えんでん
yenden.bsky.social
えんでん
@yenden.bsky.social
59 followers 55 following 300 posts
神話や歴史が好きなちょっとお年寄り^^ 仕事からリタイアして、好きなことだけやって生きています。たまに、昔の仕事の思い出などを語り出したりします。
Posts Media Videos Starter Packs
「ルシファーが出てくる映画」というカテゴリのように、「リリスの出てくる映画」として『蜘蛛女』も「メガテンファンなら押さえておきたい映画」に入れてもいいんじゃないか^^と思うのですよ。そして悪女映画もリストアップしたいなあ^^
そのイメージはカマキリやクモ、ヘビなどで象徴されることが多く、リリスやラマシュトウ、エンプーサ、ラミアやアルケニーなどの姿で描かれる。インド・ヨーロッパ語族の思想として遡ると、菩提樹の下で迷走する釈迦を誘惑した魔=マーラが思想としてよくまとまってるかも^^

キリスト教世界としてサタン・ルシファーも同じ系列だから、両性もしくは無性だったりするんだけど、一般的には男性イメージに寄ってしまった……女魔は下等悪魔的なイメージ矮小化の被害に遭ったと言えるかもしれない。
昨日見た映画『蜘蛛女』がとても面白かったので、少しまとめておきたい^^
主に男性目線ではあるけど、半世紀くらい前は「悪女」が人気で、今の日本でも『ルパン三世』の峰不二子とかにその要素はまだ生き残ってる。ファム=ファタールという言葉もよく使われてた^^

こうした悪女概念はメガテンにも残っていて、「魔女」や「女魔」と呼ばれたりして、最新作『真VV』でも復活してる。誘惑者として人(男女問わず)を惑わしたり、利用したり破滅させる存在としては、夢魔サキュバス(と同一とも考えられたインキュバス)なんか、近年好まれたりしてるw
イーストウッド主演映画の流れで見ると、西部劇の世界から現代の刑事になって『ダーティハリー』でブイブイ言わせた後、歳をとって刑事も映画も若手に譲ろうか……と思って作ったけど、その後監督作で勢いを取り戻していったという運命が見える^^
とりあえず、昔見たことがあるのは思い出した通りで当時は「面白くないチャーリー・シーン主演映画」と判定したようだw 今はメインストーリーライン以外にも面白味を感じられ烏ところはあるけど、1993年(テレビ放映時)「面白くない」と思っても無理はない気がするw

チャーリー・シーンはレンタルビデオで何本も借りて見た時期があった。『プラトーン』、『ウォール街』あたりの頃はトム・クルーズと張るくらいの人気があったよね^^なんだか懐かしい……アライバルの逆関節足とか思い出すわw そうか、この映画、イーストウッド監督作だったのか。
午後ローでやった、『ルーキー』を見る。初見かな。

なんか見たことある気もする……最初の自動車ドロボウのトレーラーを使った夜のカーチェイスは、なんだかルパン味があると思った気がするw ってことは、テレビで吹き替えで見たと思われる。1990年の映画だけど、ちょっとスーパーカーの残り香みたいなものを感じる……

テレビ放送の記録は1993年9月の水曜ロードショーか……CB's Project初期(真1とマジテン1の間)で、当時はクリント・イーストウッド低調だった記憶……見たのもチャーリー・シーン目当てみたいな意識あったかも……吹き替え山寺宏一さん。
西部劇などを見ていれば墓地にネイティブな方やメキシコ人、奴隷として連れてこられた有色人種も含まれると思うし……クローゼットの魔物の強烈な「恨み」に関係すると思われる。
木やピエロの人形も怖れる対象として含まれるけど、ヨーロッパ視点でも日本視点でもそれがあることで納得できる感じ^^
昨日NHK-BSでやった最初の『ポルタ―ガイスト』(1982)を見た。

作品としては、埋葬された遺体を移さず墓地だけ引っ越した(墓石だけ移動)ことが原因となってる。「悪霊」はクローゼットにいて、異次元への入り口を作ってる。この辺りはケルトの異界に行く話とか『ナルニア物語』とも同様なんだろう。

「悪霊」は霊能力者が「ビースト」と呼んでるけど、キリスト教的な獣と、フランスの『美女と野獣』などに通じる野獣どちらも入ってる気がする。というか、スペイン風味だと感じられるのは、メキシコ要素を感じるからかな。直接的にセリフなどでは触れないけど、
見た当時は思ってなかったみたいだけど(ほぼ忘れてた)、今になって見てけっこういい映画だな^^ メル・ギブソンもいいけど、子供たちが主人公なところがとてもいい(うち一人は子役時代イライジャ・ウッド)。お話し自体、「少年少女SF全集」に入ってそうなジュブナイルっぽいし。

脚本J.J.エイブラムスだったのか。ジェフリー・エイブラムス表記だったし、意識したことなかったわ^^
あと、『ターミネーター2』でサイバーダイン社の研究者マイルズ・ダイソン役の人出てた。いろいろいいネタが多いなこの映画。
NHK-BSでやった『フォーエヴァー・ヤング』を見る。久々に見るけど、最初に見た時は映画館で見た気がする。字幕。

日本は1993年公開だから、『真・女神転生のすべて』とか作った後くらいのCB's初期時代。メル・ギブソンはけっこう好きだったし、時間テーマのSFだから映画館に見に行った……と思う^^ 梶尾真治先生とか大好きだった当時の好みに合うと思ったんだろう^^
『もののけ姫』久しぶりで、字幕表示(歌詞も表示される)で見たのは初めてだったから、今までっこう曖昧な理解だったよw
「天朝(ミカド)」やジコ坊の考えなんか、セリフだけで「テンチョウサマ」言われても理解しにくい。せめて、要パンフレットと言えるかな……

シシ神の首は「不老不死をもたらす」ものだから狙われたわけだけど、始皇帝の伝説(徐福)を元にした設定。シシ神=ディダラボッチは、キリン(麒麟)のイメージが入ってるから、龍や巨人(盤古要素)にも変わる。日本的な印象の物語だけど、けっこう中国要素入ってると思うわ^^
近年の西部劇は、ものにもよるけどアメリカの歴史ドラマとして優れたものがあるんだなあと思います^^
『許されざる者』もそうでしたが、ガンマンのヒーロー活劇としてより、南北戦争や西部開拓時代を生きた人間が描かれてる……作品だけじゃなく見る私も理解できるようになったかなと^^

今の時代に作られる映画だから、西部に住む女性たち、娼婦や原住民も含むを描いているところもいいですよね。この映画では、西部には珍しい上品で貴族のように振舞う女性も出てくる。日本の江戸以前なんか家の都合で結婚させられる女性がよく描かれるけど、西部も自由恋愛などない世界w
午後ローでやった『アパルーサの決闘』という西部劇映画を見た。初見。

まあ地味っていえば地味な映画といえるけど、けっこう楽しめる映画だった。2008年公開で、エド・ハリスが主演で監督もやってる西部劇映画。共演はヴィゴ・モーテンセンで、他にランス・ヘンリクセンやジェレミー・アイアンズも出てる。めっちゃ豪華キャストですよ^^
元が現実に起こったことだから、遺された女性たちが「勇敢な英雄」と語ったことが伝説化して神格化に繋がっていくのは理解できる気がする。

昔見た時は、前半不景気な漁業話で、後半は延々嵐に翻弄され続ける映画としかみられなかったんだろうなw まあ、その通りではあるんだけど。景気の悪い映画はヒットしないのもわかるけど、危険を顧みない態度も漁獲量=お金に執着してるようにしか見えてなかった。
映画にも登場する酒場は「カラスの巣」と呼ばれてるらしいけど、日本の烏と違ってオーディンの使いともされる「ワタリガラス」は、船で海洋を渡る人々にとって重要な存在。人の世界(地上)と死後の世界(海の向こう)を行き来する鳥として考えられたのは理解できる^^

漁業と嵐の関係性も、セイレーンとその父が引き起こすものだから、現代の『オデュッセイア』でもあったりするのだろう。水の精霊たちの姿は描かれないけど、そう考えれば嵐と戦うシーンもファンタジックに^^
インド・ヨーロッパ語族ですべてが語れるわけでもないだろうけど、少なくとも南の海しかなかった世界から北へ行った人々が、北海で漁業で生きるヴァイキングを選んだことが、ヨーロッパ社会の礎となり、やがて海を渡ってアメリカ社会にも伝わってる……のだろうな^^

ある意味、現代の『白鯨』でもあるんだろうな。敵は、巨大なケトスでもリヴァイアサンでもなくて不況だったりするかもしれないけど^^ 水揚げが少なくなった理由はいろいろあるだろうけど、命懸けの漁業で命を落としてもヴァルキリー/ワルキューレが連れて行ってくれる。
午後ローでやった『パーフェクト・ストーム』を見る。昔見てるけど、その時は「面白くない」と断じてしまったので、今見直して再評価に繋げたい^^ もともと監督としては好きだったしウォルフガング・ペーターゼン。

もちろん物語はアメリカの遠洋漁業がテーマですが、日本のマグロ漁船なんかも思い出す^^ 漁業関係者はどこの国でも似たようなところはあるんだろうけど、北欧神話なんかと共通してくる部分はある^^ 帰ってくるとヴァルハラみたいな店でどんちゃん騒ぎするところとか。
『E.T.』に限らず、アメリカのちょっと昔を描いた映画は、古いヨーロッパ(イギリスが多い)の慣習を受け継いだ社会を描くけど、これもそれは強いな^^ ペットのむく犬ハービーのネーミングは妖精的で、よく異界や幽霊を見て人間に知らせるやくどころだったりする。

昔より理解度が上がって面白かったんだけど、後半は私の場合『未知との遭遇』を経た理解よりも、後の『X-ファイル』の記憶とオーバーラップしがちなのは、世代的な部分かもしれないなw あと、お別れシーンでキスするガーティはやはりませてる^^
金ローの『E.T.』を見るか。だいぶ久しぶりだけど、今だから感じる「なにか」があるかどうか。

エリオット少年はE.T.の姿を確認した時点で、相手を「かわいい生き物」(「守ってあげたい」)として認識してるけど、最初に怖れを感じた反動でもある。でも、ある意味見下してるともいえる。この辺はペットとしての犬に近くて、後の『ポケットモンスター』の受容にも関わってくるかもw

ドリュー・バリモアは“ませた”女の子役だったと考えるのは、ちょっと面白いw E.T.を「男なの?女なの?」と聞くもませた子だからなんだけど、兄の「男の子だよ」を信じてないから「なにか着てるの?」と聞くあたり、ませすぎですw
卑弥呼のミイラを運び出そうと触れると感染するのね。仕掛けの厳重さほどの脅威ではないから、ファラオの呪いイメージの方が協力かもw
アクションアドベンチャーだとオーパーツの塊みたいな遺跡になるの、しょうがないかしら。
ていうか、昔見た時は卑弥呼の墓でなんで香港から行くんだと思っただろうけど、尖閣諸島あたりに卑弥呼の墓がある設定なのかな。「魔の海」アメリカ人が主張した海域の名称で、別名「ドラゴントライアングル」。『トゥームレイダー』にはそっちの名前で出てるようだ。
ただ、アメリカ人が呼んだ海は小笠原諸島の近くらしい。そこなら香港からは行かないし、邪馬台国もないな。

発想としてはイザナミが死んで降りた世界としての黄泉と、アマテラスの籠った天の岩戸とミックスしたようなイメージかな。卑弥呼の墓。始皇帝廟のような大規模墳墓だけど、伝染病に罹った卑弥呼を封じ込めるための墓。とりあえず映画に日本らしい要素はないけどw
午後ローの『トゥームレイダー ファースト・ミッション』見る。前にも見たと思うけど、覚えてないw

自転車の「キツネ狩りレース」はイギリス由来で、『トゥームレイダー』のララ・クロフトもイギリス人。卑弥呼ネタは確か昔見た時も気になったと思ったけど、原作ゲームもそんな話だったのね。日本のからくり箱が使われるのは、『アストリッドとラファエル』でもあったな。

ゲームは昔ちょっとやった覚えはあるけど、3Dゲーム苦手だったし、すぐやめてしまったw 邪馬台国を探す話だったのか。面白そうだな^^ 映画では卑弥呼の墓を探す。香港から「魔の海」に行く流れは多分前も思ってるはずだけど『天空の城ラピュタ』みたいだなw
今は「面白いからネタバレなしで見て」と言いたくなるし詳しくは書かないけど、1988年『フランティック』があって、1990年『推定無罪』、1993年『逃亡者』と2000年『ホワット・ライズ・ビニース』と続くある意味ハリソン・フォードのいい人間なのか悪人か判然としない映画シリーズ^^

でも、自分も若い頃見て「面白くなかった」と断定してたわけだから、「面白いからネタバレしないで見て」は通用しないかもw
今の自分的には、宗教的(ある種神話的)に見ても面白くて、マグダラのマリア問題やら、弁護士という職業は立場的に聖職者に通じる部分があるのが面白い。
昨日NHK-BSでやった『推定無罪』を見た。ハリソン・フォード好きだったから、当時劇場で見たんだけど、若い自分にはあまり響かなかったw 『評決』とか、ドラマ『LA-LAW』は好きで「法廷物は好きなジャンル」と思ってたけど、まだいろいろと経験が不足したな。

いやー、映画館で見た当時の記憶はまるで残ってないし、その後も「映画は面白くなかった」と見直す機会はなかったんだけど、35年ぶりに見て「めっちゃ面白かった」に格上げですw ブライアン・デネヒーの「おとり」役とか構成としておもしろい^^
主人公の子供時代や、息子との交流を描くことで、ヨーロッパから持ってきた狩猟文化があって、スナイパーに射手の精神も含まれるのも興味深いことだし、戦争をキリスト教徒が「羊と狼と番犬」の論理で正当化されていたあたり、今のパレスチナにも通じること。

主人公は英雄視されたけど、必ずしも映画として英雄として描いてはいないと思うけど、戦争による心的外傷描写や、最後当人の最期がテロップで流れ、無音のスタッフロールなど、見るものに「考える」ことを促してはいると思う。