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Avi
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悲しみ喜び無情に涙して多くの人々に愛され日本の伝統文化を培ってきた和歌を古人の美しい言の葉であなたにお届け致します。よろしくお願いいたします。 DMはお断り致します。 (福島県福島市) 🐑
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🌙
おほかたの 秋のあはれを
思ひやれ 月に心は
あくがれぬとも        

紫式部  千載和歌集
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しるしらず 行くも帰るも
逢坂の 関の清水に
影は見ゆらむ      

順徳院 新後拾遺和歌集
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荻の葉の そよそのことと
なけれども 秋風吹けば
ものぞかなしき    🦢  

衣笠家良
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惜しまるる 涙にかげは
とまらなむ 心も知らず
秋はゆくとも      🐑    

和泉式部日記
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🍀
明石潟 色なき人の
袖をみよ すずろに月も
やどるものかは     🐩   

藤原秀能  新古今和歌集

「すずろに」は、わけもなく
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花すすき おほかる野辺は
唐衣 たもとゆたかに
秋風ぞ吹く       🦌    

宗尊親王  続古今和歌集
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🌙
さやかなる 光もぬれて
見ゆるかな 時雨ののちの
庭の月影        

永福門院  自歌合
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秋の菊 にほふかぎりは
かざしてむ 花より先と
しらぬわが身を       

紀貫之  古今和歌集

「かざし(挿頭)」は 髪飾り
草木の花や枝を髪や冠に
さすこと。
古代では男女を問わず
一般的な習慣でした。
▫️
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見る人も なくて散りぬる
奥山の 紅葉は夜の
錦なりけり       🐏  

紀貫之  古今和歌集
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面影は なほ有明の
月草に ぬれてうつろふ
袖の朝つゆ       🐩

飛鳥井雅経 明日香井集
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見し人の 面影とめよ
清見がた 袖にせきもる
波のかよひ路      ⛵ 

飛鳥井雅経 新古今和歌集
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🌙
ひさかたの 月の桂も
秋はなほ もみぢすればや
照りまさるらむ      

壬生忠岑  古今和歌集
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女郎花 しおるる野辺を
いづことて ひと夜ばかりの
宿をかりけむ        

源氏物語  夕霧 巻39
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世の中を 憂しとやさしと
思へども 飛び立ちかねつ
鳥にしあらねば       

山上憶良  万葉集 巻5
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秋の野の 草のしげみは
分けしかど かりねの枕
むすびやはせし        

源氏物語  夕霧 巻39
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🌙
思ふこと なくてぞ見まし
ほのぼのと 有明の月の
志賀の浦波       🪿   

花山院師賢 新葉和歌集
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さくとみし 花の梢は
ほのかにて 霞ぞにほふ
夕ぐれの空         

藤原定家  拾遺愚草
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おほ空は 暮れゆく秋の
かたみかは 惜しむ袂も
うちしぐれつつ     🐏   

後鳥羽院
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大空は 恋しき人の
かたみかは もの思ふごとに
眺めらるらむ        

酒井人真  古今和歌集
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白妙の 袖の別れに
露おちて 身にしむ色の
秋風ぞ吹く     

藤原定家 新古今和歌集
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咲きわけし 花の名はなほ
知られけり 秋の末野の
霜枯れのころ      🐿️ 

延政門院新大納言
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鶉鳴く 真野の入江の
浜風に 尾花なみよる
秋の夕ぐれ      🦤   

源俊頼  金葉和歌集
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秋の田の 穂波も見えぬ
夕霧に 畔づたひして
鶉なくなり         

崇徳院  続詞花和歌集
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都をば 霞とともに
立ちしかど 秋風ぞ吹く
白河の関           

能因法師 後拾遺和歌集
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紫の 雲路にさそふ
琴の音に うき世をはらふ
嶺の松風       

寂蓮法師  新古今和歌集
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