DI.LICA
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とっくに成人。天官賜福とナナミンの沼です。攻殻機動隊、PSYCHO-PASSは狡朱推し。鬼灯さんも好き。
pixivに二次小説載せてます。
https://www.pixiv.net/users/103385034
⑤『Unsung melody ─終わらない歌を歌おう─』
冷たい朝の空気の中で、フレンチトーストの甘い香りが満ちていく。肩越しに見るあなたの髪に、光が溶ける。
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#168 Unsung melody ─終わらない歌を歌おう─ | あなたがいれば - DI.LICAの - pixiv
─うー、寒くなって来たなぁ…。 葵はそっとベッドから足を抜き、隣で眠る七海を起こさないように静かにベッドルームを出た。どうしてもフレンチトーストが食べたくて、昨晩こっそり仕込んだのを焼いて、七海を驚かせるつもりだ。 晩秋の早朝。乾いた寒気が室内にも流れて、葵は思わずスリッパの中の
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November 2, 2025 at 10:55 PM
③『Ping — いま、ここにいる—』
遠のく意識が逃げ込んだのは、陽のきらめく公園と、隣を歩く葵──Ping。座標が灯る。
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#166 Ping — いま、ここにいる— | あなたがいれば - DI.LICAの小説シリーズ - pixiv
午前二時。風の抜けない路地裏は、息を潜めるように沈黙していた。 夜は、何かを隠している時ほど静かだ。 七海は古びた塀を見上げる。崩れかけたコンクリートの隙間に、濁った気配がじっと潜んでいる。 元々、予定にはなかった案件。 けれど、明日は休みだ——そう思って軽く息を吐く。 ─さてと
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November 2, 2025 at 10:54 PM
②『🔞 Afterglow — 鍵の音が解く夜 —』
ただいま」と「おかえり」の間にある答えを、今夜はゆっくり。
※R18相当表現を含みます
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[R-18] #165 Afterglow — 鍵の音が解く夜 — | あなたがいれば - DI.LICAの小説シリー - pixiv
【夢術廻戦】任務の夜を越えて、確かめ合う体温。急がないキス、やさしい問いかけ、抱きしめる腕。ちょっとの焦らしはお互い様。 「ただいま」と「おかえり」の間にある答えを、今夜はゆっくり。 ※本作はR-18相当の表現を含みます。 解釈に違いがございましたらご容赦ください。お楽しみいただ
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November 2, 2025 at 10:54 PM
① 『Burden in My Hand─離さない、離せない─』
ただいま」と「おかえり」を交わせる限り、二人は戻ってこられる── 静かに、確かめあう“愛の手前”。
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#164 Burden in My Hand─離さない、離せない─ | あなたがいれば - DI.LIC - pixiv
「ただいま」 「おかえりなさい」 珍しく葵の方が帰りが遅く、七海はソファに座って本を読んでいた。 「食事は?」 「…ありがとう、今日はやめとく」 ─…何かあったな。 七海は直感的にそう思うが何も言わない。そのままバスルームに入ってしまった葵の後を追うこともしなかった。 しばらくし
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November 2, 2025 at 10:53 PM
④『隱功湧泉 — 誰かの渇きに —』
風信に向けられたお門違いの疑惑。人界を襲う旱魃。ただ水だけが湧き出る時、その行為は、水は、何を癒すのか。
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#105 隱功湧泉 — 誰かの渇きに — | 天官賜福二次創作短編集<與你同行> - DI.LICAの小 - pixiv
西で大規模な戦乱が起こった。 戦乱自体は珍しくないのだが、その理由に風信は烈火のごとく吠えた。 「私はそんなことはしない!」 あまりの大声に霊文は耳をふさいで思いっきり顔をしかめると、また怒鳴り出しそうな風信を射るような視線で諫めて、そろそろと耳から手を離した。 「分かっています
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November 2, 2025 at 10:51 PM
②『桂桑互照—互いを照らす夜—』
中秋節の夜。花城と謝憐が語るのは、月の桂と地の桑、そして“半分”の月餅。
彼らを結ぶ光は、言葉よりもやさしく静かに届く。
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#103 桂桑互照—互いを照らす夜— | 天官賜福二次創作短編集<與你同行> - DI.LICAの小説シ - pixiv
月の光が満ちていた。 中秋節の夜、菩薺観の供物台には薄紙で覆った月餅と柚子、湯気の立つ茶椀、それから桂花酒が入った──“つもり”の盃だけが置かれている。 村の方角からは子どもらの小さな灯籠が点々と揺れ、風に乗って甘い桂花の匂いが流れてきた。 菩薺観の庭に立つ桂花の枝から、甘い香り
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November 2, 2025 at 10:50 PM
①『守天夜直─夜警の事件簿─』
天界の警備担当。その夜は南陽将軍と玄真将軍。何事もなく静かに終わるはずだったのに…
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#102 守天夜直─夜警の事件簿─ | 天官賜福二次創作短編集<與你同行> - DI.LICAの小説シリ - pixiv
基本的に、神仙は眠らずとも差し支えない。ただ“嗜み”として各殿には寝所も寝台も備わっている。ゆえに夜間でも神武大通には誰かがそぞろ歩き、霊文殿の灯は絶えたこともない。だが、日中に比べれば概して静かな天界の夜だ。 しかし、その夜は違った。 折り合いが悪い二将が、なぜか警備の夜番は一
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November 2, 2025 at 10:50 PM