ちょき
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ちょき
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BUCK-TICKが好き。本読みたい映画観たい酒呑みたいおいしいもの食べたい寝たい。欲望を垂れ流す。
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読了記録

『竹取物語』森見登美彦訳 河出文庫

幼いころのおとぎ話や国語の授業でおなじみ。五人の貴公子のキャラがたっていて、彼らと関わっている時のかぐや姫も高嶺の花でつれなくて頑固で、本の中からひとりの女性として立ち上がってきます。
あとがきや特別収録の講義から、森見氏がどのように工夫しながら訳していったのかを知ることができます。
読了記録

『少年の改良』町田康著 amazon publishing prime reading

Kindle Singlesという、短編書き下ろしを電子書籍にしたものだそうです。
息子のロックかぶれを治してほしいと遠い親戚の美女に頼まれた主人公が荒療治で少年をライブハウスに連れて行く。ロックに縁がなかったわけではない主人公が、ロックの精神性についてごじゃごじゃ述べているところがおもしろかったです。町田康だもの。
読了記録

『ねにもつタイプ』岸本佐知子著 ちくま文庫

電車に乗って遠出したときに読んだらニヤニヤしちゃって途中でマスクした。
読了記録

『書物の王国15 奇跡』国書刊行会 市立図書館

「宗教的な意味を含む奇跡からはずれないことを心がけ、」「伝説と物語に選択を絞り込んだ。」(解題/石堂藍 より)
『七短剣の聖女』(ヴァーノン・リー)『漁師』(フィオナ・マクラウド)『街角の女神』(マーガレット・セント・クレア)が好き。
栗くり坊主の説明書に「使ってると刃が黒くなるけど栗の渋だから取れないよ、そのまま使ってね」って書いてあって、それを読んだ瞬間にこの器具が大好きになった。なんだか古い農家の土間で使われていたざるとか鉄瓶とかそういう民芸品に進化しちゃいそうな道具みたいだ。使っているうちに渋の黒は濃くなっていくんだろうか。使い終わるたび説明書に書いてあるとおりに薄く油を塗って大切に片付ける。
今年最後の栗ごはんの準備。家事は基本的に全部嫌いなんだけど、栗の皮むきはぶっちぎりで大嫌い。(次点そら豆の鞘から豆を取り出す作業)なのに今住んでいるところでは大量の栗をいただく。毎年愚痴っていたら父が栗の皮むき専用器具の栗くり坊主をおくってくれた。すっごく使いやすい。
本は腐らないのがいいところ!
買った本。
梨木香歩氏の訳、小川洋子氏の解説、酒井駒子氏の絵、小鳥の話とあれば買わない訳にはいかない。読みはじめて、巣から落ちていたのを拾われた、体に欠陥のあるスズメのクラレンスの賢さとかわいらしさに心がふるえる。愛情にあふれた観察眼と落ち着いた文章。たまにある、すこし読みづらい言い回しも魅力のスパイスだ。しかし、しばらくの間、この本を読み進めることはないだろう。1年半前、8歳の誕生日を直前にむかえていた小鳥を私は亡くした。この本と向かいあうのは私にはまだ早い。
朝ごはんにフリアンパンの黒ごまと味噌のフランスパン。おいしかった!
十石みそも入手!原料が地元産のものが欲しかったけど1kgだったので断念。
BUCK-TICKツアー大宮と高崎行ってきました。夏の渋公()以来です。どんどん完成していってるなと感じました。いや、完成だと突き当たりがあるから、進化か。席位置のせいでしょうか、大宮は音に引っ張りあげられるような浮遊感があり、高崎は聴きやすかったです。メンバーがいろいろ盛り上げ楽しませてくれて、両日とても良いコンサートでした。
高崎からの帰り。家で朝ご飯を食べたきりだったので、ニューデイズの前で、購入した缶チューハイ1本を一気飲みしてから乗車して晩ご飯。
今日の散歩
古墳の上の大きな樹とマルバルコウソウ
読了記録

『書物の王国9 両性具有』国書刊行会 市立図書館

ユルスナール『東方綺譚』の翻訳者である多田智満子氏の書いたものが読みたくて図書館の蔵書検索をかけたら、こんな夢みたいなシリーズあるのかと以前憧れていた幻想文学の叢書に出会えた。両性具有をテーマにして集めたこの巻には、いわゆるふたなり、片方の性からもう片方にかわるもの、異性装、同性愛が含まれる。
読了記録

『鳥と雲と薬草袋』梨木香歩著 新潮社 市立図書館

日本各地の地名についてのエッセイ。関西から九州までが多かった。古くからある地名はその音や表記の変遷も含めて地形や歴史をものがたるが、合併により新しくなった地名にはそのような背景が見えないものもあるようだ。地理はとんとなので、本の初めにある、随筆に出てくる場所を指し示した日本地図がありがたかった。
『ゆれる人魚』が観たいのだがもう配信はどこもやっていないことを知る。マジか。ポーランドのダークホラーファンタジー映画で、人魚の姉妹がコケティッシュ。レンタル落ちのDVDを買おうかなあ。ヘタ寄りの歌も妙な魅力があって、Spotifyでサントラを聴きながら今日のところはこれくらいにしておいてやるぜ。
映画鑑賞

『汚れなき祈り』

アマプラもU-NEXTも配信終了すると知って鑑賞。ルーマニアの映画。アリーナは同じ孤児院で育ったヴォイキツァに会うためドイツから戻ってくる。変わらぬ感情をもつアリーナに対して、修道院で暮らすヴォイキツァは神への信仰を告げ、思いはすれ違う。修道院に身を寄せたアリーナのおそらく病気に起因するエキセントリックな性格に振り回された神父と修道女たちは彼女を救うため悪魔祓いを行う。2005年に実際に起きた事件を元にしているとのこと。
映画鑑賞

『GONIN』YouTube

期間限定10月20日まで。
現在も色っぽい俳優たちの30年前の色っぽい姿。ビートたけしが雨の中ジャージ姿で傘をさして立っているシーンが秀逸だった。あの本当にそこらへんにいるおじさんのような空気感が、抑圧とストレスと暴力で張りつめたストーリー全体の中にぽっかり空いた台風の目のようで、だからこそ底知れない異常さを感じさせる。彼も他のシーンではまわりの役者たちと同じテンションで演じているが、そのただ立っているシーンに私はいちばん目を奪われた。
マグロのカマを炊きたいがネギの青い部分がない。調べるとニラが、セロリが、ローリエが、と代替品の候補が出てくるけど、うちではネギよりレアキャラだ。
無印の桜ラテに桜の塩漬けを浮かべてあまくてしょっぱくておいしい
読了記録

『食べ物連載 くいいじ』上下巻 安野モヨコ著 文藝春秋 市立図書館

手にとる前は、すげー高級な食材だのお取り寄せだのばっかりだったらカタログ的に読むかーと思っていたが、そんなことはなかった。もちろんお高い差し入れやお値段するんでしょうねというお食事についても書かれているが、著者の「おなかすいた!」とちょっとした食材への五感をいかしたこだわりが楽しい。食べ物に関するエッセイ本で『百足』を目にするとは思わなかった。
追加

須賀敦子訳
読了記録

『インド夜想曲』アントニオ・タブッキ著 白水社 市立図書館

行方不明の友人を探すためインドにやって来た主人公。出会う人、街。タクシー運転手も売春宿も病院も高級ホテルも「ヨーロッパ人が見たインド」なのだと思う。そのオリエンタリズムを鼻持ちならないと感じる面もあるだろうが、このしっとりした空気感はやはり文学的で美しい。最後の章に仕掛けがある。

白水Uブックスは全作品読むことを生涯の目標に掲げてもいいかもしれんな。
読了記録

『三十代の初体験』羽田圭介著 主婦と生活社 市立図書館

著者が31歳から34歳までのあいだに新しいことをやってみるエッセイ。生活スタイルが決まっていて、掃除や食事など日常のことも淡々とこなせる方のようだ。その中に新しい体験をどんどん入れていく積極性と、やってみることで先入観から一歩先に進むことのできる理性的柔軟性がすばらしい。