こむぎ
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犬。 映画や漫画や本などなどの感想雑文記録帳に使います。プロレスや競馬も好き。
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原作・脚本・監督
宮崎駿
文春ジブリ文庫G-2-7
「シネマ・コミック7
 紅の豚」☆4
文藝春秋 2014年9月10日初版

ジブリ作品の中でアニメに慣れてない人が一番見やすいオールドスタイルな「洋画」かも。ポルコは宮崎駿自身がこうなりたいと念じた理想の男の写し身なんだろうね。国や軍、ファシズムに依存せず自己を確立し、ダンディで男らしく、喧嘩も強い賞金稼ぎの飛行艇乗り。ただその男らしさは彼自身が確立した男の美学によって貫かれ、暴力や性欲みたいなマチズモにはならない。それを取り巻くジーナやフィオといった女たちは精神も社会的にも立派に自立した良い女として描かれる。うーむ、昔ながらの良い作品。
編 スタジオジブリ/
  文春文庫
文春ジブリ文庫
「ジブリの教科書6
 おもひでぽろぽろ」✩3
文藝春秋 2014年3月10日初版

割と多くの人がエンディングへの違和感を表明してて納得。
リアリティが高いだけに逆にあのエンディングはファンタジーよりファンタジーに感じてしまうんだよな…
原作 岡本螢/刀根夕子
脚本・監督 高畑勲
文春ジブリ文庫
「シネマ・コミック6
 おもひでぽろぽろ」✩3
文藝春秋 2014年4月10日初版

やっぱり最後がキツイ。
もうちょい落ち着いて双方バランスのとれたエンディングには出来なかったのか。
猿渡哲也
ヤングジャンプコミックスWPB
「TOUGH 龍を継ぐ男」34巻 ✩3
集英社 2025年5月24日初版

龍星・悪魔王子戦決着。
でもまだアメリカでトランプ主催の格闘大会があるから参加しないと……うーん、高校鉄拳伝やTOUGHと比べても大きなストーリーがガルシア関係頼りな分この先どうすんのか猿先生も四苦八苦してる印象。
荒木飛呂彦
ジャンプコミックス
「岸辺露伴は動かない」3巻 ✩3
集英社 2025年5月24日初版

荒木先生の漫画がちょっと芸術よりというか読みにくい。
あと子供がほんと可愛くなくてビビる。
作 岡本螢
画 刀根夕子
集英社文庫(コミック版)
「おもひでぽろぽろ」全2巻
集英社 1996年10月23日初版

高畑勲のジブリ映画の原作漫画。小学校時代のおもいで編のみ。アニメはなんか田舎/農村幻想が強すぎてあんまり見返す気がおこらないんだよな。
編集 星野哲男/川島麻衣子
(VTANK)
「わんだふるぷりきゅあ!
 ざ・むーびー!
 ドキドキ♡
 ゲームの世界で大冒険!」
 フィルムコミック ✩3
2024年12月11日発行
エムディエヌコーポレーション

わんだふるぷりきゅあの単独映画(魔法つかいプリキュアとひろがるスカイ!プリキュアのゲスト参戦あり)のフィルムコミック。内容はまあそのままだけどB5の大判サイズになっているので読みやすい。映画本編自体こどもに振り切った作りで大きなお友達が見てどうこう、みたいな感じでもないですね。
まんが 上北ふたご
原作 東堂いづみ
ワイドKC
「わんだふるぷりきゅあ!
 プリキュアコレクション」✩3
2025年3月13日発行 講談社

なかよし連載の上北ふたごの恒例コミカライズ。1話のページ数が少ないため本編ストーリーはほぼ追えず、ガオウたちも一切出てこない。基本的にはスピンオフの日常ストーリーと言った感じ。ただ限られたページ数でいろはと悟くんが恋人関係になるまでは本編アニメ通りしっかりと描かれているので、そこは好感がもてる。
著者 荒川稔久
原作 石ノ森章太郎
講談社キャラクター文庫001
「小説 仮面ライダークウガ」☆4
講談社 2013年06月28日初版

平成ライダーノベライズシリーズの第一弾。クウガの後日談としても、クウガの特色だったリアルタイム性(2000→2013)もバッチリ良く出来た良作。
バレない様に動けば普通にゲゲル達成可能だと思うんですが、そこはグロンギ的なプライドでなんとか乗り切ってる感じ。
ただ本編と違ってグロンギがほぼ全滅、種族内の階級上げやンに至りたいみたいな目的や達成ボーナスがないので、なんでゲゲルやりたいかがよくわからないんですよね。
🌹のタトゥの人に格上げしてもらえるんだろうか
まんが 大倉元則
監修 樋口清之
「学研まんが 日本の歴史 (4)
 栄える貴族―平安時代」
学習研究社 1982年05月01日

政略政争しかしない貴族にかわり、自ら武力を持った豪族が武士となり歴史の表舞台に出てくる。しかし防人は農民に、本格的な戦闘集団は武士に任せて武力を持たず政治闘争にかまけてたらそりゃあひっくり返されるよ。
西洋貴族・上流階級の「高貴なる義務」概念が日本の貴族や公家ではなぜ発達しなかったのかは気になるところ。
まんが 大倉元則
監修 樋口清之
「学研まんが 日本の歴史 (3)
 奈良の都―奈良時代」
学習研究社 1982年10月01日

「人物日本史」ではほぼ聖人みたいな扱いだった聖武天皇を、何度も遷都させ無理な大仏建立で民衆や農村を疲弊させた人物として描く。
寺社勢力を抑えるための遷都はまだ理解できるけど、気分変えやイメチェンみたいに繰り返される遷都はたまったもんじゃないよなあ。
まんが ムロタニツネ象
監修 樋口清之
「学研まんが人物日本史
 聖武天皇 大仏にこめたいのり」☆3
学研プラス 1997年03月30日

火の鳥鳳凰編と同じ時代、同じ天皇を描く。
基本いい人に書かなきゃいけないしばりでもあるんだろうか
まんが 原島サブロー
監修 樋口清之
「学研まんが 日本の時代(2)
 大和の国々-大和時代」
学習研究社 ‎1982年03月01日

ヤマトタケル編が完全に赤塚不二夫なのが笑う
監修 樋口清之
まんが 伊東章夫
「学研まんが 日本の歴史1
 日本のあけぼの」☆3.5
学研プラス 1997年03月30日初版

1997年当時としてもだいぶ古い絵柄だけどもユーモアやペーソスが懐かしくておおらかな児童漫画感が面白く読めた。
U-NEXT読み放題で読んでるので巻末資料等が電子版で省かれてるのはちょっとなあ。
漫画 ムロタニツネ象
監修 樋口清之
「学研まんが人物日本史1
 聖徳太子
 仏教伝来と法隆寺」☆3.5
Gakken 1997年04月01日初版

味わいがある昔ながらの漫画感があり、絵が今風なだけで熟れていない「NEW〜」シリーズより面白く読めた。寺田ヒロオ的児童漫画の系譜、というか。
ただし漫画だけで終わり、詳しい時代解説や人物紹介資料がないのは難点。学習まんが系って質の高いこの2つが揃ってこそだと思うので。
山井教雄
講談社現代新書2025
「まんが 現代史
 アメリカが
 戦争をやめない理由」☆4
講談社 2009年12月20日初版

「まんが パレスチナ問題」の姉妹編。第二次大戦終結から刊行時の2009年(オバマ就任、ノーベル平和賞受賞)に至るまで、やめられない止まらない「アメリカの戦争」を軸に軽妙に風刺漫画と語りで描く。
カットされている事件や戦争も有り(一番のアメリカの大失策だろうカンボジアのグチャグチャとかね)これ一冊で全てを概観出来るものではないが、初めの入門書としては丁度よい出来。「なぜアメリカがイスラエルを絶対擁護するのか」もわかりやすく解説されていて、3冊まとめて読むべき本。
Reposted by こむぎ
ガザでの非人道的な暴力や破壊を、生態系と生物多様性に多大な影響を及ぼす「生態系破壊(エコサイド)」であると捉え、戦争犯罪として追求すべきだと語る専門家。事実、ジュネーブ条約でも「自然環境に広範で長期的かつ深刻な損害」を与える戦争行為は禁じられているのだが…
t.co/ai4ACZdnnf
‘Ecocide in Gaza’: does scale of environmental destruction amount to a war crime?
Exclusive: Satellite analysis revealed to the Guardian shows farms devastated and nearly half of the territory’s trees razed. Alongside mounting air and water pollution, experts says Israel’s onslaugh...
t.co
監修 近藤二郎
まんが 加藤広史/松浦まどか
「増補改訂版 学研まんが
 NEW世界の歴史 1
 先史時代と古代オリエント」
Gakken 2016年02月23日初版

漫画はそれなり。今風だけど作画や漫画力はこなれておらず、安彦良和や横山光輝的な歴史漫画の面白さを期待するのは酷だが、丁寧な絵ほどきとしてはよくまとまっていて読みやすい。
コマ外に注がたくさんついているのも◯。
むしろ巻末の「時代のまとめ解説」や年表を初めとした解説文、関係性や対立図がわかりやすく読みやすい。
年齢に関わらず世界史の流れをざっとまとめて掴んで把握したい初学者にオススメ。変なYouTube見るよりよっぽどいいよ。
山井教雄
講談社現代新書1769,2231
「まんが パレスチナ問題」
「続 まんが パレスチナ問題
「アラブの春」と
「イスラム国」」
講談社 ☆4.5
正=2005年01月19日初版
続=2015年08月20日初版

パレスチナ問題をユダヤ教の始まりから絵ほどきでざっと目を通してくれる優秀な概観書。
どちらかを過剰に持ち上げたり下げるのではなく、パレスチナ側の問題は問題としてきちんと扱っている姿勢には好感が持てる。
2024年現在に至るイスラエルの明らかに過剰な攻撃は明らかに宗教的確信に基づくもので、過剰な宗教や思想は他者や隣人を虫やゴミに思わせる効果があるのかと思わずにいられない。
雨瀬シオリ
ヤングジャンプコミックスGJ
「ここは今から倫理です」
第9巻 ☆3.5
2024年05月22日初版 集英社

そうそう高校生ってこんな感じで未熟だしみっともないし別に美少女美少年ばかりじゃないモブ顔だよなと実感できる一冊。
授業中ずっとお絵描きしてるグレーゾーンの女の子、美少女どころか普通にブサイクよりなのが震えました。
Reposted by こむぎ
お昼。棒々鶏冷麺。
前も書いた通りこちらの店はしばらく前からどうも味が落ちた気配で、冷麺も同様ならいかがしようかと不安でいっぱいだったのだけどこれは杞憂でした。ありがたい。というわけで今シーズン初冷麺。美味し。
Reposted by こむぎ
フランス・ナント市文化視察団の方々が、5/7に日本SF作家クラブとの面談に訪れました。面談では、ナント市で行われるSFの祭典、Utopiales(ユートピアル)に関する打ち合わせや、日仏双方のSFに関する情報交換を行いました。
ダリオの「歯を買えるのは貴族だしこいつも貴族だ! 何が悪いんだ!」は階級社会のイギリスのリアルとクズなりの鬱屈が感じられてとても良いですね。
それにしてもカラーにするとアメコミ感が増すなあ。
荒木飛呂彦
ジャンプコミックスDIGITAL
「ジョジョの奇妙な冒険
 第1部 ファントムブラッド」
カラー版 集英社 第1、2巻 ☆4
第1巻 1987年08月10日 初版
第2巻 1988年01月08日 初版

デジタル彩色のカラー版での読了。画力もキャラクターのやり取りも荒木先生がこなれきれていない(ぶっちゃけバオー来訪者よりバタ臭い)感じがするけど、磨かれきれない原石がゆえの魅力がありますね。
ディオの描き方はディエゴと比べたくなる。ディオが生まれついた悪ならディエゴは環境とトラウマで悪になった違いがあると思うんだよな。誇りを見せて死んだ母とクズの父の世界線ルート分岐というか。