euskeoiwa｜大岩雄典
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美術家、広義のインスタレーション、制作と理論
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博士学位請求論文の公開最終審査が、
2024年2月18日(日) 15時から17時20分まで
東京芸大映像研究科「元町中華街」校舎(3Fスタジオ)であります。予約不要でご覧いただけます。

アクセス: fm.geidai.ac.jp/access/
発表スライド表紙： 博士学位請求論文 最終審査 大岩雄典「装置とクリティカリティ：マイケル・フリードの批評的概念の分析を通じたインスタレーション・アートの演劇的経験のモデルの構築」 概要： 先行研究のレビュー：インスタレーション・アートの先行研究はしばしばこのジャンルを、マイケル・フリードの「演劇性」概念で特徴づける。 問題意識：しかしその援用について、原典の記述を部分的・表面的にしか参照していないという不満がある。 手法：フリードの批評的仕事を、その全体にわたって分析することで、演劇性を含む概念のネットワークを明らかにする。 目的：それをもとにインスタレーション・アートの経験を説明するモデルを構築する。 第一部目次： はじめに 本研究の目的と意義 本論文の構成 第1章 インスタレーション・アートはなぜ「演劇的」と呼ばれるか 1.1 インスタレーション・アートにおける先行研究のマッピング―発展と相違点の整理 1.2 インスタレーション・アートの「演劇的」構造 第2章 「芸術と客体性」―モダニズム、カヴェル、演劇性 2.1 「芸術と客体性」の位置づけと背景①―モダニズムの歴史的な「現在性」 2.2 「芸術と客体性」の位置づけと背景②―カヴェルからの影響 2.3 「芸術と客体性」精読―リテラリズムはなぜ「演劇的」か 2.4 インスタレーション・アートの言説における「演劇性」概念の検証 第3章 フリードの批評からインスタレーション・アートのモデルを再構築する―作動中の装置としての芸術 3.1 映画と映像インスタレーション・アート 3.2 フリードにおける持続の系列―没入、持続、投影 3.3 フリードにおける反射の系列―激突、瞬間性、現在性、残遺、毀損、反射的局面 3.4 作動中の装置―自画像、写真、ヴァーチャル・リアリティ 第4章 作動中の装置とクリティカリティ―インスタレーション・アートの経験 4.1 インスタレーション・アート作品の具体例の分析 4.2 反射的局面と崇高の構造との比較 4.3 クリティカリティの経験 結論 第二部目次： はじめに これまでの作品（2015–2022） 《カードゲーム》（2022–）―プレイアビリティのインスタレーション 本作の概要 本作の成立―ルールの設計 本作の展開①：拡張パック「BL, BR, CH, MR, PL, SA, VA」（2022） 本作の展開②：大会「CMCGオープントーナメント for beginners」「可能｜Possible」（2022） 本作の展開③：分散型自律展覧会「実効｜Work」（2023） まとめ 資料 註 参考文献
February 15, 2024 at 7:55 AM