨大食肉産業とそれと結びついた州と連邦の政府がかれらの健康を犠…
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November 29, 2025 at 9:12 AM
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…コロナウイルス・パンデミックが発生すると、企業の都合によって多くの人が職を追われ、また学校やケア施設の閉鎖などにより家庭内のケアを押し付けられた books.macska.org/l0na 女性が一挙に離職した一方、救急医療や精肉産業・食料品店など「エッセンシャル・ワーク」と呼ばれた現場で働く労働者たちが、十分な個人防護具も与えられず、命を危険に晒して働くことを強いられた。…
Jessica Calarco著「Holding It Together: How Women Became America’s Safety Net」
Jessica Calarco著「Holding It Together: How Women Became America’s Safety Net」 アメリカ社会が女性のケア労働に寄生することで経済を成り立たせるようになってしまった政治的選択の歴史を振り返りつつ、そうした労働を行っている多数の女性たちとのインタビューを通してその現在を明らかにする本。 社会的なセーフティネット…
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November 29, 2025 at 9:12 AM